爆発的人気を誇るZANE ARTS(ゼインアーツ)テントの魅力を徹底解剖!2023年アイテムも紹介
キャンパーの心を鷲掴みにするテント界の新生、国産ブランドの「ZANE ARTS(ゼインアーツ)」。ここでは、ゼインアーツの魅力と、ゼインアーツのおすすめテント、そして注目の2023年に発売したアイテムについて詳しく紹介します。
ゼインアーツとは
ゼインアーツ(ZANE ARTS)は、北アルプスの玄関口・長野県松本市で生まれた国産アウトドアブランド。WEBサイトの公開が2018年末であり、新商品の1stロットの発売日が2019年4月という、まだ生まれて5年目の新しいブランドです。
2019年4月に発売された記念すべき第1弾の1stロットは、なんと即日完売。新興アウトドアブランドだったゼインアーツは、たった4つのプロダクトで数多のキャンパーの心を鷲掴みにしてしまいました。同年9月に発売された2ndロットも予想をはるかに上回る予約となりました。その後も人気商品を出し続け、人気テントは抽選販売になることもしばしば。昨年からは待望の公式オンラインショップもオープンしました。今季も魅力的な新作が続々リリースされ、ますます注目されるアウトドアブランドです。
ゼインアーツの魅力
ゼインアーツの1番の魅力は、高いデザイン性と機能性が両立しているところです。自然に調和する美しいデザインがコンセプトで、アースカラーを使ったスタイリッシュなデザインが特徴です。
また、比較的手を出しやすい価格で販売されているのも魅力のひとつ。より多くの人に良いものを適正価格で届けたいという想いから、経費を削減しリーズナブルな価格を実現しています。道具にこだわり、かっこよく快適にキャンプを楽しみたい人にとって打ってつけのブランドです。
ゼインアーツのおすすめテント
ゼインアーツのテントはこれまでのテントの常識を覆す独創的なアイデアで人気を集めています。テントとタープの生地には、表面にシリコーン、裏面にポリウレタン(PU)加工を施したポリエステルリップストップが採用されており軽量で強度が高く、耐水圧も1,500mmと高性能です。
ここからおすすめのテントを紹介していきます!
ワンポールの課題を解決したシェルター「ゼクー」
「ZEKU-M(ゼクーM)」は、4人が快適に過ごせるサイズのミドルサイズのワンポールシェルター。現時点でのゼインアーツのフラッグシップモデルともいえるアイテムです。
一見するとワンポールには見えない形ですが、メインのポールはセンターに立てる1本のみ。足元をエクステンションフレームと呼ばれる逆V字型のフレームで立ち上げることで、ワンポールテント最大のデメリットである「中央付近以外は天井が低く狭い」という課題を解決して、広い居住空間を実現しています。
またゼクーMは、4コーナーをペグダウンしてセンターのポールを立てれば自立する設計。その後に残りの2カ所をペグダウンし、エクステンションフレームを立てれば完成なので設営も簡単です。
ボトムは六角形です。付属のリビングシートを使うとお座敷スタイルにすることも可能。土間もできるので、出入りの際の靴置きや雨具の着脱にも便利です。
ワンポールテントには「中央付近以外は天井が低く狭い」という弱点以外に、もう1つの弱点として「夏場の暑さ」がありますが、これはパネル6面のうち1面が大きく開くことで解決されています。このパネルと出入口を全て開ければ、風通しが良くなりかなり暑さを軽減できます。さらに、サブエントランスのパネルはメッシュにもフルクローズにもでき、汎用性が高くなっています。
2021年に発売したゼインアーツのゼクーL。ゼクーMに比べ、頂点の高さが35cm高くなり、居住空間がさらに広くなりました。またゼクーM同様に設営は、4コーナーをペグダウンし、センターポールを建てるだけというシンプルな構造です。誰でも簡単に大型シェルターを設営できるのはうれしいポイント!別売りのインナーテントを使えば2ルームになり、居住性が増します。ファミリーにもおすすめです。
デュオキャンパー向けスモールシェルター「ギギ」
「GIGI-1(ギギ1)」は、デュオキャンパー向けのスモールサイズシェルターです。テーブルやチェア、必要な道具をテント内に入れて2人が対面でゆったり座れるワイドな居住空間です。ボトムは8角形。コット2台を設置することも可能な余裕の広さなので、ギギ1を1張りでリビングも寝室もできます。
ギギ1は、パネルの開閉や跳ね上げによりいろいろなアレンジが可能なのが特徴。前後のドアパネルを大きく跳ね上げればタープのように開放感のある空間を作れます。また、ギギ1もゼクーMと同様に、エクステンションポールによりサイドを立ち上げて、ワンポールにもかかわらず広い空間を確保出来ます。
ゼクーMとギギ1は、一見似ているような側面もあるので、2つの間で購入を迷う方も多いかと思います。どちらを選んだ方がいいかはもちろん個人の好みにもよりますが、大人数で使うならやはりゼクーMです。
ギギの方がボトムサイズが大きいので一見ギギの方が大きいように見えますが、ゼクーは、ギギよりもセンターポールが30cm長いので、その分ゼクーの方が広く、開放感を感じられます。またエクステンションフレームの大きさも、ギギよりゼクーの方が大きいサイズ感です。
省スペース&居住性の高い4ウィングタープ「ゲウ」
「GEU(ゲウ)」は、レクタのようでもありヘキサのようでもある新しい形のウイングタープです。メインポール2本の間はヘキサゴン型でMサイズ以下の小スペース設計ですが、有効面積はレクタングラー型Lサイズに匹敵するという特徴です。タープの理想形を追求したようなハイブリッドなタープです。
ゲウの生地パターンは、ガイロープなどで引っ張る方向に沿った生地目で構成されているので、誰でも容易に美しく張り上げられる点がうれしいポイント。また、4隅を落とし込む設計により、タープ下の日陰が中央に集まりやすくなっていて、雨の浸入も軽減してくれます。
さらに、小川張り(※テントをタープの中に入れ込む張り方)ができるタープテール(ロングテープ)も付いています。スペースが限られた場所でセッティングする場合には便利です。タープテールは小川張りに使わない時には、ランタンなどをつるすハンガーとしても利用可能です。
ゼインアーツ2023年新作アイテム
2023年5月ゼインアーツの新作アイテムが発表されました。新作テントは3つ!ゼクーMとギギ1が近年人気のTC素材で発売されます。また現在販売休止の「ロガ4」を彷彿とさせる「ロガ」が新しいテントとして登場!テントだけでなく、チェアやテーブルなど魅力的なアイテムが発売されます。ここから詳しく紹介していきます。
ゼクーM TC
基本構造は4人が快適に過ごせるミドルサイズのワンポールシェルター「ゼクーM」と同じです。外気の水分を含むことができるTC素材を使うことで、結露しづらくより快適な室内環境をつくることができます。火に強いので火の粉が付着しても穴が開きにくくなるというメリットも。秋冬の使用に最適です。TC素材を使う分、重量は重くなるため、しっかりと支えられるようポールの強度が上げられています。
メインドアパネルのファスナーは、好きな場所に開口部を作れる仕様なので、アレンジしやすく便利です!またキャリーバッグはこれまでの化学繊維モデルのゼクーMと違いブラックカラーでスタイリッシュなデザインになっています。
詳しくはこちら:
公式HP ゼクーM TCギギ1 TC
デュオキャンパー向けのスモールサイズシェルター「ギギ1」もTC素材版が発売されます。
素材の特徴のほかに、これまでの「ギギ1」との違いはボトムの全周にスカートが付いたことです。下からの冷気の入り込みをブロックしてくれるので、秋冬の寒い時期の利用に適しています。また地面に接してしまうスカートは、汚れにくい100%ポリエステル仕様なのもうれしいポイントです。
ゼクーM TCと同様、TC素材の重量をしっかり支えられるようポールの強度がアップ。キャリーバッグのカラーもブラックになっています。
詳しくはこちら:
公式HP ギギ1 TC ロガ
「ロガ」は2-3人用のミドルサイズの2ルームテント。
チェアやテーブル、必要な道具などを配置できるほどの広いリビングスペースがテント内に確保できます。
ロガの最大の特徴は、山岳でのキャンプを想定した
高い耐風性能です。サイドのブリッジフレームと2つのクロスフレームが連動するオリジナル構造で、風をうまく受け流してくれるので、風が強い場所でのキャンプでも安心して使えます。
フロントとサイドには、8カ所の開口できるパネルがあるので、室温の管理がしやすく、全てオープンして開放的に過ごすことも可能です!
詳しくはこちら:
公式HP ロガレードチェア
二つ折り式のチェアは持ち運びに便利であるものの、背面と座面が独立してしまうことで座り心地が劣ってしまうのがデメリットです。そのデメリットを解消するために「レードチェア」は背面と座面を1枚の生地にしています。体全体を支える
格段に良い座り心地と利便性を両方実現しているのが魅力です。
カラーはブラックとコヨーテ(ブラウンに近い色)の2種類展開です。
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公式HP レードチェアトードテーブル
「トードテーブル」の魅力は、天板が6枚のアルミプレートで構成されていて、取り外して
自由にカスタマイズできることです。オプションのバーナーデッキやシェルフなどを組み合わせることで、目的に応じて快適なテーブルを作り出すことが可能です!
このテーブルひとつで料理も食事もできるのはうれしいポイントです。アルミ製にすることで軽量、かつコンパクトに収納できる構造なので、持ち運びにも便利です。
詳しくはこちら:
公式HP トードテーブルジグハウス
ゼインアーツの小型LEDランタン「ジグ」を3つセットして大光量ランタンにできる組み立て式のキットです。「ジグ」が最大200ルーメンなので、最大600ルーメンの明るさのランタンにすることが可能。工具は必要なくネジも手で付けられるので、簡単に組み立てられます。
詳しくはこちら:
公式HP ジグハウス手のひらサイズでコンパクトかつ最大200ルーメンのハイパワーのLEDランタンです。店頭するとランタンの中央にあるゼインアーツのロゴが浮かび上がるデザインがおしゃれです!
【基本情報】
- サイズ:44×104mm
- 重量:115g
- 明るさ:最大200ルーメン
- 照射時間:7〜55時間
- 充電時間:3.5時間
- 充電方法:USB Type-C
モビボックス
4本のポールで自立するスタイリッシュなゴミ箱です。ゴミ袋は本体内側にあるクリップに挟むだけで簡単にセット可能。内側はPVC素材を加工し、水気のある汚れを吸収せず、汚れが付いても拭き取りやすいので安心して使えます。収納はポールを外すと上下に潰して固定できるので、コンパクトに持ち運びできるのもうれしいポイントです。
カラーはブラックとコヨーテ(ブラウンに近い色)の2種類展開です。
【基本情報】
- サイズ:天面320×底面235×高さ360mm
- 重量:790g
- 容量:20L
- 材質:ポリエステル、 アルミ
ゼインアーツの購入方法
ゼインアーツ商品の購入方法は大きく分けて、ゼインアーツの正規取扱店での購入、そのほかAmazon、楽天などのオンラインショップでの購入、ゼインアーツ公式オンラインショップでの購入の3つです。
2022年オープン!公式オンラインショップ
人気でなかなか購入できなかったゼインアーツ商品ですが、2022年11月待望の公式オンラインショップがオープンしました。ゼインアーツのWEBサイトのPRODUCTページから購入手続きができます。購入の際には会員登録が必要です。人気のため、販売開始とともに売り切れてしまうこともあるので、事前の登録がおすすめです。
公式オンラインショップ:
ゼインアーツWEBサイト正規取扱店での購入
ゼインアーツのアイテムは、A&Fカントリーをはじめとして、秀岳荘やグリーンハウスなど全国のアウトドアショップで取り扱いがあります。それぞれのオンラインショップでの購入も可能ですし、実際に商品に触れてみたい!という方は、実店舗での購入もできます。下記のショップリストの中からお近くの店舗を探してみてください。
詳しくはこちら:
ゼインアーツのショップリストそのほかオンラインショップでも
ゼインアーツの商品はAmazonや楽天のほか登山•アウトドア用品のセレクトショップ「
YAMAP STORE」でも販売されています。チェックしてみてください。
ゼインアーツのギアを取り入れてみよう!
自然に調和する美しいデザイン性と機能性を両立するギアを製作するゼインアーツ。これまでになかった独創的なアイデアで人気のテントを次々に世に出しています。テントの名前は、ゼクー=是空(色即是空)、ギギ=巍々、ロガ=露岩、ゲウ=夏雨に由来しています。製品の良さもさることながら、国産ブランドの匂いを感じられるのも愛着が湧くポイントです。
キャンプの主役のテントだけでなく、テーブルやチェアなどゼインアーツらしいかっこよくて機能的な注目アイテムがたくさん発売しています!ぜひゼインアーツの人気アイテムや新作アイテムをチェックし、キャンプに取り入れてみてください!
ゼインアーツのゼクーMでファミリーキャンプ!快適に過ごす秘訣紹介
ファミリーキャンプで快適に過ごせるワンポールテントが欲しい、と思っていたところおすすめされたのが、キャンパーの間で注目が高まっている国内ブランドのゼインアーツ「ゼクーM」です。今回は、実際にファミリーキャンプで体験して分かったゼクーMの魅力を解説します。我が家の心を鷲掴みした機能性と居住性、男前なデザインをチェック!
グッドデザイン賞を受賞した傑作テント!ゼインアーツ「ゼクーM」のアレンジ集
2020年度のグッドデザイン賞を受賞した傑作テントが、ゼインアーツの「ゼクーM」。ワンポールでありながら圧倒的な居住空間を実現し、軽量コンパクトで初心者でも短時間で設営でき、コストを抑えた企業努力も評価されました。今回は受賞を記念し、Instagramの投稿から「ゼクーM」の素敵なアレンジを紹介します。
最注目ブランド・ゼインアーツの代表が語るキャンプトレンド コロナ禍に支持されるテントの秘密
全国的に有名なアウトドアショップで、注目ブランドとして必ず名前を聞く新生アウトドアブランド「ゼインアーツ」。2020年には主力のワンポールテント「ゼクーM」がグッドデザイン賞を受賞し、その旋風は今年さらに強まりそうな気配です。デザインとコストパフォーマンスに優れたテントを生み出してきた小杉敬社長を取材し、人気テントの開発の裏話とともに、価格にこだわる理由や、今年のトレンド予想を聞きました。