ステンレスのダッチオーブン徹底比較!一番使いやすいおすすめ品はどれ?
キャンプ料理で大活躍するダッチオーブン。黒くてずっしりとした鋳鉄製だけでなく、ステンレス製もおすすめなんです。本記事では、そんなステンレスダッチオーブンの魅力やおすすめ商品を紹介。4ブランドの定番品を、材質・重さ・容量・付属品・ツルの着脱可否・IH対応可否などで比較します。
ステンレスのダッチオーブンとは?
ダッチオーブンといえば、黒い鋳鉄製の大鍋を思い浮かべる人が多いですが、ステンレス製も人気です!鋳鉄製の良いところを残したまま、ステンレスの良いところを取り入れたダッチオーブンは、キャンプでも大活躍。
ステンレス製は、鋳鉄製と同じように幅広い調理が行えるうえに、扱いが鋳鉄製のものより格段に簡単であることが特徴です。鋳鉄製のダッチオーブンを使い始める際に欠かせない「シーズニング」や、使い終わりの手入れが不要なのは、作業の多いアウトドアシーンでうれしいポイント。ほかにも、サビにくい、保温性が高いと魅力たっぷりで、アウトドアを盛り上げてくれます。
ステンレスダッチオーブンのチェックポイント
ダッチオーブンとして同じように使うことができるとはいえ、鋳鉄製とステンレス製ではどんな点が違うのかピンと来ないもの。そこで、ステンレス製のダッチオーブンと鋳鉄製のダッチオーブンの違いについて、ダッチオーブンを使うときに気になる4つのポイントで比較してみました。
調理のしやすさを左右する熱伝導率の良さは?
ダッチオーブンの熱伝導性を比較すると、鋳鉄製のダッチオーブンに軍配が上がります。アウトドアシーンで、プレヒートを必要とするロースト料理やスモーク料理をより素早くつくりたい!という人には鋳鉄製のダッチオーブンがおすすめです。油の温度が早く上がるので、揚げ物なども時短でつくれます。
しかし、蓄熱性ではステンレス製のダッチオーブンが優れています。煮込み料理や保温調理をしたい人には、ステンレス製のダッチオーブンが向いているといえるでしょう。鋳鉄製に熱伝導性で劣るとはいえ、ステンレス製のダッチオーブンも一度温まってしまえば揚げ物やロースト、スモーク料理などもしっかり楽しめます。
お手入れのしやすさは?
ステンレス製ダッチオーブンのお手入れは圧倒的に楽です!鋳鉄製は、使う前にまず「シーズニング」作業が必要になります。使うたびにサビないよう丁寧にお湯で洗い、完璧に乾かし、油をなじませなくてはなりません。
一方、ステンレス製は使い始める時も使い終わった時も、家庭で使用している普通のお鍋と同じように食器用洗剤で洗うだけ。ダッチオーブン初心者や、面倒な作業が嫌いな人におすすめです。
持ち運びのしやすさは?
鋳鉄製のダッチオーブンとステンレス製のダッチオーブンを比べたとき、同じ大きさならステンレス製のもののほうが軽く、持ち運びやすいです。キャンプやバーベキューでダッチオーブンを使うときには、鍋に入れた食材の重さも加わるので軽量であれば扱いやすくなります。
アウトドアから家庭まで、いろんな場面で使いたいなら?
炭火にかけたりガスコンロで使ったりと、さまざまなシーンで使えるのがダッチオーブンの特徴です。鋳鉄製もステンレス製も、その点は変わりません。しかし、家庭でダッチオーブンを使うことを考えると、ステンレス製のダッチオーブンの方が使用の幅が広がります。
ステンレス製のダッチオーブンは、ガスコンロはもちろんのこと、IHヒーターやハロゲンヒーター、電気プレートなどでも使用できます。家庭で気軽にダッチオーブン料理を楽しみたいと考えているなら、ステンレス製のダッチオーブンを選ぶのがよいでしょう。
定番ステンレスダッチオーブンを徹底比較!
ステンレスダッチオーブンはVita Craft(ビタクラフト)、belmont(ベルモント)、TSBBQ、SOTO(ソト)の4メーカーが展開しているものが有名です。ここではそれぞれのメーカーが販売している8インチサイズのダッチオーブンを、材質・重さ・容量・付属品・ツルの着脱可否・IH対応可否の6点で比較していきます!
それぞれの魅力をあげると、
- ビタクラフト…材質、深鍋と浅鍋がセットである、付属品
- ベルモント…価格、軽さ、付属品
- TSBBQ…材質、容量、ツルの着脱可
- SOTO…付属品、IH対応可
となりました!ぜひ、購入の参考にしてみてください。
ビタクラフトのステンレスダッチオーブン
健康調理を提唱し、世界最高級の調理器具を提供する「ビタクラフト」。高度な技術が詰め込まれたビタクラフトのステンレスダッチオーブンを紹介します!
ベルモントのステンレスダッチオーブン
釣り具やアウトドア用品を展開する新潟発メーカー「ベルモント」。ベルモントはステンレスダッチオーブンに加えて、ダッチインダッチを販売しているのが特徴です!
TSBBQのステンレスダッチオーブン
「おしゃれで気が利いていて、しかも簡単!」をコンセプトにした燕三条発のブランド「TSBBQ」。ここではそのTSBBQのステンレスダッチオーブンを紹介します!
サイズ展開豊富なSOTOのステンレスダッチオーブン
カセットガスをはじめ、燃料器具を得意とする「SOTO」。SOTOのステンレスダッチオーブンはサイズ展開が豊富なのが魅力です!ここからはサイズごとにSOTO製品の魅力を紹介します!
合わせて欲しいプラスワンアイテム!
調理の際、熱くなったふたを安全に持ちあげるためのアイテムが、こちらのリッドリフター!熱々のダッチオーブンを持ち上げたくても、冷めるまで待たなければならないとストレスを感じますが、そんなときにこれがとっても役立つのです!
【基本情報】
- サイズ:幅4×奥行き37×高さ3cm
- 重さ:245g
ステンレスだからできる焦げの落とし方
出典:Svetlanka777 / ゲッティイメージズ
ステンレス鍋で気になるのが、焦げ目ができやすいこと。せっかく買ったステンレス鍋が焦げてしまった時の悲しさは、誰もが経験するところでしょう。しかしその
焦げを簡単に落とせる方法があります。焦げても落とせるとわかっていたら、気軽に使えます!焦げの落とし方は以下の2つ。
- 粉末状の酸素系漂白剤+熱湯→1時間待つ
- 重曹と水を入れて10分加熱→数時間待つ
どちらも簡単に試せるので、もし焦がしてしまった場合にはこの方法もおすすめです!
ステンレスダッチオーブンを使ってキャンプ飯をつくろう!
ステンレス製のダッチオーブンの魅力は、なんといっても扱いやすさです。アウトドアでダッチオーブン料理を楽しみたいと考えている人は、ぜひステンレス製のダッチオーブンも合わせてチェックしてみてください!