もくじ
枕があればキャンプでもぐっすり眠れる
テント内で寝ると、シュラフの下が硬くて眠れないという方が多いですよね。朝は首を寝違えてしまったり、肩こりや全身の痛みに悩まされたり、さまさまな問題が!
そんな問題を解決できるアイテムが、キャンプ用の枕です!キャンプは何かと体力を使うので、良質な睡眠をとることはとても大切。そうなると、キャンプを快適に楽しむポイントは枕にあるといっても過言ではありません。快適に眠れる枕を使って、しっかりパワーチャージしましょう。
キャンプ用枕のタイプは大きく4種類
キャンプ枕は、主にセルフインフレータブルタイプ・インフレータブルタイプ・スポンジタイプ・スタッフサックタイプに分けられます。さっそくそれぞれの特徴を見てみましょう!
持ち運びやすさ | 寝心地の良さ | 準備・片付けのしやすさ | お手入れのしやすさ | |
セルフインフレータブルタイプ | 〇 | △ | △ | 〇 |
インフレータブルタイプ | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
スポンジタイプ | △ | ◎ | ◎ | △ |
スタッフサックタイプ | ◎ | △ | 〇 | ◎ |
手動で空気を入れる「セルフインフレータブルタイプ」
手動で空気を吸入するセルフインフレータブルタイプの特徴は、小さく収納できること。荷物をできるだけ減らしたい方におすすめです。また、注入する空気の量で硬さを調節できる利点もあります。難点は、穴が開いてしまうと使い物にならないところと、空気を入れる手間がかかることです。
価格も比較的安めの傾向にあるので、コストを抑えたい、試しにキャンプ用の枕を使ってみたい、という方にもぴったりです。
自動で膨らむ「インフレータブルタイプ」
バルブを開ければ自動で膨張するインフレータブルタイプは、空気を吹き込む手間がかからないのでとても手軽です。高さが調節できるものも多く、寝心地が良いのも特徴。
難点は、中に大きなウレタンフォームが入っているため、コンパクトに収納ができないところ。手動吸入タイプと比べると重量感もあり、携帯性を重視したい場合には向きません。車で移動するオートキャンプなどにおすすめです!
寝心地抜群の「スポンジタイプ」
スポンジタイプの枕は、空気を入れたり組み立てたりする手間もなくそのまま使えます。普通の枕を同じ感覚で使えるので寝心地も抜群!とにかく寝心地を重視したい、という方はスポンジタイプを選びましょう。
中のスポンジは、メーカーによってさまざまで、細かいスポンジがたくさん入ったものや低反発素材を使用したものがあります。インフレータブルタイプと同様に重量感があり、コンパクトに収納できないので、登山よりもオートキャンプに向いています。
高さや固さを調節できる「スタッフサックタイプ」
スタッフサックタイプは、袋の中に衣類やタオルを入れて枕にするアイテムです。中身を入れなければ超軽量であることと、入れるものによってフィット感を調節できることがメリット。枕以外に収納袋としても使えます。
入れるものがないと枕として使用できませんが、とにかく携帯性に優れているので、ソロキャンプやツーリングにおすすめです。
キャンプ用枕を選ぶ際のポイント
枕は寝心地がいちばん大事!と思うかもしれませんが、アウトドアで使うからこそチェックしたい項目があります。選び方のポイントを抑えて、自分に合ったアイテムを選びましょう。
素材は耐久性やお手入れのしやすさで選ぼう
インフレータブルタイプ・セルフインフレータブルタイプは、穴が開いてしまうと使用できないため、耐久性が重要です。PVC加工がされているものは丈夫な上に、水や汚れにも強いためアウトドアシーンにぴったり。スポンジタイプは汚れが付きやすいため、洗濯できるカバー付きのものがおすすめです。
スタッフサックタイプは、軽さと丈夫さを兼ねそろえたナイロン素材がうってつけ。摩擦にも強いため、寝返りが多い方や使用頻度が高い方でも安心して使えます。
快適に眠るならフィット感も重要
せっかく枕を使うなら、やはり寝心地の良さは重要です。フィット感は素材や固さ、形によって大きく変わります。自分に合ったものを見つけたい、という方は実際に商品を見て、使い心地を確かめるのがおすすめ。ネットで購入する場合は、商品情報や口コミをしっかりチェックしましょう。
キシキシした感触や、摩擦音が苦手な方はベロアやスエード素材を採用したものがおすすめ。また、中央にくぼみがある形状のものは頭がフィットしやすく、ラクな姿勢を保てます。
コンパクトに収納できるものなら持ち運びも簡単
持ち運びのしやすさを重視するなら、収納サイズや重さに注目しましょう。加えて、収納バックやカラビナ付きのものならリュックでも手軽に持ち運べます。セルフインフレータブルタイプやスタッフサックタイプはキャンプ用枕の中でも軽量なものが多いのが特徴。中には50g以下の超軽量なものもあります。
インフレータブルタイプやスポンジタイプは、寝心地の良さと反してやや重めの傾向に。キャンプ用の枕は携帯性と寝心地の良さのバランスを考慮し、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
使いやすさをアップさせる機能にも注目
キャンプ用の枕には、さまざまな機能が付いたものがあります。たとえば、防水・撥水機能が備わったモデルなら濡れても水が染み込みにくく、さっと拭くだけで使えます。ノンスリップ加工のものは寝返りを打ってもずれにくく、不安定な場所でも快適に眠れます。
ほかにも、マットに固定できるバンド付きのものや、万が一穴が開いてしまったときのための応急処置キットが付いているものなど、使いやすさをアップする機能がたくさんありますのでチェックしてみましょう。
キャンプ用枕のおすすめ商品一覧
商品 | 商品リンク | タイプ | サイズ | 収納サイズ | 重さ |
---|---|---|---|---|---|
ロゴス(LOGOS) | セルフインフレータブル | 36×20×12cm | 14×19.5×2.5cm | 110g | |
スノーピーク(snow peak) | セルフインフレータブル | 41×30×18cm | 9cm×28cm | 220g | |
THERMAREST(サーマレスト) | セルフインフレータブル | 28×39×10cm | - | 158g | |
ノルディスク | |||||
NORDISK(ノルディスク) | セルフインフレータブル | 80×30cm | 6×11×11cm | 175g | |
HIKENTURE | セルフインフレータブル | 44×31×12cm | 8×13cm | 160g | |
シートゥサミット(SEA TO SUMMIT) | セルフインフレータブル | 34×24×11cm | 7×8.5cm | 79g | |
SmartTravel | セルフインフレータブル | 35×4×20cm | 9×20cm | 160g | |
セルフインフレータブル | 28×27cm | 12×8cm | 108g | ||
FIELDOOR(フィールドア) | セルフインフレータブル | 34×24×12cm | 7×10cm | 80g | |
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) | インフレータブル | 50×30×13cm | 10×30cm | 270g |
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キャンプ用枕の使い方のポイント
キャンプ用の枕を使うときはどんなことに気を付ければいいでしょうか?ここでは、キャンプ用の枕のお手入れ方法や滑ってしまうときの対策法について解説していきます。
長く使うためにお手入れ方法をチェック
出典:PIXTA
アウトドアで使う枕は、汚れが付きやすいもの。長く使うには正しくお手入れをすることが大切です。インフレータブルタイプ・セルフインフレータブルタイプは、汚れが気になったら除菌シートなどで拭き上げましょう。カバーがあるものは、タグの表記に従って洗濯します。
スポンジタイプによく使われているウレタンフォームは水に弱いため、基本的に水洗いはNGです。定期的に陰干しをして清潔を保つようにしましょう。
枕カバーをつければ衛生的&滑り防止に
キャンプ用枕によくある悩みが「頭が滑りやすい」問題。特にナイロンやポリエステル素材の枕は滑りやすく、朝起きたら枕から頭が落ちてしまっているなんてことも。原因は、表面がつるつるしていること、枕自体が軽いことがなどが挙げられます。
枕が滑って使いにくい場合は適度に空気を抜き、ちょうど良くフィットする固さに調整してみましょう。また、コットン製の枕カバーを付けるのも効果的です。滑りにくくなる上に、本体に汚れが付きにくくなるので一石二鳥!カバーの用意がないときは、タオルなどでも代用できるのでぜひお試しください。
キャンプ用枕はシュラフ袋やタオルで代用する方法も
出典:PIXTA
キャンプ用枕は、身近なもので代用することも可能です。タオルやブランケットを丸めたり、シュラフの袋に衣類を詰めたりすれば簡易枕のできあがり。クッション性は低めですが、高さや固さはお好みで調整できるので、自分に合った枕がつくれます。
キャンプ用枕にあまりお金をかけたくない、という方は100均やワークマンなどにもリーズナブルなアイテムが販売されているのでチェックしてみましょう!また、自宅で使っている枕やクッションを持参するのも一つの方法です。荷物は増えますが、普段使い慣れたものなら心地よく眠れますよ。
キャンプ用枕で快適に眠ろう!
キャンプ用の枕はいらないのでは?と思う方も多いかもしれません。でも、枕があるとないとでは大違い!一度使ったら、その快適さに手放せなくなりますよ。キャンプを思いっきり楽しむためにも、自分に合った枕を見つけてみましょう。
今回紹介したアイテム
ライター紹介
「hinata」編集部のライター。年間600記事以上の記事を制作する、日本最大級のキャンプWebマガジン編集部がキャッチした、アウトドアの最新情報をお届けします。