初心者だって日本百名山に挑戦できる！オススメの山Vol.10「木曽駒ケ岳」

標高2,956ｍの木曽駒ケ岳は、中央アルプスの最高峰というだけあって、山頂からの景色が最高！そして木曽駒ヶ岳といえば、千畳敷カールにも注目。初夏から夏にかけて一面に広がる花には、思わず歓声があがりそうです。 ちなみに、どうして千畳敷カールと呼ぶのかというと、約2万年前に千畳敷は氷河のゆったりとした流れにより浸食されてカール(半円状の窪地)が形成され、その広さが畳を1000枚敷いた広さがあることが理由だとか。日本百名山に選ばれるのも納得の、別世界のような景色を楽しめるのです。

さらに6月から9月にかけて、様々な高山植物を満喫できる木曽駒ケ岳。例えば、7月～9月にはウサギギク、コマクサ、8月・9月にはクロトウヒレンやトウヤクリンドウ、ウメバチソウなど。ほかにも、たくさんの花がお出迎え！登山しながら、高山植物を満喫してくださいね。

駒ヶ岳ロープウェイは、わずか7分30秒で、一気に2612ｍの別世界に到達します。高低差は950.0ｍで、これは日本一だとか。さらに、駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅は、標高2,612ｍと日本の駅で最も標高の高い駅でもあるのです。 高山植物そして秋の紅葉など眺めていたら、あっという間の7分30秒。この駒ケ岳ロープウェイのおかげで、登山初心者でもぐっとアルプスが身近になり、チャレンジすることができるようになります。

【バス利用の場合】 東京または名古屋～駒ヶ根IC(所要時間：それぞれ約3時間半) ※新宿・バスタまたは名鉄バスセンターならバス乗り換え不要 【電車の場合】 東京または名古屋～JR飯田線・駒ヶ根駅　 駒ヶ根駅～駒ヶ根IC(所要時間：約7分) 【車の場合】 菅の台バスセンター駐車場(マイカー規制のため、この先は進入禁止) 【バス・電車共通】 駒ヶ根IC～菅の台バスセンター(所要時間：約3分) 菅の平バスセンター～しらび平(所要時間：約30分) しらび平～千畳敷カール(所要時間：約7分30秒)

コース：ホテル千畳敷～乗越浄土～中岳～駒ヶ岳～中岳～乗越浄土～ホテル千畳敷 コースタイム：約4時間 木曽駒ヶ岳にはいくつかルートがありますが、コースタイムが長く、危険箇所もほとんどないルートといえばこれ。中岳経由で駒ヶ岳にいくコースは、高山植物も楽しめて、且つ雄大な景色も堪能できるから、きっと山がもっと好きになります！ 前日にホテル千畳敷に泊まっておけば、翌日の行動がスムーズになります。ホテル前にある遊歩道の終わりにある八丁坂分岐点から、スタート。八丁坂は、花崗岩がゴロゴロと転がっている急坂で、つまずき転倒事故が多いので気を付けて。八丁坂を登りきると乗越浄土で、一気に展望が開けます。ここは平坦な広場になっており、絶好の休憩ポイント。 その後は、宝剣山荘の横を通り、なだらかな道を登ると中岳(2,925ｍ)に到着。木曽駒ヶ岳山頂まではあと少し。木曽駒ヶ岳鞍部に建つ駒ヶ岳頂上山荘から、八丁坂と同じように、花崗岩がゴロゴロと転がっている緩やかな斜面を登ります。 こちらに登山マップがあるのでチェック▶︎木曽駒ケ岳 登山マップ

木曽駒ヶ岳の少し手前にある岩の頂上部分は、風当たりが強いので要注意。そしてようやく、木曽駒ヶ岳に到着！2956ｍという中央アルプス最高峰からの景色を、しばしお楽しみください。富士山や南アルプス、北アルプス、御岳山と名峰のオンパレード！体力的にもさほどきつくなく、半日コースなので、初心者におすすめですよ。　　　　　　

木曽駒ケ岳の頂上には、青い屋根の頂上山荘があります。ここの前でテントを張り、キャンプをすることが可能！どんな様子なのかブログから見てみましょう。 気になる方はこちらをチェック▼ ・take me to the... ・登山女子のぽんこつ日記〜

このホテルは日本一高いところに建つホテルで、ロープウェイ山頂駅に併設されています。部屋の窓からも、中央アルプスの風景も思う存分楽しめますよ。晴れた夜は満天の星空も堪能でき、大自然を感じながら過ごせるのは、このロケーションならでは。 そして、トイレは清潔な水洗式なので安心。宝剣山荘や天狗荘、駒ヶ岳頂上山荘、駒ヶ岳頂上木曽小屋にもトイレはあります(有料)。山ではトイレが心配事の一つですが、ここならば問題ないので、嬉しい限りですね。

ホテル千畳敷は、カフェやレストランもイチオ！！2612Cafeでは、テラス席で絶景を堪能しながら食べることもできます。中央アルプスの雪どけ水で淹れた珈琲もおすすめ。レストランでは、ご当地グルメのアルプスサーモン丼やソースカツ丼はいかが？ 【基本情報】 住所：長野県駒ケ根市赤穂1 電話：0265-83-3844 営業時間：8:30～17:00 料金：11,880円〜 ※宿泊料金は時期や人数によって異なります チェックイン / チェックアウト：14:00 / 9:00

千畳敷カールの気温は、7・8月でも20度くらいと、かなり低めです。ロープウェイで気軽に登れるということもあり、平地と同じ感覚で薄着だと、体調を崩す原因に。体温調整できるよう、重ね着アイテムは必須！残雪も少なく、高山植物も楽しめる夏の時期、7〜10月頃が初心者の方におすすめです。

木曽駒ケ岳は標高の高いアルプス山脈の中央です。標高の高い山では天候の変化が大きいので、天気予報、登山指数をしっかりチェックしておきましょう。詳しくはこちらをチェック▶︎てんきとくらす

平成28年7月に長野県安全条例が改定され、登山計画書の提出が必要になりました。万が一事故や遭難にあった時、自分自身の命を守るためのものです。必ず届出るようにしましょう。

山にもっと登りたい！と思う理由は、人それぞれ。しかし、下界では見られない景色に感動して、また登りたい！という方が最も多いことでしょう。中央アルプスの木曽駒ヶ岳は、確実にその想いに応えてくれるン日本百名山です。週末に木曽駒ヶ岳登山で別世界を味わい、リフレッシュすれば、また月曜から頑張れること間違いなし！