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上空から見た山小屋

山小屋ってどんなところか気になる!次の登山は山小屋泊まりで決まり♡

山小屋ってどんなところか気になるけど、どんな感じなのかよくわからないしちょっと不安…。そう思っている方にこそ読んでほしい!山小屋を活用すると、いいことがいっぱい。山小屋に宿泊経験のある筆者が、登山初心者にこそ使ってほしい山小屋の魅力をご紹介します。

山小屋ってこんなところ

山小屋に泊まるということは、テントも食糧も朝夕の分は持たなくていいので、荷物はかなり軽くなります。テントを張る必要もないし、自分でごはんを作る必要もありません。つまり、体力に自信のない女性や登山初心者にも最適なのです。日帰り登山だけでは物足りなくなった方も、山小屋デビューしてみませんか?

チェックインとチェックアウト

チェックインは、大体14時~16時頃がほとんど。現金で前払いします。山小屋では夕食タイムがかなり早いので、もし遅めの到着になりそうだったら、電話を一本入れるのが鉄則です。お支払いをしたら、山小屋のルールや食事の時間などを教えてくれます。 チェックアウトは、次の日の朝7時~8時くらいがほとんど。布団などを元通りの状態にしたら、一言山小屋のスタッフにお礼の言葉を伝えてから出発しましょう。

相部屋と個室

山小屋には、相部屋と個室があります。大半は相部屋で、混雑しているときはかなりぎゅうぎゅうに。男女プライバシーを確保したい方は、多少お値段は高いけど個室がオススメ。ただし個室はすべての山小屋にあるわけではありません。ホームページや電話で確認しておきましょう。基本的に、事前予約が鉄則です。

お風呂

お風呂がある山小屋だとラッキー!でも、大半の石鹸やシャンプーは禁止です。入浴時間なども決められているので、チェックインのときに確認しておくこと。

トイレ

トイレは、女性の気になるところですよね。環境に配慮して、使用済みのトイレットペーパーを流さない山小屋もあります。水洗式や汲み取り式と、山小屋によってさまざま。用を足す前に、トイレの使い方をチェックしておきましょう!

山小屋での食事

夕食は大体17時~18時。朝食は大体5時~6時。中には、簡単な昼食を別料金にて、用意してくれるところもあります。宿泊はせず昼食のみの利用ができる山小屋もあるので、調べてみるといいかも。ちなみに、食事なしで素泊まりもできますよ。

快適な山小屋ライフにするために

山小屋では、個室でない限り、ひとりのスペースはほとんどありません。 みんなが快適に過ごすためには、1人ひとりがマナーをきちんと守ることが大切です。初めての山小屋デビューだとわからないことも多いかと思いますが、一度慣れたら山小屋ライフがとっても心地よく感じると思いますよ。

山小屋ならではの楽しみ

山小屋では、ほかの登山客、山小屋のご主人との会話を楽しみたいもの。山の話で盛り上がってビールで一緒に乾杯したり、ということもよくある風景。意気投合した登山客と山小屋でお別れしても、後日ほかの山でばったり会うということもあります。 そして景色をのんびりと眺めたりと、忙しい日常から離れた時間を楽しみましょう。「自然とのふれあい」「人とのふれあい」っていいなぁと改めて思うはず。喫茶室でおやつを食べたりコーヒーを飲んだりと、山小屋でどんなふうに過ごすかはあなた次第。自由気ままなフリータイムをお楽しみください。
そして山小屋のお楽しみといえば、やっぱりごはんです。テント泊だったら、食料も必要最低限のため、そんなに品数も作れないことがほとんど。でも山小屋だと、山の食材を使った料理などを食べられるし、自分で作らなくていいのも嬉しいですよね。
北アルプスの燕山荘のように、イベントを色々行っているところもあります。筆者が燕山荘を訪れたときは、ちょうど山小屋のオーナーによるアルプホルンコンサートを楽しむことができました。こうしたイベントをきっかけに、ほかの登山客との交流も生まれるのです。

便利さは求めない

地上の旅館やペンションとは違うということを理解しておきましょう。3000メートル級の山の上にあるのですから、不便なのは当たり前。山小屋によってはお風呂がなしの所もあるし、着替える場所もあるとは限りません。ない場合は、布団の中やトイレで着替えます。こうしたことも想定して、脱ぎ着しやすい服装がベストですね。

快適に過ごすために

山小屋ではリラックスしたいので、ダウンタイプのスカートやタイツに着替えてみては。その間は、乾燥室があれば、登山中に汗で濡れた服を乾かしたら、翌日快適になりますよ。乾いたらすぐに取り込むこと。濡れていない服を身に付けるだけで、とっても快適に!

マナーを忘れず

山小屋で快適に過ごすためにも、マナーはきちんと守りたいもの。もしわからないことがあったら、山小屋のスタッフに聞いてみてください。もしくは、他のお客さんに聞いてもOK!山小屋の快適さ・いい雰囲気を壊さないようにしたいですね。 そして貴重品は手放さないこと。食堂でご飯を食べるとき、外に出るときなども、必ず常備します。エコバッグやウエストポーチに貴重品をIN! 筆者が、今回お伺いした山小屋は、こちらとなります。

燕山荘

住所:長野県安曇野市穂高有明中房国有林内 燕岳 営業:2019年4月20日(土)~11月24日(日)の宿泊まで 夏山診療所開設:2019年7月中旬~8月中旬(順天堂大学医学部山岳部) 電話:090-1420-0008※燕山荘直通 公式はこちら:燕山荘 ※年末年始 2019年12月中旬〜2020年1月初旬まで 備考:標高2,712m、収容650人、テント30張

まとめ

山小屋に泊まることで、時間的にも体力的にも余裕ができるのです。一度泊まると、山小屋でのふれあいがきっと忘れられなくなるはず。山での楽しみをさらに増やしてくれますよ。次の登山では、山小屋に泊まって新たな楽しみを見つけてみませんか?

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