キャンプにおすすめの調味料入れとスパイスボックス!100均アイテムを使った自作アイデアも
キャンプでの調理に必須の調味料。かさばる調味料を、細かく分けて入れておける調味料入れがあると便利です。そこで、キャンプにぴったりな調味料入れやスパイスボックスの選び方からおすすめのアイテムまで紹介します。また、最後に100均アイテムを使った自作アイデアも取り上げるので、ぜひチェックしてみてください。
キャンプに便利な調味料入れ・スパイスボックスとは?
キャンプにいったら料理を楽しむ方も多いのではないでしょうか。料理をするときに必要なのが調味料ですが、使いたいものが多くなると持ち運びも大変ですよね。そんなときに調味料入れやスパイスボックスがあると、持ち運びや調理などの負担を減らせます。
まずは調味料入れとスパイスボックスの特徴を紹介していきます。
調味料入れとは?
料理のときに使う調味料を保存するための容器です。調味料は購入したままの袋やボトルでも使えますが、大きいサイズもあるのでかさばります。使いたい量に合わせた調味料入れに移しかえれば、キャンプでも持ち運びがしやすく、料理の作業効率もあがるのでおすすめです。
ひとつで2種類の調味料を入れられるタイプや、入れものを連結させて複数入れられるタイプなど、さまざまなアイテムが出ています。
スパイスボックスとは?
調味料やスパイスを、取り出しやすく整理して収納できるボックスです。他の道具から守れるので、持ち運んでいる際に調味料入れが破損するリスクを抑えられます。また調味料入れを固定して運べるため、倒れて液漏れするのも防いでくれるので安心です。
ソフトタイプやおしゃれな木製タイプなど、機能やデザインもさまざまなものが販売されています。市販のアイテムでは物足りなければ、好みのデザインのスパイスボックスを自作するのもおすすめです。
調味料入れの選び方
キャンプ用の調味料入れを選ぶときに、必ず確認しておきたい4つのポイントがあります。ひとつずつていねいに解説していくので、チェックしておいてください。
粉末か液体かで選ぶ
キャンプ用の調味料入れを選ぶときに、まずポイントになるのが実際に収納する調味料の種類です。
大きく分けて調味料には
「液体」と「粉末」があり、それぞれの特徴に合わせて調味料入れを選ぶのが重要。
- 粉末
調味料が粉の場合、大きな穴が開いていると使う際に中身が勢いよく飛び出してしまう可能性があります。細かい穴が複数開いているものなら、振りかける量を調節できて便利です。
また、入れたい粉末調味料の粒の大きさに合わせて、穴の大きさを選ぶのもポイント。スパイス系のような粒が大きいものは、穴も少し大きめの方がでやすいでしょう。中には穴の大きさを調節できるものもあるため、チェックしてみてください。
- 液体
しょうゆやソースなど液体の調味料は、ふたの閉まりが悪いと液漏れしてしまうこともあるため、密閉性の高いものがベスト。液体の調味料はかけるタイプだけでなくスプレータイプもあり、中に入れる調味料によって容器を選ぶと良いでしょう。
使いやすいものを選ぶ
調味料入れは、使いやすいものを選ぶことが大切です。例えば、計量スプーンが付属しているものは、分量の管理がしやすく調理の際に便利です。
ほかにも、片手で簡単に開閉できるタイプなら、忙しいシーンにもぴったり。必要なときにサッと使え、使い終わった後もすぐにふたを閉められるので、中身をこぼす心配がありません。
人数に合わせたサイズを選ぶ
調味料入れのサイズは、一緒にキャンプをする人数によって選ぶ必要があります。たくさん入るからといって大きい容器に入れてしまうと持ち運びの邪魔になり、小さすぎると足らなくなる恐れも。
目安としては、ソロや少人数のキャンプなら50mLまでのコンパクトサイズのものがおすすめです。ファミリーなど大人数で使うときには、100mL程度入るものを選ぶとちょうど良いでしょう。
搭載機能で選ぶ
調味料入れの中には、便利な機能が付いているものもあります。例えば、調味料入れに持ち手が備わっているものは持ち運びが楽。容器を連結させられるものは、調味料入れがバラバラにならずにカバンに入れられて便利です。
ほかにも、穴の大きさが調節できるものなら、入れる調味料によって柔軟に対応できるのでおすすめです。一言で調味料入れといってもさまざまなものがあるため、必要に応じた機能を搭載したものを選ぶと良いでしょう。
【粉末用】キャンプにおすすめの調味料入れ6選
ここからは使いやすい粉末用の調味料入れを7つ紹介します。機能面に優れたものからコンパクトなものまでそろえたので、各製品の紹介を参考にぴったりのものを探してみてください。
【液体用】キャンプにおすすめの調味料入れ6選
ここからはキャンプにおすすめの液体用調味料入れを7つ紹介します。機能面だけでなくデザイン性が高いアイテムもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
スパイスボックスの選び方
スパイスボックスは調味料入れを収納するケースのこと。キャンプでありがちな「調味料が散らかってしまう」「どこに置いたのか分からなくなる」などの悩みを解決してくれるアイテムです。
ここからは、そんなスパイスボックスの選び方を5つのポイントに分けて解説します。購入してから「こんなはずじゃなかった」とならないためにもしっかり確認しておいてください。
素材で選ぶ
スパイスボックスに使われる素材には、
「ステンレス製」「木製」「ポリエステル・ナイロン製」の3種類あります。どの素材が自分のニーズに最も適しているかをチェックしてみましょう。
- ステンレス製
シンプル・スタイリッシュ・かっこいいという3つの魅力を持つスパイスボックス。ほかと比べると少々重く、手を出しづらい価格ですが、強度はほかのどのスパイスボックスと比較してもNo.1!
また、雨にぬれてもさびにくいのも特徴のひとつです。年間を通してキャンプに行く回数が多い人や耐久性重視の人におすすめです。
- 木製
何といってもその「かわいさ」が特徴。スパイスボックスの3つのタイプの中でも一番人気で、多くの人から支持を集めています。木でできているため、キャンプサイトとの雰囲気と調和するのもおすすめのポイント。
インテリアのような見た目なので、自宅でもそのまま使用できます。また、自分で好きな大きさや広さの仕切りをつくって、DIYができるのも人気の理由。おしゃれなキャンプサイトにしたい人にぴったりです!
- ポリエステル・ナイロン製
コンパクトに畳めるのがメリット。キャンプへ行くとついつい荷物が多くなってしまい、少しでも荷物を減らしたいと考えている人におすすめです。
柔軟性のある素材でつくられているため、車の隅やシートの下など、普通なら収納が難しい場所でも形を合わせることが可能。ステンレス製や木製のボックスと比較すると低価格なので、出費を抑えたい人にも適しています。
調味料に合わせたサイズを選ぶ
スパイスボックスは、持っていくスパイスをすべて収納できる大きさのボックスを選びたいもの。奥が深いタイプや幅が広いタイプなどは、かさばる調味料を収納する際に便利です。
しかし隙間が多すぎると、中で調味料が倒れてしまい液漏れする可能性もあります。入れたい調味料に合わせたサイズを選ぶと良いでしょう。
ふたつきかふたなしかで選ぶ
スパイスボックスにはふたの付いているものと、ふたがないものがあります。自分のスタイルに応じた使いやすいものがおすすめです。
ふたつきのものは保管がしやすく、中身が飛び出すこともないため持ち運びに便利。選ぶときにはロック機能の有無やファスナーの開閉のしやすさなども一緒にチェックしておくと使いやすいでしょう。
一方、ふたなしのものは背の高いものも入れられ、すぐに出し入れしやすいのが魅力です。それぞれにメリットがあるため、自分が使いやすい方を選択しましょう。
木製スパイスボックスは使いやすいタイプで選ぶ
木製のスパイスボックスには3つのタイプがあり、それぞれ違った良さがあります。
木製タイプが好みの方は、どのタイプが使いやすいのかも一緒に確認しておいてください。
- 見開きタイプ
見開きできる本のようなスタイルのボックス。縦長なのでスッキリと収まるのが特徴です。引き出し付きのものもあり、小物も一緒に収納しやすいでしょう。
- 折りたたみタイプ
調味料をたくさん収納できる大型タイプ。ふたを開いたときに、すべての調味料が少しずつ見える設計なので、利便性も抜群です。
- かごタイプ
見た目がボックスほど角ばっていないため、柔らかい印象です。ふたがないことで、棒の部分にキッチンペーパーを取り付けられたり、調味料の出し入れがしやすかったりするなど、ほかにはないメリットも。
おしゃれなものを選ぶ
せっかくスパイスボックスを使うなら、自分好みのデザインがいいですよね。スパイスボックスはさまざまなものが販売され、種類や色なども豊富なので、自分の好みのものを選びやすいでしょう。自分のキャンプサイトの雰囲気に合わせたものや、お気に入りのブランドでそろえるのもありです。
また、スパイスボックスとして販売されていないものでも、代用して使えるものも多くあります。オリジナルのものがほしい人は、手軽な100均や角材などを使って自分でつくるのもおすすめです。記事終盤にほかのキャンパーさんのアイデアも紹介しているのでチェックしてみてください!
キャンプで使えるおしゃれなスパイスボックス9選
スパイスボックスに入れるべき!おすすめの調味料5選
キャンプへ持っていく調味料は決まっていますか?塩こしょうだけでは味気ないものです。この機会に、スパイスボックスに入れるおすすめの調味料もチェックしておきましょう!
オリジナルスパイスボックスを紹介!
ここまでさまざまな調味料入れやスパイスボックスを紹介しましたが「ちょうどいいサイズがない」「自分のオリジナル感がほしい」と思っている人もいるはず。そんな人は自分でつくってみるのもありです!世界でひとつだけのオリジナルボックスは、キャンプでの料理の時間をもっと楽しくしてくれます。
ここからは誰でもできる調味料入れの作り方や100均アイテムを使ったスパイスボックスの作り方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
コンパクトに収納できるストローパッキング
ストローパッキングという方法をご存じですか?その名の通りストローでパッキング(包装)する方法。中に調味料を入れてパックするのですが、粉末・液体どちらでも入れられます。
しかも調味料だけでなく、洗剤やシャンプー、化粧水なども入れられるのが、ストローパッキングの魅力!ストローの種類を変えれば、間違えることもありません。ただ、粘度の高い調味料を入れると、使うときに中身が出てきにくいので注意しましょう。
作り方は至って簡単。ヘアアイロンを使う方法なので、室内でも安全にパッキングできます。火を使うのが苦手な人にもおすすめ。
用意するもの
- ストロー
- ヘアアイロン(ストレートタイプ)
- ハサミ
- キッチンペーパー(10cm角)
作り方
- ストローの先端をキッチンペーパーではさみ、その上からヘアアイロンでプレス
- 反対側の先端からじょうご(漏斗)を使って調味料を入れる
- ストローの余っている部分をハサミで切る
- 1と同じ要領で逆側の先端をキッチンペーパーではさみ、その上からヘアアイロンでプレスして閉じる
長さを調節すればメスティンにも入れられます。パックした部分に文字が書き込めるので、まとめて入れても間違えることもありません。ストローは100均にもさまざまな種類があるので、太さや色などを選んでつくってみてください。
100均アイテムを使った自作方法
気軽にDIYができる素材があると人気なのが100円均一ショップ。DIY用に木材も販売されています。既製品にほしいサイズがなければ、自作してみるのもおすすめです。自分でつくるとより一層愛着が持てるので、キャンプに出掛けるのも楽しみになります。
【用意するもの】
- 木材
- ヤスリ
- 釘
- ボンド
- ニス
- 蝶番
- 留め金
- アーチ形のハンドル
▶ステップ1 同じ寸法の箱型を2つつくる
- 100均で購入した木材を、2つの箱が組めるようにカットする
- 木材の断面にヤスリをかける
- 木材をボンドで接着し箱型を2つつくる
- 補強のため2つの箱型の4角に釘を打つ
▶ステップ2 棚をつくる
- 端材をカットして棚受けをつくる
- 箱型にはまるよう木材をカットし棚板と落下防止板をつくる
- 箱型の棚をのせたい場所に棚受けをボンドで接着させる
- 棚受けに棚板をのせボンドで接着させる
- 落下防止板をボンドで接着させる
▶ステップ3 蝶番や留め金などをつける
- ニスを全体に塗る
- 2つの木箱の裏を蝶番でつなぐ
- 表にアーチ形の留め金をつける
- 天井部分にアーチ形のハンドルをつける
キャンプにぴったりな調味料入れやスパイスボックスを見つけよう!
何かと忙しいキャンプで使う調味料入れは、コンパクトで使いやすいのがベスト。また調味料入れを収納できるスパイスボックスがあれば、より便利に持ち運びできます。中でもおしゃれなものはキャンプサイトのコーディネートにぴったり。お気に入りが見つからないときは自作もありです!今回の記事を参考にしてみてください。