山陰海岸ジオパークトレイルに行ってみたい!山陰海岸の魅力を満喫しよう♡Vol.1
栄養抜群&超簡単!お出かけのお供にオリジナル「トレイル・ミックス」を作ってみよう!
2021.03.16キャンプ料理
アメリカでアウトドアの定番スナックといえば、ナッツやドライフルーツなどを混ぜて作った「トレイル・ミックス(Trail Mix)」。大手スーパーには専用棚もあるほど充実しています。食べやすく、栄養価も高いこのスナック。自分でも身近にある材料で簡単に作れるため、ぜひ挑戦してみてください。
制作者
東リカ
オレゴン州ポートランド在住のライターです。ブログ「ポートランド日誌(http://rhportland.blogspot.com/)」書いてます。
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トレイル・ミックスとは!
山歩きのためのスナック
「トレイル・ミックス(Trail Mix)」の「トレイル(Trail)」とは、英語で「山の小道」という意味です。トレイルを歩きながらでも手軽に食べられるナッツ類やドライフルーツ、シリアル、チョコレートなどを「ミックス(Mix)」したスナックで、アメリカではハイキングや山歩きなど、アウトドアの栄養補給食として親しまれてきました。
トレイル・ミックスとして既に完成した商品の購入はもちろん、量り売りの食材を購入して、アウトドアへと出かける前に作る人も少なくありません。
ヘルシーなおやつ
トレイル・ミックスは、ナッツやドライフルーツなど、良質の脂質やビタミンを含み、抗酸化作用も高いヘルシーなおやつです。最近は、アメリカでも健康志向が高まり、オーガニック素材のみで作ったトレイル・ミックスやカカオニブ、スーパーフード入りのもの、グルテンフリー、グレインフリー、パレオといった商品が、アウトドアに限らず、美容と健康に良いスナックとしても注目されています。また、チリを効かせたスパイシーな商品も登場し、罪悪感なく食べられるビールのおつまみなどとしても市場を拡大しています。
トレイル・ミックスは、自分や家族の好みを反映して、オリジナルを簡単に作れるのも魅力だと思います。今回は、日本で買える商品を使ってミックスする時のヒントをお伝えします。
トレイル・ミックス作りに必要な4グループ
複数の食材をミックスして作るトレイル・ミックスですが、構成要素は次の4つのグループに分けられます。順番に見ていきましょう。
グループ1. ナッツ類
アーモンド、ピーナッツ、クルミ、カシューナッツ、ピスタチオ、マカダミアナッツ、ブラジルナッツ、ココナッツといったナッツ類は、良質な脂質や繊維、ビタミンEが豊富なトレイルミックスの必需品です。中でも「ナッツの王様」アーモンドがアメリカでは最近、ピーナッツに代わり、最も人気を集めているようです。ピスタチオは、殻の付いていないものを選ぶのがおすすめです!
また、ひまわりの種や松の実、かぼちゃの種などのシード類もこのグループに入ります。シード類はビタミンB1、ビタミンE、鉄分などが豊富で、疲れの改善に効果があると言われています。また、ナッツアレルギーの人でも安心なのが嬉しいところです。ゴマやけしの実は単独だと小さすぎて一緒に食べられないため、注意してください。
グループ2. 果物
自然な甘さと食物繊維、ミネラル、ビタミンが豊富に含まれるフルーツ類がこのグループ。レーズンがこのグループの大定番ですが、アメリカでは、ドライチェリーやブルーベリー、デイツ、クランベリー、バナナチップなども人気があります。また、最近は、パイナップルやマンゴーといったトロピカルフルーツも注目されています。
日本では、気軽に買えるレーズンはもちろん、抗酸化作用の高いブルーベリーやクコの実(ゴジーベリー)を乾燥させたものを使うと、美容にも効果がありそうです。乾燥イチジクやアプリコット、干し柿などを使う場合は、食べやすい大きさに切るといいですね。
グループ3. 穀物
エネルギーはもちろん、 満足感が得られる穀物を原料にした食材が3つ目のグループ。例えば、小麦、米、大麦、トウモロコシなどを原料にしたクラッカーやビスケット、シリアルなどです。アメリカでは、小さめのプリッツェルやシリアル、またポップコーンなどもよく使われています。
最近では、キヌア、アマランサスといった古代穀物を使ったスナックも目に付きます。日本でなら、米を使ったあられやおからのビスケット、そば粉のクッキー、ボーロなどもいいですね。 ちょっとした衝撃で簡単に砕けてしまうようなものは避けましょう。
また、日本では比較的ポピュラーで、最近アメリカでも低脂肪・高たんぱくなスナックとして人気のエンドウ豆や大豆、ひよこ豆、小豆、枝豆などもこのグループです。豆を使うなら、豆をそのままの形でローストやフライにしたものが、食べやすく、壊れることもなくおすすめです。
グループ4. スイーツ
最後のこのグループに入るのは、チョコレートやヨーグルトチョコ、キャラメル系のもの。必須ではありませんが、少し入ると味はもちろん、食べてすぐにエネルギーになるのが魅力です。アメリカでは、チョコチップやM&M’sが定番です。カラフルなジェリービーンズも子供に人気があるようです。
日本なら、M&M’sの日本版とも言えるマーブルチョコレートはもちろん、ナッツやドライフルーツにスイーツを組み合わせたアーモンドチョコレートやヨーグルトチョコレーズンなどもおすすめです。
お好みに合わせて!トレイル・ミックス作りに挑戦
トレイル・ミックス作りに挑戦する際のヒント
バランスの良いトレイルミックスを作るなら、まずは、4つのグループから少なくとも1つずつ選ぶのがおすすめ。また、ひと摑みした時にいくつかの食材がつかめるよう、形をある程度、小さいものに揃えると良いです。
味は、お好みですが、甘いものとセイボリーなものが混ざっていた方が美味しいように思います。ただ、しっかりと味の付いたものばかりが揃うと、喉が乾いてしまうほど、味が濃くなりすぎてしまうかもしれません。できれば、食塩不使用のナッツや砂糖の入っていないドライフルーツなど自然な風味のものも混ぜると良いです。また、味付けのされていない自然素材ばかりを揃えて、最後にシナモンシュガーやココア、カレー粉、ハーブソルトなどで全体の味を整えるのもいいかも知れません。
それから、常温保存が効かないものはもちろん、夏場は特に溶けてしまうチョコレートやグミ系の食材は避けた方が無難です。
チャレンジ1. 豆入り
まずはせっかく日本にいるため、アメリカのトレイルミックスでは珍しい豆入りを作ってみました。アーモンド、ひまわりの種、レーズンにくわえ、うす塩味えんどう豆のスナック、全粒乳とてんさい糖、それにチョコレートでコーティングした大豆、あずきをサンドしたクラッカー入り。甘さと塩味が程よく、美味しくできました!
チャレンジ2. グラノーラ&チョコ入り
続いて今度はアメリカ風に、アーモンド、ブルーベリー、レーズン、ひまわりの種、かぼちゃの種にオーツ麦、ココナッツ、かぼちゃの種などを固めてカカオ風味に仕上げたグラノーラボールとマーブルチョコレートを入れてみました。通常のグラノーラでも良いですが、ボールになっているものだと食べやすいと思います。
オリジナルのトレイル・ミックス作りを!
アレルギーやお好み、状況に合わせて色々と組み合わせてみてください。混ぜるだけで子供でも簡単に作れます。作ったものをお外に持ち出し際は、ジップロックなど、何度も開け閉めできる破れにくい袋に入れていくのがおすすめ。残ってしまったものは、ジップロックか密封容器に入れて冷蔵庫などで保存して早めに食べてしまいましょう。みなさんオリジナルのトレイルミックスにぜひ挑戦してみてくださいね!