猫連れキャンパーに独占取材!次に挑戦してみたい愛猫とのキャンプ

 ノウハウ

猫の散歩

出典:PIXTA

「犬は人につき、猫は家につく」ということわざがあるくらい、猫は家が大好きな生き物。とはいえ、「家族の一員なのだから、キャンプに連れて行きたい!!」と考えているのは、犬だけでなく、猫を愛するキャンパーも同じです。今回は猫とのキャンプを実現した達人たちに、「猫キャン」を成功させる極意と注意点を教えていただきました。


 目次


お話を伺ったのは2人の猫連れキャンパー

今回hinata編集部が話を聞いたのは、Instagramの猫連れキャンパーとして知られる2人。インタビューの前に、それぞれの愛猫と、キャンプスタイルについて紹介します。

*インタビューはそれぞれ個別に行ったものを編集しています。

福岡在住の猫キャンパー「Shii」さん&愛猫わさびくん(3歳オス)

猫とキャンプ

出典:instagram(@chappiwa)

猫キャンプ歴2年弱のShiiさんが愛猫わさび(写真左)とよく利用するのは、九州のペット連れがOKなキャンプ場。「ゴンドーシャロレー」(熊本県南小国町)と「蔵迫温泉さくらキャンプ場」(熊本県南小国町)、「志高湖」(大分県別府市)を愛用しています。一緒にキャンプするレギュラーメンバーは、友人や職場の同僚、飼っている豆柴の「チャッピー」(写真右)。

キャンプ中の愛猫わさびは、昼間はインナーテント内で寝ていることが多く、日が暮れてくると覚醒し、犬のチャッピーと一緒にテントの周りを探検したり、虫を追いかけたりしてキャンプの夜を楽しんでいるそうです。

関西在住の猫キャンパー「mica」さん&猫の「suca」くん(5歳オス)

猫とキャンプ

出典:instagram(@dailysuca)

猫連れキャンプ歴4年のmicaさんは、海でのデイキャンプや、岡山県恩原高原キャンプ場、滋賀県牧野高原を利用してのキャンプが多いです。バーベキューをする際に親戚が一緒にいることもありますが、micaさんと旦那さん、愛猫sucaくん(写真上)がキャンプのレギュラーメンバー。テント泊は初夏〜秋口の限定で、ミニマムな装備を心掛けています。

sucaくんは、micaさんたち2人と一緒に行動するのが大好きな猫。海でキャンプするときは、人間と一緒にボートに乗って水上アクティビティを楽しむこともあります。普通は猫が苦手な水ですが、sucaくんは泳ぎ出してしまいそうなくらい、水に興味津々です。その他の時間は、お気に入りのかごの中に入ってぼんやり外をながめたり、散歩しながらキャンプ場に生えている草を食べてみたりして過ごします。

なぜ愛猫とキャンプに?

「猫連れキャンプ」のきっかけ

猫とキャンプ

出典:instagram(@chappiwa)

━━━おふたりは、なぜ愛猫をキャンプに連れて行こうと思ったのですか?

Shiiさん:私たちがキャンプに出かけている間、わさび1匹にお留守番させておくのをかわいそうに思い、連れて行くことを決意しました。

━━━誰もいない家で1匹待っている姿を想像すると、かわいそうになりますよ。連泊する際は、特にそう感じるでしょうね。

Shiiさん:あとは、インスタグラムで「♯猫キャンプ」で検索したときに、案外、猫連れキャンパーが少なくないということを知ったことも後押しになりました。元野良のうちの猫なら、外でも楽しめるのでは?と思いました。

━━━確かに、まだまだメジャーではないものの、SNSで猫連れキャンプを楽しんでいる方も実際にいますよね。何を隠そう、私が猫連れキャンプの存在を知ったのも、micaさんが投稿していたインスタグラムがきっかけです。

猫とキャンプ

出典:instagram(@dailysuca)

micaさん:そうだったんですね!私は、以前から動物とキャンプや旅行することが好きで、当時飼っていた犬や鳥ともキャンプに行ったこともあります。だから、sucaと一緒にキャンプに行くことは、とても自然なことでした。

━━━鳥とキャンプ!初めて聞きました!その意気込まないスタイルがかえって、sucaくんを安心させているのかもしれませんね。

キャンプデビューのエピソード

猫とキャンプ

出典:instagram(@chappiwa)

━━━ いつもお家で過ごす飼い猫にとって、初めての場所で過ごすというのは緊張するもの。わさび君、suca君のキャンプデビューの様子をお聞きしたいと思います。

Shiiさん:
わさびのキャンプデビューは1歳半のとき。到着してすぐは警戒していたのか、キャリーケースからなかなか出て来ませんでした。しばらくは緊張していたのか、ご飯も少ししか食べてくれなかった記憶があります。日が落ちる頃から少しずつ外に興味を示すようになり、インナーテントからも出るように。テントの外へ興味を示し始めました。

猫とキャンプ

出典:instagram(@dailysuca)

micaさん:sucaは1歳の時にキャンプデビューをしました。私、夫、sucaのレギュラーメンバーで、海でのデイキャンプやバーベキューを楽しみました。sucaは普段からリードを着けて散歩をしたり、自転車のカゴに乗って周辺を移動したりするのに慣れて楽しんでくれています。だから、初めてのキャンプでも、怖がったり、パニックになることは一切なく、いつも通りに過ごしていました。

━━━ 普段から外の環境に慣らしておくというのは、重要なポイントですね。sucaくんのお散歩シーンは、インスタグラムでよく見かけます。

愛猫とキャンプを楽しむための必需品

備えあれば憂いなし!

猫とキャンプ

出典:instagram(@chappiwa)

━━━ 慣れない環境に猫を連れていくわけですから、できる限り快適に過ごせるように準備は万端にしてあげたいですよね。猫とキャンプする際に、必ず持っていく物はありますか?

Shiiさん:もちろんあります!わさびのために持っていく物は、こんな感じですかね。

【わさびくんの持ち物】
・ごはん
・ちゃおちゅーるなどのおやつ(ご機嫌斜めなときに、すかさず与えます!)
・シリコンのお皿
・犬用の長めのリード
・首輪も子犬用のリードを付けて使用できるもの
・犬用にもらったスノーピークのドッグコット
・携帯トイレと、猫砂

いつものトイレと違うので、トイレと認識しやすいようにわさびのウンチを持っていって、猫砂に入れておくようにしています。そうすると、すぐにトイレをしてくれますよ。

猫とキャンプ

出典:instagram(@dailysuca)

micaさん:sucaのための持ち物は結構多くて、キャンプに持って行く荷物の半分を占めているほどです(笑)。おやつは絶対に外せません。おやつをあげれば、ほとんどのことを我慢してくれます!

【sucaくんの持ち物】
・いつものお昼寝用かご
・ブランケット、クッション
・猫用の小さいテント
・sucaくん専用のライト
・リード
・ポータブルトイレ
・ご飯用の台、外出用のご飯皿
・ご飯
・おやつ(待っていて欲しい時、機嫌の悪い時におやつをあげる)
・ペット用の虫除けグッズ
・シャンプーシート
・sucaくん専用リュック
・携帯トイレと猫砂

━━━ 猫用のテント、小さくてとてもかわいいです!人間の装備はミニマムなのに、猫の装備はマキシマムなのですね。

micaさん:あのテント可愛いですよね!猫にとっては、日常生活に近い環境が一番安心できます。日常に近い環境を作ろうとすると、これだけ荷物が増えてしまいました(笑)。

思わぬトラブルを防ぐ!覚えておきたい注意点

いつもと違う環境だからこそ、注意しなければいけないことは多岐に渡ります。キャンプ場への移動〜撤去に至るまで、先輩猫キャンパーのおふたりには、キャンプで注意していることを教えてもらいます。

キャンプ中の過ごし方と注意していること

猫とキャンプ

出典:instagram(@chappiwa)

━━━ キャンプ場への移動で、いつも気を付けていることはありますか?

Shiiさん:トイレを済ませてから、出発するようにしています。運転中は、わさびをキャリーケースに入れ、車の後部座席の荷物の上に置いていますね。わさびの様子が分かるように、キャリーケースの窓を運転席から見えるようにしています。

猫とドライブ

出典:instagram(@dailysuca)

micaさん:sucaの場合は、普段から頻繁に車での外出をしているので、あまり気を使ったりもしません。ただ、長時間の移動であれば、ご飯・給水・トイレ休憩を途中で挟みますね。お昼寝用のかごや、お気に入りのブランケットを載せておけば、外を眺めたりお昼寝したりして、自由に過ごしてくれます。

━━━おふたりがキャンプ中に気を付けていることはありますか?

猫とキャンプ

出典:instagram(@chappiwa)

Shiiさん:わさびが脱走して行方不明になるのが一番怖いので、リードは必ず使用し、首輪も抜けないように気を付けていますよ。常にわさびがどこにいるかを把握しておくようにしています

━━━脱走の対策は万全にしておく必要がありますね。「うちの猫は穏やかだから」とか「名前を呼んだら返事してくれるから」というのは、お家の中だけの話。そういった慢心は捨てなければいけませんね。

Shiiさん:まさに、そういうことです。また、初めは知らない土地に連れて行かれて多少ご機嫌斜めなので、おやつで機嫌をとると、機嫌が直ります。チャオちゅ〜るがおすすめ。

猫とキャンプ

出典:instagram(@dailysuca)


micaさん:実はキャンプ中はたくさんのことに気を付けています。特に5点に注意する必要があります。

大きな音…設営の際は人の多い場所は避けるようにしています。特に犬の鳴き声や、子供の甲高い声に驚いてしまうので、周辺の環境に気をつけながら設営する場所を決めます。

害虫…「レボリューション」や「フロントライン」を散布したり、リードにつける虫除けグッズ使ったりして、ノミ・ダニがつかないように対策。蚊に刺されないように、犬・猫用の虫除けスプレーを散布しています。

誤飲・誤食…食べてはいけない草や食べ物があるので、注意が必要。

暑さ…振り回したら冷たくなるタオルをsucaの首に巻いたり、マントのように掛けておくようにしたり、保冷剤を下に置いてあげたりにしています。ひんやりマットは、暑いところでは効果がありません。

脱走…sucaは、締め付けられている感覚があるハーネスが苦手なので、首輪とリードを装着して脱走を防止しています。首輪なら抜けず、ハーネスほどの締め付けもないから、快適に過ごしてくれます。

━━━ 外出慣れしているsucaくんとのキャンプでも、これだけのことに注意しているのですね。猫の聴力は人間の4倍〜5倍はあると言われており、人間では大したことない音の大きさでも、猫からするとびっくりする音なのかもしれませんね。

micaさん:そうなんです。パニックに陥り、脱走してしまうこともあるので、注意が必要です。

猫とキャンプ

出典:instagram(@chappiwa)

━━━ 設営や片付けの際、おふたりが気を付けていることはありますか?

Shiiさん:基本的にわさびは、キャリーケースで待機です。暑い時は、車のエアコンをつけっぱなしにして車内で待ってもらいます。

猫とキャンプ

出典:instagram(@dailysuca)

micaさん:sucaも、私たちにくっついてきて邪魔をしてしまうから、設営・片付けの間は車の中で待機です。いつもキャンプは初夏〜秋口にすることが多いため、車で待機する際は、緩く冷房をかけるか、ハッチを開けたところに座って待ってもらっています。

━━━ 設営や片付けに集中している間に、誤飲誤食したり、脱走してしまってもすぐには気付けない可能性があります。換気や空調が十分な環境であれば、車内やキャリーケースの中で待機させるのが一番安心ですね。

micaさん:そうですね。必ず涼しくしてあげてください。

猫キャンプの醍醐味を教えます!

猫とキャンプするって最高に幸せ♪

いつものキャンプと比較して、気も使うし、荷物も増える「猫連れキャンプ」。それでも2回、3回と、愛猫をキャンプへと連れて行ってしまうのには理由があります。

猫とキャンプ

出典:instagram(@chappiwa)

━━━ おふたりが思う、猫連れキャンプの楽しさとは何でしょうか?

Shiiさん:一番幸せなのは、冬キャンプでの就寝時にシュラフの中へわさびが入ってきてくれること。とてつもなく暖かいし、肌触りも最高なので、冬キャンプでも湯たんぽいらずで過ごしています。

━━━ 湯たんぽいらずのぬくぬく冬キャンプ。想像するだけでほっこりしてしまいます。

Shiiさん:夜になり、目をくりくりさせて原っぱを犬と冒険している様子を見るもの至福です。わさびは野良出身ですが、普段は家の中で飼っているので、少し野生にかえったところを垣間見れるような気がします。

猫とキャンプ

出典:instagram(@dailysuca)

micaさん:私は、欲張らないのんびりとしたキャンプができるのが、猫連れキャンプの醍醐味だと思っています。動物と一緒だと行けない場所や、入れない施設が多いのですが、猫と一緒にキャンプするとそういった場所に行くことを潔く諦められます。ご飯の準備をして、ビールを飲みながら日が暮れていくのを眺め、寝る時はsucaを真ん中にして川の字で寝転ぶ。ぼんやりと過ごせるのが猫キャンプの良さです。

かわいい愛猫の写真を撮るコツ

ベストショットはこうして生まれる!

猫とキャンプ

出典:instagram(@chappiwa)

初めての環境で緊張気味の猫を、かわいく撮影するのは至難の技。でもせっかくキャンプに来たのだから、愛猫のかわいい姿を写真におさめたいのは、みなさん同じはずです。

━━━ずばり、愛猫をかわいく撮影するコツを教えてください!

Shiiさん:猫の目線にカメラをもっていくと表情が分かりやすいです。夜の撮影がおすすめです。夜行性なので生き生きしてきますし、瞳が大きくなり、おめめクリクリの可愛い姿が撮れますよ。

━━━暗いところだと猫の瞳孔が開いて、黒目がちに見えてかわいいですよね。参考にさせていただきます!

猫と砂浜とスイカ

出典:instagram(@dailysuca)

micaさん:大好きなおやつで釣るという方法もあるけど、一番のコツは、いつも一緒にいる飼い主さんが写真を撮ることだと思っています。猫はいつもと違う環境だと、緊張して顔が強張ったりしてしまうんですよね。他の人が撮影するのと、私が撮影するのとでは、sucaの顔が全然違います。

猫連れキャンパーの先輩からメッセージ

これから愛猫とキャンプをする方へ

猫とキャンプ

出典:instagram(@chappiwa)

━━━ ここまでたくさんのことを教えてくれたおふたりから、猫連れキャンプを夢見る私たちにメッセージをもらいたいと思います。

Shiiさん:脱走して行方不明になるのが一番怖いことなので、必ずリードは付けましょう。猫は、知らない土地に連れて行かれたことで最初は不安でしょうから、キャリーケースなどで狭くて安心できる場所を作ってあげることをおすすめします。猫とのキャンプは、癒し度が激増します。猫がいるだけで自然の中にいながら、家さながらの居心地の良さを感じられますよ。猫のご機嫌もとりつつ、お互いリラックスしたひと時になりますように!

━━━自然に癒されながら、猫にも癒されるという贅沢。猫と一緒にキャンプしなければ、味わえない幸せですね。

猫とキャンプ

出典:instagram(@dailysuca)

micaさん:人間はキャンプに「非日常」を求めますが、猫は「非日常」が苦手な生き物です。とにかく猫第一で考えてあげて、日常と同じ環境を作ってあげましょう。キャンプに慣らしてあげるために、公園でピクニックをさせてあげてもいいかもしれません。お出かけやキャンプができれば、何かあったときの移動や避難も安心です。

━━━ 災害での避難や引越しでの移動は、どうしても避けられないもの。猫とのキャンプはそういったことの訓練にもなりますね。sucaくんは何の心配もありませんね。

micaさん:sucaは大丈夫でしょうね(笑)。愛猫がキャンプを楽しんでくれたら、人間も楽しめますよ。

外に出られるようになったら愛猫とキャンプ!

猫の昼寝

出典:PIXTA

おふたりの話を聞いて、ますます愛猫とキャンプに行きたい気持ちが募りました。気を付けなければいけない点はあるものの、愛猫が一緒ならいつものキャンプが何倍も楽しくなりそうです。

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