美味しく簡単に作れるキャンプ料理を紹介！揚げ物にも挑戦

キャンプ飯の幅を広げるコツはズバリ、手軽さを追求することです！難しいことは考えず、食材の準備や調理工程を簡単にしていくことで、多くの献立を作る余裕が生まれます。ここでは、手軽に作るポイントを解説！ 【手軽に作るポイント】

1. 食材を絞り込んでからレシピを考える。ニジマス一つとっても、塩焼きやバター焼き、燻製、アクアパッツァ、身をほぐして炊き込みご飯にするなど、さまざまなレシピがあります。あえて食材を限定して、そこからどんな料理ができるのかを試行錯誤してみましょう。
2. 逆にさまざまな食材で一つの料理を試行錯誤してみる。例えばアヒージョの場合、キノコと枝豆を使った野菜尽くしにもできますし、桜海老やシラスの魚介アヒージョにもなります。料理を限定してから食材を考えると、意外な発見ができます。
3. キャンプ前日に食材の準備を済ませる。食材のカット、下味や下茹で、揚げ物の粉やタレの調合など、出発前でもできる工程はやってしまいましょう。調理が簡単になるだけでなく、キャンプに持っていく調理器具を減らせるのでキャンプ自体が楽になります。
4. 缶詰や冷凍食品などの既製品を遠慮なく活用する。既に下処理がされている加工食材を使えば、キャンプでの調理工程が減って余裕が生まれます。例えば、生の野菜ではなく下茹で済みの冷凍野菜を使うなど、思い切って既製品を使いましょう。

から揚げ、串揚げ、天ぷらなど、我が家のキャンプ飯には揚げ物がよく登場します。野外での揚げ物はハードルが高いように思われがちですが、実はキャンプだからこそ揚げ物がおすすめ！室内と違って油はねを気にしなくていいので、気軽に調理を楽しめます。 ここではから揚げと串揚げのレシピ、そして油の処理方法とおすすめのクッカーを紹介します！

【材料】(約4人分) 鶏もも肉...2枚 片栗粉...適量 揚げ油...適量 ☆しょうゆ...大さじ2 ☆料理酒...大さじ2 ☆塩...小さじ1 ☆ごま油...小さじ1 ☆しょうが...小さじ1 【作り方】

1. 鶏もも肉を一口大に切る
2. 鶏肉に☆の調味料をもみ込んでつけておく
3. 片栗粉をまぶす
4. 油を熱して鶏肉を揚げる

【材料】(約4人分) 好きな具材(海老、豚肉、ホタテ、アスパラなど) パン粉 天ぷら粉 サラダ油 串 【作り方】 1. 具材を、一口大の大きさでなるべく均一に切る 2. 串に通す 3. 天ぷら粉に水を加え、衣を作る 4. 串刺しした材料に、水で溶いた天ぷら粉、パン粉をつけて揚げる

前提として、キャンプ場の流し場やトイレに油を流すのは絶対にやめましょう。下水管の詰まりや水質汚染につながる場合も！揚げ物のキャンプ飯を楽しむなら、三つの処理方法を覚えておきましょう！

• 一番簡単なのが、油凝固剤を使う方法！油を固めてしまえば、他の燃えるゴミと一緒に捨てられます。
• 次に簡単なのが、キッチンペーパーや新聞紙で油を吸わせる方法です。吸わせたあとは燃えるゴミとして捨てられたり、焚き火にくべて燃やせたりと、後処理が手軽！油の量が少ない場合におすすめの方法です。
• 油を再利用したい人には、ペットボトルで持ち帰るのがおすすめ！油の量に合わせた大きさのペットボトルと漏斗を用意するだけで簡単に持ち帰れます。

キャンプ場での揚げ物に最適なクッカーを紹介！通常のクッカーでも揚げ物を調理できますが、ここでは揚げやすさを重視したものをピックアップしました。

アクアパッツァは、魚介類を水と白ワインで煮る料理です。魚は1匹まるごと使う方が、見た目も豪華で美味しい出汁も出ておすすめ！我が家は小さめの連子鯛で作ってみました。白ワインはなかったので使用していませんが、水だけでも美味しくできます。プチトマトやパプリカ、ブロッコリーで彩りをつけるとベター！

【材料】(約4人分) 魚...1匹(連子鯛など) アサリ...1パック ブロッコリー...半株 パプリカ...1個 プチトマト...8個 油...適量 (オリーブオイルやサラダ油)　 にんにく...適量 【作り方】

1. フライパンに油をひき、にんにくを入れる
2. 魚を入れて、焼き色がつくまで両面を焼く
3. 水を入れて他の具材を入れ、塩を振り蓋をして10分ほど炊く

最後の〆には、残った出汁にパスタを入れてみました。魚介の濃厚な風味がマッチして美味しいです！アクアパッツァは調味料が少なく手軽に作れるのでおすすめ！

アヒージョは、大量のオリーブオイルとにんにく、そして好きな具材を煮込む料理です。我が家はエビとマッシュルームのアヒージョを作ってみました！ブロッコリーとプチトマトも入れて野菜不足も解消です。どんな具材でも作れるので、毎回違った食材をアヒージョにするのもおすすめ！

【材料】(約4人分) むきえび...1パック ブロッコリー...半株 プチトマト...6個 マッシュルーム...1パック オリーブオイル...適量 にんにく...適量(チューブ、スライスどちらも可) 塩...適量 【作り方】

1. スキレットにオリーブオイルとにんにくを入れて火にかける
2. 具材を全て入れて5分ほど煮込む

寒い季節におすすめなのが、お鍋です。具材をたくさん入れると、栄養も暖もとれて一石二鳥！さまざまな種類のお鍋スープの素が販売されているので、色々な味を試すのも一つの楽しみ方です。残ったスープで雑炊やうどんなどを作れる、無駄のない料理なのも魅力的！

【材料】(約4人分) 白菜...1/4カット 人参...1/2カット しめじ...1パック 豆腐...1丁 豚肉...300ｇ 鍋スープの素(好みの味) 【作り方】

1. 具材を好きな大きさに切る
2. 鍋に具材を並べ、水と鍋スープの素を入れる
3. まんべんなく火を通す

寒い季節といえば、おでんも定番メニューの一つです。市販のスープとタネを使ってサクッと作るのがおすすめ！好きな具材を入れてコトコト火にかけながら、自然の中で食べるおでんは格別です。

【材料】(約4人分) 大根...1/3本 ジャガイモ...2個 厚揚げ...4個 平天...4枚 ごぼ天...4本 すじ肉...200g こんにゃく...1枚 市販のおでんスープ 【作り方】

1. 市販のおでんスープを水にとかして火にかける
2. 具材を入れて30分ほど炊く

焼き鳥は、意外と簡単に準備、調理ができておすすめです。自宅で串打ちと下味をつけておけば、あとは現地で焼くだけ！串刺しの工程が少し大変なので、スーパーで売られている焼き鳥を購入するのも一つの手です。

【材料】(約4人分) 鶏もも肉...2枚 白ネギ...2本 串...必要分 ☆しょうゆ...大さじ3 ☆みりん...大さじ3 ☆料理酒...大さじ3 ☆砂糖...小さじ1 【作り方】

1. 鍋に☆の調味料を入れ、とろみがつくまで煮る
2. 鶏肉を一口小に切る
3. 鶏肉を串に刺してタレにつけこむ
4. 焦げ目がつくぐらいしっかり焼く

我が家が実際に作ったキャンプ飯と、おすすめクッカーの紹介をしてきました。我が家では、キャンプ場で遊ぶ時間を作るために作り方をできる限り簡単にしています。出発前日の下準備は、余裕のあるキャンプができるので強くおすすめしたいです！