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木の上に置かれたオピネルナイフ

オピネルナイフのおすすめを紹介!安全な使い方やお手入れ方法も

※本記事には一部プロモーションが含まれます

アウトドアナイフの人気ブランド「オピネル」は、アウトドア初心者でも使いやすいと定評があります。今回は、オピネルのナイフを一挙紹介!焚き火のための木材を切ったり、食材を切ったりと、さまざまな使い道があるため、特徴を理解してシーンにあったナイフを選びましょう。また、使い方やナイフを長持ちさせる裏ワザまで、幅広くお伝えします。

100年以上の歴史を持つナイフブランド「オピネル」

オピネルは19世紀に始まったフランスの老舗ナイフメーカー。多くの登山家やアウトドアーズマンに愛され続けています。オピネルは、キッチン用からガーデン用までラインナップが豊富です。得にアウトドア用のフォールディングナイフ(ブレードを折り畳んで収納するタイプ)は確かな実績と信頼を勝ち得ています。

オピネルを選ぶ理由

オピネルナイフでトマトを切る様子
オピネルを選ぶ理由は、バリエーションの豊富さ!オピネルが長い歴史を持ち、フランスでは日常的に広く使用されいて大量に製品を送り出しているからこその魅力。持ち手・刃渡りの長さや形状の種類が豊富なので、自分にあったナイフが見つけやすいです。 また、ナイフのシンプルな構造も長く愛されている理由として上げられます。切込みを入れた木製グリップハンドルにピン一つで取り付けたブレードを収め、ブレードをロックできるリングが装着された作りです!

オピネルナイフの選び方

オピネルナイフの選び方を紹介。一見似ていますが、一つ一つのナイフに特徴があります。使用シーンや素材、ナイフの全長など、さまざまなポイントに注目し、自分にあったアウトドアナイフを選びましょう!

ステンレスorハイカーボンスチール

木に刺さったオピネルナイフ
ナイフのブレード(刃の付いているところ)にはステンレス製とハイカーボンスチール(炭素鋼)製があります。
  • ステンレス製・・・手入れが楽で使用した後汚れを拭き取るだけでOK。その反面切れ味が少しマイルドで、砥ぐのにコツが必要です。
  • ハイカーボンスチール製・・・何より切れ味が鋭いことと、砥ぐとすぐに切れ味が戻りやすいことです。デメリットは鋼材が比較的柔らかいので刃こぼれしやすくさびやすい点。
  • こまめな手入れが苦手な方は、メンテナンスしやすいステンレス製がおすすめです。現場での切れ味を重要視する多くの登山家やプロのアウトドアーズマンはハイスチールカーボン製を選択しています。

木材用or食材用

オピネルナイフで木を削る様子
焚き火のために薪を切ったり、料理のために食材を切ったりと、さまざまなシーンで活躍するアウトドアナイフ。使用する目的に応じて選ぶのがポイント。
  • 木材用…ナイフがあれば薪も簡単に割れます。フェザースティックを作るナイフにぴったり!丈夫で折れにくいため、長持ちしやすいです。
  • 食材用…オピネルのナイフは食材を切るのに特化したナイフを豊富に取りそろえています。耐久性・耐食性に優れたステンレス製のため、生モノ調理や水洗いをしてもさびにくいです。

サイズ

サイズ刃の長さ(cm)全長(cm)使用用途
#23.48緊急用、ロープ切断
#34.29.7緊急用、ロープ切断
#45.111.7小魚用、山菜採取、ロープ切断
#56.114小魚用、山菜採取、ロープ切断
#67.316.5魚・野菜用、小枝切断、ロープ切断
#77.717.7魚・野菜用、小枝切断、ロープ切断
#88.319.2肉・魚・野菜用、フェザースティック作成
#99.121肉・魚・野菜用、フェザースティック作成
#101023大魚用、肉や野菜がカットしやすい
#1212.228.3大魚用、肉や野菜がカットしやすい
オピネルのウッドグリップアウトドアナイフには、刃渡り2~12cmの全10種類を展開しています。キャンプで食材を切ったり枝を切ったりしたいのであればNo.8、料理を主体として釣った魚を捌いたり大ぶりの野菜も切ったり(キャベツを刻むなど)するのであれば、No.10やNo.12がおすすめです。 また、手のサイズも決め手の一つ。比較的手が小さい方であればNo.6~No.8、手が大きい方であればNo.9~No.12が使いやすいです。

おすすめのオピネルナイフ【ステンレス製】

ブレードにさびにくいステンレス素材を採用したオピネルナイフを紹介!ナイフによって使用用途が異なるので、シーン別に使い分けてみましょう。

肉・魚・野菜向き

その他食材向き

おすすめのオピネルナイフ【ハイカーボンスチール製】

ハイカーボン(高炭素量)はステンレスと比べて炭素量が多いので、硬く脆いです。刃を上手く研げれば鋭い切れ味になるハイカーボンスチール製のナイフが欲しい方はチェックしてみましょう。

オピネルナイフの安全な使い方

オピネルのナイフはとてもシンプルな構造で良く切れるので、使い方を正しく知っておくことも大切です。オピネルに限らずアウトドアで使う多くのフォールディングナイフもこの使い方が基本になるのでぜひ覚えておきましょう。

ナイフの刃を研ぐ

ナイフは使用しているうちに切れ味が鈍ってきます。鈍くなったナイフというのは大変危険です。切りづらいから力を入れてしまい、滑って手に刃が当たり大怪我につながります。 砥ぎの作業は、本格的に砥ぐのであれば砥石を300番台の荒砥、800~1000番台の中砥、仕上げに2000番の仕上げ砥と用意して順番に仕上げていきます。省略して行うのであれば、1000番の中砥だけで仕上げましょう。刃を砥石に当てる角度はオピネルでは20度を推奨しています。

ロックリングを掛けて、刃を固定

オピネルナイフ
そしてロックリングを回して必ず掛けましょう。この時、ブレードには刃が根元まで付いているので指を引っ掛けないように注意しましょう。また、ブレードをハンドルに収めた未使用状態でも必ずロックするのも大切です。ポケットなどに入れている時はブレードがハンドルからわずかに開いて怪我をすることもあります。

オピネルナイフのお手入れ方法

オピネルナイフを長持ちさせる裏ワザを紹介!キャンプの時だけしか使わないという場合、長期間使用していないとブレードがハンドルから出し辛くなっていています。定期的なメンテナンスよりも簡単にナイフを長持ちさせる方法を知りたい方は必見です!

洗い終わったらしっかり水を拭き取ろう

使用したナイフはブレードの汚れや水滴をしっかり拭き取りましょう。ブレードをぬるま湯とスポンジで拭き取るだけなるので、初心者でも簡単!さびにくく、定期的にメンテナンスしなくても、ブレードの出し入れがしやすいです。その後、亜麻仁油やエゴマ油、クルミ油などの乾性油を軽く塗っておくのがさびにくいポイント。

防水処理

オピネルの木製ハンドルは水分により膨張や歪みを生じやすく、ブレードの出し入れがしにくくなります。ハンドルが水分を含みにくい状態にしておく処理をしておきましょう。使用するのは亜麻仁油やエゴマ油やクルミ油といった乾性油と呼ばれるサラッとした乾きやすい食用油です。 【手順】
  1. ビニール袋などにナイフを入れ、そこに油を入れてナイフ全体が油に浸かるようにし24時間置きます。
  2. 時間が経ったらナイフを袋から出し油を拭き取り、ブレードを出した状態でさらに24時間乾燥させます。
この作業の時は滑り止め付軍手か革手袋をしましょう。ブレードを閉じる際は、指などを怪我しないよう充分注意。

黒錆処理

カーボン製の刃には黒さび処理を施し、薄い皮膜を作る方法があります。黒さびは表面に一時的にできるコーティングのようなものです。金属の中に侵食する赤錆とは性質が異なります。注意深く慎重に作業を進めれば簡単な作業ですので、チャレンジしてみましょう。

オピネルのナイフでアウトドアを楽しもう!

木製ハンドルに丈夫なブレードが特徴で、多くの人を魅了するオピネルナイフ。長く使い続けるためのメンテナンスは少し手間がかかりますが、何より安価で手に入りやすいのが魅力です!多くのキャンパーが愛用する伝統的なナイフをアウトドアアイテムに加えてみましょう。オピネルは中古品を除くと、似ているだけの偽物ナイフですのでご注意ください。

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