【ペキニーズとキャンプ】マイペースだけど社交的！？モフモフ天国な「ペキグルキャンプ」

もふもふの毛とぺちゃっとした鼻がかわいいペキニーズは、中国原産の犬。長く美しい被毛に覆われた姿がライオンのように見えることから「ライオンドッグ」と呼ばれ、中国の宮廷で飼われていた歴史もあるそうです。 そんなペキニーズ、一般的には意外と頑固で気が強い…と言われることもあるものの、Instagramを見るとほかの犬種に比べて異様に「ペキニーズグルキャン」が多いことに気が付きます。ペキオーナーさんが社交的なのか、ペキニーズも実は社交的なのか…？ 今回の2家族も取材のお願いをしたあとで一緒にキャンプにも行っているお友達同士なことが発覚。わいわい楽しそうなペキグルキャンを覗いてみました！ こちらの記事もチェック！

まず紹介するのは、たれ目がかわいいほまれちゃん(@homare.ch52)ファミリー。実は、ほまれちゃんは保護犬カフェ出身。「過保護犬ですがなにか？」というInstagramのユーザーネームの通り、パパとママにとってもかわいがってもらい、キャンプにもたくさんお出かけしています。 「保護犬をお迎えしたい」「子犬のころから一緒にいなくてもキャンプに行けるかな？」と考えている人も、ぜひ参考にしてみてください！

「幼少期から、家には必ず犬がいた」というままんさん。ほまれちゃんの先代ワンコが亡くなり、寂しくて仕方なかったところへ、「保護犬カフェ」の存在を知ったのだそう。 「お茶代の一部が寄付金になると聞いて、気分転換がてら行ってみたところ、ほまれと出会いました。誰にも媚びないし、おやつをあげても食べなくて、とても寂しそうな顔をしていたのが忘れられなくて…」 ほまれちゃんは元繁殖犬だったそうで、出産してすぐ保護されたようでした。赤ちゃんと離れたのが寂しかったのかもしれないと、ぱぱんさんとままんさんは家族に迎えることを決意。出会ってから一週間後にお迎えに行きました。

こうして家族に迎えられたほまれちゃんですが、「外に出たことがなかったのかも…」と、ままんさん。最初のころは外に出すと、くんくんと空気のにおいをかいでいたそうです。 「庭でリードに慣れる練習をし、次は広い公園で歩く練習。あとはひたすらお出かけをし、外に慣れてもらうようにしました」 ほまれちゃんのペースに合わせた練習のおかげか、今ではお出かけが大好きに。特にキャンプは大好きで、テントを見ると大興奮。「中に入れろ！」と、とワンワン叫んでアピールするようになりました。

これまでも旅行にはよく行っていたというぱぱんさんとままんさんですが、キャンプを始めたきっかけはほまれちゃんと遊びに行くところがマンネリ化してきたことだったのだそう。 「旅行からの帰宅途中にアウトドアショップに寄って、ノリでテントを購入しました。興味はあったものの、テントを持っていなかったので買っちゃえー！って(笑)」

このころには既にお出かけが大好きになっていたほまれちゃんですが、もともと音に敏感で、ベルや機械的な音、配送トラックの荷台を開ける音などをとても嫌がっていたのだそう。だから、静かに過ごせるキャンプは気に入ったようで、すんなりなじんでくれたと言います。 「眠くなったら自分でテントに入り、おしっこしたくなったらテントから出てきておしっこに行く。そしてまたテントに入って寝る…まるで6歳児のようです(笑)。家よりリラックスしているかも」

「ノリでテントを買った」日からキャンプも4年目に入り、テントも複数持ちになったぱぱんさんとままんさん。ほまれちゃんと過ごすのにぴったりの愛用テントを、ワンコ連れ目線で教えてもらいました。

いつも忙しくしているぱぱんさんとままんさんにとって、キャンプは愛犬と一緒に景色を楽しんだり焚き火を眺めたりして、何も考えずぼーっとできる時間。「朝早く出てキャンプ場で昼寝するのも最高に気持ちがいいです」と、日常とは違う時間の流れを楽しんでいるそうです。 ペキニーズはもともとアクティブに動くことが少ない犬種だそうで、ほまれちゃんもキャンプではのんびり。アクティブな子とキャンプに行くのも楽しそうですが、ぼーっと過ごしたいキャンプにペキニーズはぴったりかもしれません。

次の家族は、たくさんのお友達とお出かけを楽しんでいるふく助君(@ume.fuku.papa)ファミリー。Instagramを見ると、キャンプはもちろん、ピクニック、お祭り、カフェなどなど、お出かけ写真がいっぱい。お洋服もたくさん持っているようで、かわいいファッションコーディネートも必見です！

「最初はペキニーズの存在を知らなかった」というふく助パパさん。たまたまペットショップを覗いたときにいたペキニーズを見て、「おもしろい顔してるなぁ〜」と、興味を持ってお迎えしたのが先代犬の「うめ吉」君でした。その後、うめ吉君のおやつを買いに行ったペットショップでふく助君に出会い、ひと目惚れ。 「ペキニーズの中でも、手足が短くてずんぐりむっくり。デカイ顔と口やダルダルした唇も、全てが“ぶちゃかわ”でたまりません。無駄吠えしないし、いつもぬいぐるみみたいにおとなしくて、性格もすごくいいんです」 と、ペキニーズの魅力にすっかりとりつかれています。先代のうめ吉君は2018年に虹の橋を渡ってしまいましたが、お兄ちゃんの思い出を大切にしながら二代目ふく助君との日々を楽しんでいるそうです。

Instagramではいろいろなファッションも披露しているふく助君ですが、キャンプでは汚れないようにサロペットやロンパースを重宝。また、帽子もかぶってキャンパーの雰囲気を出していることが多いのだとか。 写真は、寒い季節にボア付きの帽子とジャケットを用意してもらったふく助君。迷彩コーデでいっそうキャンプ気分を盛り上げます。

さらに、お友達と参加した浅草の三社祭ではお祭りファッションもバッチリ！2匹ともかわいい鉢巻きを締めて気合十分です。ちなみに、ふく助君は台東区在住。さすが下町っ子！

たくさんのペキニーズ友達とキャンプを楽しんでいるふく助君ですが、出会いは全てInstagramなのだとか。キャンプもペキニーズ友達に誘われて始め、フットワーク軽くあちこちへお出かけしています。 ペキニーズは暑さと湿気に弱いそうで、キャンプ場選びでは夏は標高が高いところを選んだり、地面の水捌けを気にしたりと、ふく助君目線を忘れません。ちなみに、オートサイトを選ぶのもこだわりで、荷物の積み下ろしが楽なのはもちろん、設営や撤収のときは空調の効いたクルマの中でふく助君に待っていてもらうそう。

暑さや湿気に弱いというペキニーズ。比較的寒さには強い犬種ですが、冬のキャンプとなればやはり防寒も必要です。ふく助君の快適キャンプに欠かせないアイテムを聞いてみました。

ほまれちゃんファミリー同様、自然の中でのんびり過ごすのが好きというふく助パパさんとふく助ママさん。お友達とのグループキャンプでも、それぞれのペースでゆったりとお散歩したり写真を撮ったりするほか、前室で景色を楽しみながらベンチでふく助君とおやつを食べるなど、愛犬とのキャンプを満喫しています。

今回登場してくれた2匹は、キャンプにもしょっちゅう一緒に行くペキ友達。最後に、出会いについても聞いてみました！ペキニーズが気になった人は、ぜひふたりのInstagramも見てみてくださいね。控えめに言って、かわいさの大渋滞です。 また、「わが家の愛犬とのキャンプも紹介してほしい！」「ほかのキャンパーの犬連れキャンプをもっと見たい」という人は#hinataいぬ部をぜひフォローお願いします。「#hinataいぬ部」のタグを付けて投稿してくれたら、取材のお願いをさせていただくかも！？

その、2匹でお月見キャンプをしたときの写真がこちら。ほかにもお花見したり海に行ったりと、家族ぐるみでお出かけしているほまれちゃんとふく助君ファミリー。ペキニーズの飼い主さん同士は本当にグループキャンプを楽しんでいる人がいっぱい。気の合うキャンプ仲間にめぐり合わせてくれるのもペキニーズの魅力かもしれません。