【2024年】キャンプ用エプロンのおすすめ17選!おしゃれなものやコーデも
設営や調理、焚き火の世話など、キャンプ中は何かと服が汚れる作業が多いもの。そんなときに活躍するのがエプロンですが、実は意外と種類が多く、どんなブランドの何を選ぶべきか悩ましいアイテムでもあります。この記事ではプロのファッションスタイリスト・杉浦優さん監修のもと、おすすめのアイテムを紹介。おしゃれに見えるコーデのポイントも解説します。
キャンプでエプロンを使うべき5つの理由
最初に、プロ監修のもとキャンプでエプロンを使用するメリットを解説します。料理時の汚れ対策だけでなく、意外とこんなことにも使えるんだ!という新しい発見があるかもしれません。
【1】汚れから服を守る
キャンプエプロンの主な役割は、まず料理中に発生する水はねや油はねなどの汚れから服を守ることです。キャンプにおけるエプロンの必要性は、室内で料理するときよりも高いといっても過言ではありません。
【2】火の粉から服を守る
焚き火をすると、火の粉が予想以上に広がり、服に穴が空いたり、引火して火傷を負ったりする可能性があります。
特に、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維の衣服は、火の粉や油はねで穴が開くことがある一方で、キャンプ用のエプロンは燃えにくい難燃性素材でつくられていることがほとんどです。そのため、火の粉から服を守ります。
エプロンは全身を守るわけではありませんが、キャンパーに置いて持っておいて損はないアイテムであり、ファッションの一部としても大きな役割を果たしてくれます。
【3】充実のポケットで作業効率アップ!
キャンプ用エプロンは、複数のポケットやループが付いた、収納力の高いものが多いのも特徴です。
これにより、ナイフやハンマー、手袋など使用頻度の高いツールを携帯することができ、作業中にすぐに必要なものを取り出したり、ドリンクホルダーのように使用したりが可能。
キャンプ中の作業の効率性を向上できるうえ、手ぶらでもスマホなどの貴重品を身につけていられます。
【4】薪を包んで運べる
エプロンを使って薪を包むことで、焚き火の場所まで簡単に持ち運べます。それに、手で持つよりも多くの薪を一度に運べ、薪のささくれが手に刺さったり、服が汚れる心配もありません。専用の「薪バッグ」もありますが、特に少量の薪を運ぶ際にはエプロンが便利です。
【5】着用するだけでおしゃれ感アップ!
キャンプ用エプロンはファッションアイテムとしても活躍。普段の格好にプラスするだけで、一気にアウトドアテイストのスタイリングが完成します。
自然になじむナチュラルな色合いから、キャンプ場で目立つインパクトの強いものまで、さまざまなデザインが用意されています。お気に入りの一枚を見つけて、キャンプをより楽しいものにしましょう。
キャンプで使うエプロンの選び方
現在、ほとんどのキャンプエプロンは難燃加工が施され、豊富なポケットやループが備わった優れた製品が多くあります。では、ほかにどういった観点でエプロンを選べばいいか。この章で徹底解説していきます。
【種類】ベストタイプは普段使いもできる
キャンプエプロンには「ベストタイプ」「ロングタイプ」「ショートタイプ」があります。特徴を押さえた上で、自身のキャンプスタイルに合ったものを選びましょう。
ベストのように着るタイプのキャンプエプロンは、ボディに多くのポケットが配置されたものが主流です。エプロン部分は内側に収納されており、必要に応じて広げることでロングタイプのエプロンに早がわりするものもあります。
胸元から腰や膝まで広範囲を覆う胸当てタイプ。ほかのタイプと比べてカバーしてくれる範囲が広いので、とにかく服を汚したくない人におすすめです。キャンプ中に、火を囲んでも服が汚れにくいのがうれしいポイント。
そして、ロングタイプのエプロンは、寒い季節や夜間のキャンプで足元を覆うことができるため、ちょっとした防寒効果も期待できます。特に、座ったりしゃがんだりするときに足元が寒くなりやすい場面で重宝。
あたたかい季節や見失いがちなペグの一時的保管に適しているのが、ショートタイプのエプロンです。腰の部分だけをカバーするタイプのこのエプロンは、上半身を覆わないため、暑い夏場でも身につけやすく、快適に活動できるメリットもあります。
【素材】キャンプで使うなら難燃性素材がおすすめ
キャンプエプロンに使われている素材は「難燃素材」「コットン」「ポリエステル」などがあります。素材ごとの特徴を確認してみましょう。
・難燃
燃焼が起こりにくい加工を施した難燃繊維でつくられた素材で、焚き火を楽しみたい人におすすめです。燃えにくさが求められる消防服にも使用されているため、火を扱う場面の多いキャンプに適した素材といえるでしょう。火に強いコットンと化学繊維が混紡されているものや、独自に難燃生地を開発しているブランドも。
・コットン
燃え広がりにくく、火の粉が飛んできても穴が開きにくいのが特徴です。通気性や保湿性が高いため、夏は涼しく冬はあたたかいというメリットも。難燃加工や撥水加工が施されているアイテムもあります。 ただし、高火力の焚き火に長時間当たると乾燥して燃える要因となるので注意しましょう。
・ポリエステル
丈夫で取り扱いが容易なエプロンが欲しい方にはポリエステル素材がおすすめです。耐久性が高いので、薪バッグ代わりにしたりと、多少ハードに扱っても大丈夫。洗濯してもシワになりにくく、速乾性にも優れ、お手入れが簡単なのも大きなメリットです。ただし、石油原料で熱に弱いため、焚き火をする際には難燃加工がされているものを選びましょう。
【プロ厳選】キャンプのエプロンおすすめ7選
これまでキャンプエプロンのメリットやベスト・ショート・ロングの各タイプの特徴について紹介してきました。ここからは、プロのスタイリストが厳選した具体的なおすすめ商品を紹介していきます。
ベストタイプ
中央の大きな3ポケットは、ペットボトルなども収納可能。腰ポケットには簡易的な鍋つかみが付属されており、実用的な使い勝手。これ一つで、さまざまなアクティビティやキャンプシーンを快適かつ安全に楽しむことができます。
【基本情報】
- サイズ:M、L
- 重さ:400g
- 素材:綿52%・モダクリル47%・ポリエステル1%
1932年創業のワークシューズメーカーDANNERと、愛知県豊橋市に本店を構える園芸店garageのコラボ商品。大小さまざまなポケットがあり、用途によって使い分け可能。肩にはクッションを入れて着用疲れを軽減しているので、たくさん荷物を入れても安心です。オーソドックなデザインなので、キャンプやフェス、ガーデニングにも使えて日常的にも使いたくなるエプロンです。
ロングタイプ
グットデザイン賞を受賞したアイテムのリニューアル版。丈夫な帆布を使用しており、キャンプで料理や薪割り・設営作業などをする際の衣服の汚れや破れ防止におすすめです。ポケットにふたが1個ついて、スマートフォンなどの貴重品を落としにくい仕様になっているのもうれしい。
難燃素材アラミドを配合したNANGA独自のタキビ生地を採用しており、調理や焚き火などさまざまなシーンで活躍するエプロンです。また、エプロンのフロント部分には長めのジップが配されており、これを開けるとフロントにスリットが入るようになっています。この工夫により、屈みながらの作業や椅子へ腰掛けた際に足の可動域を広げることができます。
【基本情報】
- サイズ:フリー(着丈102cm)
- 素材:ポリエステル 93%、アラミド繊維 7%
両サイドの大きなポケットの裏には、キルト付きでミトンとして「なべ」をつかむことができ、しかも着脱式なので「なべ敷き」としても利用可能です。細かいものを収納できるポケットが多く、小物を詰め込めば、両手がいつでも自由に使えます。ワークマンならではの多機能なコスパの高い商品と言えます。
たけだバーベキューさん監修のキャンプ用エプロンは、キャンパーならではの「これが欲しかった!」という機能が満載。右腰のドリンクホルダーや左腰のトング専用ポケットなど、作業の邪魔にならず、必要な時にものが取り出せる工夫が詰まっています。
【基本情報】
- サイズ:幅60cm×長さ80cm
- 重さ:950g
- 素材:ポリエステル60%、綿30%、レーヨン10%、中綿:ポリエステル
ショートタイプ
カーハートの代名詞素材であるタフな「ダック生地」を使用。12オンスの厚手で、パリッとした生地感が印象的です。ショート丈なので身動きが取りやすく、ペグのような細かいギアの保管に役立ちます。6ポケット付いているため、使い勝手のいいエプロンです。
【基本情報】
- サイズ:[S]丈24.5cm、[L]総丈25cm
- 重さ:316g
- 素材:コットン100%
ほかにもまだまだ!キャンプのエプロンおすすめ11選
ベストタイプ
着脱の楽さと動きやすさ、そして何より収納力とおしゃれさを重視する方にはベストタイプがおすすめ!前面やサイドだけでなく、背面のポケットなども注目して選んでみましょう。
ジッパー付きポケットをはじめ多くの収納スペースを備えており、キャンプギアをスマートに収納できるベストタイプのエプロンです。ショルダー部分が調節可能なため、身長に合わせて長さを調節できるのもポイント。
【基本情報】
- サイズ:89×48〜73cm
- 素材:ポリコットン、コットン
サイドのCB缶用ポケット、缶ビールポケットが特徴的な焚き火ベストタイプのエプロン。ベストとエプロンの中間丈をイメージしたデザインで、普段のファッションとしても使いやすいところがポイント。
自己消火性に優れたミリタリーファブリックの難燃素材を使ったベストエプロン。ポケットも多数あり、使い勝手抜群です。2WAY仕様のエプロンで、内側に収納されたエプロン部分を広げればロングタイプのエプロンに変身!
さまざまなシーンで活躍する機能的なワークエプロン。前面と背面には、ポケットとハンガーループが充実し、しゃがんだときにもアイテムが落ちないふた付きポケットも2つ装備されています。シンプルなデザインでフリーサイズのため、着る人を選ばないエプロンです。
ロングタイプ
自己消火性に優れた素材でできた、難燃性が高いエプロン。火に加え、酸・アルカリなどの薬品の飛散による穴あきも軽減されています。吸湿性が高いため、着用中にむれることなく快適に過ごせます。また、洗濯する際に油などの汚れが落ちやすいことも特徴です。
【基本情報】
- サイズ:丈103cm
- 素材:耐燃性素材(PROTEXA-FR)
コットンツイル素材に難燃加工と撥水加工を施したオリジナル生地を使用したエプロン。携帯収納スペースとペグやハンマーをひっかけられるフックも搭載。前面や両腰にあるポケットにはさまざまなアイテムを収納できるため、両手をあけて作業ができます。背中にあるボタンで2段階のサイズ調整も可能です。
機能性に富んだポケットが特徴のエプロン。ペンやS字フックを収納できるサイズのポケットが用意され、使い勝手抜群。デザイン性にもこだわり、4色のカラバリはどれも差し色が効いており、独特な配色がおしゃれ。自宅用にもおしゃれなアイテムとして一つ持っておきたくなるデザインです。
【基本情報】
- サイズ:67×82cm
- 素材:[ベース生地]10号帆布 、[ポケット部分]11号帆布 ・ベジタブルタンニンレザー コットン・牛革
難燃性だけでなく、摩耗性や耐久性にも優れたナンガ独自の素材を使ったエプロン。引き裂きなどに強く、ストレッチ性や弾力性もある生地を使用しているため着心地もいいです。前面から背中側までをしっかりとカバーできるサイズ感。ポケットは後ろまで配置でき、収納力も抜群です。
【基本情報】
- サイズ:丈100cm
- 素材:ポリエステル96%、アラミド4%
ショートタイプ
ショートタイプはさっと着用できる点が魅力。カフェ風のかわいいデザインのエプロンは身につけるだけでおしゃれ感アップ。たたむと小さくなるのでキャンプの荷物を増やしたくない人にもおすすめです。
ロングタイプと同様に充実のポケット数で、バーベキューやテント設営の際に着用すると便利。テーブルに取り付けて、小物入れとしても使用可能です。
テンマクデザイン アウトドア前掛けエプロン 充実のポケットと、手ぬぐいなどを引っ掛けられる革ループがついた前掛けエプロン。下部にはフリンジがついており、日本の前掛けを思わせるデザインです。
焚き火や薪づくりの際に、汚れやほこり、木っ端の跳ね返りなどから守ってくれる前掛け。裏面のつかみ手により、薪運びもこなせます。作業グローブなどの収納に便利なポケットもついているため、使い勝手抜群です。
【スタイリスト監修】男女別キャンプエプロンで組むおしゃれコーデ
キャンプエプロンをよりおしゃれに着こなすために押さえておくべきポイントを、現役のプロスタイリストが解説します。
メンズ:色みをキャンプギアと合わせる
メンズのコーディネートにおいて、特に大切なのはテントやほかのギアとの色調の調和です。テントがナチュラル系の色調であれば、エプロンも同様のトーンを選んだり、逆にテントが色鮮やかであれば、その色を取り入れたりすることが重要です。これによって、サイト全体に統一感が生まれ、自然なこだわりを感じることができ、おしゃれな雰囲気を演出できるでしょう。
レディース:小物をうまく取り入れてコーデを格上げする
レディースのコーディネートにおいて小物は特に重要な要素です。キャンプエプロンもその一つのアイテム。アウトドアブランドにこだわらず、ファッション性の高いエプロンを組み合わせることで、おしゃれで洗練された印象を演出できます。
おしゃれで便利なレディースエプロン大集合!アウトドア向け4選
アウトドアで、料理をするときや用具の持ち運びをするときなどは、服が汚れるのをできるだけ防ぎたいですよね。そんなお悩みを解決してくれるのがエプロン。今回は、その中でもレディースエプロンを紹介します。エプロンを上手に使って、アウトドアの達人を目指してみませんか。
おしゃれなキャンプエプロンでアウトドアを楽しもう!
キャンプエプロンは身につけるだけでキャンプを快適に楽しめるアイテムです。焚き火や料理中の汚れから服を守ってくれたり、ポケットにギアを収納できます。今回紹介した監修者からのアドバイスも参考にして、お気に入りのキャンプエプロンを見つけてコーディネートを楽しみましょう!