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ロマンスカーでキャンプ×箱根観光を満喫!運転疲れ・渋滞知らずの「電車キャンプ」を始めよう
2022.05.25ライフスタイル
「車がないから…」「免許がないから…」とキャンプを諦めていませんか?車でなければキャンプに行けない、なんてルールはどこにもありません。行き先や荷物を工夫すれば、電車移動でも十分に、いや、車以上に楽しくキャンプができるもの。運転疲れとも渋滞とも無縁、現地に向かう道すがらでお酒も飲める…と、メリットだらけの電車キャンプ。小田急電鉄「ロマンスカー」に乗って、キャンプと箱根観光をどちらも楽しむ欲張りプランを紹介します!
制作者
高橋さくら
山と川に囲まれた「鶴舞う形の群馬県」出身です。
寒い中、美味しいご飯を食べながらお酒で温まるキャンプをすることが夢。
初心者でもアウトドアを存分に楽しめるような情報をお伝えします!
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もくじ
「車がないとキャンプは難しい」の間違い
ギアの持ち運びには便利、でもコストも時間も意外とかかるのが車
出典:PIXTA
いざキャンプに行くとなると、「荷物が多いから車が必須」と考える人がほとんど。たしかに道具の運搬を考えると車移動が便利ですが、「車がないから、運転できないからキャンプに行けない」ということはありません。
そもそも「クルマを買う」というのは大きな決断。都心に住んでいると維持費も高いので、免許を持っている人でも、マイカーを持たず、必要に応じてレンタカーやカーシェアを利用することがよくあります。
とはいえ、レンタカー代も決して安くはありません。「本当はもっとキャンプに行きたいけれど、少人数だとレンタカーの費用がかさむ。ある程度の人数を集めようとしても日程がなかなか合わず、気の向くままふらっとキャンプに出かけることができない」。そんな歯痒い思いをしている人も多いはず。
週末のクルマ旅につきものの「渋滞」と「運転疲れ」
出典:PIXTA
長時間の運転や渋滞に巻き込まれて、キャンプ場に行くだけで疲れてしまった経験がある人もいるのでは。気持ちよく晴れた空の下、渋滞でくたびれたお酒好きならきっとこう思うはず。「ああ、ビールが飲みたい」。しかし残念ながら、到着まで我慢するしかないのが悲しいところです。
車移動につきものであり、最大のネックでもあるのがこうした移動中のストレス。なかなか「食事やお酒を楽しみながらのんびり行こう!」とはいきません。
電車移動でオートキャンプのストレスが一気に解消できるかも!?
時間も読めるし景色も楽しめる!遠足気分で道中も楽しい
出典:PIXTA
電車移動では、当然「渋滞」という概念はありません。到着時間が予測できるので、予定が立てやすいのが車移動との大きな違いです。いつも運転役になる人でも、キャンプ場に向かうまでの道中でお酒や駅弁、風景を存分に堪能できます。
レンタカーは数日前に予約をしないと車の確保が難しいですが、電車は席さえあれば当日でも乗れるもの。朝起きて「天気がいいからキャンプでもしようかな」と、ふらっと出かけられる気軽さが魅力です。
ギア選びを工夫すれば、キャリーカートで十分
電車キャンプに向いているのは、基本はソロキャン想定の1人移動。グループでもソロ用装備をそれぞれ持ち寄る「ソログルキャン」スタイルがベストです。小さなテントとテーブル、チェアや寝具をキャリーカートにまとめ、細かな調理器具などはバックパックに入れていくと、電車移動の際も邪魔になりません。
ファミリーキャンプなど、大型のテントやテーブルをみんなでシェアするスタイルの場合は、車移動にするか、キャンプ場でギア一式をレンタルするのがおすすめです。「hinataレンタル」なら、受け取りも返却もキャンプ場でできるので荷物を持ち運ぶ手間が省けます。
詳細はこちら:hinataレンタル
せっかく電車で行くならキャンプだけでなく観光も楽しんじゃおう!
キャンプのついでに観光もしようと思っても、人気の観光地は駐車場探しに苦労する場合も多々。長距離の移動や撤収で疲れていると、観光する元気まで残っていないという人も多いのではないでしょうか?電車移動であれば、運転疲れはもちろん、駐車場の心配も無縁。観光地からアクセスの良いキャンプ場なら、チェックアウトした後に観光も楽しめるぜいたくな旅を楽しめます。
電車に乗って出発!小田原でキャンプ、箱根で観光のぜいたく旅
キャンプ×観光を楽しむベストなプランはこれだ!
電車移動でキャンプを楽しみ、その後に観光まで楽しむ理想のプラン。これを実践すべく、hinata編集部が目をつけたのは神奈川・箱根。観光列車を代表する小田急電鉄の「ロマンスカー」で移動して、1日目はキャンプ、2日目は観光して温泉まで堪能する欲張りプランを計画。実際に新宿駅からロマンスカーに乗って箱根に向かいました!
1日目
7:30 新宿駅でロマンスカー乗車。箱根方面へ出発
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9:00 小田原駅到着
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9:30 バスで移動
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10:00〜 「小田原市いこいの森 RECAMP おだわら」でキャンプ
2日目
9:00 キャンプ場チェックアウト。早めに出発
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9:30 小田原駅到着
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10:00 箱根湯本駅到着
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10:30 箱根神社に参拝
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12:00 大涌谷で箱根名物「黒たまご」を堪能
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14:00 箱根湯本駅前の日帰り温泉で疲れを癒す
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15:30 箱根湯本の駅前商店街でお土産探し
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16:30 箱根湯本駅でロマンスカー乗車。新宿へ出発
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17:30 新宿駅到着。帰路へ
新宿から小田原まで乗り換えなし!小田急ロマンスカーで快適な移動時間を。
新宿から小田原まで最短73分の速さで到着する小田急ロマンスカー。大きな車窓から思う存分、風景を楽しめるのが特徴です。東京のオフィス街から自然豊かな箱根へと、風景が移り変わっていく様子を楽しみながら、駅弁やお酒を味わえば、より移動時間を満喫できます。
気になるのは移動中の荷物の置き場所ですが、そこは観光列車ロマンスカー。各車両のデッキ部分には大きな荷物を置くラゲージスペースがあり、キャンプギアを載せたカートはそこに格納。足元が荷物でギチギチになることなく、座席でゆったりとくつろげます。
ちなみに、ロマンスカーのホームにたどり着くまでに、思わぬ落とし穴がひとつ。キャリーカートと改札の幅問題です。
車移動のキャンプと違い、積載については「持って運べるサイズと量であれば大丈夫だろう」と思っていました。しかし、カートをひいて改札を通ろうとしてヒヤリ。今回持っていったテントの収納サイズは、幅がおよそ52cm。新宿駅のJR改札と小田急改札がどちらもギリギリ通れましたが、当日まで「荷物が改札を通らない」可能性には思い至ることができませんでした。
7時半発のロマンスカーに乗って、小田原駅を目指します。9時に到着するまでの車内では、新宿駅で買った朝ご飯を食べながら箱根の名物を調べて自由な時間を堪能。
午前中の早い時間に小田原に到着したので人も少なく、駅構内のショップをゆっくり見てまわるなど、のんびりと楽しめました!
森林に囲まれ、静かなキャンプ場で1人時間を満喫する1日目
利用したキャンプ場は、小田原市にある「RECAMPおだわら」。箱根登山バスを利用して、小田原駅から約15分のいこいの森で下車し、徒歩10分ほどで到着します。バスから下車する時やキャンプ場まで向かう時は、坂道が続いたため、若干荷物が重く感じました。
段差があると気合を入れて持ち上げなければいけないため、できれば平地のキャンプ場を選ぶのが、電車でキャンプに行く際のポイントのひとつ。
キャンプサイトは、川を渡った先にある森林に囲まれた場所。ソロキャンパーも多く、静かな空間なので、自分だけの時間を楽しめました。
今回持参したのは以下。ソロキャンプなので、道具はごく最低限です。
- テント
- チェア
- テーブル
- 焚き火台
- 寝袋
- マット
- クッカーセット
- コーヒーセット
- シングルバーナー
箱根観光で人気のスポットをめぐって、最後は疲れを癒す温泉へ
2日目。観光のスタートは人気のパワースポット、箱根神社へ
縁結びや商売繁盛、家内安全などのご利益がある箱根神社。富士山や芦ノ湖を眺めながら参拝できる、自然豊かな箱根のパワースポットとして注目されています。
箱根神社で行われるお祭りで人気なのが、毎月13日に行われる「月次祭」。金運や縁結びのご利益がある、箱根神社の末社(九頭龍神社)で行われ、観光ツアーが組まれるほど人気。全国各地からたくさんの参拝者が訪れます!この期間に合わせて箱根方面にキャンプに行くのもおすすめ。
箱根に来たら食べたかった!大涌谷名物の「くろたまご」を堪能
現在も火山活動が行われている大涌谷。噴煙や硫黄を間近で見られる大人気スポットです。大涌谷へは、箱根湯本駅から箱根ロープウェイを使うのがおすすめ。移動時間は芦ノ湖や富士山など、箱根の景色を楽しみながら向かいます!
大涌谷に行ったらぜひ食べたいのが、名物の「くろたまご」。硫化水素の影響で殻が真っ黒な玉子は、インパクトのある見た目です。大涌谷の温泉地で約1時間じっくりゆでられた、ここでしか食べられない味を堪能しましょう!
賑やかな温泉街「湯本駅前商店街」でお土産探し!旅の締めくくりは温泉で!
箱根湯本駅すぐにある商店街は、お土産探しにピッタリ。箱根名物の食べ物やスイーツがあるので、食べ歩きにもおすすめです。周辺には日帰りできる温泉施設もあるので、商店街での散策を楽しんだ後は、有名な箱根の温泉でゆっくり汗を流せば、旅の疲れなんて忘れられます!
箱根の帰りは商店街で購入したビールを楽しめるのも、電車移動だからこそ。到着した後も運転の疲れがないので、元気に帰宅できます!
電車だからこそできる!キャンプも観光も楽しめる欲張り旅
キャンプ場に持っていくギアは、ホームの移動や電車の乗り換えがスムーズにできるよう、選びかたに多少の工夫が重要。しかし、電車でしか味わえない道中の景色や、ふらっと思い立った時に一人で行ける気楽さが大きな魅力です。
現地へ向かう時から、お酒やご飯を楽しみながら、疲れることなく移動できる電車を使って、キャンプと一緒に、その土地しか味わえない食や観光を満喫できるぜいたく旅。普段のキャンプとは違う特別感が感じられ、他の土地にも訪れたくなりました。
今回、新宿駅〜箱根湯本駅の電車移動の運賃は、大人1名で4,642円。レンタカーを2日間おさえるのは、安くても1万円前後はかかります。コスト面も、電車でのソロキャンプにはうれしいポイントが。気になった人は、ぜひ一度試してみてください!