【TAKE A HIKE】かわいいのにガチで使える!山行を「ほっこり」癒やすULギア
最近はULギアにも「軽い」以外の付加価値をプラスしたブランドがちらほら。今回紹介する「TAKE A HIKE」も、ULギアに機能性や持っていて楽しくなるデザイン性を付与した注目の山道具ブランドです。山が好きなメンバーが実際の登山シーンで思いつき、アイデアを出し合ってブラッシュアップしているからこそ、使い勝手も抜群!
山好きメンバーが企画・デザイン・製作まで手掛ける新進気鋭のブランド
企画、デザイン、ギア製作から梱包や出荷業務まで、基本的には全てワンストップ。だからこそ、できあがる道具は山好きメンバーの視点がダイレクトに反映されており、新作リリースもスピーディ!
山好き界隈やULキャンパー界隈で近ごろ話題の「TAKE A HIKE(テイクアハイク)」。軽さと強さをしっかり担保しながらも、持っていて楽しくなるデザインのギアが支持されています。
2022年7月にスタートしたまだフレッシュなブランドながら、豊富なラインナップとクオリティは目を見張るものがあります。それもそのはず、テイクアハイクを運営しているのは山が大好きな3人のメンバー。それぞれに得意分野があり、企画やWeb、デザイン、縫製などを分担してアイデアを形にしているのです。
代表の林さんにテイクアハイクのバックグラウンドや道具づくりの思いを聞いてみました。
ミニマルだけど遊び心は忘れない!こんなULギアを待ってた
ボタンを押すとカチカチッという音が鳴り、クマやイノシシに自分の居場所を知らせる「MOUNTAIN CLICKER」
テイクアハイクの特徴は、なんといってもカラフルな色使いと愛らしい形状。テイクアハイクのデザイナー担当がアメリカのキャラクター物や雑貨が好きで、そうしたテイストが取り入れられているのだとか。ただでさえ小さいものが多いULギアなのに、色までかわいくなったらときめかないわけがありません。
「山行しながらアイデア出し」というフレッシュさも魅力
テイクアハイクの新製品ミーティングは、主に奥多摩周辺の山で、月に3、4回のペースでハイクしながら行われています。ほかにも、年に2回少し長い休みを取って、オートバイに山道具やキャンプ道具を積み、みんなでハイキングやキャンプの旅へ出かけているのだとか。
そんな中で生まれるアイデアだからこそ、リアルで実用的。たとえば、テイクアハイクを立ち上げるきっかけとなったのは、林さんが愛用しているUNIFLAME(ユニフレーム)の「山クッカー 角型」だったそう。
また、ULブランドとして軽いことはもちろん、丈夫なこともこだわり。生地やパーツ、サイズなどは複数パターンを試作し、常に最良を模索しています。自分たちの技術や設備では製作できないものに関してはメーカーや工場に依頼することも。品質優先で柔軟にオリジナリティとクオリティのバランスをとっています。
大人買いできる価格も魅力だけど…まず手に入れたい3品はこれ!
テイクアハイクのアイテムの魅力は、かわいさと実用性だけではありません。価格も1,000~3,000円台が多いというお手軽さ!ついつい大人買いしたくなりますが、まずは使い勝手の良さや所有欲の満たし具合を実感できるおすすめ3アイテムを紹介します!
【DCF+ULTRA TRAIL SHEET】ポケットに入れて持ち歩ける「安全地帯」
ひとつ目は、防水性を備えるトレイルシート「DCF+ULTRA TRAIL SHEET(DCF+ウルトラトレイルシート)」。
残雪期の山での休憩時にザックを置きたくても、足元の地面がドロドロで置くことをためらった…という林さん自身の経験から生まれたアイテム。そのときに「DCFならコンパクトなシートがつくれるのでは」と思い立ったのがきっかけです。
優れた防水性を持つDCFとウルトラ400を使用することで、濡れた地面でも気にせず座ったり、荷物を置いたりできる優れもの。広げると40×40cmながら、折りたたむと長さがマッチ棒程度になるコンパクトさも魅力です。
さらに、トレイルシートを道具の置き場所とすることにより「忘れ物や紛失の予防にもなる」そうで、いいこと尽くめ!
【Ti TRIANGLE STAND】クッカーに合わせて形を変えられる折りたたみゴトク
二つ目は、「Ti TRIANGLE STAND(チタントライアングルスタンド)」。
テイクアハイクの「TRAIL SCREW STOVE」をはじめ、固形燃料やジェル燃料などの小さな熱源にぴったりなチタン製のゴトクです。折りたたんでコンパクトに持ち運ぶことができるのに、三角形に組んだり、広げてコの字型にしたりと使用するクッカーのサイズに合わせて形を変えられる使い勝手の良さが魅力。
使用後に焼き色がつくチタンの特性で、使うほどに味が出る経年変化も楽しめます。
こちらも折りたたむとマッチ棒サイズ。これで耐荷重2.5kgは驚異的!
【TRAIL SCREW STOVE (DARUMA)】見た目も楽しいミニアルコールストーブ
ラストは、「キャンディでも入っているのかな?」と思わせるかわいい見た目が大人気のアルコールストーブ、「TRAIL SCREW STOVE(トレイルスクリューストーブ)」。
30mLの燃料で約400ccの水を沸かすことができ、コーヒーやカップラーメンなら十分!中綿にもこだわっており、高い吸水性と水分保持力が特徴の高炉スラブと玄武岩、その他の天然鉱物を使用しています。すぐに本燃焼が始まるのでプレヒートが不要なのもうれしい。
フタの絵柄はダルマのほか、TAH(TAKE A HIKEのロゴ)やスマイルマークの中から、好きな柄が選べます。ちなみにダルマは「アウトドアでの火の用心や安全」を祈願しているのだそう。お守り代わりにもなりそう!
今後は素材の種類やアパレルも増やしてラインナップがより充実!
2025年で3年目を迎えてますます勢いにのっているテイクアハイク。「現在は布物はDCF素材だけですが、今後は
昔ながらのコーデュラ素材やナイロン素材でポップな物もつくっていけたら」と林さん。
同時進行的に進んでいる
新製品やアパレル製品の構想もあるそうで、2025年はそのいくつかがお目見えする予定です。新製品やギアを使用している様子など、最新情報は公式Instagramで随時更新。気になる人はぜひこちらもチェックしてみて。
公式Instagramはこちら:
tah_works