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クリスマスツリーがバックにあるSS-6ストーブのアップ

アンティークストーブはニッセンのSS-6!家でもアウトドアでもおすすめ!

もうすっかり冬本番。一日中暖房が手放せなくなってきましたね。ひとくちにストーブと言っても、その種類は数え切れないほどありますが、製造から約40年たっても、未だにキャンパーに人気のアンティーク石油ストーブがあります。この記事ではアンティークストーブとおすすめの商品について紹介します。

1976年製造のアンティークストーブ

ニッセンのSS-6の足元のアップ
日本船燈株式会社(通称:ニッセン)という船の灯りを製造する会社がつくった、こちらのストーブ。その名も『SS-6』。こちらのSSシリーズはSS-1からSS-6まであり、このSS-6の製造は1976年。 今から約40年前に作られたアンティークストーブですが、昭和アンティークとして飾るだけでなく、未だに暖房器具として愛用している方の多い石油ストーブです。

ホウロウで出来た丸いフォルム

クリスマスツリーがバックにあるSS-6ストーブのアップ
SS-6の特徴とも言える丸みを帯びたオフホワイトのボディーはホウロウで出来ているため、煤などで汚れがついた時のお手入れが楽ちん。このストーブには点火装置がなく、マッチで火をつけるタイプなので構造がとてもシンプル。そのため、壊れにくく、初心者でも簡単に分解してお掃除ができるストーブです。

見た目の可愛さだけじゃない、SS-6の魅力とは?

SS-6ストーブの炎のアップ
今はもう製造されていないこのストーブですが、オークションに出品されると15,000円から、状態によっては35,000円ぐらいで取引されています。というのも、こちらのストーブ、見た目の可愛さだけでなく、実はそのパワーも強いのです。
アウトドアで使われる石油ストーブにも何種類かありますが、その中でも火力はトップクラス。現在新品で手に入る『アラジンストーブ』や『フジカストーブ』の火力が2500kcal前後なのに対して、こちらのSS-6は約5000kcalと2倍!! 現在家庭用に販売されている、一般的な9畳用の石油ストーブが2100kcalということですから、SS-6なら20畳ぐらいの空間が1台で暖められる計算になります。

キャンパーにも大人気

武井ストーブの上にケトルをおいた様子
アウトドアで使える石油ストーブの中で同クラスのパワーを誇る『武井ストーブ』は、点火前に余熱が必要だったり、ポンピングして圧を加える作業をしなくてはならず、使いこなすには技術のいる玄人向け商品。 点火に失敗すると火が出てしまうため、屋内で使用するには不向きです。ですが、このSS-6なら自宅でもアウトドアでも、マッチで簡単に点火できます。タンクも大きめなため、連続燃焼時間は約10時間。冬の軽井沢でもこれ1台で快適なキャンプが出来たため、そのパワーは実証済みです。
それでいてサイズも案外コンパクト。下の赤いタンク部分の幅が39cm×39cmなため、キャンプに持ち出す時には、我が家では助手席の足元にちょうどぴったり収まってくれています。

アンティークストーブはどこで手に入るの!?

クリスマスツリーとSS-6のアンティークストーブ
日本船燈のアンティークストーブは、SSシリーズ以外にもいくつか種類がありますが、いずれも状態の良いものは希少価値が高く、オークションなどで高値で取引されています。 それでも、もしも、これが欲しい!!と思ってしまったら、リサイクルショップを回って掘り出し物を探し当てるか、オークションで落札する他ありません。 東芝からSS-6のOEM商品(東芝KSW-572、KSW-372、KSW-50HS)が発売されていますが、タンク部分の色が東芝製はチョコレート色。こちらの製品も現在製造は終了しているため、やはり中古で探す他はありません。
それでも、手に入りにくいからこそ、やっと手に入れられた時の感慨はひとしお。毎年きちんとメンテナンスしてでも、長く使い続けたい愛着のある一品になると思いますよ。

ニッセンのアンティークストーブをゲットしておしゃれにキャンプを楽しもう

ニッセンのストーブについて紹介しました。昭和に作られた昔ながらのアンティークストーブを使うことで、おしゃれな雰囲気になりますし、人とは被りにくいスタイルができます。中々、ゲットするのが大変ですが、オークションやリサイクルショップを見てみてぜひ、ゲットしてみてはいかがでしょうか。

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