軽量で結露しにくいダブルウォールテント13選!選び方も紹介
テントの壁が二重構造になった「ダブルウォールテント」。雨に強く、結露が少ないので快適な居住空間が確保できます。本記事ではソロキャンプにぴったりのコンパクトタイプや登山で使える超軽量モデルなど、おすすめのダブルウォールテントを13点紹介します。
 ダブルウォールテントとは
  通常テントでイメージしやすいのは1枚の生地とポールで構成されているモデルです。これはシングルウォール。ダブルウォールとはこのシングルテントの上から、防水シートをかぶせた二重構造のテントを指します。
壁が二重になったダブルウォールテントは雨風に強く、通気性が良いのが特徴。キャンプギアや靴を置く前室も確保できるので、ゆったりと過ごせます。
ダブルウォールテントの魅力
 シングルウォールのテントと比べて、生地の差で総重量が必ず重くなるダブルウォールテント。設置の手間もかかり、不便そうなイメージがありますが、ダブルウォールテントならではのメリットがあります。
耐風性があり、冬キャンプに最適
  ダブルウォールテントはシングルウォールに比べ、風が生地に直接当たらないため外気温の影響を受けにくいです。またダブルウォールテントの構造は風にも強く、ほどよい換気がおこなわれるため湿度も上がりにくく、冬キャンプにも適しています。
前室がついていて出入りしやすい
  テントの入り口部分にある屋根付きのスペースは前室といい、テント泊ではここに脱いだ靴を置いておくのが一般的です。前室はシングルウォールテントだと狭いことが多く、ほとんどないモデルもあります。
ダブルウォールテントは構造上、前室を広くとりやすく、荷物置きやさまざまな作業に活用できます。また、前室のおかげで出入りがしやすい点もダブルウォールテントの強みです。
防水性が高く結露しにくい
  気温差の大きい季節や場所でテント泊する際に直面するのが、テント内での結露問題です。外気とテント内の気温差以外にも人が呼吸する際に出る水分などを考えると、気密性の高いシングルウォールテント泊で結露は避けられません。
一方、ダブルウォールテントは結露がインナーテントと外側の防水シートの内側で発生し、居住スペースが濡れにくいのが特徴です。よって冬だけでなく、朝方に冷え込みやすい春秋にも活躍してくれます。
ダブルウォールテントの選び方
 耐風性・前室の有無・結露のしにくさなどが、ダブルウォールテントの基本的なメリット。ダブルウォールテントの特徴を理解したら、自分に合ったアイテムをどのような視点で選べば良いか、具体的に考えてみましょう。
重量
  かつてテントはシングルウォールとダブルウォールで、生地1枚と2枚の差による決定的な重量差がありました。
しかし最近ではダブルウォールテントの素材が改良されて軽量化が進み、驚くほど軽量なものも発売されています。とはいえ重量は製品によって2~5kg以上と差が大きいのも事実。登山など携帯性を重視する場合は、重さをしっかりチェックしましょう。
前室の広さ
  靴を置くスペースだけでなく、荷物置きとしても活用できる便利な前室。ただ広ければいいわけではなく、フリーサイトではほかの利用者との距離の兼ね合いなどもあります。自分の持ち込む荷物量や、利用するキャンプ場のサイトスペースを意識して適切なサイズのテントを選択しましょう。
ソロキャンプの場合、2人用だとちょうどいい
  テントのスペックに表記されている人数はあくまで「就寝可能人数」であり、快適に使える人数ではありません。
寝るだけの目的であればコンパクトなテントでも問題ありませんが、広々と使いたいときはソロキャンプでも2~3人用テントを選んでみましょう。大きめのテントならスペースに余裕が生まれ、荷物の管理もしやすくなります。
冬でも暖かくて快適なダブルウォールテントおすすめ13選
 ダブルウォールテントは1人用の小型からファミリーでも使える大型テントまで種類が豊富です。ここでは、その中でも重量・人数・設営のしやすさなどの点からおすすめのダブルウォールテントを紹介します。
ダブルウォールテントを使ってキャンプを楽しもう
 シングルウォールテントとダブルウォールテントは、シングルウォールテントのほうが軽くて価格もリーズナブル。設営も簡単そうに見えますが、前室の有無や結露対策などの面では、ダブルウォールテントのほうがすぐれています。季節ごとの特性、付加機能など自身のキャンプ目的にあったテントを選び、よりキャンプを楽しみましょう。