ブルーシートはタープとしても活用できる!張り方や注意点を解説
さまざまなシーンで活躍するブルーシートは、サイズが豊富で丈夫なためタープとしても使用可能。タープを忘れてしまっても代用できるので持っていると安心です。本記事では、ブルーシートを使ったタープのつくり方や注意点を解説。ポールなしの張り方も紹介します。
ブルーシートはタープとしても活用可能!
ブルーシートは、ポリエチレンなどの合成樹脂の繊維をシート状にしたものです。一般的に流通しているのは青色のものが多いですが、ポリエチレンなどの合成樹脂の繊維が使われている場合は色に関係なくブルーシートと呼ばれています。
土木工事や建設現場などの現場だけでなく、レジャーシーンでも活躍。簡易的なグランドシートや防犯グッズなどにも使え、1つ持っていると便利なアイテムです。
またブルーシートはタープとしても使用可能。ハトメと呼ばれる穴を利用すれば、ひもやポールを使って簡単に組み立てられます。ホームセンターや100均などでも手に入りやすく、タープを忘れたときや緊急時にもおすすめです。
ブルーシートを使ったタープの活用方法
ブルーシートでタープをつくる場合、ソロタープとカーサイドタープの2つの活用法があります。デイキャンプや車中泊などでも活用できるので、チェックしてみてください。
ソロタープとして活用
ソロタープとして使用するなら、コンパクトなサイズで十分。100均ショップのダイソーには180×180cmのブルーシートがあり、約2畳分の大きさがあるのでソロタープとして活用できます。また170×260cmの約3畳サイズもあり、ゆったり過ごしたい人にもおすすめ。生地が薄いタイプなので軽量で持ち運びもしやすいです。
コンパクトなサイズであれば、ほかの100均ショップにもさまざまなタイプが販売されているので、自分にぴったりのものを見つけてみましょう。
カーサイドタープとして活用
車に連結するカーサイドタープもブルーシートで簡単につくれます。ループキャリアやカーサイドタープ設置用の吸盤にタープを引っ掛けて、もう片側の面にポールを立ててペグで固定すれば完成。車中泊のタープとして活躍します。また、雨天時でもカーサイドタープがあれば、車に乗り込むときや荷物を積み込むときにも便利です。
ブルーシートを使ったタープの張り方
ここからは実際にブルーシートを使ったタープの張り方を解説します。用意するものはそれほど多くありませんが、張り方にはコツがいるので、しっかり確認しておきましょう。
ブルーシートを使ってタープを張る際に必要なアイテム
ブルーシート
テントの前室跳ね上げ用ポール 2本
ガイドロープ(ビニールひも) 8本
ペグ 8本
ポールの代わりに、落ちている大きめの木の枝を使ってもOK。ただしちょうど良いものがない可能性もあるので、緊急時以外は自分で用意しておいたほうが安心です。また、ガイドロープも家にあるビニールひもで代用できますよ。
ブルーシートを使ったタープの張り方
1
ポールを倒した状態で、先端にガイドロープを2本ひっかける
2
ガイドロープをポールから左右に45度ずつ広げて、2本をペグダウンする
3
ブルーシートの中央の穴にポールを差し込んで立ち上げる
4
ポールがぐらつかないように、ガイドロープの長さを調節する
5
反対側も同様にポールを立ち上げて、ガイドロープを調節する
6
ブルーシートの角の4カ所にガイドロープを通し、広げてペグダウンすれば完成
ガイドロープの長さ調節は、慣れていないとなかなか片手では難しいです。自在結びを習得するか自在金具を使用したほうが簡単に調節できるのでおすすめです。特にはじめての場合は時間がかかることもあるので、一度自宅や公園などで練習しておきましょう。
ポールなしでもブルーシートを使ったタープは張れる?
ブルーシートでタープを張る場合、高さを出すためのポールが必要です。しかし、タープやポールを一式忘れてしまうこともありますよね。そんなときには、車の天井に付いているルーフキャリアを利用してカーサイドタープを張る方法があります。車をポールがわりにすることで、ペグとガイドロープさえあればタープが完成します。
カーサイドタープならポールなしでも張れる
1
ガイロープで車のルーフキャリアとブルーシートを2カ所連結させる
2
もう片側のブルーシートの両サイドに1本ずつガイロープを結ぶ
3
ガイロープにしっかりテンションを掛けながら、ペグダウンして完成
ポールを使用しないため、天井は低くなりますが、ソロキャンプや少人数の車中泊であれば手軽に取り付けられるのでおすすめです。また、車にルーフキャリアが付いていない場合でも、専用の吸盤を使用すればカーサイドタープをつくれます。車の天井部分に吸盤で取り付けるだけなので、非常に簡単です。
耐荷重30kgの高い吸着力を持つ吸盤です。真空状態にして固定する方法なので、
跡が残らずお手入れも楽々。取り付けや取り外しも、レバーを上げ下げするだけなので簡単です。
ブルーシートを使ったタープを張る際の注意点
万能なブルーシートですが、タープとしてつくられているものではないため、UVカットや耐水圧などのスペックを満たしているわけではありません。また強度が十分ではない場合もあるため、あくまで一時的なものとして使うのがおすすめです。タープを忘れたときや急に必要になったときなどの緊急時に、ブルーシートがタープの代用として役に立つと認識しておきましょう。
タープとして使えるおすすめブルーシート4選
ブルーシートをタープとしても使用するなら使い勝手のいいものを選ぶのがポイントです。ここからは、ハトメの多いものからUVカットが施されているものまで、多岐に渡るブルーシートを紹介します。
景観を崩さないように配慮してつくられた、グリーンのブルーシートです。
特許を取得しているアルミのハドメは強度が高く、変形しにくいのが特徴。サイズ展開も豊富なので、ぴったりの大きさのものも探しやすいです。
コスパが良くさまざまなシーンに使えるブルーシート。ハトメは10個付いており、アルミ製のためサビに強いのが魅力です。また、防水仕様なので雨にも強いのもポイント。アウトドアに1つ持っておくと安心できるアイテムです。
2種類のコーティングで紫外線に強い、厚手タイプのブルーシート。耐久性や耐候性に優れ、
日差しの強いアウトドアシーンでも活躍します。また12個あるハトメはアルミ製なので、サビに強いのもポイント。頻繁に使用したい人におすすめです。
#3000の程よい厚みと、耐久性に優れたブルーシート。
12個のハドメを搭載しているので使いやすく、さまざまな張り方にチャレンジできます。防水性もあるため、急な雨でも安心ですよ。
ブルーシートを使ったタープでアウトドアをもっと楽しく!
ブルーシートはタープとしても使用できる便利なアイテム。ガイドロープやペグなどを一緒に持っていけばすぐにタープをつくれるので、緊急時にも役立ちます。本記事を参考に、ブルーシートを活用してアウトドアを満喫しましょう。