ダッチオーブンでもっと美味しくなる!さつまいもレシピ5選
2022.06.16キャンプ料理
旬の味覚「さつまいも」は、甘くてホクホクでおやつにぴったり。キャンプであれば焼き芋にしようと考える方も多いのでは?しかし、焼き芋以外にも、ダッチオーブンを使った美味しいさつまいもレシピがあるんです!今回はキャンプで作れる、ダッチオーブンを使ったさつまいものおやつレシピを紹介します。
制作者
ヤマザワタクヤ
自然とアウトドアが好きな学生です。趣味は散歩とボルダリング。
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もくじ
実はサツマイモ、冬が最高に美味しい!
さつまいもといえば秋の食材です。でも、実は収穫されたばかりのさつまいもは水分を多く含み、本来の甘さがありません。さつまいもが甘さを増すため、収穫後2、3ヶ月寝かせ、水分が十分に抜けた10月から1月頃に出荷されます。そのため、さつまいもは冬が一番食べごろです。
さつまいもはキャンプおやつにぴったり
キャンプで食べる焼き芋は格別ですよね。でもさつまいもは焼き芋だけでなく、色々なバリエーションが楽しめる、おやつにぴったりの食材です。キャンプで食べるさつまいものデザート、その魅力とは?
さつまいもは和、洋どちらのデザートとも相性が抜群
さつまいもは料理の幅が広いことも特徴。炊き込みご飯や天ぷらといった和食のメインディッシュだけでなく、デザートにこそおすすめです。さつまいもの甘さには癖がないので、和風のデザートはもちろん洋風のデザートにも大活躍!
食物繊維を摂取しやすく健康的
さつまいもは、食物繊維を効率よく摂取できます。焼き芋や大学いもなどで食べると、一度に食べる量が多いので、自然と食物繊維を多く摂ることに。また、カロリーは同じ量の米や小麦の3分の1程度。ビタミンCやE、カリウムなど、体の調子を整える成分も多く含むので、さつまいもは健康に良い食材です。
キャンプでの食事は肉料理が多く、栄養が偏りがちですが、さつまいもを使ったデザートで、栄養バランスを保てます。
さつまいもは料理の種類で使い分ける
さつまいもには癖がないので、どの品種を選んでも料理に合います。しかし料理ごとに最適な品種があることも事実。料理をよりおいしく食べるためには、料理ごとに種類を分けるとより美味しくなります。お菓子や焼き芋には、甘味が強いものを選ぶことが基本。中でも、焼き芋にはねっとりとした甘みがある「安納芋」がおすすめです。お菓子では甘味が強く、繊維が少ない「紅あずま」がおすすめ。
また、スーパーなどでさつまいもを買う時には、見た目がふっくらとした、皮の色が綺麗で、まだら模様がないものを選びましょう。黒ずんでいたり、ヒゲが堅い芋は古く、甘さもイマイチなものが多いので、避けることをおすすめします。
さつまいもの定番「焼き芋」にはダッチオーブンを!
キャンプでのさつまいも料理と言ったらやっぱり「焼き芋」。直火でじっくりと焼いた、香ばしさやホクホク感は格別ですよね!焼き芋には焚き火を使う方法が一般的ですが、実はダッチオーブンを使えば、食感を自由自在に変えることができるんです。今回は3種類の焚き方を紹介します。
▼おすすめのダッチオーブンを知りたい方はこちらの記事をチェック!
その① 焚火と同じ方法で、よりしっとりと仕上げる
焚き火で焼き芋を焼くには、新聞紙とアルミホイルを巻いたさつまいもを、火が消えた焚き火台の中に置きます。同じ方法を蓋をしたダッチオーブンで行うと、さつまいもが蒸されるのでよりしっとりとした焼き芋になりますよ。
その② 洗った芋をすぐに投入
洗ったさつまいもをそのままダッチオーブンに突っ込むだけの、とても簡単な焼き方です。ホクホクとした食感に仕上がりますよ。
その③ 焼き石を使って石焼き芋にする
ダッチオーブンの中に石を敷き詰めて、その中で芋を焼きます。石を通して熱が間接的に伝わるので、さつまいもがふっくらと仕上がります。周辺にある石ころを使うだけで、簡単に石焼き芋を食べられるなんて面白いですね。
おいしい焼き芋の詳細が知りたい方はこちら
秋冬キャンプでは焚き火で焼き芋がおすすめ!焚き火でじっくりと時間をかけてつくった焼き芋は、レンジでチンした焼き芋より何倍もおいしくなります。この記事ではキャンプで失敗しない焼き芋をつくるるためのコツやダッチオーブンでの作り方、さらには裏技まで紹介!甘くてホッとする焼き芋をキャンプで楽しみましょう。
ダッチオーブンで作る!さつまいものデザートレシピ
さつまいもを使ったおやつは、焼き芋だけではありません!一手間加えることで、さつまいもは様々なおやつに大変身します。今回は、ダッチオーブンで作れるレシピを紹介します!
スイートポテト
口の中でとろける、しっとり甘いスイートポテト。そんな洋風お菓子の定番も実はダッチオーブンで作れるんです!ポイントは、強火で焼かないこと。焦がさないように、弱火でじっくりと焼きます。スイートポテトの舌触りをもっと滑らかにしたい時には、「裏ごし」が効果的。目の細かい網などの上で、ヘラを使って、さつまいもの粒を細かくつぶしていきます。丁寧に作業することで村がない、均質なペーストになりますよ。
詳しくはこちら:スウィートポテト
りんごとさつまいものパウンドケーキ
パウンドケーキだってダッチオーブンで作れます。材料を混ぜたら、バターを塗った型に流し込み、型ごとダッチオーブンに入れます。焼け具合を見ながら火力を調節しましょう。
実はりんごとさつまいもの組み合わせは、美容的にも良い食べ合わせと言われています。りんごが持つポリフェノールや、さつまいもが持つビタミンには抗酸化作用があるからです。両方の相乗効果で、高い美容効果が期待できますよ。
【材料】約10切れ分
さつまいも 100g
りんご 半分
砂糖 50g
ベーキングパウダー 小さじ1
卵 2個
バター 100g
薄力粉 100g
レモン汁 大さじ1
【作り方】
1. りんごをダイス状に、さつまいもは蒸す
2. ダッチオーブンに1と砂糖、レモン汁を加え、水気を飛ばす
3. ボウルでバターを混ぜる。卵を少しずつ加える
4. 薄力粉とベーキングパウダー、2を加えて混ぜる
5. 型に入れてダッチオーブンで焼く
6. 粗熱が取れたら完成
さつまいもクッキー
クッキーは子どもや友人と楽しむ、大人数で賑やかなキャンプにはぴったり。作っている途中のプロセス「型抜き」は大勢で楽しめるレクリエーション。焼きたてのクッキーを皆で食べれば、家族や仲間との仲も深まります。生地ができたらネットを敷いたダッチオーブンへ。10分もすれば出来上がります。
【材料】4人用
さつまいも 2本
メープルシロップ 50cc
小麦粉 200g
卵 1個
牛乳 適量
オイル 50cc
【作り方】
1. ダッチオーブンでさつまいもを蒸す
2. 火が通ったら皮をむき、潰す
3. さつまいもに卵、メープルシロップ、オイルを加える
4. 小麦粉、牛乳を加えて硬さを調整
5. 生地を伸ばして型を抜く
6. ダッチオーブンで焼く。粗熱が取れれば完成!
さつまいものきんとん
きんとんとしては栗きんとんが一般的ですが、さつまいもを使ったものもあります。正月にキャンプをされる方は、キャンプ場でおせちづくりに挑戦してみては?きんとんを美味しく作るコツは、粒をできるだけ細かくすること。ダッチオーブンで蒸した後、スイートポテトと同じように裏ごしをすることで、ふんわりとした食感を演出できますよ。
【材料】2人用
さつまいも 1本
ハチミツ 適量
塩 適量
【作り方】
1. ダッチオーブンでさつまいもを蒸す
2. 皮をむきスプーンなどで裏ごしする
3. 味を見ながらハチミツ、塩を足す
こだわりたい人のさつまいもレシピはこれ!
さつまいもとヨーグルトのケーキ
ヨーグルトとさつまいもは、実は相性抜群。さつまいもの濃厚な甘味と、ヨーグルトの爽やかな酸味がいい塩梅に組み合わさり、まるでチーズケーキのような口当たりに。しっかりとした甘さ感じながらもさっぱりとした口当たりが癖になる、新感覚なさつまいもおやつです!
作り方は簡単。ダッチオーブン1つあれば、他に必要な器具もほとんどないので、キャンプサイトでも場所を取りません。お手軽な絶品おやつ、みなさんもぜひ、キャンプ場で作ってみてくださいね♪
【材料】4人用
さつまいも 200g
牛乳 50ml
ホットケーキミックス 100g
砂糖 お好み
卵 2個
プレーンヨーグルト 80g
【作り方】
1. さつまいもを小さめに切る
2. 牛乳と一緒にダッチオーブンでふかす。
3. 荒くつぶしたさつまいもに残りの材料を混ぜる。
4. 型などで成型しつつ、ダッチオーブンで加熱。
5. 内部まで火が通れば完成。
さつまいもでキャンプのおやつを作ろう♪
旬のさつまいもを使った、ダッチオーブンでできるおやつレシピを紹介してきました。キャンプ場で甘いものが食べたい時や、栄養のバランスを取りたい時に、さつまいもは大活躍します。あなたもさつまいもで甘いおやつを作ってみては...?