自転車用の最強レインウェア11選!濡れない&蒸れない快適なモデルを厳選
雨の日におすすめ、自転車用の最強レインウェア11選を紹介します。ワークマンやアウトドアブランドなど、濡れない&蒸れない製品を厳選!最強の条件や安全面に配慮した雨対策、またレインコートとポンチョ、セパレートの比較などについても解説します。
最強な自転車用レインウェアの条件
雨の日に自転車に乗らなければいけないときには、濡れないための対策はもちろん、安全面への配慮も必要です。そこで雨の日も快適に、安心して自転車の運転に集中できる最強のレインウェアの条件を解説します。
耐水圧は10,000mm以上
耐水圧とは、
生地に染み込もうとする水圧に耐える防水性を数値で表したものです。単位は「mm」で、数値が大きいほど高い耐水圧であることを示します。
【耐水圧の目安】
- 一般的な傘:約250mm
- 中雨程度に対応:約2,000mm
- 大雨、スポーツ用に対応:約10,000mm
- 嵐、登山などに対応:約20,000mm
レインウェアにかかる圧力は人の動作によっても増すため、自転車を運転する場合には
雨の程度にかかわらず10,000mm以上の耐水圧があると安心です。また体格の良い人はウェアにかかる圧力も増すため、その分高めの耐水圧が必要と考えましょう。
透湿性が高く蒸れにくい
耐水圧が高いものはウェア内が蒸れやすい場合もあるため、耐水圧とともに透湿性もチェックしましょう。透湿性とは、
生地1平方メートルあたり24時間で何gの水分を外に透過したかを示す数値です。単位は「g/平方メートル/24h」で、数値が大きいほど高い透湿性であることを示します。衣服内の水蒸気状態の汗を生地の外へ逃がし、ウェア内を快適な状態に保つために、透湿性が高いモデルを選びましょう。
【一般的な大人の発汗量目安】
- 安静時:約50g(1時間)/約1,200g(24時間)
- 軽めの運動時:約500g(1時間)/約12,000g(24時間)
- 激しい運動時:約1,000g(1時間)/約24,000g(24時間)
この数値は体質や季節によっても変化するため、
透湿性10,000g/平方メートル/24h以上のものを選ぶとさまざまなシーンでの活躍が期待できます。
最強の防水素材、ゴアテックスもチェック
快適性の高い素材として有名なゴアテックスは、
防水性・透湿性・防風性・耐水性を兼ねそなえており、アウトドア製品にも多く採用されています。ゴアテックスメンブレンという0.01mmほどの薄さの膜に、耐久性のある生地を貼り合わせたものがゴアテックスファブリクスで、そのタイプは大きく分けて3つあります。
- 【3層構造】表地/メンブレン/裏地
- 【2層構造】表地/メンブレン
- 【ゴアテックス パックライト プロダクト(2.5層構造)】表地/メンブレン/裏面コーティング
主流は3層構造ですが、全て
アウトドアの用途に十分耐えられるスペックがありレインウェアの素材としても最適です。しかし性能が良い分価格も高い傾向にあるため、自分の予算に合うかどうか確認するようにしましょう。
顔や足が濡れない
レインウェアから出る顔の濡れを防ぐには、レインバイザーと襟の高さをチェックしましょう。レインバイザーはメガネをかけている人やメイク崩れが気になる人にもおすすめです。ポリカーボネート素材のものは硬度や透明度にも優れており、長さも豊富。レインウェアに付属しているものと、装着できる仕様になっているものがあります。またレインウェアの襟が口元まで覆える高めのつくりになっているものも顔濡れ防止に有用です。
手や足部分は隙間からの水の侵入を防ぐため、レインウェアの袖と裾がゴム仕様のものや調節可能なものが安心。さらに必要に応じて手袋やレインブーツ、レインカバーを活用し、しっかりガードしましょう。
レインカバーのおすすめ6選!ザックやシューズを濡らさず快適に
アウトドア活動中、いつも天気が良いとはかぎりません。悪天候時への備えに、荷物やシューズなどを保護するレインカバーは、常備しておきたいアイテムです。今回は、レインカバーの利便性と選び方について解説した後、おすすめのレインカバーを紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてください。
夜間の視認性が高い
安全に配慮されたレインウェアを選ぶことも大切なポイントです。雨が降っているときは自転車側も車側も運転手の視界が悪く、夜間はなおさら見えにくくなります。明るい色のレインウェアや反射テープが付いているものは視認性が高まるため、事故の危険の回避に一役買ってくれます。
持ち運びしやすい
レインウェアを購入する際は収納性もチェックしましょう。中には、軽量コンパクトなサイズに収納できる袋が付属しているものも。持ち運びやすいアイテムは、自転車を降りたあとや雨がやんだとき、旅行などで利便性が高く多用途に活用できます。
「レインコート」「ポンチョ」「セパレート」濡れないのはどれ?
自転車用のレインウェアには大きく分けて3タイプ。さっと羽織れる「レインコート」、頭からかぶる「ポンチョ」、上下に分かれている「セパレート」です。自転車に乗る際のそれぞれのメリットとデメリットについて紹介します。
ラインナップされている製品の機能性の高さや安全面も考慮し、最強のレインウェアの条件を満たすものは「セパレート」といえます。自転車用のレインウェアとして以外にも使える場面が多く、濡れないレインウェアを手に入れたい人にはセパレートがおすすめです。
最強!自転車用レインウェアおすすめ11選
自転車に乗るときにおすすめの最強レインウェアを紹介します。セパレートのレインウェアはそれぞれを単体でも着用できるので、キャンプやトレッキング、フェスなど幅広く活用することが可能です。
高機能な防水透湿素材、東レのエントラントを採用したユニセックスのレインスーツ。
背中のベンチレーションや総裏メッシュで快適な着心地です。リフレクターワッペンが付いており、安全面にも配慮されています。
【基本情報】
- サイズ展開:S、M、L、LL、3L、4L
- 重さ:560g(Lサイズ)
- 素材:[表地]ナイロン [裏地]ポリエステル
- 耐水圧:10,000mm
- 透湿性:10,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:ネイビー、サックス、シルバー、ピンク
軽くてストレッチ性の高い素材は動きやすく、自転車のほかにも登山やゴルフなどさまざまな場面で活躍します。おしり部分の縫い目をなくし、
サドルに座ったときも水がしみにくい仕様。デザイン性の高さも魅力です。
【基本情報】
- サイズ展開:S、M、L、LL、3L、4L
- 重さ(約):[ジャケット]285g [パンツ]150g(Lサイズ)
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:10,000mm
- 透湿性:10,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:ベージュ、ネイビー、シルバー
おしりまで隠れる長さのビッグシルエットと、コーディネートしやすいカラー展開が魅力のレディースモデル。
レインバイザーが装着できるスナップや手の甲まで隠せる中指ループなど、細かなポイントも人気の理由です。
【基本情報】
- サイズ展開:S、M、L
- 重さ:-
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:10,000mm
- 透湿性:10,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:グリーン、ホワイト、千鳥
防水透湿性に優れたゴアテックス素材を使用したレインジャケットです。オリジナルのカットパターンを採用し、防水性と動きやすさを兼ねそなえたデザイン。重ね着がしやすいよう、
少しゆとりのあるシルエットです。
【基本情報】
- サイズ展開:[メンズ]S、M、L、XL [レディース]XS、S、M、L、XL
- 重さ(平均):[メンズ]335g [レディース]300g
- 素材:ゴアテックス
- 耐水圧:20,000mm以上
- 透湿性:25,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:[メンズ]ブラック、イエロー、レッド、ブルー、ダークグリーン [レディース]グレー、ホワイト、ピンク、ライトグリーン、ブルー
レインダンサージャケットとペアで使えるパンツ。丈の長さにバリエーションをもたせたサイズ展開が魅力で、自分にぴったりのサイズが選べます。ジッパーを活用し、
内側を汚さずに靴を履いたままの着脱が可能です。
【基本情報】
- サイズ展開:[メンズ]レギュラー S、M、L、XL/ショート M、L、XL/ロング S、M、L、XL [レディース]レギュラー XS、S、M、L、XL/ショート M、L、XL、XXL/ロング S、M、L
- 重さ(平均):[メンズ]258g [レディース]230g
- 素材:ゴアテックス
- 耐水圧:20,000mm以上
- 透湿性:25,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:ブラック、グレー
ロゴスのアウトドアのノウハウを応用してつくられた、通勤やワークウェアに幅広く活躍するLOGOS by LIPNER。
透湿防水性に優れた素材と縫い目のシームテープ処理により、強い雨でも安心して着用できる一着です。
【基本情報】
- サイズ展開:M、L、XL、XXL
- 重さ:-
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:15,000mm以上
- 透湿性:15,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:ブラック
同シリーズの3レイヤー ウェザージャケットとセットで使いたい防水パンツ。さらっとした生地感と調節可能なウエストベルト、さらに
足運びの良い股下ガゼットパターンなど快適な履き心地が特徴です。
【基本情報】
- サイズ展開:M、L、XL、XXL
- 重さ:-
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:15,000mm以上
- 透湿性:15,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:ブラック
高機能なレインスーツで、トレッキングから日常使いまで使い勝手の良いモデル。
胸ポケットはベンチレーションの役割も果たし、ウェア内を快適に保ちます。しっかり水を弾く強い耐久撥水加工が魅力です。
【基本情報】
- サイズ展開:[メンズ]S、M、L、XL、2XL、SB、MB、MBB [レディース]S、M、L、SB、MB (カラーによって異なる)
- 重さ(約):[メンズ]550g [レディース]520g (Mサイズ)
- 素材:ナイロン、ポリエステル
- 耐水圧:30,000mm以上
- 透湿性:16,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:[メンズ]イエロー、レッド、ネイビー、オレンジ、ブルーほか2色 [レディース]ブルー、イエロー、パープル、ターコイズ、ピンク
3層構造のヘリーテックプロフェッショナルは防水透湿性に加え、撥水性と耐久性にも優れた素材。
北欧をイメージしたカラーやシンプルなデザインでおしゃれに着こなせます。持ち運び時に便利な収納袋付きです。
【基本情報】
- サイズ展開:[メンズ]S、M、L、XL [レディース]S、M、L
- 重さ:-
- 素材:ナイロン
- 耐水圧:30,000mm以上
- 透湿性:20,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:グリーン、ブラック、グレー、オレンジ、ホワイト
プロアングラーと共同開発した、
フィッシング向けのゴアテックスジャケット。ポイントとなっているカンガルーポケットは機能的で、デザイン性にも優れているためおしゃれなコーディネートにもぴったりです。
【基本情報】
- サイズ展開:S、M、L、XL
- 重さ:-
- 素材:ゴアテックス
- 耐水圧:-
- 透湿性:-
- カラー展開:グリーン、ブラック
長時間の着用時も快適に過ごせる、着心地の良さが魅力。
コンパクトな収納サイズは、トレッキングや旅行などにも最適です。操作性の高いポケットやアジャスターなど、雨天時に便利な機能がそなわっています。
【基本情報】
- サイズ展開:[メンズ]S、M、L、XL、XXL [レディース]S、M、L、XL
- 重さ:-
- 素材:ゴアテックス
- 耐水圧:-
- 透湿性:-
- カラー展開:[メンズ]グリーン、オレンジ、ベージュ、グレー [レディース]グリーン、パープル、ベージュ、グレー
ハイカーズジャケットと組み合わせできる、ややワイドなテーパードシルエットのパンツ。
膝上まで開く裾のファスナーや、ポケット内のインナーに直接アクセス可能なファスナーなど、機能性に優れています。
【基本情報】
- サイズ展開:[メンズ]S、M、L、XL、XXL [レディース]S、M、L、XL
- 重さ:-
- 素材:ゴアテックス
- 耐水圧:-
- 透湿性:-
- カラー展開:ベージュ、グレー
薄手で多用途に着用できるレインスーツ。高さのある襟部分には、ファスナーが直接顔にあたらないようマイクロフリースのガードが付いています。袖や裾部分は調節可能で、
すっきりとしたシルエットが特徴です。
【基本情報】
- サイズ展開:[メンズ]XS、S、M、L、XL [レディース]XS、S、M、L、XL
- 重さ:[メンズ]540g [レディース]480g
- 素材:ゴアテックス
- 耐水圧:28,000mm
- 透湿性:-
- カラー展開:[メンズ]ブラック、オリーブ、レッド [レディース]ブラック、ネイビー
WORKMAN(ワークマン) イナレムストレッチレインスーツ
腕が動かしやすく、アクティブなシーンにも対応可能な高いストレッチ性が魅力。
オールシーズン着用できるモデルで、フードは襟の中に収納可能なため、すっきりと着こなしたい人にもおすすめです。
【基本情報】
- サイズ展開:S、M、L、LL、3L
- 重さ:-
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:20,000mm
- 透湿性:25,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:ベージュ、ブラック、オレンジ、オリーブ
ワークマン ワークマン アクティブワークレインスーツ
さまざまな動きに対応するストレッチ性やアクティブカットデザインにより、アウトドアやワークシーンでも活躍するレインスーツ。
首の動きに合わせて180°動くフードは、自転車でも視界を遮らずに安心です。
【基本情報】
- サイズ展開:M、L、LL、3L、5L
- 重さ:-
- 素材:ポリエステル
- 耐水圧:10,000mm
- 透湿性:20,000g/平方メートル/24h
- カラー展開:ブルー、グレー、チャコール
ワークマン 雨天時に自転車に乗る際の注意点
雨の日に自転車に乗る際の注意点を知っておくことは、事前に危険を回避することにもつながります。雨の中の運転は危険なことも多いためできるだけ避けるべきですが、乗らなければならないときは必ずチェックし、正しく安全に走行しましょう。
傘差し運転は道路交通法違反
自転車は道路交通法では軽車両として定義されており、傘さし運転は都道府県公安委員会規則に規定されています。傘を固定する器具を使用している場合の対応も各都道府県によって規制対象が異なり、傘さし運転で道路交通法違反とされた場合は5万円以下の罰金。また万が一、歩行者にけがをさせたり事故を起こしたりした場合には刑事責任や民事責任を負うケースもあります。
さらに2024年3月には道路交通法の改定案が閣議決定されました。自転車での悪質な運転手に対し「青切符」を交付し反則金を求めるもので、傘さし運転も該当します。改定案が成立されれば2026年までには実施される見通しです。雨の日に自転車に乗る必要がある場合は、両手でしっかりハンドル操作が行えるレインウェアの着用が重要といえます。
歩行者へ泥をはねないよう注意
雨天時、また雨上がりのぬかるみや水たまりを走行するときの泥はねも配慮が必要です。泥はね運転も道路交通法違反となり、罰金が課せられます。またこの反則金とは別に、歩行者の服を汚してしまったことに対する損害賠償請求をされる可能性もあるので、泥よけを付けたり徐行したりして泥や汚水を飛散させないように気をつけましょう。
レインウェアの巻き込みや視界不良
雨の日にレインウェアを着て自転車を運転するときには、いつも以上に注意を払う必要があります。以下は、実際に自転車の走行中に起こった事例です。
- ポンチョやレインコートの裾の巻き込み
- レインウェアの裾のドローコードの巻き込み
- 前かごまで覆うように長くつくられているポンチョが風にあおられ視界不良
- フードの調節をしっかり行わず、左右に首をふったときに首の動きに沿わずに視界不良
- レインウェアの収納袋を前かごに入れた際のドローコードが垂れ下がって、前輪に巻き込まれる
こういったレインウェアが原因で起こる危険を回避するためには、
安全面に配慮された製品を選び、
正しく着用することが大切です。
最強の自転車用レインウェアで雨の日も快適に
雨の日走行を快適なものにするには、自転車用レインウェアが必須です。機能性の高いレインウェアは、デザイン性にもこだわったアイテムも豊富なので雨の日以外にも使用場面が多く、さまざまなシーンで活用できます。最強のレインウェアを手に入れて、雨の日も安全に自転車を運転しましょう。