【ペキニーズとキャンプ】2匹いれば癒やしは倍以上！魅惑の多頭連れキャンプ

ペキニーズオーナーの中には、多頭飼いの人もちらほら。成犬でも平均5kg前後という小型犬に属し、運動量もさほど多くないため、複数でも飼いやすい犬種と言えそうです。 とはいえ、2匹目以降を迎えるときは先住犬との相性も心配なところ。また、キャンプといういつもとは違う環境で、複数のワンコと安全に楽しむには、押さえておきたいポイントもあるはずです。2匹のペキニーズとキャンプを楽しんでいる2家族に、「多頭飼いペキキャン」の魅力とコツを聞いてみました。 こちらの記事もチェック！

まず登場してくれるのは、夢だった多頭飼いをかなえたぽんた君、くうた君ファミリー(@ponta1016)。3歳違いで迎えた弟分と最初はなかなかなじめなかったというぽんた君ですが、今ではくうた君とタッグを組んで「おやつちょうだいフォーメーション」を組むほどの仲良しに。2匹と夫婦のまったりキャンプを紹介します。

結婚前から、「犬を迎えたいね」と話していたというくうぽん母ちゃんさんと父ちゃんさん。父ちゃんさんはパグやフレンチブルドッグのような「鼻ぺちゃ」が好き、母ちゃんさんはポメラニアンなどの「もふもふ」が好き。 そんな理想を満たす犬は…？といろいろ調べた結果、たどり着いたのがペキニーズ！夫婦の理想が完全一致するかわいさに惚れ込み、1年半かけてペットショップやブリーダーサイトなどを見て、ついに迎えたのがぽんた君だったそうです。

多頭飼いが夢だったものの、やはり経済面や環境が大きく変わることも考慮して、何度か家族会議を重ねたというくうぽんファミリー。コロナ禍で自宅にいる時間が増えたり、家族の今後を考えたりといろいろなタイミングが重なり、くうた君を迎えることになりました。 繊細な性格のぽんた君は、転勤が多い家庭だったこともあって犬と関わる経験が少なく、初めはくうた君を受け入れられなかったそう。3日間ご飯を拒否し、寝室から1日出てこないというストライキを起こしたのだとか。

やんちゃなパピーのくうた君がガンガン絡みにいっている間に犬との関わり方を知り、「どうやらこれから同じ家で過ごして行くらしい」とわかって、最初は半ば諦めた感じで受け入れたというぽんた君。 それからおもちゃを取り合ったり、一緒におやつを食べたりする中で距離が縮まり、おやつをもらうために2匹で訴えてくるなど、タッグを組むようになっていきました。

キャンプをやろうと思ったきっかけは、コストコで大きなテントを見た父ちゃんさんが「キャンプやってみたいな」と呟いたこと。あまり「何かをしたい」「どこかへ行きたい」というタイプではない父ちゃんさんの希望にくうぽん母ちゃんさんも賛成！そこからわずか2週間でギアをそろえ、キャンプ場の予約をしたそうです。

転勤が多かったため、環境が変わることには比較的慣れていたぽんた君とくうた君。とはいえ、初めてのキャンプでは「物音に怖がったらどうしよう」「夜中に吠えて周りに迷惑をかけてしまったらどうしよう」「一泊二日、リードにつながれたままでストレスになってしまったらどうしよう」と、不安は尽きなかったそうです。 そこで、初めてのキャンプはふだん使っているペットベッドや伸縮リードなど、いろいろなものを持っていったのだとか。

「でも、心配をよそにぐっすり寝ているし、知らない場所も全然平気なので拍子抜けでした(笑)。夫婦二人だと、ついスマホを見てしまって会話が減りがちなのですが、2匹がいることで会話が増えたり、ケンカも減ったり(？)しました」と、キャンプの魅力にハマったそう。 「自然に癒やされ、ぽんちゃんくうちゃんに癒やされ…癒やし効果絶大です」 運動量の少ないペキニーズにとっても、自然の中でほどよく動きながら過ごせるので、旅館やホテルステイよりもキャンプは魅力的だと語ります。

「のんびりまったり過ごす」のが信条のくうぽんファミリー。ぽんた君、くうた君と夫婦二人が快適に過ごすキャンプの間取りや愛用テント、おすすめグッズについても教えてもらいました！

キャンプを始めてから、2024年4月現在はまだ2年足らずというくうぽんファミリー。それでも、すっかりキャンプの魅力に取りつかれて、既にキャンプに行った回数は19回。ときには実家のコロンちゃん(ペキニーズ×チワワMIX)も一緒に、ワンコたちとのキャンプを楽しんでいます。 夫婦が惚れ込んだ「鼻ぺちゃフワフワ」な見た目に加えて、「ツンデレと言われることが多い犬種だけど、なんだかんだいってデレデレ」と、その性格も飼い主さんをとりこにしているぽんた君とくうた君。 これからもまだまだキャンプの思い出をたくさん積み重ねていきそうです。

お次は、黒みがかった茶色い色(フォーンカラー)がおそろいのポンズ君とおろしちゃんファミリー(@ponzu320)。カットによっていろいろな愛らしさに変身するペキニーズですが、こちらの2匹は毛質を生かしたフワモコカットがチャームポイント。 くうぽんファミリーと同じく、夫婦二人と2ペキでのんびりキャンプを満喫中。かわいい一発芸とともにその様子を紹介します。

おろポンぱぱとおろポンままのペキニーズとの出会いは、実家の先代犬のお散歩をしているとき。たまたまお散歩していたペキニーズを見かけて、ひと目惚れをしたのだそう。その後、またもや「たまたま」ペットショップでペキニーズを見かけたものの、そのときは夫婦共働きということもあり、お迎えするのを断念。 ところが、1カ月後にそのペットショップを訪れたらまたペキニーズが…。「あれ？あのときの子かな？」と、残っていたポンズ君に運命を感じてお迎えを決めたそう。 トイプードルやチワワに比べれば飼育頭数も圧倒的に少なく、あまり見かけることのないペキニーズが3回も目の前に現れるんだから、運命ですね！

やがて、実家の先代犬が亡くなり、おろポンママさんのお母さんが寂しがっていたとき、気になっていたブリーダーのサイトでおろしちゃんの写真を発見。「この子が家族になってくれたら…」と、お迎えをすることを決め、ポンズ君に妹分がやってきました。 「最初は、ポンズが怒ったりストレスで体調を崩したりしないよう、徐々に距離を詰めていこうと考えていたのですが…。出会った瞬間にポンズがヘソ天して受け入れてくれたため、結果として何も気を付けることはありませんでした(笑)」

キャンプは、ポンズ君が人に吠えやすく、カフェなどに行くことが難しかったため、「ポンズも自分たちもリラックスして過ごせることをしよう」と始めたのがきっかけ。 「暑がりなせいか、普段は添い寝してくれることがあまりないのですが、寒い季節に行くと寝袋に入って来てくれます。モフモフの毛で癒されるし、いつも以上に甘えた姿を見られるところがたまりません」とおろポンままさん。 ポンズ君とおろしちゃんはといえば、のんびり寝ていることが多いそうで、最初の目的通り人もワンコたちもリラックスした時間を過ごせているようです。

テントと車中泊を併用することが多いという「おろぽん」ファミリー。ワンコ目線で行きついた、ペキニーズ連れキャンプのおすすめベースについても聞いてみました！

Instagramを見ていると、小さな手をばっと広げて真剣(？)な表情のポンズ君が…。これはポンズ君お得意の「真剣白刃取り」。手前では、おろポンぱぱさんが手刀を構えています。 「ドッグトレーニングをしていたときに、飼い主との絆を深めるために、いろんな技を一緒に覚えていくといいですよ、とアドバイスを受けました。それで、“白刃取りしたらかわいいね”と教えてみたのがこのポーズです。ポンズは食いしん坊なので、ご褒美欲しさにすごい集中力で、1日で習得しました(笑)」

ちなみに、おろしちゃんは「ゴローン」と声を掛けるとお腹を上に向ける“ヘソ天”ポーズを披露するそう。芸達者な2匹が一緒なら、キャンプでもあっという間にお友達ができそうです！

最後に、ペキニーズとのくらしやキャンプで気を付けた方がいいことについても聞いてみました。犬種ならではの病気やケガ、お手入れについてなど、ペキ飼いさんならではのリアルな声をもらったのでぜひ参考にしてみてください。 また、「わが家の愛犬とのキャンプも紹介してほしい！」「ほかのキャンパーの犬連れキャンプをもっと見たい」という人は#hinataいぬ部をぜひフォローお願いします。「#hinataいぬ部」のタグを付けて投稿してくれたら、取材のお願いをさせていただくかも！？