うまみがぎゅっと溶け込む「春シイタケのクリームリゾット」
2024.04.19キャンプ料理
「旬食材で作るキャンプおつまみ」の第3回は、春シイタケをたっぷり使ったクリームリゾットです。夜はまだまだ肌寒いこともあるこの季節。熱々のリゾットで体を温めましょう!とっておきのお酒を合わせれば、キャンプの夜がもっとすてきな時間になりますよ。
監修者
料理教室「日々の飯事」を主宰。季節を取り入れながら暮らすスタイルが人気。野菜づくりは今やライフワークとなっていて、野菜を多く使ったシンプルな料理が得意。週末は自宅のテラスでおうちキャンプを楽しむ。著書に「バスクバルレシピブック」(誠文堂新光社)、「一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ」(プレジデント社)など
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制作者
鎌上織愛
自然をこよなく愛する道産子ライター。春は釣り、夏はダイビング、秋は登山、冬はスキーと、年中アウトドアを楽しむ。最も思い出深いアウトドア経験は、あらゆるライフラインが断絶された山奥での1ヶ月キャンプ。出版社や新聞社での勤務を経て、現在はフリーライターとして農業メディアや食と暮らしのメディアなど多方面で執筆活動中。特においしいものに目がなく、持ち前のフッカルさで日本全国のご当地グルメを食べ歩いている。
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4月の旬食材は「春シイタケ」
春シイタケのおいしさがたっぷり詰まったアヒージョを紹介した前回に続き、今回も旬のおいしさをしっかり味わえる春シイタケのレシピを紹介します。肉厚&新鮮な春シイタケを手に入れて、お酒が進むキャンプおつまみをつくりましょう。
春シイタケのうまみを味わうクリームリゾット
今回紹介するレシピは、イタリアを代表する米料理「リゾット」です。うまみをたっぷり含んだ春のシイタケを使って、生米からつくります。
和の食材のイメージがあるシイタケですが、香りと味の良さから海外では高級食材として扱われているのです。そのおいしさはトリュフや松茸と並び、世界三大キノコと称されるポルチーニに似ているともいわれるほど。エリンギでは少しもの足りなく感じるコクが、春シイタケを使うと深みのある味わいに仕上がります。
4月とはいえ、キャンプ場の夜はまだまだ冷え込むことも。こっくりとしたクリームリゾットで温まりましょう。
材料(2人分)
- シイタケ 5〜6個
- タマネギ(粗みじん切り) 大さじ3杯
- 米 1/2カップ
- コンソメスープ 約400mL(お湯にスープキューブ1/2個を加えて溶かしておく)
- 生クリーム 60mL
- 塩 小さじ1/2
- オリーブオイル 大さじ1
- パルメザンチーズ 適量
作り方(調理時間15分)
1. シイタケを切る
シイタケは石づきをとり、1〜1.5cmの角切りに切ります。
2. 鍋でタマネギを炒める
鍋にオリーブオイルを入れて熱し、タマネギが透き通るまで炒めます。
3. 鍋にシイタケと米を加えて炒める
鍋にシイタケを加えて、軽く焼きめがつくまで炒めます。
米を加えたら、米が透き通るまで炒めます。
4. スープを加えて弱火で煮る
コンソメスープを鍋に加えたら、木べらでひと混ぜてひと煮立ちさせます。煮立ったら、ごく弱火にして12〜13分はふたをせずにそのまま煮こみましょう。
5. 生クリームをまわし入れ、味を調える
生クリームを回し入れ、混ぜたら塩で味付けします。
6. オリーブオイル、粉チーズをかける
器によそいオリーブオイルを適量まわしかけたら、粉チーズをたっぷりと散らします。
コクのあるリゾットは泡系のお酒でさっぱりと
シイタケを大きめに切ることで、肉が入っていなくても食べ応え抜群のリゾットに。シイタケの芳醇な香りや深いうまみが口いっぱいに広がります。
生クリームの濃厚な味には、シャンパンやスパークリングワインといった泡系のお酒がぴったり。洋風おつまみのシメにいかがでしょうか。
今回のキーアイテム
Staub(ストウブ) のピコ・ココット オーバルは、炒め物や煮物はもちろんダッチオーブンとしても使えるので、普段使いはもちろんキャンプ用品としても重宝します。食材の水分を鍋の中で循環させる独自の仕組みで、香りとうまみを逃さずに調理可能。オーバル型は長い食材をそのまま調理でき、使いやすさも抜群です。
撮影/宮本信義 スタイリング/河野亜紀
旬を作って食って飲む
キャンプでは地元で採れる食材や、旬の幸を味わいたいですよね。「旬を作って食って飲む」では、野菜を使う料理を得意とする人気料理研究家の植松良枝さんに、旬の食材でつくるおつまみを教わります。お酒と料理のフードペアリングも必見です!