30分以内で8品!KALDIで「おいしい・簡単・スピーディー!」なキャンプ料理を実現【ウイケンタの適温キャンプ】
2021.09.09キャンプ料理
まるでグランピング!料理8品が30分!?調理工程が少なくスピーディー&簡単で失敗しない。もちろんおいしく、見ばえもいい。キャンプ歴15年、年40泊のキャンパー、ウイケンタさんがたどりついたのは、輸入食品の宝庫、KALDI(カルディ)でそろえるキャンプ飯です。がんばり過ぎず、ゆるく楽しむ「適温キャンプ」を見せてもらいました。
もくじ
気鋭の独身コラムニストが新連載をhinataでスタート!
筆者プロフィール
はじめまして。アウトドア歴15年。ウイケンタと申します。本名です。写真を撮られ慣れていないので微妙な笑顔と変なポーズで失礼します。普段はライターやコラムニストとして書籍やコラムの執筆をしております。ご縁あってhinataさんで記事を書かせていただくことになりました。
仕事とアウトドアばかりやっていたら39歳独身という無骨な肩書を得ていました。野営のソロキャンプからグランピングまで年間40泊ほどキャンプをしています。横浜に引っ越したのを機に車の購入を検討中です。
ついついやりがちなバーベキューは途中から「苦行」?!
原因は同じ味にあった!
出典:PIXTA
グループキャンプのあるあるの一つが「ついついバーベキューをしてしまう」というもの。お肉や野菜を焼いて、焼き肉のタレで食べる。もちろん十分においしいのですが、なぜか想定しているより早く満腹感に襲われ、中盤から「残さずに食べなきゃ」という義務感が出てきます。それだけなら良いのですが、炭のように真っ黒になった肉は見ないふりをして、すっかりカラカラになった野菜を食べる段階になると、もはや「苦行」。
バーベキューが案外早く飽きる原因は、「ずっと焼き肉のタレ味が続くため舌が飽きてしまう」「食べる前から誰もが『焼き肉のタレ味を知っている』ため感動がない」ということ。
家族や友人に「モテる」キャンプ飯8品を提案
とはいえ、設営もあるし、慣れない調理道具ではりきって料理をしようと思っても、調理にいっぱいいっぱいになってしまいます。参加者からの「私も何か手伝うよ」という善意をプレッシャーに感じてしまうことも…。そんな方のため、今回は「誰でも簡単・失敗しない」「すぐにできる」「もちろんおいしい」という三拍子そろった料理を8品、紹介します。
調理時間は慣れている人なら1人で作っても、たったの約30分。みんなで手分けして作れば20分台で完成する手軽さです。さらに今回は「見た目の良さ」にもこだわりました。一時はモテるためだけにキャンプをしてきたアウトドア歴15年の筆者の、「非日常的なグループキャンプの料理を通して、一緒に行った家族や友人にモテてほしい」という願いを込めた結果でもあります。
仕入れ先に選んだのはKALDI
今回、仕入れ先に選んだのはKALDI(カルディ)です。
コーヒーはもちろん、お酒、さまざまな調味料、瓶詰、缶詰、お菓子、冷凍食品までそろうキャンパーの強い味方です。僕は用事もないのについついKALDIに行っては、カレーやドレッシングで散財しています。引っ越し先の候補にも「近所にサウナ付きの銭湯、コンセントのあるカフェ、KALDIがある」という条件を入れるくらいKALDIのヘビーユーザーでもあります。
今回そんなKALDIで仕入れたものはこちら。
調味料はもちろん、瓶詰やソーセージや生ハムやチーズなどの定番からチップスまで。詳細は調理しながら解説していきます。
KALDIには生鮮食品が売っていないので、スーパーでも仕入れました。芽キャベツやペコロスなどのあまりメジャーではない食材もありますがこれを使う理由も後述します。
調理開始!本当に30分でできるのか?
チャコールスターターは重要
それでは時間を計測しながら調理に取り掛かりたいのですが、まずは初心者にとって一番の難敵である「炭おこし」です。初心者は必ず「チャコールスターター」を使用してください。
知識と経験があればチャコールスターター無しでも炭おこしは難なくできますが、あったほうがはるかに便利です。僕はキャンプ歴15年の中で何度も炭起こしはしてきましたが、未だにグループキャンプの際にはチャコールスターターは重宝しています。初めてチャコールスターターを使った時の感動は、初めてヘリノックスの椅子を組み立てたときのあの感動をはるかに凌駕します。チャコールスターターは人類の大発明だと思っています。
放置している間に調理
なんせ、着火剤と炭を入れて、10分くらい放置すれば炭への着火が終わっているのです。つきっきりになっている必要がなく、放置している間に他の調理ができるのです。
初心者は炭起こしだけで1時間以上使ってしまうことも珍しくありません。僕は計算したらちょっと具合悪くなってしまうくらい膨大な金額をこれまでキャンプ用品に費やしてきましたが、このチャコールスターターくらいコスパの良い商品は他に思いつきません。チャコールスターターのPR記事みたいになってきましたのでこれくらいでやめます。
今回、炭火で焼くのは鶏肉と骨付きソーセージのみですので、炭の量は少なくても問題ありません。今回は100円ショップに売っている炭(500グラムで100円)を1袋だけ使用しましたが十分足りました。この量であればチャコールスターターにかかれば7~8分もあれば使える状態になります。
火がつく前に鶏モモ肉の漬け込み
炭が使える状態になるまで鶏モモ肉を漬け込んでおきましょう。漬けダレはKALDIで数種類売っています。今回はスパイシーなガイヤーンというタイの漬け込みダレをチョイスしました。これは僕の大好物でもあり、家にも常備しているし、ソロキャンプでもよく使う漬け込みダレです。
密閉袋に肉とタレを入れ、揉み込んだら放置。この時、クーラーボックスには入れずに常温の場所に置いておきましょう。鶏肉に限らず、厚みのある肉は冷えた状態では焼くのが難しく、上手に焼くには常温に戻す必要があるのです。
逆に言えば、常温にさえ戻せばだいたいの肉は上手に焼けたも同然です。肉の漬け込み&炭おこしの間に他の調理しましょう。
何から手をつけていいのか迷いますが、一番はじめは「常温で食べておいしいもの」です。
すべての料理が完成したとき、冷たいものは冷たい状態、温かいものは温かい状態がベストですよね。そういった意味でまず着手するべきは常温で食べておいしいものです。
キャンプにも必要なお口直し
サラダにフルーツ?!口直しの万能選手
まず、袋入りのベビーリーフサラダを皿にもりつけ、上からカットしたキウイを散らします。
袋入りの野菜は洗う必要があるものと、洗わずに使えるものがあります。もちろん洗わずに使えるものがおすすめです。そして、この「キャンプの料理にフルーツを使う」という「意外性」に「こなれ感」が出ます。
カッテージチーズを散らし、ドレッシングをかけたら完成です。
今回、ドレッシングは手作り。と言ってもエキストラヴァージンオリーブオイルにひとつまみの塩・コショウを入れレモンを絞るだけ。目をつぶってもできてしまうシンプルさ。分量は毎回適当ですが毎回おいしくできあがります。味付けが心配な方は「ちょっと薄いかな」でOKです。味を濃くしてしまうと後戻りできませんが、薄い分にはテーブルに塩やコショウ、レモンを置き「後は各自でご自由にどうぞ」というスタイルができるので安心です。
KALDIにはオリーブオイルが豊富にそろっています。僕はキャンプではこのポーションタイプのものが便利でよく使っています。
野菜もりもりのサラダもおいしいですが、せっかくのキャンプなので野菜以外のものでお腹を満たしたい。でも口直しは欲しい。この「キウイとベビーリーフのサラダ」は一口でキウイの酸味が口の中をさわやかにしてくれますので口直しにぴったりです。
あっという間に完成です。
カッテージチーズは撮影の都合上、行儀よく適量にしていますが、あっさりしたチーズなのでお皿に積雪でもしているかのごとくかけてもおいしいです。
途中で「ディル」というハーブをちぎってかけてもおいしいです。スッキリ感が増します。僕はこの「ディル」というハーブを「アウトドア界の万能ねぎ」と呼んでいます。「とりあえず刻んでふりかければ見た目も味も良くなる」という意味です。こってりした味の料理が多くなりがちなアウトドア料理の中で、この清涼感は非常に良い脇役となってくれるのです。
ただし、あくまでハーブなので好き嫌いが別れます。かける前に周囲に確認しましょう。唐揚げのレモンと一緒です。一度かけてしまったら元に戻せない。ディルとは不可逆的なものなのです。
誰でも扱いやすい万能フルーツと生ハム
ロジカル過ぎるイチジクを使う理由
続いてイチジクをカットします。
またもやフルーツです。言わずもがな出てしまいます。「こなれ感」が。しかし、無花果をチョイスした理由は「こなれ感」だけではありません。暑さが和らぐ8月下旬から秋に旬を迎えるからです。キャンプシーズンと旬が一緒なのです。
しかも、イチジクは種を取る必要もなければ皮をむく必要もありません。つまり、ゴミが出ないのです。しかもカットするだけいいので、普段料理をしない人でも扱える。リンゴや梨などに比べると食べる頻度も低いので非日常感も出ます。グループキャンプにはもってこいのフルーツなのです。これだけ万能なのですからもっと評価されてもいいと僕は常々思っていますが、どこのスーパーにも必ず売っているものではないというところが玉にキズです。
ここにKALDIの生ハムを盛り付け、バルサミコドレッシングをかければ完成です。
生ハムは切り落としで十分です。フルーツに生ハムを巻く料理は数多くありますが、ひとつひとつ巻いていたら時間がかかりますし、あまり食材を直接触りたくないキャンプにおいては散らすだけでOKにしましょう。
そもそも、切り落としで巻くのは大変です。先ほどキウイのサラダで使ったカッテージチーズをかけてもおしいです。今回はイチジクでしたが、生ハムの塩気とフルーツの甘みは相性は抜群です。メロンが定番ですが、夏の桃にも合いますし、秋には柿と合わせてもおしいです。その時の旬なフルーツと合わせてみましょう。
KALDIならメキシカンもお手の物
ハードルが高そうなナチョスも簡単にできる
続いて、ナチョスです。急にメキシコ料理です。KALDIは世界各国の調味料がそろっていることが魅力です。
これも簡単です。スキレットやフライパンでひき肉を炒め、シーズニングを入れ水分が飛ぶまで煮込むだけでおいしいタコスができます。ここで完全に水分を飛ばそうと過熱し過ぎるとひき肉から油がどんどん出てきます。少ししっとりしているくらいで加熱は止めましょう。
お皿にチップスを盛り付け、上から炒めたひき肉を盛り付ける。仕上げにチーズソースをかける。これだけで完成です。チップスもチーズソースもKALDIに売っています。特にこのチーズソースは自分で作ろうと思うと大変な手間がかかります。ハンバーグやパンにも合うので買ってしまいましょう。
肉料理メインならひき肉は省いてもOK
今回、メインのお肉が鶏モモ肉とソーセージだけだったのでここでひき肉を使いましたが、他にステーキなどのお肉を焼く場合はナチョスのひき肉は省いてもOKです。その場合はチップスだけを盛り付け。横に瓶詰めのトマトサルサやワカモレなど添えましょう。
KALDIにはそのまま盛り付けるだけで使えるサルサやアボカドのワカモレが売っています。今回はスピードを重視したメニュー構成なので盛り付けるだけの瓶詰めを選びましたが、もう少し手間をかけてもいいよというモチベーション高い方はアボカドをつぶしてそこに入れるだけのシーズニングも売っています。お好きな方をチョイスしてください。
ちなみにこの瓶詰めはこれだけで十分なおつまみになります。スパイシーでおいしいのです。テントの設営が終わって「とりあえず乾杯しようよ。なんかつまみあるかな」というタイミングで重宝します。
KALDIの真骨頂ソーセージは骨付きを
肉類はほんのひと手でこんなに映える
どこかのタイミングで炭起しが完了しているはずなので、鶏モモ肉とソーセージを中火で焼き上げていきます。元々炭を500グラムしか使っていないので強すぎない火加減になっているはずです。
せっかくの炭火なので、焦げは調味料の一種と考え、鶏モモ肉の皮もソーセージも少し焦がし気味に焼きます。炭火での肉の焼き加減に自信がない方は一口大にカットされている唐揚げ用のモモ肉を使用しましょう。鶏肉は牛肉と違って「中までガッツリ火を通したらがっかりされる」という肉ではないので、レアだのミディアムだの気にせず、しっかり焼けるのが良いところです。
この時、付け合わせにグリルの隅っこで2等分した芽キャベツやペコロスを焼きます。切り口にしっかり目に焼き目をつけると急に「映える付け合わせ」になります。焼いただけなのに、なんて優秀なんでしょう。付け合わせの野菜ですが、普通のサイズの野菜でも良いのですが、焼く前に細かくカットする手間や、余ったときの持ち帰りの手間などを考えると小さい野菜がキャンプでは扱いやすいです。
キャンプの万能ソース「ラブパクソース」
肉が焼けたらそのままでも十分おいしいのですが、ラブパクというソースを添えます。このソースは様々なハーブや野菜、スパイスが入ったエスニック風味の調味料で、肉はもちろん魚や野菜にも合いますし、ご飯やパンや卵にもよく合います。カップヌードル、特にシーフード味に入れてもおいしいです。
ソーセージは網に置いたらこまめにひっくり返し、しっかり中まで温めます。皮がはじけそうになったら最後にバリっと焼き色をつけましょう。
KALDIには複数のソーセージが売っています。今回は骨付きを選びました。高そうに見えますがお値段なんと300円台です。サイズもまあまあ大きいし、800円くらいするって言われても納得してしまう風格があります。カットレモンやマスタードやケチャップなどお好みで添えましょう。
KALDIにかかれば、アヒージョも超時短
シーズニングを使えばこんなに簡単
肉を焼くタイミングでアヒージョも作ります。最近のキャンプでは定番になりつつあるアヒージョですが、これもKALDIにかかれば簡単です。なんせ、オリーブオイルに混ぜるだけでアヒージョができるシーズニングが売っているのです。にんにくや鷹の爪を用意する必要はありません。
具材はトマトとマッシュルームのみです。今回、全体を見ると肉類が鶏モモ肉、ソーセージ、ひき肉、生ハムと充実していたので、シンプルにしました。
コツはスキレットなどに野菜をぎゅうぎゅう詰めにしてオイルを入れること。具材が全部浸かるまでヒタヒタにオイルを入れる人がいますが、半分浸かるくらいで十分です。オイルが節約できます。そして何より、だいたいのアヒージョは最後に大量の油が残り、処理に困ります。これはアヒージョをキャンプで作った人はみんな経験している「アヒージョあるある」だと思います。だったら、はじめから少量の油で調理すればよいのです。
アヒージョに使うのはピュアオリーブオイルです。エキストラヴァージンオイルは独特のコクがあるので飽きがすぐに来てしまいます。また、シングルバーナーやアルコールストーブなどをテーブルに置いて加熱しながら食べる人を見かけます。ソロキャンプなら良いと思うのですが、複数人いるグループキャンプだと誰かがひっくり返す可能性があり危険です。必ず完成品をテーブルに置くようにしましょう。冷めたらまた加熱すればいいのです。
えんどう豆のスープもちょっとの一工夫で高級感
パウチから出すだけの簡単冷製スープ
いよいよ佳境。えんどう豆のスープです。
KALDIにはパウチのスープが数種類売っており、どれもおいしいです。湯煎で温めたコーンスープに焼いたパンを浸して食べるのはグループキャンプの定番の朝ご飯にしています。
今回の撮影は残暑の季節だったのでえんどう豆の冷製スープにしました。冷製スープなので、直前までクーラーボックスで冷やしておきましょう。冷たいものは冷たい状態が一番です。
アウトドア界の万能ねぎ「ディル」で盛り付け
手が空いている人がいればオリーブオイルと生クリーム(今回はコーヒーフレッシュ)を垂らし、ここにちぎったディルを添えます。ここでもポーションタイプのオリーブオイルが便利です。
盛り付けの都合上、行儀よく小さめのディルを乗せていますが、僕はこのあとディルを山もりにして食べました。えんどう豆の色も手伝い、見た目はほぼ沼でした。ちなみにディルは焼いた鶏肉にもソーセージにも合いますし、アヒージョに入れてもおいしいです。毎回書いていたらディルのPR記事みたいになるので省略していますが、僕はなんにでもかけて食べます。さすがアウトドア界の万能ねぎ。
最後のデザートは15秒
KALDIの隠れた名品「ブッラータ」
ラスト一品。これはデザートです。今回は撮影の都合上このタイミングで調理しますが、食後でもいいと思います。
KALDIの「ブッラータ」というチーズです。モッツァレラでつくった袋に、生クリームと細かいモッツァレラが包まれています。もうこの説明だけですでにおいしそう。冷凍されて売っているものなので前日から解凍してクーラーボックスで冷やしておきます。
ここにミックスナッツ&ドライフルーツをふりかけるだけで完成です。15秒で完成します。別に今に始まったことではありませんが「調理」と言うのがはばかられてしまいそうなくらい、簡単な料理ばかりです。
ナイフで外側のモッツァレラを切ると…
中からトロっとしたクリームとチーズが出てきます。
あっさり味なのにコクがあるチーズにドライフルーツの甘みやナッツの歯ごたえが心地良いです。
甘いものが好きならここにハチミツをかけてもいいし、しょっぱいものが欲しければ取り分けた後に塩やコショウをガリガリと挽いてもいいです。僕はハチミツも塩もコショウもディルもかけました。そして、今回の8品の中でこの「ブッラータ」が一番好評でした。KALDIの店舗内ではあまり目立つところに置いていませんが、ぜひ見つけてください。
念のための炭水化物
今回の量は4人なら十分なボリュームですが、足りるか心配なときはバゲットを買っておきましょう。炭水化物が控えている安心感はすごいです。
さっきお肉を焼いたグリルにまだ炭が残っているはずなので、そこで軽く焼いてからアヒージョの油に浸してもおいしいです。ラブパクをつけた鶏肉を挟んでミニサンドを作ってもおいしいですし、生ハムとイチジクを乗せてオープンサンドにしてももちろんおいしいです。パンは万能なのです。バゲットが売っていない場合は食パンでも問題ありません。炭で炙った食パンは驚くほどおいしいのです。
完成!!KALDIは飲み物も豊富!!
完成です!!ビールやノンアルで乾杯!!
手分けして作れば冷たいものは冷たく、温かいものは熱々で出そろうはずです。
KALDIには外国のビールやジュースも豊富に売っています。いつものビールやジュースも安心感があって良いのですが、珍しいものを数本買っておいてグラスでシェアすると盛り上がります。
僕のおすすめはインカコーラというペルーでシェアナンバーワンの黄色のコーラです。「いかにも外国!」という味がします。
あとこれは完全に蛇足になりますが、画像手前から伸びる僕の手があまりにもゴツくて記事を書きながら(これが…僕の手?)となっています。
今回は普段から料理をする習慣のある3人で撮影をしながら作りましたが、完成まで約26分でした。途中から洗い物をする余裕もありました。何人で作るかによって前後しますが、普段料理をしない人だとしてもみんなで手分けして作れば30分くらいで完成するはずです。
実際に作ってみると、今回ご紹介した料理のほとんどが「焼くだけ」「混ぜるだけ」「盛り付けるだけ」ということが分かり、実際、どんどんテーブルに料理ができていくはずです。
誰でもできるような工程ばかりということが大切です。どれくら料理ができるかを問わず「何か手伝うよ」にも気兼ねなくお願いできるからです。この「手持ち無沙汰の人がいない」という状態が「みんなで一緒に作った」という一体感を生みます。
最後まで飽きずに食べられる秘密は「変化」?!
合計8品。冷たいもの、温かいもの、辛いもの、しょっぱいもの、甘いもの、酸っぱいものと温度も味も様々なものが集まりました。この「温度と味の変化」が最後まで飽きずに食べることができる秘密です。
さらに今回の料理は「歯ごたえの変化」も意識しています。モモ肉のしっかりした弾力、焼けたソーセージのパリッとした歯ごたえ、ナチョスのザクザク感、チーズのモチモチ感、ナッツのポリポリ感、キウイやイチジクの頼りない歯ごたえまでも料理全体を通して見ると立派な個性。
「誰でも簡単・失敗しない」「すぐにできる」「おいしい」と3拍子そろったうえに、見栄えも良い料理を紹介させていただきました。どれも本当に簡単なものばかりです。ぜひこの秋、チャレンジしてみてください。
これは余談ですが、KALDI好きのキャンパーの台所はだいたいこんな感じになります。普段の料理からキャンプまでKALDIにおんぶに抱っこです。
▼簡単キャンプ料理はこちらも
ウイケンタの適温キャンプ
ライター、コラムニストとして活躍する39最独身男性・ウイケンタが「がんばりすぎない、お金をかけすぎない、熱くなりすぎない、自分にとって最適な温度で心地良いキャンプ」を語る連載企画。野営のソロキャンプからグランピングまで年間40泊ほどキャンプを楽しむ筆者が、キャンプ料理やギアへのこだわりを紹介します。