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スキレットに入った「春シイタケとエビのアヒージョ」

キャンプでちょいバル!「春シイタケとエビのアヒージョ」

※本記事には一部プロモーションが含まれます

料理研究家の植松良枝さんに「旬食材でつくるキャンプおつまみ」を教わる連載の第2弾は「アヒージョ」です。アヒージョといえばマッシュルームですが、今回は4月のテーマ食材である「春シイタケ」でつくります!暖かい季節にぴったりのビールに合うレシピです。

植松良枝

監修者

料理研究家

植松良枝

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料理教室「日々の飯事」を主宰。季節を取り入れながら暮らすスタイルが人気。野菜づくりは今やライフワークとなっていて、野菜を多く使ったシンプルな料理が得意。週末は自宅のテラスでおうちキャンプを楽しむ。著書に「バスクバルレシピブック」(誠文堂新光社)、「一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ」(プレジデント社)など公式HP

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4月の旬食材は「シイタケ」

1/4サイズに割いたシイタケ
秋の味覚としてなじみ深いシイタケですが、春も旬のひとつであることは前回教わったとおり。春のシイタケは肉厚でうまみも詰まっており、最近ではその食感と味わいの良さから海外での人気も高まっています。海外でも、そのまま「シイタケ」と呼ばれて親しまれているそうです。 今回もそんな春シイタケを使って、お酒がさらにおいしくなる絶品おつまみをつくりましょう!

オイルまでうまみたっぷり!春シイタケとエビのアヒージョ

「春シイタケとエビのアヒージョ」
アヒージョ」は、前回に引き続きスペインを代表するタパス(小皿料理)のひとつ。オリーブオイルとニンニクで食材を煮込むだけでできるので、キャンプにもぴったりの簡単料理です。 アヒージョといえばマッシュルームが定番食材ですが、肉厚の春シイタケなら香りと食感の両方が楽しめます。そして一番の醍醐味は、シイタケとエビのうまみをたっぷり含んだオリーブオイルをバゲットに吸わせて食べる瞬間。食材のおいしさを余すことなく堪能できる、おすすめのおつまみです。
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植松さん

香りと食感の両方が楽しめるよう、肉厚のシイタケを選びましょう。

材料(2人分)

  • シイタケ 5〜6個
  • むきエビ(背わた処理済みのもの) 120〜150g
  • ニンニク(薄切りまたはみじん切り) 大1片
  • 塩 小さじ2/3
  • オリーブオイル 100mL
  • 唐辛子 適宜
  • バゲット(薄切り) 適量

作り方(調理時間10分)

1. シイタケに切れ目を入れ、手で割く

シイタケを手で割いている様子
シイタケは石づきだけを落として軸は残します。カサに包丁の刃を当て十字の切れ目を軽く入れたら、切れ目から手で割いて縦4等分にしましょう。すべて包丁で切らず手で割いたほうが、表面積が大きくなって味が染みやすくなります。
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植松さん

食感を楽しむにはシイタケを小さく切り過ぎないことがポイント。1/4くらいのサイズなら、マッシュルームのようなコリっとした食感になりおいしく味わえます。

2. ニンニクとオリーブオイルを火にかける

オリーブオイルとニンニクがスキレットに入っている
小さなフライパン、またはスキレットにオリーブオイルとニンニクを入れ、弱火にかけます。温めたオリーブオイルにニンニクを加えると焦げつく原因になります。
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植松さん

ニンニクはすりおろし(チューブ)だと焦げやすくなってしまうので、薄切りやみじん切りを使ってください。

3. むきエビとシイタケを加え炒める

アヒージョにシイタケを加える様子
ニンニク香りが立ってほんのり色付いたら、むきエビを加えます。エビの表面の色が変わったらシイタケを加え、2分ほど炒め煮します。火は通しすぎないほうがエビのプリっとした食感を楽しめます。

4. 塩で味を調え、バケットを添える

「春シイタケとエビのアヒージョ」に塩を加える様子
塩をふって味を調えたら、バゲットを添えます。塩は強めにふったほうが、おつまみにはちょうど良いでしょう。

5. お好みで唐辛子をふりかける

「春シイタケとエビのアヒージョ」に唐辛子を加える様子
辛いものが好きな人は、お好みで唐辛子をふりかけると良いでしょう。ピリッと辛味がきいて、さらにお酒が進む味になります。子どもがいる場合は、子どもの分を取りわけてから唐辛子を最後にふってください。

キンキンのビールと熱々アヒージョが相性抜群!

「春シイタケとエビのアヒージョ」とビールがテーブルに並んでいる
シイタケとエビのうまみがたっぷり味わえるアヒージョ。身が締まった肉厚のシイタケが、食べ応え抜群です。今回はエビを使用しましたが、ベーコンやたこ、しらすなどと合わせてもおいしく味わえます。 できたて熱々のアヒージョと冷えたお酒は最高のパートナー!ビールや白ワインと相性ぴったりです。キンキンに冷やしたお酒を用意して、ぜひマリアージュを楽しんでください。

今回のキーアイテム

「ArteLegno(アルテレニョ)」のカッティングボードは、樹齢200~300年のオリーブウッドからベテランの職人たちによってつくり出されるハンドメイド作品です。非常に強固で傷がつきにくく、使うたびに味わいがアップ。料理をのせてテーブルにサーブしたり、鍋敷代わりにしたりと便利に使えます。
撮影/宮本信義 スタイリング/河野亜紀

旬を作って食って飲む

キャンプでは地元で採れる食材や、旬の幸を味わいたいですよね。「旬を作って食って飲む」では、野菜を使う料理を得意とする人気料理研究家の植松良枝さんに、旬の食材でつくるおつまみを教わります。お酒と料理のフードペアリングも必見です!



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