ソロにおすすめのワンポールテント14選!快適に使うための選び方も徹底紹介
設営のしやすさと持ち運びやすさを両立させた、ソロキャンプでも人気のあるワンポールテント。本記事ではソロにおすすめのワンポールテント14選をはじめ、メリットやデメリット、選び方などを徹底紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ワンポールテントのメリット・デメリット
まずはワンポールテントのメリット・デメリットを紹介します。購入してから後悔しないためにも、自分がイメージするキャンプスタイルに合っているかチェックしてみてください。
ワンポールテントのメリット
ワンポールテントのメリットを4つ紹介します。設営や持ち運びの負担が少ない上に、キャンプをより楽しめる魅力がワンポールテントには詰まっているのでぜひ参考にしてみてください。
設営しやすく時間もかからない
軽くて持ち運びやすい
さまざまなキャンプスタイルを楽しめる
製品のバリエーションが豊富にある
ワンポールテントは設営しやすく、作業に時間がかからない点が大きなメリットです。設営に使うフレームは1本なので、テントの隅にペグを打ちポールを立てるだけで基本的な設営が完了します。簡単に設営できながら風に強く、ロープでしっかり固定すれば強風のときでも安心してテント内で過ごせることも魅力です。
さらに、設営作業に時間を費やさないため体力の消耗が抑えられ、遊んだりゆっくりしたりする時間を満喫できます。そのため、ワンポールテントは初心者や設営に手間をかけたくない人におすすめのテントです。
テントの設営に使うフレームがポール1本だけなので、軽くて持ち運びやすいことが特徴です。パーツが少なく収納時にコンパクトにまとめられることで、保管するスペースも取りません。さらに、登山のトレッキングポールを使用して設営する、1kg以下の軽さを誇るテントも販売されています。登山はもちろん、徒歩や自転車でのキャンプなどの荷物を軽くしたい人にもぴったりです。
さまざまなキャンプスタイルを楽しめることも、ワンポールテントのメリットです。テント内の半分を使用するインナーテントを設置すれば、前室と寝室スペースを確保できます。また、インナーテントを取り外して、土間スタイルと呼ばれる地面をそのまま居住スペースとして使用することも可能です。
中にはテントの出入口部分をポールで跳ねあげ、キャノピーを設置できるものもあります。キャノピーは日よけや雨よけとしての効果があり、快適性を高められることで多くのテントに採用されている機能です。このように、ワンポールテントは設営方法を多彩にアレンジでき、さまざまなシーンや気分に応じて楽しみ方を変えられるため人気があります。
ワンポールテントはシチュエーションに合わせて設計された製品が多く、バリエーションが豊富にあります。たとえばテントの近くで焚き火ができるように耐熱性の高いポリコットン素材が使用されたり、冬でも快適に過ごせるように薪ストーブの煙突口がテント内に付いていたりするなどさまざまです。
製品ごとにいろいろな工夫が施されているため、購入前に必要な機能や利用シーンを確認しておくと良いでしょう。ほかのテントと比較しても選択肢が多く、自分に合ったテントを探しやすいこともうれしいポイントです。
ワンポールテントのデメリット
ここからはワンポールテントのデメリットを3つ紹介します。一般的に使いづらいといわれる点でも、自分が気にならなければデメリットにならないため、しっかりチェックしておきましょう。
ペグが打てない場所には設営できない
デッドスペースができやすい
出入りする際に雨が吹き込みやすい
ワンポールテントは非自立式のため、ペグが打てない場所には設営できない特性があります。そのため、コンクリートや砂などのキャンプサイトには適していません。ただし、一般的なキャンプ場は土のサイトが多く、人工物の多い場所や海辺の砂浜などに行かなければあまり問題ないといえます。
また、設営後にテントを移動させることも向いていません。どうしても移動したい場合は設営を全てやり直す必要があるため、かなりの労力がかかることを理解しておきましょう。
ワンポールテントは、テント内にデッドスペースができやすいことがデメリットです。天井部が外側に向かって低くなる形状のため、テントの端に高さのあるものを置きにくくなります。天井の低い部分は就寝スペースとして利用することは可能ですが、テントが顔に近く圧迫感があることが難点です。
また、テントの中心にポールを設置する構造のため、道具を置くスペースや就寝スペースのレイアウトを工夫する必要があります。しかし、テント内にあまり荷物を置かない人や、レイアウトを考えることが苦ではない人にとってはそれほど気にならないかもしれません。自分のキャンプスタイルに合わせて、検討してみてください。
三角錐のワンポールテントは、出入口を開けると雨がテント内に吹き込みやすいことが難点です。小雨の場合はそれほど気になりませんが、雨足が強いとすぐにテント内が濡れてしまいます。そのため、悪天候時に使用する場合は、キャノピーを設置したり出入口付近にタープを張ったりして、雨の吹き込み対策をすることが重要です。
ワンポールテントの選び方
ここからはワンポールテントの選び方を紹介します。キャンプをより快適に楽しめるように、ぜひ参考にしてみてください。
1
携行性・快適性に応じてサイズを決める
2
重視するポイントに応じて素材をチェックする
3
耐水圧は1,500mm以上を選ぶ
4
シーンに応じて機能性を考慮する
携行性・快適性に応じてサイズを決める
携行性と快適性に応じてテントのサイズを決めることがおすすめです。自分のキャンプスタイルをイメージしながらチェックしてみてください。
携行性を重視するなら1人用
快適性を重視するなら2人用以上
携行性を重視するなら1人用のサイズを選びましょう。テントのサイズが小さいほど軽く、収納時もコンパクトになります。一般的なワンポールテントであれば、就寝スペースと同じくらいの前室スペースもあるため不便を感じにくいでしょう。
また、最低限の就寝スペースだけを確保するようにつくられた登山用の製品は、さらに携行性に優れていることが特徴です。一部の製品ではテントを支える支柱をトレッキングポールで代用するように設計されており、重さ1kg以下の製品もあります。そのため、荷物をできるだけ軽くしたい徒歩や自転車でのキャンプにも最適です。
ただし、サイズが小さくなると居住性や快適性が下がるため、テント内での過ごし方に応じて検討してみてください。
快適性を重視する場合は2人用以上のサイズがおすすめです。大きなサイズのテントは居住スペースが広くなるため、テント内に荷物を置いても余裕があり、リラックスして過ごせます。加えて、広さがあることでコットを使用して快適な睡眠を確保することも可能です。
さらに、小さめのテーブルやイスなどもテント内に収納できるため、雨天時に濡れたり汚れたりする心配がありません。防犯対策としても効果があり、テント外にキャンプ道具を置いておくことが不安な人にも良いでしょう。
ただし、テントのサイズが大きくなると重くなり、設営に労力が必要です。キャンプに持っていく荷物の量や自分の体力などを考慮して、検討してみてください。
重視するポイントに応じて素材をチェックする
ここからはワンポールテントに使われることの多い、2つの素材の特徴を紹介します。素材は機能性に直結するため、どちらが好みなのかチェックしてみてください。
ポリエステル | 手軽に持ち運びたい
ポリコットン | テントの近くで焚き火をしたい
ポリエステル素材は軽量性に優れており、持ち運びやすいことが特徴です。また、水を吸いにくく速乾性も高いため、アウトドアで扱いやすい素材としてテントの生地に多く使われています。機能性のバランスが良く、比較的リーズナブルな価格であることもうれしいポイントでしょう。ほかの素材と比べて軽いため、携行性を重視するならポリエステル素材がおすすめです。
一方で、ポリエステル素材は熱や火に対する耐性が低い難点があり、火の粉でも穴が開きやすく、焚き火の近くで使用する場合には適していません。焚き火をする際には、風向きに注意しながら十分な距離を保つようにしましょう。
ポリコットン素材は難燃性が高く火の粉に強いため、テントの近くで焚き火を楽しめます。テトロン(ポリエステル)とコットンの混紡生地で「TC素材」とも呼ばれており、コットンのような風合いをしたアウトドアになじむ人気の素材です。通気性や遮光性もそなえており、厚みのある生地ながらテント内で快適に過ごせます。
ただし、生地が厚いため重量があり、徒歩キャンプには向いていません。車での移動であっても重さが気になるようであれば、一度レンタルで試してみることもおすすめです。
耐水圧は1,500mm以上を選ぶ
テントは耐水圧が1,500mm以上のものを選びましょう。耐水圧の数字が大きいほど防水性が高いと判断でき、一般的には500mmで弱い雨、1,000mmで中程度の雨、1,500mmなら強い雨にも耐えられるといわれています。そのため、予期せぬ大雨が降っても安心して過ごせるように、耐水圧をチェックすることが大切です。
なお、コットンやポリコットン素材は耐水圧を気にする必要はないといえます。これは、雨に濡れると生地の目が詰まり、水を通さなくなる性質を持っているためです。しかし、雨が長時間続くと生地に染み込んだ水が落ちてくる場合もあるため大雨には注意しましょう。
シーンに応じて機能性を考慮する
ワンポールテントには快適性を高める機能が複数そなわっています。以下では代表的な機能とそれぞれの効果について表にまとめたので参考にしてみてください。
軽量性を重視 | ソロにおすすめのワンポールテント3選
しっかりとした居住スペースがありながらも、重さ2kg前後と抜群の軽量性を誇るテントを厳選しました。軽くて持ち運びやすいテントを探している人は、ぜひチェックしてみてください。
スカート付き | ソロにおすすめのワンポールテント3選
焚き火の近くで設営できるポリコットン生地の製品や、設営のアレンジが多彩にできる製品を厳選しました。オールシーズンに対応したワンポールテントを探している人は、ぜひ参考にしてみてください。
冬キャンプにぴったり | ソロにおすすめのワンポールテント3選
薪ストーブをテント内で設置できるテントを厳選しました。冬キャンプでも暖かく過ごしながらキャンプを楽しみたい人にぴったりです。
登山に最適 | ソロにおすすめのワンポールテント3選
トレッキングポールを支柱にして設営する製品を厳選しました。ほかのテントに比べて居住性は高くありませんが、抜群の軽量性を誇るため、荷物を軽くしたい人はぜひ参考にしてみてください。
快適性を重視 | ソロにおすすめのワンポールテント2選
1~2名で使用できる居住スペースの広い製品を厳選しました。テントのサイズが大きいため重量はありますが、テント内でリラックスして過ごしたい人におすすめです。
お気に入りのワンポールテントでソロキャンプを楽しもう
本記事ではソロにおすすめのワンポールテント14選をはじめ、メリットやデメリット、選び方などを紹介しました。ワンポールテントは設営のしやすさと持ち運びやすさを両立させているため体力を消耗しにくく、初心者でも快適にキャンプを過ごせます。お気に入りのワンポールテントを見つけて、ソロキャンプを楽しみましょう。