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トランギア・アルコールバーナーの使い方や魅力を紹介
2022.09.16キャンプ用品
軽くて丈夫なアルコールバーナーは、アウトドアライフには欠かせない強い味方。登山はもちろん、ソロキャンプにおすすめです。今回は半世紀以上ロングセラーで愛されているトランギア・アルコールバーナーの魅力を紹介。安全な使い方や燃焼時間を解説します!
制作者
Yossy
みなさんがもっとキャンプを好きになりますように♪
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もくじ
トランギアのアルコールバーナーはどれくらいハイスペック?
「アルコールバーナーがいい!」との口コミはよく聞くけれど、種類がいろいろありすぎてどのメーカーがいいか選べない…そう考えている方も多いのではないでしょうか。今回おすすめするトランギア・アルコールバーナーは、半世紀以上のロングセラーだけあって、スタイリッシュなデザインに加えてスペックにも定評があります。
燃焼時間・容量は?
燃焼時間は、アルコールタンク2/3の注入量で約25分間。全体の容量が約100cほどと言われていますが、満タンにしてしまうと火がこぼれてしまう危険があるので、2/3(60〜70cc)ほどの量を入れるといいでしょう。
小さいフォルムにも関わらず、しっかり燃焼し料理ができるアルコールバーナーは、少し料理したい時やソロキャンプ 、ツーリングキャンプでぴったりなアイテムです。
構造・火力は?
トランギアのアルコールバーナーは、タンク、消火用&火力調整用ふた、タンク用ふたという3つのパーツの金属によるシンプルな構造。故障のトラブルもほとんどなく、ビギナーキャンパーにもお手入れしやすいのが特徴です。
また火力はガスバーナーには及ばないものの、コンパクトなサイズの割には優秀。ひとり用のごはんを作るには十分な火力です。燃費の良さに定評があります!
アルコールバーナーとガスバーナーの違い、メリットは?
「火力のパワーを重視するならガスバーナーの方がいいのでは?」という疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。しかしトランギアのアルコールバーナーは、カリスマキャンパーにも愛用者が多い名品中の名品。ガスバーナーをしのぐ、アルコールバーナーならではのメリットについて紹介します。
シンプルな構造で丈夫!特殊環境でも安定した点火
複雑な構造で取扱いに厳重な注意が必要なガスバーナーと比較すると、アルコールバーナーは構造がシンプルで手軽に扱えます。金属のパーツのみなので、壊れるリスクが少なく、難しいメンテナンスも必要ないのがうれしいポイントです。メンテナンスは、多少のサビ取りのみですみます!
風から守るための風防や、下からの冷気を遮断できるような板などを使えば寒冷地などの特殊な環境でも安定して点火できるのも強みです。
軽量でコンパクト!音も静か
トランギアのアルコールバーナーは、手のひらサイズでわずか110gと軽量。ガスバーナーなどに比べて、圧倒的小ささと軽量なのも選ばれているポイント。荷物をコンパクトにしたいキャンパーや、登山やツーリングキャンプには最適なサイズです。
またゴーゴーという火の音が気になるガスバーナーと比較すると、アルコールバーナーは音も静か。例えば、山頂の日の出を眺めながら、入れたてのモーニングコーヒーを楽しみたい時に、この静かなアルコールバーナーが大活躍します!
アルコールバーナーの使い方を紹介!
アルコールバーナーは使い方もシンプルで簡単。エチルアルコールやメチルアルコールを燃料とするので、専門店に行かなくてもドラッグストアなどで手軽に入手できます。ここではアルコールバーナーの基本的な使い方を紹介します。
点火と消火方法
【点火の方法】
- アルコールバーナーにアルコールを2/3ほど注ぐ。
- 注ぎ口にライターやマッチを近づけ点火する。
- アルコールバーナーのトップ部分を被せて、ふたをスライドさせる。
- 数秒おいて、しっかり火が消えたかを確認する。
- 余ったアルコールは、容器に戻す。
火力の調節方法
簡単に扱えるアルコールバーナーですが、しっかり火力を調整することができます。料理の際に美味しく作るために、火力の調節方法をマスターしておきましょう。
火力の調節には、トップ部分についている、消化のためのふたを使用します。スライド式のふたを全開にすると強火、1/4ほど閉めると中火、そして半分ほど閉めると弱火にすることが可能です。
この時、スライド式のふたがとても熱くなっているので素手で触らず、必ず革手袋などをつけて調節してください。取っ手部分も小さく持ちにくいので、クリップなどを使ってカスタマイズするキャンパーもいるそうです!
アルコールバーナーの燃料について
火がつく燃料であればなんでもいいわけではありません。アルコールバーナーに適していて、燃焼率が良い燃料はやはりアルコールです。特に燃料用のアルコールとして販売されているものは、燃焼時間も長く、煙やススが出にくいのでおすすめ。成分は主にエタノールとメタノールでできており使用中、無臭なのもポイントです。
ドラックストアなどで販売されている手指消毒用のアルコールでも火は付きますが、燃焼率がよくないのでコスパが悪くなってしまいます。他にも無水アルコールは不完全燃焼を引き起こすため使えず、灯油も火が付きにくく不完全燃焼を引き起こし、大量の煙とススを出してしまうため、アルコールバーナーには向いていません。
アルコールバーナーで調理するための必須アイテム「五徳」
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アルコールバーナーとセットで買い揃えたいのが五徳。クッカーなどを安全に火にかけるために、アルコールバーナーには五徳が必要不可欠!おすすめの五徳や自作方法を紹介します。
おすすめの五徳はコレ!
トランギアのアルコールバーナーは構造がシンプルであるため、調理やお湯を沸かすためにはクッカーやケトルを固定させる「五徳」が必要です。一番のおすすめはトランギア純正の五徳。やはり自社の製品と相性よく開発されているものだから、最も使いやすくフィットします。
レトロで力強いデザインも人気があるトランギアのアルコールバーナーだからこそ、五徳もトータルでコーディネートしたいものです。
自作の五徳でキャンプへGO!
五徳は比較的リーズナブルなので購入しても良いですが、自作しているキャンパーも多くいます。「他のアウトドアアイテムを買いそろえるために節約したい」「市販の五徳にピンと来るものがないので手作りしたい!」そういった方は五徳を自作することをおすすめです。
ありがちなのは「素材に費用をかけすぎて、市販品を買った方が安かった」という失敗。そんなことにならないように、100円ショップで素材を手に入れましょう。100円ショップは自作のアウトドアアイテムを作るための強い味方。針金やアルミ板など、五徳に必要な材料が100円でゲットできます。創作するためのペンチやニッパーなども100円ショップには豊富にあります。
【100円ショップの素材を使った五徳の作り方を2種類紹介】
▼組み立てたい方
- 長方形のアルミ板を3枚購入。
- それぞれ短辺が五徳の高さになるように調整します。
- アルミ板の両端に切り込みを入れます。
- アルミ板で三角形を作るように組み立てて完成。
- ダイソーで料理用のステンレス製「かき揚げリング」を購入。
- 金切り鋏で柄を切り落として完成。
アルコールバーナーでおいしいごはんを炊くコツ
基本的にアウトドアで炊飯すると、それだけでいつも以上にごはんをおいしく感じます。しかし、本当に上手に、おいしく炊けた方がいいですよね!トランギアのアルコールバーナーでの炊飯も、コツを守れば、火力の強い炊飯器にも負けないごはんを味わうことができます。
ラージメスティン
炊飯方法
- メスティンにお米1合をミネラルウォーターでとぎ、適量の水を入れて、約30分置いてから、五徳、風防を設置してアルコールバーナーに火をつける。
- 沸騰して吹きこぼれが始まっても決してふたを開けずにそのままにする。 ※ここで絶対にふたを開けないことがポイント!
- 約15分ほどでパチパチという音に変わり、香ばしい香りが漂ってきたら、軍手を使って火から降ろして逆さにする。
- 約15〜30分蒸らしてできあがり。
トランギアのアルコールバーナーでアウトドアライフを!
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世界中のキャンパーに半世紀以上愛されているトランギアのアルコールバーナーの魅力を紹介しました。コンパクトで丈夫で、難しく面倒なお手入れもいらないアルコールバーナー。
風防や五徳といった付属アイテムを入れても、価格も比較的リーズナブルなので、ビギナーキャンパーの最初のアイテムとしてはもちろん、ベテランキャンパーのサブアイテムとしてもおすすめです。バックパックにトランギアのアルコールバーナーを入れて、アウトドアライフを気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか?
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今回紹介したアイテム
商品画像 | |||
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商品名 | アルコールバーナー | トランギア トライアングルグリッドⅡ型 | トランギア ラージメスティン |
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