リラックスのお供に！ハンモックの使い方＆ハンモックを楽しめるキャンプ場

ハンモックは、元々は南米の熱帯地方で使われていた寝具の一種です。丈夫な網や布の両端を柱や、屋外では立ち木の間などに吊るして、その上で寝たりくつろいだりするもの。ヨーロッパでは16世紀の末頃から船舶内の寝床としても使用されていました。 南米では暑い気候の中、熱を寝具に籠らせず快適に睡眠を得ること、船舶では船内が傾いても水平を保ち寝床から転げ落ちないという実用面から普及していきましたが、現代ではそのゆらゆらと揺れる心地良い使用感から、バカンスやキャンプでのリラックスアイテムとしても人気を得ています。

ひとえにハンモックと言っても、その材質や吊るし方等でさまざまな種類があるハンモック。今回はキャンプや自宅で取り入れやすいものを、形状別に紹介したいと思います。

いわゆる「ザ・ハンモック」です！ 持ち運びに便利なコンパクトになるパラシュートナイロンを使用したものや、寝心地抜群のコットン100％、涼しさ重視のメッシュ素材など種類はさまざま。サイズも大きめの大人2人用などもあります。

専用のスタンドが付いており、吊るす木や柱がなくても、どこでも使用できる自立型のハンモックです。スタンドにはさまざまな材質のものがあり、組み立て式や3WAYのものも。自宅の庭やリビングに置いたり、どんなキャンプ場にもいつでも持っていきたいという方におすすめです。

チェア型のハンモック。座るとやさしくカラダ全体を包んでくれます。お子さまはブランコのように使うと楽しいですね。インテリアとしてお部屋に取り入れても素敵。

▼他にも、もっと色々なハンモックを見てみたい方は、こちらもチェック！

自立型のハンモックをサイト内に置いても良いですが、やはりキャンプでハンモックと言えば林間サイトで木にくくり付けて楽しみたいもの。木に吊るす際は、木の太さや状態をしっかりと確認し、木肌に負担をかけないようロープがあたる部分にタオルなどを巻いて保護しましょう。

ハンモックを設置する場所のあるキャンプ場なら、使用できそうな木を探す手間もなく便利。日差しが強い季節はハンモックの上にタープを張っても良いですね。

ハンモックスタンドを使って。スタンドがあれば、ちょうど良い間隔の木が2本なくても、どんな場所でもハンモックを吊るして楽しめます。

木々に囲まれたログハウスに泊まりながら、大自然の中でのんびりハンモックに揺られてリラックスタイム、いいですね。

自宅での使用はやはりコンパクトに収まる自立型やハンモックチェアが便利。お庭やベランダに設置してのんびりお昼寝なんてのも優雅ですね。

天井の梁が出ていたりと天井からハンモックを吊るせるタイプの部屋には、ぜひ天井からハンモックを吊り下げてみていただきたい！家の中にハンモックがあるだけで、非日常を感じられますよ。

ここまでハンモックのお話をしてきましたが、興味はあるけどまだ購入にはちょっと…という方や、上手にハンモックを掛ける木を探したり、スタンドの使い方に自信がないという方に、ハンモックのレンタルや専用サイトがあるキャンプ場をご紹介します。

「こどもにきゃんぷ」を掲げる那須高原にある人気キャンプ場。子ども向けのイベントや施設が充実しています。オート系のほぼ全サイトにハンモックポールがあり、ブラジリアンハンモックをレンタルできます。

浅間高原の森、小川、草原と美しい自然の中でキャンプを楽しめます。一年中遊べるさまざまなアクティビティや多彩なイベントがあり、キャンプ初心者からベテランまで満足できるキャンプ場。ハンモックチェーンが付いてるハンモックサイトは4サイト。ハンモック、ハンモックチェア、スタンドハンモックの3種がレンタルできます。

快適生活研究家の田中ケンがプロデュースするアウトドアプロジェクト「outside」。北軽井沢に位置するアウトドア施設は、林の中の隠れ家のようなキャンプ場です。ハンモックを吊るすのにうってつけの見事なカラマツ林で、1日45組限定のフリーサイト。ブラジリアンハンモックがレンタルできます。 詳細はこちら▼

埼玉県の観光地長瀞にあり、荒川を臨む広大な敷地に、川沿いや森の中など多彩なオートキャンプサイトが60以上。女性専用サイトやグループでの利用に便利な大型バンガロー、バーベキュー設備などがあり、いろいろな客層が楽しめるキャンプ場です。ハンモック付きのハンモックサイトが全7サイト。 詳細はこちら▼

埼玉県秩父に位置するオートサイトだけでなく、木製コテージやアメリカントレーラーハウスも充実しているキャンプ場です。隣接する秩父温泉「満願の湯」が楽しめるのも魅力。林間のキャンプサイト(全3サイト)はウッドデッキが付属。すべて専用のハンモックフックが付いており、ハンモックをレンタルできます。 詳細はこちら：満願ビレッジキャンプ場 ▼ハンモックカフェでハンモックを楽しむのもアリ！

ビラデスト今津は、琵琶湖を望む、標高550mの山頂にある高規格キャンプ場です。オートキャンプ場、コテージ、木造宿泊施設もあります。ビラデスト今津には1日1組限定のハンモックサイトがあり、最大3張りまでハンモックを楽しめます。カップルや3人家族にぴったり！林のなかで、木に吊られたハンモックでゆったり過ごせます。 詳しくはこちら：ビラデスト今津

丹波悠遊の森は、京都にあるキャンプ場。自然の中でハンモックが楽しめる「森ハンモックカフェ」というイベントが毎年開催されていたり、「森ハンモックバーガープラン」という、丹波悠遊の森内のレストランでテイクアウトハンバーガーを注文した時に一緒にハンモックを楽しめるプランがあったりと、気軽にハンモックと触れ合えます。 詳しくはこちら：丹波悠遊の森

ハンモックは外遊びを、自宅でのリラックスタイムを、そして子どもたちの遊びを、ちょっぴり豊かにしてくれるアイテムです。自然の風を感じながらキャンプ場でゆらゆらのんびりするのも良し、いつものお部屋でハンモックに包まれながら読書するのも良し、子どもたちとブランブラン揺らして楽しむのも良し。ぜひこの夏ハンモックタイムを楽しみましょう！