犬連れ登山の暗黙のマナーとは?千葉県房総半島の秘境・鋸山に登ってみた
日帰りでハイキングにいきたい♪千葉県の鋸山に行こう
2020.04.20ライフスタイル
鋸山ってどこ?と思った方が多いのではないでしょうか?房総半島にある鋸山は、山も海も満喫できるなんとも贅沢なハイキングスポットなのです。日帰りでハイキングというと、奥多摩や秩父をイメージしがちですが、千葉県の鋸山もオススメ!では、どんなコースなのでしょうか?鋸山のコースや下山後のお楽しみについても、まとめてみました。
制作者
阿部裕子
南アルプスと北アルプスLOVE♡
もっと見る
鋸山ってどんな山?
鋸山は、標高330m。低山なのに海も山も堪能できるし、絶景も多く、観光地としても最適です。海の眺めが楽しめる山って、とっても貴重ですよね。晴天時には、海と空の青さがとってもキレイで、鋸山を何度も訪れる人も多数。そして、鋸の歯のように険しい稜線の鋸山山頂は、展望も良し。富士山や三浦半島の展望をお楽しみください。
交通アクセス
■公共交通機関の場合
(行き)東京駅~浜金谷駅 JR京葉線または内房線で2時間10分
(帰り)JR内房線~東京駅 JR京葉線または内房線
■車の場合
浜金谷駅前に駐車場あり(有料)
鋸山のハイキングコース
コース:浜金谷駅~観月台~百尺観音~山頂展望台~大仏~保田駅
コースタイム:2時間半
浜金谷駅で降りたら、ハイキングスタート。最初のうちは住宅地の中を歩きます。至る所に道標があるので、道がわからなくなることもありません。やがて、山道への石段が現れます。傾斜があるので、慌てずゆっくりと登っていきましょう。
黙々と登ると、観月台に着。ここは、海を眺めるのに最適のビューポイントです。天気のいい日は、富士山や伊豆半島まで見えるそう。ハイキング中に青い海を眺めるって、なんだかテンション上がりますね~。
景色を堪能したら、百尺観音方面へ向かいます。石の階段や石畳が続くと思いきや、突如目の前に石の壁が出現!かつての、石切り場の跡だそう。古くから良質な房州石の産地として知られる鋸山は、江戸時代~明治時代の頃、建築用材や土木工事用材として重宝されていました。
出典:pixabay
迫力ある石壁を見ながら進んでいくと、日本寺の境内に着きます。この日本寺は関東最古の勅願所で、10万坪という広大な敷地の中、見どころはたくさん!拝観料(600円)を払って中に入ったら、百尺観音が温かくお出迎え。
ちなみにこの百尺観音は、昭和35年から作り始め、6年かけて完成。航海、航空、陸上交通の安全を守る本尊として、知られています。
ふと見上げると、名所の地獄のぞきがみえます。名称からしてすごい地獄のぞきは、断崖が垂直に切り立っていて、迫力満点!房総半島を一望できる、とっておきのビューポイントです。ただ崖の上からのぞくので、高所恐怖症の方にはちょっとハードル高いかも。
そして、山頂展望台に向かいます。わずか10分で、広々とした展望台へ。内房の海が広がり、まさに絶景!富士山、金谷港、三浦半島に伊豆半島と、どこまでも見えますよ。国土交通省認定の「関東の富士見100景」にも認定された絶景とのこと。
この後は、日本寺の大仏(薬師瑠璃光如来)をみるために下っていきましょう。ひたすら下っていくと、大仏広場に着きます。日本一の大仏で高さは、なんと31m。奈良・東大寺にある大仏の約1.8倍もの大きさなので、一見の価値あり。近くでみると、その大きさにびっくり!この広場には、小さなお地蔵さまに囲まれたお願い地蔵尊もありますよ。
そして日本寺の境内を抜けて、舗装道路にでてください。畑の中を歩きながら、「保田駅」という看板も見逃さずに。
鋸山ロープウェーも気になる!
もっと行動時間を短くしたいときは、鋸山ロープウェーもオススメ。標高差は300m、海と山を眺める空中散歩をお楽しみください。浜金谷駅から、徒歩10分です。
山頂駅展望台にある、房州石のポストにも注目!金谷港にある恋人の聖地のモニュメントとロープで縁結びされた位置にあり、このポストに手紙を投函すると…。地元の郵便局にて「ロープウェーと地獄のぞきと金谷港が描かれた風景日付印」を押印して、郵送してくれるそう。大切な人への手紙をこのポストに投函してみませんか?
売店で売っている「ときめきホルダー」や鋸山限定のオリジナルTシャツも、要チェック!ときめきホルダーは、願い事を書いた大師と切符をいれて、オリジナルのお守りの完成!とってもロマンチックですね。白・黒と2色あるオリジナルTシャツも、記念にオススメ!渋いデザインで、着るたびに鋸山を思い出しそう。
【基本情報】
名称:鋸山ロープウエー株式会社
所在地:千葉県富津市金谷4052-1
TEL:0439-69-2314
営業時間:
9:00~17:00(2月16日~11月15日)
9:00~16:00(11月16日~2月15日)
料金:
大人 片道500円、往復930円
小児 片道250円、往復450円
おわりに
低山なのに、こんなに楽しみが詰まっている山は、珍しいのでは?山と海に癒され、ロープウェイで空中散歩したり数々の絶景ポイントもおさえたら、最高の一日になること間違いなしですね。日帰りのハイキングの新定番は、千葉県の鋸山に決まり!
▼ハイキングについてこちらも参考にしてください!