キャンプの教科書 きほんの「き」〜vol.4 雨対策編 〜【連載企画】

 ノウハウ

キャンプ人気の定着とともに、ますます多様化しているキャンプスタイル。しかし、快適なキャンプを過ごすための基本は共通しています。焚き火マイスターとして知られる著名アウトドアプランナー猪野正哉さんが講師を務め、初心者はもちろん、独学の中級者、教えることの多い上級者に役立つ基礎知識を5回連載でレクチャー。4回目は雨天時キャンプの準備からキャンプ後のテントのお手入れまでを解説します。


 目次


初心者から教える立場の上級者まで!キャンプの教科書

キャンプの基本を5回に分けて紹介する連載企画「キャンプの教科書 きほんの『き』」。初回のキャンプに行く前の準備から、車への積載、キャンプ場での荷下ろし、テントの設営までを学んできました。4回目は、天候に左右されるアウトドアでは避けられない雨の対策です。

▼前回の「vol.3 焚き火編」はこちら

講師は焚き火マイスター・猪野正哉(いのまさや)さん

オリジナル

猪野さんは、焚き火マイスターとして、焚き火の楽しさと正しい知識を全国各地のワークショップなどで広めています。初心者へのわかりやすい解説が好評で、テレビ番組のキャンプ特集でもひっぱりだこ。大物有名人との出演が相次ぐ人気ぶりです。現在は千葉県にあるアウトドアスペース「たき火ヴィレッジ〈いの〉」を、イベントや撮影場所の提供に限って運営。一般開放できるように開墾中。焚き火文化の普及を目指す日本焚き火協会の会長も務めています。

猪野さんのSNSはこちら!
Instagram:@inomushi75
Twitter:@takibimeister

きほん【19】雨に備えて持っていきたい必需品

マイクロファイバータオル

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雨や夜露で濡れたテントを拭くときに使用します。不要な布や雑巾でも構いませんが、マイクロファイバータオルなら効率よく水滴を吸収してくれます。100円均一ショップでも手軽に手に入るので、複数枚持っていき、食器やほかのぬれたアイテムを拭くのにも活用できます。

大きめのビニール袋

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テントのフライシートとインナーテントがそれぞれが入る大きめのビニール袋はキャンプの必需品。テントが濡れたまま他の荷物と一緒に車に積み込み、ほかのキャンプギアや車内を汚してしまうことを防げます。マイクロファイバーで拭き取れないくらいテントが濡れてしまったときは、ビニール袋の出番です、

オリジナル

写真はスノーピークのアメニティドームM(5人用)のフライシートで、70Lのビニール袋がちょうどの大きさ。ゴミ入れにも使えるので、ビニール袋は多めに用意するのが鉄則です。

きほん【20】雨雲レーダーをチェックしよう

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キャンプ当日も、スマートフォンの天気予報アプリなどで雨雲レーダーを確認。雨が予想されるのであれば、それを見越した準備ができます。雨の日のキャンプには向かないアイテムもあるので、要注意。例えば、コットンテントは濡れると重くなる上に、カビが生えやすいという弱点があります。雨の中でのキャンプをするなら使用を避けたいアイテムです。

猪野さん

猪野さん

キャンプの日程が変更可能であれば、別日程に移動させるという手段もあります。
場所によっては雨が降ると危険な状況になることもあるので、天気は必ずチェックしておきましょう。

きほん【21】水はけの悪い地面を見極める

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くぼ地や粘土質の地面でのテント設営は避けるのがおすすめ。水はけの悪い地面は雨が降るとぬかるんでドロドロになるだけでなく、テントが浸水する可能もあります。雨が予想される場合には、テント内の居住性と安全性を確保するためにも、設営の場所選びは特に慎重に。

猪野さん

猪野さん

雨の日のテント設営は、川や水路などの水辺近くも避けた方が良いです。雨で増水してテントが浸水する可能性があります。

きほん【22】テントの雨撤収のコツ②家に帰ったら乾いた布で拭く

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帰宅したら、ゴミ袋に入れて持ち帰ったテントを広げて水分をできるだけ拭き取ります。濡れたまま何もせずに放置しておくと、テントにカビが生えたり、撥水性が損なわれます。一度カビが生えると取り除くのが難しい上、臭いもしてくるので要注意。

きほん【23】テントの雨撤収のコツ③早いうちに干す

デイキャンプで干す

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家や庭で干せる広さがない場合は、濡れたテントを次の休日のデイキャンプで使用し自然乾燥させるのが理想的。テントは設営した状態で干すと一番良く乾きます。ただし、カビの生えやすいコットンテントはすぐに乾かす必要があります。

たたんで何回かに分けて干す

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直近でデイキャンプの予定が立てられないのであれば、水分を軽く拭き取った後のテントを椅子やテーブルにかけ、風通しの良い日陰に置くか、ベランダに干して乾かします。大きなテントの場合は全て広げるのが難しいので、たたんだ状態で乾かします。表面になっている面が乾いたら別の面にするようにたたみ直し、何回かに分けて乾燥。全体が完全に乾いたら柔らかいブラシや布で汚れを落とします。

どうしても落ちない汚れがある場合は、テント専門のクリーニング業者に依頼するのもひとつの手。自宅で洗濯すると撥水性の低下が気になりますが、プロの手にかかれば撥水性能はそのままに、きれいになって戻ってきます。

次回は「撤収編」

雨でも楽しいキャンプを過ごすためのテント設営から、忘れてはいけない帰宅後のテントのお手入れまでを教えてもらいました。次回はついに最終回。油断できない「テントの撤収」のコツを紹介します。5回連載でキャンプの基本を押さえておけば、初めてのキャンプでも失敗なし。中級者も初心者を連れて行くときに困りません。「キャンプの教科書」で予習、復習をして、快適なキャンプを目指しましょう。

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