キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜
北横岳の高原の様子

のんびりとハイキングしたい♪北八ヶ岳の北横岳を満喫しよう

のんびりとハイキングを楽しみたい!という方にオススメしたいのが、山小屋泊です。北八ヶ岳の北横岳だと、山頂近くまでロープウェイでいけるから初心者にもぴったり。でも、どんな山かイメージできないという方も多いはず。そこで、北横岳がどんな山かご紹介したいと思います。

北八ヶ岳の北横岳ってどんな山?

南八ヶ岳が赤岳などダイナミックな峰々なのに対し、北八ヶ岳は穏やかな山並み、草原や針葉樹が特徴です。標高2,480mの北横岳はどっしりとした山で、南アルプス・中央アルプス・北アルプスと日本三大アルプスを一望できるのが最大の魅力といえるでしょう。そして坪庭探勝路の散策や、ほっと寛げる山小屋など、自然にふれることができます。

交通アクセス

■公共交通機関の場合

新宿駅~茅野駅 JR中央本線特急で2時間10分 茅野駅~北八ヶ岳ロープウェイ アルピコ交通バスで55分 山頂までロープウェイで約7分

■車の場合

中央自動車道諏訪ICから車で約45分 ロープウェイ山麓駅に800台分の駐車場

北横岳のオススメハイキングコース

計5時間20分のコースなので日帰りも可能ですが、せっかくなのでのんびりとハイキングするために縞枯山荘に一泊するコースはどうでしょう?1日目は、北横岳をピストン(往復)します。縞枯山荘で一晩過ごして、アルプスの山々そしてここならではの景色を堪能してください。 コース: 山頂駅~北横岳~雨池峠~縞枯山~茶臼山~五辻~山頂駅 コースタイム:5時間25分
ロープウェイ山頂駅で降りたら、北横岳に向かいます。坪庭探勝路を経て登山道に。針葉樹の林の中を進んでいくと、やや急な登りをひと踏ん張り。展望がひらけたと思ったあたりで、北横岳ヒュッテにつきます。いよいよ北横岳山頂まで、約20分。山頂からは、八ヶ岳や南アルプス、北アルプス、中央アルプスと名だたる山々を一望できます。 その後は、坪庭探勝路のところまで戻りましょう。時計回りの一方通行になっている坪庭をぐるりと一周します。30~40分で一周できますよ。5月~8月にかけて高山植物も咲き、特に6月下旬~7月上旬には、濃いピンクのコイワカガミをはじめとした多くの花をみることができます。
シラビソなどの自然が造り出した日本庭園は、一見の価値あり。ちなみに、この坪庭探勝路内には、木道のほかに砂利道や階段もあるので、雨が降った後は滑らないようご注意ください。そして木の階段を下って左に向かい木道を進むと、縞枯山荘が見えてきます。1日目の行動は、これで終了♪山小屋で、のんびりと寛いでください。 2日目は、雨池峠を通過して縞枯山に向かいます。うっそうと茂った針葉樹の中の急登で、高度を稼ぎましょう。そして、頂上目前は、ざらざらとした砂地の急登なので、足場が悪く登りにくいですが、ファイト!この縞枯山は、山の斜面が「縞枯れ現象」になっているのが特徴です。
縞枯山から茶臼山まで、約30分。アップダウンを繰り返します。茶臼山山頂からの展望は期待できませんが、ここから3分の展望台にも、ぜひ立ち寄ってくださいね。大パノラマの風景が目の前に!
五辻に向かう分岐点まで戻り、五辻に向かいます。道が少しわかりにくいので、要注意。道が突き当たったら右手に進みます。途中にある森林浴展望台で景色を楽しんだら、山頂駅へ。

縞枯山荘

草原の中に建つ縞枯山荘は、青いとんがり屋根が目印。とってもメルヘンチックで、まるで童話の世界から飛び出してきたよう。山荘内には薪ストーブやランプの灯りなど、山小屋らしいムード満点!山小屋デビューにふさわしい思い出も、ここならたくさんできますよ。ぜんざいや天水コーヒーをいただきながら、心地よい風を感じませんか? 【基本情報】 名称:縞枯山荘 所在地:長野県茅野市北山4035 ℡:0266-67-5100 営業期間:通年(不定休あり) 宿泊料:1泊2食付き8000円       1泊1食付き7000円       素泊まり5000円 HPはこちら:http://www.lcv.ne.jp/~simagare/stay/index.html

北八ヶ岳ロープウェイ

北八ヶ岳ロープウェイは、山麓駅(標高1,771m)と山頂駅(標高2,237m)の高低差466mを わずか7分で移動します。山岳風景を楽しみながらのロープウェイでの空の旅は最高!自然と、ハイキングへの期待が高まってきます。 山麓駅には、売店かもしか、スカイレストランこまくさ亭もあります。かもしかには800アイテム以上のお土産が揃い、ハンドメイドのオリジナルグッズもありますよ。 スカイレストランこまくさ亭は、約150人収容できるメインレストランです。お座敷スペースもあるので、家族連れにも大好評!トマトパスタやポークジンジャー、ビーフシチューなどの洋食メニュー、信州ならではの手作りメニューもお楽しみに♪ 山頂駅には、木の温もりが感じられるカフェ2237もあります。周辺に自生しているこけももを使用したお土産は、ここでしか入手できない希少なものなので、ぜひお買い求めください。

おわりに

八ヶ岳はちょっとハードルが高いかも…と躊躇する方でも、ロープウェイを使用して北横岳に向かうこのコースならば行けるかも!と思ったのではないでしょうか?そして、山小屋に泊まることで、2日間大自然の中で過ごす楽しみも知ることができるのです。もっと山に行きたい!山小屋にもまた泊まりたい!そう思わせてくれる魅力たっぷりの北横岳に、Let’s go!
▼ハイキングについてこちらも参考にしてください!


あわせて読みたい記事