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夕日に照らされる富士山

初心者だって日本百名山に挑戦できる!オススメの山Vol.18「富士山」

富士山といえば、誰もが知っているけど、実はまだ登ったことがないという方もいるのでは。日本一高い山なだけに、一度は登っておきたいもの。今さらといわず、日本百名山に挑戦するならば富士山に挑戦してみませんか?きっと、日本一ということを改めて実感することでしょう。

富士山ってどんな山?

標高3,776mの富士山は、日本の最高峰。世界文化遺産にも認定されており、国内外問わず多くの観光客が訪れます。登山シーズンは、7月~8月。開山期間は、7月1日~9月10日まで。この時期ならば、登山初心者でも問題なし。整備された登山道は歩きやすく、4つの登山ルートがあります。

初心者にオススメのルート

富士登山には4つのルートがありますが、ここではルート上に救護所がある2つのルートを紹介します。登山客が最も多く且つ小屋が多いのは、吉田ルート。最短ルートは、富士宮ルート。登山ルートは色分けされているので、自分が使う登山ルートの色を確認しておくこと。ちなみに、吉田ルートは黄色、富士宮ルートは青色をチェック!

山小屋多く一番人気のルート・吉田ルート

コースタイム:登り約6時間、下り約4時間 交通アクセス 河口湖駅・富士山駅から登山バス(富士スバルライン経由) 東京・横浜方面からバスもあり マイカーの場合、河口湖ICまたは富士吉田ICから富士スバルラインを利用
このルートは、登山道と下山道が別です。富士スバルラインを出発したら、6合目で吉田登山口と合流。登りには山小屋が多いけど、下山道には山小屋がほとんどありません。五合目からしばらくは平坦な道ですが、6合目はやや急になります。樹林帯の中を歩き富士山安全ン指導センターがみえてくると、6合目着。 6合目からは、日陰がないので熱中症に注意してください。七合目の最初の山小屋まで、ジグザグと広い道が続き、最初の山小屋・花小屋から急な岩場が連続します。七合目には、24時間医師が常駐する救護所あり(開設期間は、要確認)。 7合目から8合目にかけて、さらに岩場が急になります。標高3,000mを超えるこのあたりで、高山病にるかかる人が多くなるので、こまめな水分補給と深呼吸を心がけて。
いよいよ山頂に向かいます。最後の山小屋・御来光館を過ぎたら、9合目の鳥居着。ここから30分で山頂の久須志神社前に着。日本一の風景を、しばし満喫。下山道は、八合目の下江戸屋分岐までは、須走ルートと同じ道です。ここで下江戸屋付近の分岐点を見逃さず、吉田ルートを富士スバルライン五合目方面へ下りましょう。

登山道と下山道が同じで最短ルート・富士宮ルート

コースタイム:登り約5時間、下り約3時間 交通アクセス 新三島駅・新富士駅・富士宮駅・富士駅から登山バス(富士山スカイライン経由) マイカーの場合、御殿場IC・裾野ICから富士山スカイライン、富士IC・新富士ICから西富士道路、国道139号、富士山スカイラインを利用
最も標高の高い位置から出発するのが、このルート。傾斜は全体的に急で岩場が多いですが、登山道と下山道が同じなのでルートを間違えにくいというメリットもあります。富士宮口5合目は、記念碑横にある案内板の前からスタート。6合目まで、10分。ここから、急な岩場の登りが続きます。
なお、8合目池田館横には、医師が常駐する救護所あり(開設期間は要確認)。山頂直下の鳥居をくぐったら、いよいよ富士山頂着。さらに馬の背とよばれる急斜面を約30分登ると、富士山最高峰の剣ヶ峰へ。下山道は、登山道と同じです。狭い岩場の道では特に譲り合いを忘れずに。

富士山登山する前に!確認しておきたいこと

富士山の美しい自然を守るために、登山者の1人ひとりがマナーをしっかりと守る必要があります。

トイレを利用するとき

富士山のトイレは、場所によって処理方式が異なるので、注意書きなどよく確認すること。そして、トイレ利用にあたり100円~300円のチップが必要になるので、小銭を多めに準備しておきましょう。ただし7月1日から7月9日まではすべての山頂トイレが使えないので、携帯トイレが必要になります。

貴重な資源・水

富士山では水がとても貴重なため、洗面や手洗い用の水、お風呂もありません。山小屋でも水の補給はできないので、ご注意ください。ルートによっては下山道に水を販売していないところもあります。登りで水を使いきらず、下山分の水もキープしておきましょう。

気温・天気に注意

観光地だからと、気軽な服装で富士山登山に臨む人も、います。でも、富士山は3000m以上の標高だということを忘れないでください。五合目と山頂との標高差も大きく、例えば、五合目と山頂の気温差は、kも9度、夜間は13度以上。温度調整できるよう、十分な防寒着を準備しておくこと。 また、夏は特に雷が多く、天気がかわりやすいのが特徴です。登山前に気象情報を確認して、無理なスケジュールはたてないようにしましょう。

高山病を防ぐために

富士山登山は、「慌てずゆっくりと」が基本。一気に高度を上げると、高山病の原因になります。突然富士山に登ったら、高山病になることもあります。山小屋が多いので、途中で一泊すれば安心。また、夏は雷が発生しやすいので、登山前に必ず気象情報をチェック!

体力をつけておく

富士山では、転倒事故が多いです。転倒が起こるのはほぼ下山時で、急な岩場などが多いそう。高度な登山技術がなくても登れる山だからといって、100%安全というわけではありません。そして富士山登山にあたり、ある程度の体力は必要です。いきなり富士山に挑戦するのでなく、近隣の山で登山に慣れておき、体力をつけておきましょう。

おわりに

日本百名山でもあり、世界文化遺産でもある富士山は、眺めるだけでも魅力的ですが、登ったらまた違う魅力を味わうことができます。日本一の高さを誇る山からの景色は、きっと言葉では言い表せない感動があるはず。様々な登山経験を積み重ねたら、ぜひ富士山にトライしてみてください。


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