ナンガのダウンアイテム特集!人気のシュラフからウェアまで!
国産シュラフメーカーで知られる「ナンガ」。今回は、ダウンシュラフのほかオーロラダウンジャケット焚き火ダウン、ボトムやベストなどのウェア類も一挙に紹介します!アパレルブランドとナンガの2019コラボデザインも要チェックです。
ダウンシュラフメーカー「ナンガ」
ナンガは滋賀県米原市に本社を置く日本のシュラフメーカー。厳選したヨーロッパ産ダウンと職人による確かな品質のダウンシュラフは、多くのアルピニストからも厚い支持を得ています。最近では、ダウンジャケットやパンツなどのウェア類も充実。セレクトショップでの取り扱いや、アパレルブランドとのコラボアイテムも人気を集めています。
ナンガの魅力①メイドインジャパン
ナンガで使用されているダウンはヨーロッパ産の成熟した水鳥の羽毛。これを国内で洗浄・精製することで、羽毛特有の臭いが軽減され、温湿度調整機能にすぐれたダウンになります。そして熟練の職人たちによる羽毛の吹込み・縫製により、丁寧に仕上げられています。
ナンガの魅力②永久保証
ナンガのダウン製品には永久保証が付いています。修理内容により条件は異なりますが、基本的にシュラフは無償修理でダウンジャケットは有償です。「こだわって作ったものだから永く使ってほしい。」そんなメーカーの思いを感じることができます。
ナンガのダウンシュラフを解説
ナンガのシュラフには、オーロラ・オーロラライト・ダウンバッグ・UDDバッグ・ミニマリスムの5種類があります。ダウンシュラフの特徴を最大限に活かすためには、利用シーンに適したシュラフを選ぶことが重要。それでは、それぞれのシュラフの特徴を見ていきましょう。
オーロラ
防水透湿性に優れたオーロラテックスを採用したベーシックなシュラフがオーロラです。「元祖・シュラフカバーなしでも快適に過ごせるシュラフ」で、ナンガでもっともポピュラーなシュラフ。オーロラには350・500・750の3種類があり、その数字はシュラフに使われている羽毛の量を表していて、数値が高くなるほど保温性が高くなります。
オーロラ350であれば3シーズンのキャンプや登山に対応。オーロラ750であれば冬登山や冬キャンプに対応できます。
オーロラライト
こちらも防水透湿性のあるオーロラテックスをシェルに採用することで、シュラフカバーを使わなくても快適に過ごせるシュラフです。従来のオーロラモデルを軽量化したのが、このオーロラライト。350DXから950DXまでの5種類があり、数字はシュラフに使用されている羽毛の量を表しています。
羽毛を一番多く使っている950DXは、厳冬期や海外の高所登山に対応する本格派。一般的なキャンプで使いやすいのは35DXや450DXとなっています。
ダウンバッグ
コストパフォーマンスに優れ、幅広いシーンで使いやすいのがダウンバッグ。羽毛の使用量によりダウンバッグ250から1100までの7段階に分かれており、数値が大きいほど羽毛使用量が多く保温性が高くなります。オーロラシリーズのような防水性はないため、テント内で使用する際にはシュラフカバーと合わせて使うのがおすすめ。シュラフカバーで結露などによる水濡れを防ぐ必要があります。
UDDバッグ
羽毛最大の敵ともいえる水濡れを克服したのがUDDバッグ。羽毛そのものに超撥水加工を施すことで、水に強くコンパクトで軽量、膨らみが早く温かい、という理想的なシュラフになっています。さらに、UDDシリーズの全ての表地にはナイロンシレ撥水加工が施されており、撥水防風性に優れているのも特徴です。
UDDのシリーズはUDDバッグの180DXから1000DXまでの7種類、それに加えてUDDキルト350、UDDバッグ300HD、と全9種類があります。
UDDの中で一番暖かいのが1000DX。ダウンが1,000g使用され、保温性の高い台形ボックスキルト構造になっているため、冬山登山や海外の高山登山にも対応します。180DXと280DXはシングルキルト構造で軽くコンパクトな収納が可能。夏登山や3シーズンの平地キャンプ対応となります。UDDキルト350は軽量性を重視した上掛けタイプの新しいデザイン、 UDDバッグ 300HDは保温性に優れたボックスキルト構造を採用しています。
それぞれの数値は使われている羽毛の量を示しており、数値が大きくなるほど保温性が高くなります。それに伴ってシェルのキルト構造も異なってくるので、利用シーンを想定して最適なタイプを選ぶようにしましょう。
ミニマリスム
「より小さく、より遠くへ」をコンセプトにした世界最軽量クラスのシュラフ。シェルには極薄のナイロンリップを採用しています。最大の特徴は最高級シルバーグ一スダウンを使用していること。ハンガリー産シルバーグース95%でダウンの強度を表すフィルパワーは驚きの930FP。通常は高品質の冬用シュラフでも700FPから800FP程度となっているので、ミニマリスムのFPは驚異的な数値とも言えます。
ミニマリスム180と250の2種類があり、180タイプは羽毛量が180gのシングルキルト構造で総重量は約325g。250タイプは羽毛量が280gの上面が台形ボックスキルト構造、下面がシングルキルト構造となっており、250の方がより保温性に優れています。総重量は約415gです。
両者ともファスナーは首から胸元までと短く、顔周りのドローコードもついていない、徹底的に無駄なものを削ぎ落したシュラフ。軽量、コンパクト、保温性の究極を求める方におすすめです。
ナンガシュラフの選び方や詳しいスペックを知りたい方はこちらの記事も参考にしてください!
ナンガのダウンジャケット・コートを解説
ファッション業界からも注目されているナンガのダウンウェア。冬でも快適に過ごせる保温性とシンプルなデザインで、アウトドアのみならずタウンユースでも人気です。ベーシックなダウンジャケットから、ビジネスシーンでも着用できるハーフコートなど、幅広いラインナップのアウター類を紹介していきます。
オーロラダウンジャケット
ナンガのダウンジャケットで1番人気のオーロラジャケット。オーロラジャケットのシェルにはナンガを代表するオリジナル素材「オーロラテックス」を採用。防水透湿性を兼ね備えているため、雨にぬれても中の羽毛は濡れず暖かさをキープできます。表面のファスナーは全て止水ジッパーになっており、大きめの腰ポケットはハンドウォーマー装備。ファスナー付きの内ポケットもあり、収納性も抜群です。
オーロラダウンジャケットの魅力を余すことなく紹介しているこちらの記事もどうぞ!
焚き火に最適!タキビダウンジャケット
一般的なナイロンのダウンジャケットの場合は火の粉が付くとナイロン生地に小さな穴が開いてしまいますが、タキビダウンジャケットは、表地に難燃素材を使っているため、ダメージが少なく済むのです。焚き火の火の粉が飛んできたくらいでは穴は開かないと言い切ってもいいほど。ただし、全く燃えないのではなく「燃えにくい」ということなので、ある程度の注意は必要です。
オーロラジャケット同様ダウンパックが表に見えずにスッキリとした印象を与えるタキビダウン。内外のポケット数が7ヶ所あり、収納力にも優れています。
大きめのフードボタンを閉めると鼻の下まですっぽりと覆うことができます。フードは取り外し可能。冬キャンプと焚き火が好きな方に最適なダウンです。
レディースのタキビダウンは、メンズとシルエットが異なり、女性らしい丸みを帯びたデザインになっています。左右の腰ポケットは内側がWポケットで小物などの分別にも便利。
フードの取り外しはできませんが、内襟がない分スッキリとした雰囲気になっており、タウンユースでもお洒落なダウンです。
タキビダウンジャケットのサイズ感や着心地など詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ!
まだまだ!その他ダウンジャケット
軽量コンパクトなタイプや、スリムなロング丈など色々なデザインのナンガダウンウェアをまだまだ紹介します!
表地にオーロラテックスを使用した透湿防水性に優れたハーフコート。お尻まですっぽりと包み込む長さと裾のドローコードで冷気をシャットアウトします。フードのファーはファスナーでの着脱が可能になっています。
7つのポケットがあり収納力も抜群。カバンを持たなくても身軽に出かけることができますよ。タウン・アウトドアどちらのシーンでも使えます。
ナンガ史上最高スペックのダウンジャケット。中綿には、驚きの860FPを誇るポーリッシュホワイトグースダウンを使用しています。
内側ウェスト部分にはフィット感アップのストラップベルト、脇下にはベンチレーション搭載で機能的にも充実。袖はラグランスリーブになっているので、動きやすさも抜群です。総重量約930gと軽く、保温性と動きやすさを兼ね備えており、屋外での仕事が多い方にもおすすめです。
羽毛量に最適なキルティング幅にすることで、コールドスポットを最小限に抑えたコンパクトなダウンパーカー。フード口と袖口にはシャーリングゴムを採用し、冷気の侵入を防ぎます。
アウトドアが盛んなアメリカでも認められたアイテム。冬のミドルレイヤー、春秋のアウターとしても着回しが効きます。
エレガントなデザインがタウンユースでも活躍しそうなショールカラーのダウンコート。襟にもダウンが使用されているので、マフラーいらずの温かさです。
袖口内側はリブ袖仕様になっており、冷気の侵入を防いでくれます。落ち着いたマットな質感なので通勤やお出かけ時にもおすすめです。
ミドルレイヤーやアウターとして3シーズン着まわせる便利なダウンカーディガン。中綿には超撥水加工を施したダウンを使用。雨に濡れてもダウンが水を弾くので、保温性をキープできます。
胸ポケットの他、サイドにファスナー付きポケットが付いており収納力も優秀。日常でも気軽に羽織れる活用シーンの多い一枚です。
総重量190gと軽さを追求したポータブルダウン。光沢のある素材にはナイロンシレ撥水加工が施されているので、多少の雨なら濡れる心配もありません。
胸ポケット、腰ポケットにはファスナー付属で小物の収納にも便利。防寒用として持ち歩きたいダウンです。
ビジネススタイルにもマッチする、膝上丈のダウンコート。表地には防水透湿性に優れたオーロラテックスを使用しているので、急な雨や雪にも対応します。
フードはファスナーでの着脱が可能。脇下にはベンチレーション搭載なので、電車内などの汗ばむ場所でもコート内を適温に調整することができますよ。
2019年秋に発売されたナンガ25周年記念モデルのダウンジャケットです。見た目にも温かく、最高におしゃれなデザイン。気になる方はこちらの記事も要チェックです!
ナンガのダウンベスト・ボトムスを解説
ナンガのダウンウェアはアウターに限らず、ベストやボトムスも軽くて保温性抜群。「一度着るとやめられない」という声も多く、優秀なアイテムが揃っていますよ。ダウンジャケットに比べると購入しやすい価格なので、ナンガ入門編としてベストやボトムスをチョイスしてみるのはいかがでしょうか?
肌寒い季節のミドルレイヤーやアウターに便利なダウンベスト。ユニセックスなデザインで性別を問わず着用できます。
超撥水加工を施したダウンを使用しているので、水に濡れてもダウンがヘタることなく、温かさをキープ。コートの中に着用しても、モコモコとした動きにくさを感じることがありませんよ。
タウンユースでもアウトドアでもお洒落に着まわせるダウンベスト。袖口と脇周りにゴムを採用することでフィット感が増し、衣服内の温かさをキープ。腰ポケットには羽毛が入っているので、手の冷えを防ぐこともできますよ。
スウェットやパーカーの上に羽織ってもオシャレです。
着ていることを忘れてしまうほどの軽さ・動きやすさが特徴のダウンベスト。コンパクトに畳んで持ち歩くのにも便利なアイテムです。
胸ポケットと腰ポケットにはファスナー付属。ポーチいらずの収納力も魅力です。
光沢を抑えたしなやかな生地が女性らしいダウンスカート。760FPのダウンを20g使っているので、腰回りポカポカ。一度着用すれば手放せなくなります。
総重量200gと軽いので、パンツやレギンスに重ねてもいいですし、タイツと合わせて着こなしても可愛いですね。街でもアウトドアでも着まわせます。
表地にオーロラテックスを採用した、防水性に優れたダウンパンツ。ダウンパックは表に見えないので、スッキリとした印象になっています。
立体裁断なのでとても動きやすく、内股部分にはベンチレーション搭載。これによりパンツを脱がずに衣服内の温度調整ができます。まずはブーツを脱いでからパンツを脱ぐ、といった手間を省けるのはかなり便利ですよ。
タキビダウンジャケットとセットアップで履けるダウンパンツ。カーゴパンツ風のデザインでポケットが多く配置されており収納力も抜群です。
難燃性の高い素材なので、焚き火による穴あきの心配も軽減されます。裾はベルクロでフィット感の調節が可能。アウトドアだけではなく、デイリーユースでも着回しが効くパンツです。
光沢のある生地で、アクティブな雰囲気のダウンパンツ。膝部分はストレッチ生地なので立つ座るなどの屈伸動作にストレスを感じさせません。
総重量300gと軽量でコンパクトに持ち運べる収納袋付き。撥水加工も施されているので雨や雪が降っても安心です。
2019コラボ・別注ダウンアイテム
ナンガダウンの魅力はそのままに、各ブランドこだわりのデザイン性と機能性が加わったのがコラボ・別注アイテム。ナンガオリジナルとは一味違ったダウンアイテムをご紹介します。
ナンガ×クリフメイヤー
アメカジテイストが人気のクリフメイヤーとコラボしたオーロラトレックダウンジャケット。
オーロラテックスを採用した表地はマットな質感でタウンユースにも最適。左右に大きく配置されたポケットは上下で2層に分かれているので、使い勝手が良く収納力も抜群です。
ナンガ×マニュアルアルファベット
ベーシックながらもトレンドを押さえたデザインが魅力のマニュアルアルファベット。腕部分のパッチ用マジックテープやファスナーポケットなど、ミリタリーテイストなデザインに仕上がっています。
こだわりのストレッチ素材で着心地も抜群。オリジナリティのあるダウンを求めている方におすすめの一枚です。
ナンガ×クーチューキャンプ
遊び心のあるデザインが人気のクーチューキャンプ。レトロベーシックなダウンはリバーシブル仕様になっているので、1枚で2通りの着こなしを楽しめます。
ホワイトダックダウンを使用しているので、保温性も抜群。タウンファッションとアウトドアファッションのどちらでもお洒落にきまるダウンジャケットになっています。
人気アパレルブランド「アーバンリサーチiD」とナンガのコラボダウンウェアに興味のある方はこちらの記事もどうぞ!
ナンガ「ホワイトレーベル」とは
北海道旭川市にあるセレクトショップ「MOONLOID」とナンガがコラボして生み出す、世界最高クラスのダウンジャケットやウェアが「ホワイトレーベル」。旭川市といえば、冬に-41℃を記録したことがある極寒の地域。その知識と経験を活かし、「寒さに耐えうるクオリティだけではなく、タウンユースで着るデザイン性も兼ね備えたい」との思いからホワイトレーベルのダウンウェアは作られているのです。
「ホワイトレーベル」の詳しい情報はこちらの記事からどうぞ!
ナンガの店舗・セール情報
ナンガの店舗情報
ナンガの直営店は、東京に2店舗と大阪に1店舗あります。各店舗で週1回の定休日がある他、イベントへの出店などでクローズしている場合もあるので、事前に営業確認をしてから行くことをおすすめします。
ナンガ店舗情報はこちら:
ナンガSTOREナンガのアウトレット情報
ナンガのダウンアイテムを割安でゲットできるのがアウトレット。旧デザインのものや、余り生地を利用したものなどを楽天などのネット通販で購入することができます。ナンガの品質はそのままなので、デザインなどにはこだわらないという方は活用してみるのはいかがでしょうか?
ナンガのセール情報
ナンガ直営店では定期的なセールなどは行われていません。ただし、ナンガを取り扱っているアウトドアショップやセレクトショップなどでは、ナンガ製品がセールされる可能性もあるので、お目当てのアイテムがある場合はこまめにチェックするのがおすすめです。
ナンガのダウンアイテムをチェック!
ハイスペックなダウンアイテムを作る日本のシュラフメーカー「ナンガ」。その確かな技術は、永久保証という形でも表されています。また、高品質ながらも手に取りやすい価格帯も魅力の一つではないでしょうか?寒くて敬遠しがちな冬のアウトドアも、ナンガのダウンアイテムを使えばきっと楽しくなりますよ♪