焚き火で使えるケトル特集!おしゃれ&タフでキャンプにおすすめ
コーヒーやお茶、カップ麺など、キャンプシーンでなにかと出番の多い道具がケトルです。キャンプにわざわざケトルを持って行かない、という人も、きっとケトルが欲しくなる!今回はキャンプ用ケトルの中でも、スタイリッシュで焚き火とマッチする見た目のケトルを厳選して紹介します。
焚き火ケトル3つの選び方
焚き火で使うケトルを選ぶときに気をつけたいポイントは「材質」・「形」・「容量」の3つ。キャンプサイトやキャンプスタイルに合わせて最適なケトルを選びましょう!
ポイント1 材質
1つ目のポイントは材質。採用されている金属によって、お湯の沸きやすさとメンテナンスのしやすさに違いが出ます。
【
ステンレス】
- 熱伝導率が低いので、アルミや銅のケトルより湯が湧くのが遅い
- さびにくいので、メンテナンスが容易
【
アルミニウム】
- 熱伝導率が高いので、湯が湧くのが早い(ステンレスの10倍以上)
- さびにくいのでメンテナンスが容易
【
銅】
- 熱伝導率がかなり高いので、湯が湧くのが早い(ステンレスの20倍以上)
- 緑青と呼ばれるさびが発生するので、メンテナンスが必要
【
チタン】
- 熱伝導率が高いので、湯が沸くのが早い
- 飲み口が熱くならないので、口を付けても火傷しにくい
【
ホーロー】
- 熱伝導率が高いので、湯が湧くのが早い
- 表面がガラスでコーティングされているので汚れが付きにくい
ポイント2 形
ケトルは、大きく分けて3種類の形に分類されます。それぞれ得意な点と不得意な点があるので、購入前にチェックしておきましょう!
- やかんタイプ
底面が広い分、短時間でお湯を沸かせるのが特徴。家庭での使用に向いています。
- 縦長タイプ
焚き火で使用するのに最適な形です。少し荷物になりますが、スマートな見た目が特徴的。
- 寸胴タイプ
お湯を沸かす以外の用途でも使えるのがポイントです。汎用性が高い分、ケトルとしての使用満足度はほかのタイプに劣ります。
ポイント3 容量
メーカーによっては、同じモデルでも容量違いでサイズ展開されていることもあります。
使用する人数や用途に応じて、最適なサイズのケトルを選びましょう。
【容量に応じた用途の目安】
- 0.8ℓ以下:ソロキャンプ、登山、バックパッキング
- 0.9〜1.5ℓ:2〜4人、オートキャンプ
- 1.5ℓ以上:グループキャンプ、冬キャンプ
もちろん、第六感がビビッときたらそれは買いどき!容量は気にせず直感で選びましょう。
軽量で持ち運びに便利なアルミ製のケトル
アルミ製のケトルは軽量で熱伝導率に優れ、さびにくいのが特徴です。そんなアルミ製のケトルをブランド別に紹介していきます!
熱伝導率が良く温まりやすい銅製ケトル
熱伝導率が良く、お湯を直ぐに沸かせられる銅製のケトル。使っていくうちに味が出て、色の変化も楽しめます。そんな銅製のケトルを紹介していきます!
アメリカの歴史と日本の職人技の融合!グランマーコッパーケトル
根強いファンを持つ、ファイヤーサイド社の永久定番・グランマーコッパーケトル。製品のルーツは、ファイヤーサイド社の代表・ポールさんの祖母が使用していた銅製のケトルです。19世期のアメリカではこういった銅製のケトルがポピュラーでした。今でもヴィンテージショップなどで、当時のケトルを見かけます。
そんな「おばあちゃんのケトル」を新潟県燕市の職人技で再現したのが、グランマーコッパーケトルです。
定番のステンレスケトル
さびにくく、お手入れが簡単なステンレスケトル。ここではおすすめのステンレスケトルを紹介していきます!
開口部が大きく使いやすいケトル。縁のサイズが大きいのでラーメンや鍋などをそのままつくれ、お皿代わりにもなるケトルです。料理器具を減らしたい人におすすめ!
【基本情報】
- サイズ:15×14×9.6(h)cm
- 容量:0.9L
- 重さ:290g
クラシックなデザインが特徴的なケトル。注ぎ口にふたが付いているので灰が入らず、衛生的です。また、ふたは水圧で開く仕組みになっているので、火傷の心配なしで使えます。
【基本情報】
- サイズ:13×22×23cm
- 容量:1.6kg
- 重さ:570g
保温力抜群のホーロー製ケトル
表面にガラスのコーティングが施され、汚れが付きにくいホーロー製のケトル。そんな使い勝手の良いホーロー製のおすすめケトルを紹介します!
レトロなデザインが特徴的なケトルです。ストーブの上に置いたら映えること間違いなし!IHにも対応しているのでアウトド以外でも使いやすい仕様です。
【基本情報】
- サイズ:22×18×24.5cm
- 容量:2.3L
- 重さ:1kg
1.5Lと大きめの容量でファミリーキャンプやグループキャンプにおすすめのケトル。内部はステンレスになっているので見た目以上に軽く、お手入れもしやすい優れもの。
【番外編】日本上陸?展示会で出会ったレアなケトル
ローザべトルフは、ブッシュクラフト大国ロシアの西部に位置するニジニノヴゴロド州に存在する金属調理器メーカーです。日本ではまだ知名度は低いですが、約20年の歴史がある金属加工に定評のあるメーカー。その製品はロシアの職人が溶接・研磨しており、無骨な中にハンドメイドの温かみがあります。
このケトルはローザベトルフが得意とする飯ごうをケトルに加工した珍しいアイテム。素材はステンレスで、熱伝導率は低めですが、メンテナンスのしやすさは魅力的です。ただ、日本での販売は未定…!まだ見ぬアウトドアアイテムがまだまだロシアに眠っているかもしれません。
ケトルで快適な焚き火ライフを!
ケトルはキャンプの雰囲気を出すマストアイテム。ケトルがあれば朝のコーヒータイムがさらに楽しくなります!今回は焚き火にかけられるケトルを紹介しました。焚き火のマナーを守りながら、お気に入りのケトルを火にかけ、快適な焚き火ライフを送りましょう!