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「シイタケと卵の香草パン粉焼き」の卵の黄身をスプーンで崩している様子

お花見キャンプのおつまみに!「春シイタケと卵の香草パン粉焼き」

※本記事には一部プロモーションが含まれます

料理研究家の植松良枝(うえまつ・よしえ)さんに「旬食材でつくるキャンプおつまみ」を教わる連載。4月のテーマ食材は「シイタケ」。第1回は、肉厚のシイタケにカリカリのパン粉と半熟卵を絡める「春シイタケと卵の香草パン粉焼き」です。さわやかなロゼワインと一緒に乾杯!

監修者

植松良枝

料理研究家 植松良枝

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料理教室「日々の飯事」を主宰。季節を取り入れながら暮らすスタイルが人気。野菜づくりは今やライフワークとなっていて、野菜を多く使ったシンプルな料理が得意。週末は自宅のテラスでおうちキャンプを楽しむ。著書に「バスクバルレシピブック」(誠文堂新光社)、「一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ」(プレジデント社)など
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4月の旬食材は「春シイタケ」

シイタケが山盛りに置かれている様子
キノコといえば秋を代表する食材のイメージ。それなのに「4月にシイタケ!?」と思った人も多いのではないでしょうか。実はシイタケには旬が2回あり、秋よりも春のほうが味がいいともいわれているのです。 「春子」と呼ばれる春(3〜5月)のシイタケは冬の寒さに耐えて育つためうまみをたっぷり蓄えて身がぎゅっと締まっているのが特徴。肉厚で歯ごたえが良く、煮ても焼いてもおいしく食べられます。 そこで、旬の野菜を使うレシピを得意とする料理研究家の植松良枝さんに、4月はシイタケを使うおつまみレシピを教わります。キャンプ場近くの道の駅や農産物直売所で春子を手に入れて、シイタケでおつまみをつくってみましょう。

スペインバル風!春シイタケと卵の香草パン粉焼き

ロゼワインと「シイタケと卵の香草パン粉焼き」
植松さんの好きなスペインのバルでよく食べられているという「マッシュルームのパン粉焼き」をアレンジしたおつまみです。 サッとソテーしたシイタケに、ニンニクの効いたパセリバターを和えたパン粉と半熟卵を絡めて食べます。くにゅっとした肉厚シイタケとカリカリの香草パン粉との食感の違いが、クセになりますよ。
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植松さん

歯ごたえのあるシイタケにパセリバターを合わせると、「エスカルゴバター」のような味わいに!ついついお酒が進んでしまうおつまみです。

材料(2人分)

  • シイタケ 3〜4個
  • 卵 1個
  • 乾燥パン粉 1/3カップ(12g)
  • パセリーバター 15〜20g
  • 塩(あれば結晶塩) 適量
  • オリーブオイル 小さじ2
〈パセリバター〉(つくりやすい分量)
  • バター(有塩) 100g
  • パセリ(みじん切り) 10g
  • ニンニク(すりおろし) 1片

作り方(調理時間15分)

1. パセリバターをつくる

キャンディ状にしたパセリバター
バターは冷蔵庫から出し、常温に戻しておきます。バターが硬めのペースト状になったらボウルに入れ、パセリとニンニクを加えて全体をよく混ぜ合わせます。 広げたラップの中央にパセリバターを横長にのせ、直径3センチ程度の筒状に伸ばします。両端は輪ゴムなとでキャンディのように縛り、アルミホイルに包んで冷凍した状態でキャンプに持参します。
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植松さん

余ったパセリバターは朝ごはんのオムレツに添えたり、ランチでパスタに和えたりと、いろいろな料理にアレンジして使えます!アルミホイルで包んでおけば、冷凍庫で1カ月ほど保存可能です。

2. シイタケを切る

シイタケを1cm幅に切っている様子
シイタケは石づきを落とし、1cm幅くらいの厚めに切ります。

3. 香草パン粉をつくる

スキレットでパン粉を炒っている様子
フライパンに乾燥パン粉を入れて弱火にかけ、キツネ色になるまで5分ほど空炒りします。事前に自宅で炒ったものを保存袋に入れて持参しても良いです。
炒ったパン粉にパセリバターを加えた様子
パセリバターを散らしながら加え、バターが溶けたら全体になじませます。パン粉がカリッとなるまで炒めたら、皿やボウルなどに取り置きます。

4. シイタケを炒め、卵を加えて焼く

シイタケを炒めている様子
空になったフライパンにオリーブオイルを入れてなじませます。中央を避けてシイタケをドーナッツ状に広げ、片面をしっかりした焼き色がつくまで焼いて裏返します。
炒めたシイタケに卵を加える様子
中央のくぼみに卵を割り入れます。フタをして白身が固まるまで焼き、黄身が半熟の状態で火を止めます。

5. 香草パン粉をふりかける

炒めたシイタケに卵を加える様子
3の香草パン粉と塩をぱらりとふりかけたら完成です。

シイタケとハーブのフレッシュな香りがロゼワインにマッチ!

「シイタケと卵の香草パン粉焼き」とロゼワインが並ぶテーブル
肉厚のシイタケがまるで肉のような食感に!とろっとした半熟卵を絡めることで、よりごちそう感がアップします。さらにボリュームを出したければ、生ハムを加えるのもおすすめです。 お酒はビールでも合いますが、ハーブとニンニク、シイタケのフレッシュな香りも楽しめるおつまみなので、さわやかなワインとの相性が良さそう。今の季節なら、桜色のロゼワインを合わせるのもおしゃれです!お花見キャンプのアイデアのひとつに加えてみませんか。

今回のキーアイテム

調理器具としてだけでなく器としても使えるスキレットは、キャンプ料理には欠かせないアイテムのひとつです。なかでも「LODGE(ロッジ)」のスキレットはシーズニング済みで、購入してすぐに使用できて便利。サイズも多彩ですが、おつまみ用には6 1/2インチの1人用がちょうどいい大きさでおすすめです。
撮影/宮本信義 スタイリング/河野亜紀

旬を作って食って飲む

キャンプでは地元で採れる食材や、旬の幸を味わいたいですよね。「旬を作って食って飲む」では、野菜を使う料理を得意とする人気料理研究家の植松良枝さんに、旬の食材でつくるおつまみを教わります。お酒と料理のフードペアリングも必見です!


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