お酒が進む「キャンプのおつまみ」16選！簡単×おしゃれな絶品レシピ

キャンプで星空や焚き火を眺めながら飲むお酒は格別。おつまみは簡単につくれて、お酒と相性が良いものを用意しましょう。まず、キャンプ場でおつまみをスムーズにつくるポイントを解説します。

キャンプ場での調理はなるべく簡単に済ませましょう。工夫をすれば自宅のキッチンでなくてもおいしいおつまみを用意できます。

キャンプ場でゼロから料理をつくると、自宅とは勝手が違うので時間がかかってしまいます。できる範囲の下処理は自宅で済ませておきましょう。肉や魚の下処理や下味を付ける工程、薬味のカットなどは自宅で済ませておくのがおすすめです。調理時間を減らすことができるだけでなく、必要な調理道具や調味料が少なくなるので、キャンプ場に持っていく荷物の総量を減らせます。

缶詰やコンビニで販売されている食材はあらかじめ味が付いているため、取り入れると少ない手間でもおいしいおつまみがつくれます。

缶詰やコンビニで販売されている食材、レトルト食品はそのままでもおいしく食べられます。缶詰は下処理が済んでいるので、そのまま料理に取り入れれば調理の時短も可能。レトルト食品は味までしっかりついているので、時間とともに調味する工程も大幅にカットできます。 また日持ちし常温で持ち運びできるのもうれしいポイントです。キャンプで使わなくてもそのまま持ち帰ることができるので、とりあえず持っていく、という軽い気持ちで取り入れてください。

キャンプで行った土地ならではの料理を楽しむのもひとつの手。普段は味わえない、特別なおいしさを楽しめます。

キャンプ場の土地ならではの食材を取り入れると、旅行気分をより堪能できます。その場で購入したその土地の特産物は、どれも新鮮で味も抜群！近年話題の「地元で生産されたものを地元で消費する」という地産地消の観点からも、ご当地食材を取り入れるのはおすすめです。

お酒にはさまざまな種類がありますが、それぞれのお酒と相性の良いおつまみを用意しましょう。晩酌がさらにおいしく、楽しい時間になります。

お酒とおつまみの相性をペアリングといい、組み合わせによってお酒をよりおいしく飲むことができます。 おおまかに4つのパターンがあり、ひとつは赤ワインと肉料理といった味や香り、色などの似ている要素を合わせるもの。ふたつめは甘いお酒と強い酸味の料理など、対照的なものを合わせるもの。そして柑橘系のお酒と揚げ物など、足りない味や香りをもう一方が補う組み合わせ。さらに、日本酒とみそのような新たな味やうまみが生まれる組み合わせ。この4つを意識するとおつまみを決めやすくなります。 また、お酒の種類に合わせて、ビールの場合はこってりとした味のもの、日本酒にはさっぱりとした味のもの、ワインは少しおしゃれなおつまみを用意するのがおすすめです。

肉のおつまみは食べ応えがあり、食事の代わりにもなります。キャンプ場でしっかり動いた日の晩酌におすすめです。

鶏モモ肉は皮にしっかり焼け色をつければ、それだけでごちそうになります。皮をパリパリに焼くために、重しをのせて加熱しましょう。加熱時間は短くありませんが、作業時間はほとんどないので、手軽につくれます。 【材料】(2人分)

• 鶏モモ肉　1枚
• おろしニンニク　1片分
• オリーブオイル　小さじ2

【作り方】

1. 鶏モモ肉は包丁を使って数カ所切り込みを入れて平らにする
2. 鶏モモ肉、おろしニンニク、塩・コショウ(適量)、オリーブオイルを合わせて30分以上寝かせる
3. フライパンやスキレットに鶏モモ肉の皮を下にして入れアルミホイルをかぶせる。上から水を入れた鍋をのせて重しにする
4. 中火にかける。鶏モモ肉の皮にしっかり焼き色がつくまで加熱したら、上下返して数分加熱し、火を通す

ソーセージは外で食べるとさらに格別。刻むだけでつくれるサルサソースを添えれば、辛さが加わりよりおいしくなります。サルサソースを自宅でつくっておけば、キャンプ場ではソーセージを焼くだけ！簡単なのに贅沢な味を楽しめます。 【材料】(つくりやすい分量)

• ソーセージ　好みの量
• トマト　1/2個
• タマネギ　1/4個
• ピーマン　1個
• ペッパーソース　適量
• すりおろしニンニク　適量
• レモン果汁　適量
• 白ワイン　適量

【作り方】

1. タマネギ、トマト、ピーマンを粗めのみじん切りにする
2. ペッパーソース、すりおろしニンニク、レモン果汁をよく混ぜて好みの味に整える
3. 1と2を合わせて15分以上寝かせる
4. フライパンにサラダ油(分量外)を入れて中火にかけ、ソーセージを焼く
5. 白ワインを回し入れ、汁気を飛ばす
6. 皿にソーセージと3を盛る

直火でグリルする焼き鳥はおつまみの王道です。自宅で串に刺した状態まで下準備をすれば、キャンプ場では焼くだけ！ビールやハイボールとともにいただきましょう。 【材料】(つくりやすい分量)

• ウズラの卵の水煮　適量
• スライスベーコン　ミニトマトの数に合わせる
• ミニトマト　適量
• 鶏モモ肉　1枚
• 長ネギ　1本
• 塩　適量
• コショウ　適量

【作り方】

1. ウズラの卵の水煮は水気をしっかり拭き取り串に刺す
2. ミニトマトは1個ずつスライスベーコンを巻き付け串に刺す
3. 鶏モモ肉は食べやすい大きさに切る
4. 鶏モモ肉にあわせて長ネギを切り、鶏モモ肉と交互に串に刺す
5. 全ての串に塩・コショウをする
6. 具材に火が通るまで加熱する

プルコギは牛肉に下味をつけて炒める料理です。下味をつけた状態でキャンプ場に持ち込めば、あとは焼くだけ！焼肉のタレを使えば味つけも簡単です。少し濃いめの味つけにすると、ビールやハイボールと相性ばっちりの味わいになります。 【材料】(2人分)

• 牛切り落とし肉　200g
• ニンジン　1/4個
• モヤシ　1/3袋
• タマネギ　1/4個
• ニラ　1/4束
• 焼肉のタレ　大さじ4
• ごま油　小さじ3

【作り方】

1. 牛切り落とし肉を食べやすい大きさに切る
2. ニンジン、タマネギは薄切り、ニラはざく切りする
3. 牛切り落とし肉、ニンジン、モヤシ、タマネギ、ニラに焼肉のタレ大さじ3、ごま油小さじ2杯を揉み込み30分以上寝かせる
4. ごま油小さじ1を入れたフライパンを中火にかけ、3に火が通るまで加熱する
5. 焼肉のタレ大さじ1を回しかけ、絡めるように加熱する

日本のお酒にも洋酒にも良く合う魚介類を使ったおつまみレシピを紹介します。脂が少なく重くなりすぎないのもうれしいポイントです。

アヒポキはハワイの伝統料理。「アヒ」はマグロを指し、「ポキ」は小さく切るという意味で、お酒を飲みながらちょこちょこつまむのにぴったりの料理です。魚はマグロ以外でもお刺身用の魚であれば代用できます。加熱調理がいらないのも魅力です。 【材料】(つくりやすい分量)

• マグロ(刺身用)　160g
• アボカド　1個
• タマネギ　1/4個
• しょうゆ　大さじ1
• みりん　大さじ1
• レモン果汁　小さじ1
• ごま油　大さじ１と1/2
• 小ネギ　適量

【作り方】

1. みりんをフライパンに入れ、ひと煮立ちさせて粗熱を取る
2. タマネギは薄切りにして水にさらす
3. マグロ、アボカドは同じ大きさの角切りにする
4. タマネギの水気をしっかり拭き取り、マグロ、アボカドと合わせる
5. しょうゆ、みりん、レモン果汁、ごま油を和える
6. 4と5を和えて皿に盛り、小口切りにした小ネギを散らす

魚料理は手間のかかるイメージがありますが、塩鮭は下処理が少なく扱いやすい切り身です。アルミホイルで包んで焼くので中までしっかり火が通り、焦げつくのを防ぐことができます。鮭にコクをプラスしてくれる、バターが味の決め手です。 【材料】(1人分)

• 塩鮭　ひと切れ
• タメネギ　1/6個
• シメジ　適量
• マイタケ　適量
• 酒　大さじ1
• バター　5g
• ポン酢しょうゆ　適量
• 小ネギ　適量

【作り方】

1. シメジとマイタケを食べやすい大きさにほぐす
2. タマネギを薄切りにする
3. アルミホイルの上にタマネギ、塩鮭、シメジ、舞茸をのせる
4. 酒をかけ、バターをのせる
5. アルミホイルで包み、フライパンにのせる
6. 中火にかけ、10分程度蒸し焼きにする
7. アルミホイルを開き、ポン酢しょうゆをかけ、小口切りにした小ネギを散らす

お祭りの屋台でよく見かけるイカの姿焼きはアウトドアグルメにぴったりです。イカは皮を取らずに丸ごと調理することで、下処理が簡単になるだけでなく、うまみたっぷりに仕上がります。包丁は必要なく、キッチンバサミだけで処理できるのもうれしいポイントです。 【材料】(つくりやすい分量)

• イカ　1杯
• しょうゆ　大さじ2
• 酒　大さじ1
• みりん　大さじ1
• マヨネーズ　適量
• 七味唐辛子　適量

【作り方】

1. イカの内側に指を入れ、足をひねりながらゆっくり引っ張り、内蔵を引き抜く
2. 軟骨、内臓、くちばしを取り除く
3. さっと水洗いをし、胴に1cm幅の切り込みを入れる
4. 足を食べやすい大きさに切る
5. しょうゆ、酒、みりんをフライパンに入れる
6. フライパンを中火にかけてひと煮立ちさせる
7. イカを入れ、色が変わるまで加熱する
8. マヨネーズと七味唐辛子を添える

アヒージョとは、オリーブオイルとニンニクで食材を煮込んだ料理のことで、スペインの代表的な小皿料理のひとつです。下処理の必要ないタコを使えば、普段料理をあまりしない人でも簡単につくることができます。オイルにまでうまみが行き渡るので、ぜひバゲットを用意してオイルまで食べ尽くしてください。 【材料】(つくりやすい分量)

• タコ(ゆで) 　1パック
• ミニトマト　4～5個
• ニンニク　2片
• オリーブオイル　適量
• 塩　適量
• 粗挽き黒コショウ　適量

【作り方】

1. タコは食べやすい大きさのぶつ切りにする
2. ニンニクは包丁を使ってつぶす
3. フライパンやスキレットにタコ、ミニトマト、ニンニク、塩を入れ、タコが浸る高さまでオリーブオイルを加える
4. ひと煮立ちさせたら粗挽き黒コショウをかける

肉や魚を使わない野菜のつまみは安価につくれて、重くなりすぎないのでとても手軽です。食後のおつまみとしてもおすすめ。旬の野菜を使うとさらにおいしく仕上がります。

おつまみの定番といえば枝豆。そのままでもおいしいですが、ニンニクを効かせるペペロンチーノ風の味つけにすれば、さらにお酒にぴったりの味わいになります。 【材料】(つくりやすい分量)

• 枝豆(下茹で済み)　250g
• ニンニク　1片
• 鷹の爪　ひとつまみ
• オリーブオイル　大さじ1

【作り方】

1. ニンニクを薄切りにする
2. フライパンにオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪を入れて弱火にかける
3. ニンニクの香りがしてきたら、中火にして枝豆を入れる
4. 枝豆の皮に焼き色がつくまで加熱する

アボカドを切ってタレを和えるだけの簡単おつまみです。なめらかで濃厚な味わいのアボカドに、さっぱりとしたポン酢しょうゆが絡みます。アボカドはやわらかく熟したものでつくってください。 【材料】(つくりやすい分量)

• アボカド　1個
• ポン酢しょうゆ　大さじ1
• 砂糖　小さじ1/2
• 白ごま　小さじ1
• かつおぶし　適量
• ごま油　大さじ1

【作り方】

1. アボカドは皮と種を取り除き食べやすい大きさに切る
2. ポン酢しょうゆ、砂糖、白ごま、かつおぶし、ごま油をアボカドに和える

キャベツはただ加熱するだけで甘みが増し、非常においしくなります。ボリュームがあるので、主役級のひと皿に！バターとポン酢しょうゆで味つけすれば、ビールにぴったりの味に仕上がります。 【材料】(2人分)

• キャベツ　1/6個
• ニンニク　1片
• バター　15g
• ポン酢しょうゆ　大さじ1
• 砂糖　小さじ1

【作り方】

1. キャベツを芯と葉がつながったままの状態で半分のくし切りにする
2. ニンニクは薄切りにする
3. フライパンにバター10gとニンニクを入れて弱火にかける
4. バターが完全に溶けたらキャベツを入れてふたをする
5. 上下返し、再びふたをして5分加熱する
6. キャベツがやわらかくなったらバター5g、ポン酢しょうゆ、砂糖を加えてキャベツに絡めるように加熱する

トウモロコシは蒸し焼きにするとうまみが凝縮されます。甘みたっぷりのトウモロコシに、バターとしょうゆを絡めれば、甘さとしょっぱさで、シンプルながらやみつきのおいしさに仕上がりますよ。 【材料】(つくりやすい分量)

• トウモロコシ　1本
• 塩　小さじ1/4
• バター　5g
• しょうゆ　小さじ2

【作り方】

1. トウモロコシは皮を剥く
2. フライパンに水大さじ5、塩、トウモロコシを入れて強火にかける
3. 沸騰したらふたをして3分加熱する
4. ふたを開けて水気がなくなるまで加熱する
5. バターとしょうゆを加え、トウモロコシに絡めるように加熱する

缶詰は長期保存できて、食材の下処理も済んでいる便利な商品です。手軽に使えるので、キャンプ場での調理に打ってつけです。

コンビーフは牛肉を塩漬けにした食品です。うまみと塩気が合わさったコンビーフはそのままでもおいしいですが、ユッケ風にするとビールやハイボールにぴったりの味わいになります。 【材料】(つくりやすい分量)

• コンビーフ缶　1缶(80g)
• 卵黄　1個分
• 白いりごま　適量
• しょうゆ　小さじ1
• 砂糖　小さじ1/2
• ニンニクチューブ　3cm
• サニーレタス　適量
• ごま油　小さじ1

【作り方】

1. コンビーフをフォークでほぐす
2. コンビーフ、白いりごま、しょうゆ、砂糖、ニンニクチューブ、ごま油をよく混ぜる
3. 皿にサニーレタス、2、卵黄を盛る

コーン缶のコーンはとにかく甘い！ガーリックのパンチを効かせると、より風味が引き立って、やみつきになります。食べやすい材料でつくるので、小さい子どもでもおやつに食べられるひと品です。 【材料】(つくりやすい分量)

• コーン(缶汁を切った状態)　190g
• ガーリックパウダー　小さじ1/2
• 白いりごま　小さじ2
• 塩　小さじ1/2
• ごま油　小さじ4

【作り方】 コーンにガーリックパウダー、白いりごま、塩、ごま油を加え、よく和える

ツナ缶は身近な缶詰のひとつです。リエットはつくるのに手間がかかりますが、ツナ缶を使用すれば混ぜるだけで完成！そのままはもちろん、野菜に合わせたり、バゲットにつけたりしてもおいしく食べられます。 【材料】(つくりやすい分量)

• ツナ缶　1缶(70g)
• クリームチーズ　30g
• めんつゆ(3倍濃縮)　小さじ2

【作り方】

1. ツナ缶の缶汁をしっかり切る
2. ツナ缶、めんつゆ、クリームチーズをしっかり混ぜ合わせる

オイルサーディンとはイワシを油漬けにしたもの。そのまま食べるのはもちろん、炒めたり、煮込んだりする料理にも活用可能です。身だけでなく缶汁までアヒージョにすれば、簡単においしいおつまみになります。 【材料】(1人分)

• オイルサーディン缶　1缶
• ニンニク　1片
• 鷹の爪　ふたつまみ

【作り方】

1. ニンニクを薄切りにする
2. フライパンまたはスキレットに、オイルサーディン缶、ニンニク、鷹の爪を入れる
3. 中火にかけ、ひと煮立ちさせる

キャンプの雰囲気を存分に楽しむために、テーブルコーディネートにもこだわってみませんか。昨今人気のアイテムを使えば、簡単におしゃれな雰囲気のテーブルコーディネートが完成します。

数年前に大ブームとなったスキレットは熱伝導率が良く、食材に均一に火を通すことができます。調理器具として優れているのはもちろんのこと、見た目もおしゃれ！調理したままテーブルに並べてもおしゃれな雰囲気になります。 また、キャンプの調理器具として人気のメスティンも、気分を盛り上げてくれるアイテムです。メスティンはお米を炊くだけではなく、ちょっとした調理も可能。ソロキャンプで1人前の料理をつくることはもちろんのこと、おつまみをつくる際にも重宝します。

外で飲むお酒は格別！おいしいおつまみがあれば、楽しくお酒が飲めます。絶品おつまみを用意して、キャンプ場でのお酒タイムを楽しんでください。