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【初心者でもできる魚捕り】清流で“ガサガサ”に挑戦!網だけで魚をつかまえてみよう

2023.07.24ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

夏休み本番!子どもに水遊びさせるなら、海やプールもいいけれど、「川遊び」も選択肢のひとつ。自然に囲まれた川は都心やビーチよりも涼しく、遊ぶ場所にほぼ制限がないので、のびのび過ごせます。親子で楽しめる川遊びでおすすめなのが、網だけで小魚や水生昆虫を捕まえる遊び、“ガサガサ”。釣りのように忍耐やテクニックがいらず、初心者でも簡単に生き物を捕れるのが魅力。そんな“ガサガサ”のコツや川遊びの注意点をお伝えします!

網だけで水生生物がわんさか捕れる!“ガサガサ”とは?

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“ガサガサ”とは、タモ網で小魚やカエル・ドジョウなどの水生生物をつかまえる遊びのこと。道具は網だけで、テクニックはほぼ必要なし。ちょっとした“コツ”をつかめば、誰にでもわんさか生き物が捕まえられます。小さな子どもや、釣りが苦手な人でも簡単にできるので、親子での川遊びにおすすめ! この記事では、ガサガサで生き物を捕るのに必要な道具やコツをお伝えします。前段で川遊びの注意点も紹介するので、川遊びを予定している人は、ぜひチェックしてください!

川遊びの達人に教えてもらいました!

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一般社団法人フォースウェルネス 講師兼広報担当/NPO法人リーブノートレイスジャパン・トレーナー

師岡龍也さん

あきる野市の猟友会会長の祖父から影響を受け、幼いころから自然環境に対して興味を持つ。捕獲した水生生物の観察を続け、子どもたちに学習として生物多様性を伝えている。趣味の釣りやサーフィンをする中で海洋プラスチック問題に着目し、 地元の秋川渓谷でリバークリーンを実施。「環境へのインパクトを最小限にする」をミッションに、親子向けの野外アクティビティを多数開催。

川に入る前に!命と自然を守るために、必ず確認しておくこと

人工的なプールと違い、自然の川は予測不可能なことだらけです。子どもや自分の命に関わることなので、入念にチェックしておきましょう!

当日が晴れでも注意!天候・地形を確認

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当日はもちろん、前日に雨が降ったりすると、川の水位が上がり、流れが早くなります。川に入る前に、必ず川の様子を確認し、荒れているようなら、その日入るのは控えましょう。 川岸から見て浅いように見えても、急に深くなるところがあります。まずは大人からゆっくり入り、小さい子どもからは決して目を離さないようにしてください

ライフジャケットはマスト。紐をしっかり締めて

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どんなに浅くても、川遊びにライフジャケットは必須です。ただ着用すればいいのではなく、肩・脇・腰にある紐をしっかり締めておきましょう。
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ライフジャケットのメーカーによって紐の数や場所が異なります。全ての紐をきちんと締めるようにしましょう!

足元は運動靴がベスト!

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アクアシューズは、速乾性があり、海やプールには向いていますが、ゴツゴツした岩のある川底や草の生えた川辺を歩くのは不向き。特に子どもには足を守るために、爪先が隠れている・かかとがあって脱げにくい・靴底の固いものを選んで履かせましょう。しっかり活動するためには、履き慣れた運動靴がベストです。
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[写真左]つま先はありますが、かかとに少し隙間があり、岩や草などに当たって足が傷ついてしまう可能性があります [写真右]かかとがなく、水の中ですぐに脱げてしまうかもしれないので、川遊びには不向きです

万が一足を取られたら、焦らず仰向けで流される

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川の中で万が一足を取られたら、慌てず仰向けになり、下流に足を向けて手を広げ、流れに身を委ねましょう。川には必ず流れが緩くなるところがあるので、そこで助けを待ちます。
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子どもが流されそうになったとき、親が慌てると子どもも慌ててうつ伏せのまま水を飲んでしまったり、余計に溺れてしまうことも。安全に川遊びができる場所を決めたら、まずは子どもが適切な体制で流れる練習をしておくのもおすすめ。
安全に楽しく川遊びをするために、こちらの記事もチェックしておきましょう!

ガサガサに必要な道具は、タモ網だけ!

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川の確認と装備の準備ができたら、次は道具。マストなのは、生き物を捕まえるタモ網のみ。観察をする場合は、生き物を一時的に入れておく水槽やバケツを用意しておくといいでしょう。

こうやれば必ず捕れる!ガサガサの基本とコツ

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ガサガサは、川の草の中や岩の下に身を潜めている生き物を捕まえます。網を水中に差し込んで、すくい上げるのが基本の動きです。陸のチョウチョウやバッタが止まっているのを、虫網で上から捕えるのとは逆、と考えるとイメージしやすいかもしれません。

流れの下流に網を置く

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コツは、川の上流に自分の体を向け、網を水中に下ろします。そうすると、自然と網の中に水と生き物が流れてきますよね。当たり前のようで、意外に逆を向いて網からどんどん水を流してしまう人がいるので注意!

網を川底にぴったりくっつける

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網の水平になっている部分が、川底にぴったりとくっつくように固定します。川底から網が少しでも離れると、隙間から生き物がどんどん逃げていってしまいます。網の棒が水面と垂直になるように持つのがベスト。

草の中に網を入れ、足でガサガサする

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いよいよガサガサして生き物をキャッチ!一番簡単に捕れる方法です。網を草の茂みに置き、自分の足で草をガサガサして網の中に生き物を追い込みます。
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追い込んだら、素早く網をすくい上げるのがポイント!
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草の中に潜んでいたヤツメウナギ&シマドジョウをキャッチ!

川の中の岩や石をひっくり返す

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もう少し大物を狙いた人はこちらの方法にトライ!網を岩や石のすぐ横に立てておき、石をひっくり返して石の下にいる生き物を捕まえます。
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石をひっくり返した瞬間に、周辺の水を手で網の中にかきいれると、より生き物を捕まえやすい。慣れないうちは網をもつ人と石をひっくり返す人、二人体制でやるとベター。
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大きな石の下から飛び出たカジカをキャッチ!

自然や生き物を守るために。こんなことに気をつけよう

ひっくり返した石は元の向きに戻して置く

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川の中にある石の表面には苔が生えていて、生き物のエサになっています。もし、ひっくり返した石をそのまま戻してしまったら?エサの場所がひとつ減ってしまいます。みんなが同じことをしてしまったら?エサが食べられなくなり、やがて生き物自体がいなくなってしまうかもしれませんかわいい生き物たちの命を守るために、ひっくり返した石は、全て元の向きに戻しておきましょう

生き物を触る前に、自分の手を冷やす

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ほとんどの水生生物は変温動物で、川の温度と体温がほぼ同じです。体温の高い人間の手が直接触れたら、水生生物はやけどをして弱ってしまいます。触れる直前に、自分の手を川で冷やして温度を下げれば、生き物はびっくりしません。

網だけで、10種類以上の水生生物を観察できるガサガサ

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ガサガサで捕った生き物たちはすぐに放すか、観察したい場合はその場で水槽やバケツに入れて眺めましょう。関東近郊の清流なら、6〜8月はヨシノボリ・ウグイ・ハヤ・カワムツ・カジカなどの小魚、エビ・シマドジョウ・ヤツメウナギ・カジカガエル・ツチガエル、ヤゴなど多数の水生生物が見つけられるかも
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美しい声で鳴くカジカガエル

観察したら、生き物は放します

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観察した生き物は、元の川に放します。子どもは家で飼育したい気持ちが芽生えるかもしれません。でも、もしみんなが少しずつでも生き物を持ち帰ったら?来年や再来年・数年後には、捕れる生き物の種類が減ってしまうかもしれません。みんながいつまでもガサガサを楽しめるように、できる限り、川の中を元の状態に戻して帰りましょう

成功体験で、川や生き物がもっと好きになる!

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初心者にはそれなりに難しい釣りに比べて、子どもでもその日に生き物がゲットできるガサガサ。「自分の手で捕れた!」という成功体験は自信につながり、自然の中で遊ぶことの楽しさも実感できます。もちろん、大人も遊びごたえ十分でハマること間違いナシ。川でかわいらしい生き物と触れ合い、親子で癒されてください! 撮影/瀧川寛 モデル/mocomoco親子

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キャンプで何をして子どもと遊んだらいい?なんて悩みはナンセンス!キャンプは、準備から片づけも含めてぜ〜んぶが“遊び”。子どもとキャンプに行くと決めた瞬間から、遊びははじまります。子どもに伝えたい、持続可能なキャンプの“遊び”ノウハウや、すぐに実践できるテクニックを紹介!



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