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LITEWAYのビギーパック

【LITEWAY】沼る人続出の「ULバックパック」も!職人技にこだわる注目ブランド

登山やロングトレイルで今やすっかり定番となった「ULギア」。とはいえ、特にバックパックは食糧や寝床といった旅の必須アイテムを運ぶ「ライフライン」そのものなので、軽さだけが正義というわけでもありません。容量はもちろん、長時間歩ける背負い心地も重要ですよね。今回は、その全てを備えた美しいバックパックやシェルターが話題の「LITEWAY」を紹介します。

ウクライナ発!軽さ・デザイン・機能でハイカーを魅了するブランド

LITEWAYのピラオムソロタープ
「LITEWAY(ライトウェイ)」は、2019年にウクライナで自他ともに認める「ULギアオタク」のイエヴゲン氏によって創設されたブランド。オールハンドメイドにこだわっているところが最大の特徴で、設計者の思いを細部までそのまま再現しています。 ライトウェイのシンプルで美しいデザインと、ULと使い勝手を両立しているところに惚れ込んだという日本総代理店PLUGFLUXの代表取締役、小森弦さんに話を聞きました。

ULに快適さや個性も求めたい人必見!

ロングトレイルの中で感じた「不満」を解消するMYOGが原点

LITEWAYのバックパックを背負った男性
そもそも、イエヴゲン氏がギアをつくりはじめたのは、2011年ごろのこと。当時からULギアで登山やハイキング、ロングトレイルなどを楽しんでいた彼は、そのころのULギアについて満足できないことがいくつかありました。 特にそれを感じていたのが「バックパックの背負い心地」。ロングトレイルで使う際に、ショルダーハーネスやヒップベルトのパッドの薄さ、フィット感などをもっと向上させられるはずだと考えました。そこで、独学で自分や仲間たちが満足できるギアをつくったのがブランド創設のきっかけ。 8年間ギアをつくり続ける中でニーズも高まり、ライトウェイ誕生に至りました。
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PLUGFLUX 小森さん

インターネットで新たなブランドを探しているときに、ライトウェイのバックパックのシンプルで無駄のないデザインが目を引きました。多くのULバックパックは生地をつなぎ合わせたような印象を持ちますし、実際に構造としてもそうなのですが、ライトウェイはまるで一枚の生地でつくられたかのような印象があるんです

こだわりをそのまま形にする「完全ハンドメイド」

LITEWAYのファニーパックとポッキーパック
ハイキングはもちろん、日常でも活躍する「POKKIE PACK」や「FANNY PACK」などの小型バッグも一点ずつハンドメイド
ライトウェイを語るうえで外せない「オールハンドメイド」。仲間たちの間で流通するだけだったものから、ブランド化してより多くの人へ供給されるようになってもなお、イエヴゲン氏はハンドメイドにこだわっています。 その大きな理由は、設計した通りに製造できること。細かなパーツもアウトソーシングせず、自社のチームだけで手掛けることで、安定した品質を生み出しています。これこそが、規模が大きくなってもライトウェイならではの背負い心地やフィット感を失わない、アイデンティティといえるでしょう。
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PLUGFLUX 小森さん

自社で完結することで部分変更や新規プロダクトの開発が迅速に行えるのも強みです。フットワークの軽さで、クオリティを維持しながらも次々と新製品をリリースしていますよ

軽さと強度、防水性を備えた素材

ピラオムに使われているUltra TNT
「PYRAOMM SOLO TARP ULTRA TNT」に使用されているウルトラTNTは、網目にしたウルトラ糸をPETフィルムでラミネート。高い引裂強度と耐久性を誇ります
ULギアといえば素材選びも大切。ライトウェイでは、ウルトラTNT、ウルトラ200X、ウルトラグリッド、エコパックEPX200などの軽量で丈夫な生地を選び、アイテムに合わせて使い分けています。 ウルトラ200XはULギアに使われる生地の中でも、2025年3月時点で強度と軽さが最上級。エコパックEXP200価格を抑えられることと豊富なカラーバリエーションが魅力。ウルトラグリッドはリサイクルナイロンでつくられた新素材で、価格とスペックのバランスがいいのが特徴です。 ライトウェイが採用する素材について詳しくはこちら:PLUGFLUXブログ「バックパック生地比較」
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PLUGFLUX 小森さん

UL素材も常にアップデートされたり新製品がでたりと、進化がめざましい世界。情報をすばやくキャッチアップし、クオリティと見た目、ハンドメイドながらユーザーが手に取りやすい価格を実現しているのもライトウェイが支持される理由でしょうね

ライトウェイの魅力を実感!手にすべきギア3選

バックパックからスタートしたライトウェイも、2025年現在ではタープにアパレル、アクセサリ、トラベル用品と幅広いラインナップを展開しています。バックパックやタープにしても、アイテムが豊富ゆえに、最初はどれを買ったらいいのか悩みそうですよね。 そこで、小森さんにバックパック・タープ・アクセサリの中から、おすすめを一つずつピックアップしてもらいました。ライトウェイファンになること請け合いの3アイテムを紹介します。

【BIGGIE PACK ULTRA 45L】お家芸の「背負い心地」を体感したいならコレ

LITEWAYのBIGGIE PACK ULTRA45L
一品目は、ライトウェイの創業当時からの思想である「“背負い心地の良さ”を最も体感できる」と小森さんが太鼓判を押す、「BIGGIE PACK ULTRA 45L(ビギーパックウルトラ 45L)」。 フレームレスながら、腰で背負えるサポート性の高い大型のヒップベルトとロードリフターで体にしっかりフィット。ロングトレイルでも疲労を軽減してくれます。また、フロントポケットをメッシュではなく生地で仕上げているため、擦れに強く、重量物の収納時も破ける心配が軽減されました。 生地には従来のDCFに比べて3倍の強度と7倍の耐摩耗性を誇るウルトラ200Xを使用することで、ハードな使用でも安心して使える耐久性を実現しています。

LITEWAYのバックパックの実力を体感したいならコレ!

【PYRAOMM SOLO TARP TYVEK】総重量455g!結露しないULシェルター

LITEWAYのPYRAOMM SOLO TARP TYVEK
二品目は2025年に登場したばかりのシェルター「PYRAOMM SOLO TARP TYVEK(ピラオムソロタープタイベック)」。 ULブランドであるライトウェイのシェルターの中でも最も軽量で、ガイラインやスタッフバッグも含めた総重量が455g、本体だけなら410g! 出入り口のファスナー部分は縫製+シーム処理ですが、それ以外は全て接着処理で軽さと完全な防水性を追求。そして、同じシリーズにシルポリやウルトラTNTを使ったバージョンもある中で小森さんがタイベックのこちらを選んでいるのは、「タイベックが持つ透湿性により結露が起こりにくい」から! 「軽さにこだわるとダブルウォールのシェルターはどうしても重たくなりがち、かといってシングルウォールでは結露が避けられない…」。そんなロングディスタンスハイカーの悩みを解決してくれる傑作です。

防水・結露知らずなULタープで快適なベースを

【TRINKET WHISTLE】カラフルでかわいい!友達にもあげたくなる薄型ホイッスル

LITEWAYのTRINKNET WHISTLE
三品目は、三角形の形状とカラーバリエーションが目を引く「TRINKET WHISTLE(トリンケットホイッスル)」厚さたったの5mmながら、大音量の2気室のホイッスルです。従来はこの薄さで2気室はできなかったのが、3Dプリンタでつくることで実現。一辺が4.5cmの正三角形で重さも6gととてもコンパクトなので、首から下げたりキーホルダーに付けたりして気軽に持ち歩けます。 さらに、マダニリムーバーを備えているのもうれしいポイント。温暖化でマダニの活動期間も長くなった昨今、登山やハイキングではマダニ遭遇率も増えています。もしものときのお守りとして、自分はもちろん家族や友達にプレゼントしても喜ばれそう!

友達や家族で「MYカラー」を選ぶのも楽しい

アウトドアだけではなくライフスタイルにも取り入れたい!

優れた機能と軽さ、頑丈さで、アウトドアでの活動をより自由にストレスフリーにしてくれるライトウェイのギア。それと同時に、シンプルで美しいデザインは、タウンユースもしたくなる魅力にあふれています。 ウォレットやポーチなどの小物も豊富なので、気になるカテゴリーからアプローチしてみては。どのアイテムを手にとっても、「気が付けばヘビロテしてる…」と、ライトウェイ沼にハマるはず。

LITEWAYの商品一覧はこちら

今週の注目ブランド

hinataストアの旬なブランドを毎週紹介!気になっていたあのブランドのバックグラウンドストーリーやギアへのこだわりを掘り下げます。


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