尾根とは?尾根歩きの魅力や注意点について紹介
制作者
阿部裕子
南アルプスと北アルプスLOVE♡
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唐松岳ってどんな山?
唐松岳は、立山連峰の一つで、長野県と富山県の県境にあります。標高2696mで、北アルプスデビューにもってこいといえるでしょう。様々なコースがあり、リフトを使えば一気に標高1800mの世界にたどり着くことができます。剱岳や立山連峰が目の前にそびえ、さらにコース途中の八方池などビューポイントはたくさん!
交通アクセス
公共交通機関の場合
JR大糸線白馬駅~八方 アルピコ交通バスで5分
八方バス停~ゴンドラリフト八方駅 徒歩10分
八方駅~兎平 八方ゴンドラリフト「アダム」で8分
兎平~黒菱平 リフト「アルペンクワッド」で7分
黒菱平~八方池山荘前 リフト「グラートクワッド」で5分
車の場合
豊科IC~北アルプスパノラマロード経由~白馬 車で1時間
八方ゴンドラ駅有料駐車場(夏期ゴンドラ営業期間中のみ、600円/日)
八方第2駐車場(通年営業、100台無料)
八方第3駐車場(通年営業、200台無料)
八方第5駐車場(通年営業、 100台無料)
八方第6駐車場(通年営業、400台無料)
八方第9駐車場(通年営業、100台無料)
八方尾根って?
八方尾根という名称は、唐松岳から四方八方に尾根が延びていることに由来しています。尾根上にある第1ケルンから丸山ケルンまで計6つのケルンは、すべて眺めはバッチリ! 八方池山荘手前にある第1ケルンから富士山を望めるときもありますよ。高山植物も豊富なので、楽しみですね。
ちなみに、八方ゴンドラリフト兎平駅横にある、オープンテラスからの眺めも最高!雨飾山や妙高山、浅間山から美ヶ原や八ヶ岳連峰を眺めることができます。座席数70と大人数座れるのも嬉しいですね。ただし営業期間は通年ではないのでご注意ください(2017年は6月3日~10月29日営業)。
オープンテラス横にある、うさぎ平テラスも、立ち寄りたいスポット。2階では、八方尾根にしか生息しない固有種や高山植物がパネルで紹介されています。登山前にここでチェックしておけば、より登山が楽しめること間違いなし。レストランやベーカリーカフェ、さらにコインロッカーもあるので、ご利用ください。
八方アルペンラインを利用すれば、一気に標高1830mの第1ケルンへ。計3つのリフトからなる八方アルペンラインは、総延長3445m。わずか40分で、北アルプスの大自然にアプローチできるのは、嬉しいですね。贅沢な空中散歩を、お楽しみください。
オススメのコース
コース:八方池山荘~第2ケルン~八方ケルン~八方池~第3ケルン~丸山ケルン~唐松岳(コースタイム:行き4時間、帰り3時間半、計7時間)
ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘で降りたら、標高は1830m。山荘前には、公衆トイレと売店があります。秋冬はかなり冷えるので、防寒対策を万全にしましょう。
登山道口からは、木道コースと登山道コースに分かれ、第2ケルンの公衆トイレ前で登山道に合流します。木道は整備されているので、登山初心者におすすめ。一方、登山道は岩や土が露出し、北アルプスらしさを満喫したい方にぴったり。
第2ケルンは白馬三山・五竜岳・鹿島槍ヶ岳の展望台と言われているので、景色を堪能しながらしばしひと休み。第2ケルンを過ぎたら、八方池です。
運が良ければ、白馬連峰が湖面に映った美しい姿を見ることができるかも?これは、まさに絶景です。そして、いよいよ本格的登山のスタート!
ダケカンバの林に入り樹林帯を抜けると、緩やかな斜面が続きます。ダケカンバの林をジグザグに登っていくと、一気に展望が開けますよ。そして、徐々に尾根が狭くなってきます。ここからは岩場も多いので、慎重に進みましょう。
しばらくすると、唐松岳頂上山荘に到着。ここまで来たら、あと20分で山頂です。ようやく山頂に着いたら、大パノラマの絶景が広がっていて、疲れも一瞬で吹き飛ぶこと間違いなし。
唐松岳頂上山荘で気分爽快
大自然をもっと満喫したいというときは、唐松岳頂上山荘でお泊りしましょう。唐松岳頂上近くにあるので、剣岳も目前に迫り、迫力満点ですよ。新館は清潔でとってもキレイなので、おすすめ。朝食は、パンとスープでハイジの気分に。山荘食堂の大きな窓からは、剱岳・立山連峰・唐松岳を望むことができます。
【基本情報】
名称:唐松岳頂上山荘
所在地:長野県北安曇郡白馬村北城6336番地
TEL:090-5204-7876(山荘直通)
収容人員:350名
宿泊料金:1泊2食9800円~、素泊まり6990円~
HPはこちら:唐松岳頂上山頂
おわりに
登山っていいなぁと感じるのは、やっぱり雄大な景色を眺めるとき。アルペンラインと木道歩きを組み合わせたら、初心者でも気軽に登山そして景色を満喫できるのが、唐松岳の最大の魅力といえるでしょう。そして尾根歩きは、何度でも体験したくなる高揚感があります。きっと、山そしてハイキングがもっと好きになりますよ。