【2024年】スープジャーのおすすめ22選!選び方や保温保冷力UPのコツも紹介
スープをはじめ、パスタやカレーなど温かい料理全般を温かいまま持ち運べるスープジャー。ピクニックやデイキャンプなど、アウトドアでも重宝するアイテムですが、機能性や大きさ、手入れのしやすさなど、ものによって使い勝手も変わります。この記事では、躍シェフから料理研究家に転身したさわけんさん監修のもと、スープジャーの選び方やおすすめアイテムを紹介します。
プロ厳選!スープジャーのおすすめトップ3選
「使い勝手がよくておすすめ!」とさわけんさんが太鼓判を押す、おすすめスープジャーを教えてもらいました。
スープと具材が別で収納できる!
高い保温力と楽なお手入れで日常使いに
一週間分のレシピつきで便利!
スープジャーの魅力
まずは、アウトドアやお弁当にスープジャーを使うことのメリット・魅力を紹介。
温かさ、冷たさをキープできる!
せっかくのおいしい料理も、冷めてしまったらおいしさは半減してしまいます。スープジャーがあれば、熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいままに味わうことが可能に。レンジがない場所で温かい料理が食べられるのでアウトドアにも最適です。
保温・保冷力が高ければ食事の満足度が上がるのはもちろん、細菌が増えるリスクも軽減できます。普通のお弁当だと傷みやすい食材を使えたり、冷たい麺類なども冷たいまま楽しめるので、お弁当のバリエーションが広がることでしょう。
予熱調理でお弁当づくりが楽に!
スープジャーには高い保温性能があるので、余熱で調理をすることもできます。材料、熱湯、調味料をスープジャーに入れて、ランチタイムまで数時間放っておけば食べごろに。スープやお粥、リゾットなどは予熱調理でつくれるため、お弁当をつくる時間を短くしたい人、料理が苦手な人にもおすすめです!
スープジャーの選び方
数あるスープジャーの中から自分に合ったものを選ぶ方法を、さわけんさんに教えてもらいました。
【保温力】6時間60℃以上のものが優秀
朝にお弁当をつくった場合、お昼までの持ち歩き時間は長くても6時間程度。
人がおいしいと感じる温度は体温+25℃と言われているので、
60℃くらいの温かさを6時間程度保てるスープジャーがおすすめです。
一般的に20℃〜50℃の温度は細菌が増殖しやすいと言われているため、安全性の面からも中身が50℃以下にならず、冷たいものを入れたときは20℃未満を保てる性能を持ったものを選びましょう。
スープジャーの商品説明に記載してある、「保温効力/保冷効力」という項目をチェックしましょう。下記が一般的な保温効力、保冷効力の測定基準なので参考にしてください。
- 保温効力…室温20℃±2℃において、製品に熱湯をせん下端まで満たし、縦置きにした状態で湯温が95℃±1℃のときから6時間放置した場合における湯の温度。
- 保冷効力…室温20℃±2℃において、製品に冷水をせん下端まで満たし、縦置きにした状態で水温が4℃±1℃のときから6時間放置した場合における水の温度。
【容量】お弁当で使うなら350〜500mLがおすすめ
スープジャーには大きく分けて200〜350mL、350〜500mL、500mL以上の3つのサイズがあります。容量に合わせた使い方やおすすめの人を紹介します。
200〜350mLの小さいサイズは、あくまでサブ使い用、と覚えておくのがよいでしょう。おにぎり、サンドウィッチ、おかずなどのメインディッシュを持って行った上で、
スープなどのサイドディッシュを入れるのにいいサイズ。ダイエット中や少食の人にもおすすめです。
お弁当のメイン料理を入れるのに、ちょうどいいサイズ。肉じゃがやシチュー、カレー、麺類はもちろん、丼ものをそのまま入れてもOK!親子丼や麻婆丼、中華丼は具材を下、お米を上にして入れれば、フタのパッキンも汚れにくくなります。
たくさんの量の丼ものやパスタを食べたい人はもちろん、
数人でシェアしたいときにもぴったり。また液体量が多く具材の大きいおでんを入れるのにも適しています。冬のアウトドアでは寒さで料理が温まりにくいこともあるため、シチューや鍋の中身を入れて持って行くのもグッド。
【密閉力】二重構造やパッキンのあるものは漏れにくい
バッグの中でひっくり返ったときのことなどを考えると、密閉力はできるだけ高い方が、保温や保冷力も上がりおすすめ。二重構造やパッキンが付いていると安心ですが、最近のスープジャーは簡単に漏れることはないので、家電量販店や雑貨店でよく見かけるような大手メーカーのものであれば安心です。
【手入れのしやすさ】口が大きくパーツが外れるもの
スープジャーの本体の口は、大きい方が料理を入れやすく食べやすいのでおすすめ。口が狭いとスポンジなどが入りづらく洗いにくいです。口が大きければしっかり洗うことができ、次に使うときも安心。
また、パーツも細かく取り外しやすいものを選びましょう。取り付けしにくいと洗うのが面倒になり不衛生なため、フタからパッキンが取り外せるかは購入前に確認しておきましょう。
【200〜350mL】小さいサイズのスープジャー6選
スープやみそ汁など、サイドメニューを入れるのにもぴったりなミニタイプのスープジャー。カバンの隅にすっぽり収まるので荷物にならず、持ち運びも便利です。
広口で注ぎやすく、洗いやすい!
スプーン付きで食べやすい!
【400〜450mL】中サイズのスープジャー6選
中サイズだと具沢山なスープやシチューを入れるのにもぴったり。オートミールやリゾットなど、いつもとひとあじ違った料理も暖かいまま持ち運べます。
広口で注ぎやすく、洗いやすい!
スプーン付きで食べやすい!
【500mL〜】大きめスープジャー7選
500mL以上になると飲み口が広めに設計されているものが多いため、パスタやカレー、シチューなど具材が大きくてボリューム感のある料理も入れられます。ほかにも牛丼や親子丼などのミニ丼ぶりをつくるときにもおすすめ!
広口で注ぎやすく、洗いやすい!
スプーン付きで食べやすい!
保温力・保冷力をアップのさせるコツ
ちょっとした工夫で、スープジャーの保温力や保冷力を長く持続させることができます。ただ中身を入れるだけではなく、保温保冷のコツをぜひ実践してみましょう。
スープジャーを予熱・予冷する
スープジャーはそのままでも十分に保温・保冷力は高いですが、「予熱」「予冷」を行うと、より温度を長持ちさせる効果がアップします。予熱であれば料理を入れる前に80℃のお湯を10分ほど、スープジャーに入れておきましょう。予冷したい場合は、冷水をしばらく入れておきます。少し手間はかかりますが、やるとやらないでは料理のおいしさが変わってくるので、ぜひ試してみてください。
ポーチ(ケース)に入れる
収納バッグの有無で保温、保冷力はグンと変わります。付属しているのが望ましいですが、ない場合もスープジャーが入るサイズの収納バッグがあるか事前に確認するのがおすすめ。より温かい、冷たい状態でおいしく食べるために、スープジャーと保温ポーチをセットで使いましょう。
つくりたての熱い・冷たい状態で入れる
いくら保温性が高くても、時間がたつとどうしても温度は下がります。少しでもそれを防ぐために、スープジャーに入れる際には料理が熱い、または冷たい状態で入れるようにしましょう。また、スープジャーに食材を入れて保温調理をする場合は、材料を温めてから入れるのもポイントです。
止水部より1cm下まで入れる
スープジャーの中に空間が多いと、保温保冷効果が落ちてしまいます。ギリギリまで入れたいところですが、あまりにギリギリだとフタを閉めたときにあふれてしまったり、漏れてしまうことも。
スープジャーには必ず止水部と呼ばれる線があるため、その1cmくらい下を目安に中身を入れると良いでしょう。
お気に入りのスープジャーでいつでもおいしい料理を
スープジャーを上手に使いこなせれば、毎日のお弁当はもちろん、アウトドアの料理も充実します。スープジャーの容量、保温力、そして自分がどのような用途に使うのかを考えながら、自分に合ったものを見つけましょう。