雨キャンプを快適に過ごす方法とは?テント設営、撤去の注意点や必需品をチェック!
出典:bokan76 / ゲッティイメージズ
雨キャンプも快適に楽しもう!雨キャンプの必需品とテクニックを紹介します
2018.06.15ノウハウ
キャンプは晴れが楽しいに決まっていますが、雨キャンプは雨キャンプなりの楽しみ方もあります。雨の音を聞きながら夏が来る前の静かなキャンプを堪能するのもいいものですよ。雨の日キャンプに特有のトラブルは事前の準備で回避しましょう。そんな雨キャンプの必需品&テクニックをご紹介します。
制作者
にしちゃん
キャンプブログ「にしちゃんママのファミリーキャンプブログ(http://mamacamp.naturum.ne.jp/)」を運営してます。
年間80日はキャンプ場にいます。みなさんにファミリーキャンプの楽しさが伝わりますように。
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もくじ
レインコートは必須アイテム
テントの設営撤収時、またはトイレや炊事場に行くときの雨具は傘を使うのも手軽でいいですが、両手が空くのでレインコートがおすすめです。トレッキングや登山などをしないのであれば登山用の高価なレインコートではなく、手軽な値段で購入できるレインコートで十分です。
雨に濡れた芝生サイトには長靴が必需品
たとえ雨が止んでいても雨や朝露に濡れた芝生の上を歩くと靴やサンダル、ズボンの裾が跳ね返りで濡れてしまいます。足元が濡れるというのはとても不快なので、この時期にキャンプをするならば長靴を用意するのをおすすめします。
キャンパーに人気の長靴といえば日本野鳥の会のバードウォッチング長靴。バードウォッチングに適した、日本野鳥の会オリジナル仕様の長靴で素材が軽く柔らかいので一般的な長靴よりも動きやすく、活動的に履けます。
使わない時はクルクルたたんでコンパクトに収納袋に収まり携帯に便利なので、私はキャンプの時はいつも携帯しています。
※小さめサイズなのでワンサイズ上のサイズをおすすめします。
日本野鳥の会・バードウォッチング長靴 レインブーツ
メイン素材:ゴム
素材 表:天然ゴム 裏地:ナイロン
購入はこちら:バードウォッチング長靴 レインブーツ
雨キャンプは断然砂利サイトがおすすめ
もしもこれからキャンプ場を予約するなら、砂利のサイトがおすすめです。砂利サイトは土サイトのように雨に濡れて泥がテントやキャンプ道具の裾や底部を汚すこともないし、芝生が雨でテントに貼りついて掃除するのが大変、なんて煩わしさもありません。
よくある失敗に注意!!
初心者キャンパーにありがちな失敗がこれ。テントの中に雨が入り込まないように、テントの下に敷くグランドシートをテントの大きさ以上に広げて敷いている人を多く見かけます。これは、雨キャンプでのNG行為です。はみ出したグランドシートの上に降り注いだ雨がテントの下に流れこみ、テントの床を濡らしてしまいます。
グランドシートはテントからはみ出さないようにテントの下に折り込んで敷きましょう。
レジャーシートで雨漏り対策
テントが古く生地が劣化していたり、生地のつなぎ目の防水テープが取れていたり、テントの耐水圧を超えるような大雨が降った時はテントから雨漏りしてくることがあります。そんな時は応急処置としてレジャーシートをテントの上にかけ雨漏りをしのぎます。
レジャーシートは雨漏りの時だけでなく、設営撤収で荷物を運ぶときにキャンプ道具が濡れないように上にかけたり、濡れたキャンプ道具を車の中にそのまま置きたくない時に車内の床に敷いたりと何かと役に立つので、常に車にいれておく事をおすすめします。ホームセンターなどで販売しているブルーシートで十分です。
タープやテントの崩壊を防ぐ!
テントやタープの生地のたるんだ部分に雨水がたまり続けると、その重みでテントやタープが破けたり、ポールが折れるという悲劇が発生します。
こうならないために生地に雨水がたまらないように注意しないといけません。写真のように雨がたまりそうな部分をロープで引っぱり雨の通り道を作るなど設営時の工夫で対応出来ます。タープやテントの入り口部分を高く上げると水が溜まりやすいので降水量によってはやめた方がいいでしょう。
泥の跳ね返り・・・
大雨の時は、雨の跳ね返りでサイトに置いた荷物や道具が濡れたり汚れてしまいます。特にサイトが土サイトの場合でかなりドロドロに汚れてしまうのですが、荷物をラックに置くなどして地面から離して配置することである程度は被害を小さくすることができます。
タープの下に大きなコットを配置すると荷物を置いたり子どもがお座敷代わりに遊んだり出来るので便利です。
雨だと炭火は無理かも!?
雨が降ってきたのでタープの下でバーベキューを、と思う方もいるかと思いますが、炭がはぜたり炎や火の粉で化繊のタープはすぐに穴が空いてしまいます。コットンのタープなど焚火に強い素材のタープもありますが、そのようなタープを持っていない場合はBBQを諦め別のメニューにした方がいいかもしれません。
どうしても焼肉がしたい!という方には写真のようなガス式のBBQグリルもあります。
濡れたテントはゴミ袋に・・
濡れたテントやタープはそのままにしておくとカビたり匂いが出るので、自宅に戻ったら干さないといけません。70Lなど大き目のゴミ袋や空になったクーラーボックスなどにテントやタープを入れておき、天気が回復したら干しましょう。
雨上がりのご褒美
雨キャンプのトラブルの話ばかりで不安になった方も多いと思いますが、雨キャンプは雨キャンプの楽しみ方があります。
タープの下でカードゲームをしたり、読書をしたり、絵や手紙を書いたりするのも楽しいし、タープをつたう水滴がツイーっと落ちていくのをみるのも風情があって素敵です。
今の季節なら雨上がりの夜はホタルが見れるキャンプ場もありますし、条件さえあれば虹が見れます。雨でどこにも行くところがないと、せっかくの週末を家でゴロゴロ過ごすのならば思い切ってキャンプ場に出かけてはいかがでしょうか?