ダイソーの“アウトドア用椅子”3点をレビュー！折りたたみ式や背もたれ付きも

近年アウトドア用品が充実しているダイソーから、キャンプやピクニック、バーベキューで活躍するアウトドア用の椅子が販売されています。価格は220円～1,100円(税込)と大変リーズナブル！アウトドアショップでは椅子は2,000円程度から販売されているため、ダイソーであれば低コストで購入できるのが魅力です。

アウトドア用の椅子は、レジャーコーナーやアウトドアコーナーに展開されています。アウトドア用品のアイテムは充実しており取扱点数が多いものの、比較的簡単に見つけることができました。店舗によって売り場が異なる場合があるため、見つからない場合は売り場スタッフに確認してください。

背もたれ、肘掛け付きの「アームチェア」(税込1,100円)は、大人が座れる広さがありながらコンパクトに収納できて携帯性抜群！ゆったりと座れる椅子がほしい人におすすめです。

アームチェアは、ダイソーのレジャー用椅子の中で最も座面が広いのが特徴。測ってみたところ、幅29cm、奥行きは31cmありました。大人でもゆったりと座れるサイズ感です。肘掛けがあるため、左右にやや圧迫感があるものの、のんびりと座って過ごすには十分だと感じます。

背もたれの高さは約25cmとあまり高くないものの、上半身を支えられる十分な強度があり、安心して身体をあずけられました。座り心地は想像していたよりとても良く、1,100円(税込)でこのクオリティーは満足度が高いといえます。

収納時は長さ約60cm、直径約15cmほど。収納袋には肩にかけられるベルトが付いているため、楽に持ち運びができるのも使いやすいポイントだと感じます。

耐荷重は70kg。アウトドアブランドの椅子でも、一般的な耐荷重は約80kg程度なため、販売価格を考えると、十分なスペックといえるでしょう。

フレームは丈夫で強度の高いスチールが採用されています。実際に座ってみるとぎしぎしときしんだり、たわみを感じたりせず、どっしりと座れる安定感がありました。

フレームのスチールには耐水性・耐腐食性に優れた「エポキシ樹脂塗装」が施されているため、雨や水辺のキャンプでも安心して使えそうです。

シートはポリエステル製で熱には弱いため、火気の近くで使用するときは注意が必要です。また撥水加工は施されておらず、水をかけてみると染み込んでしまいました。タオルで拭いても水分はあまり拭き取れなかったため、万が一飲み物をこぼしてしまった場合は服が濡れないように注意しましょう。

軽くて持ち運びやすい椅子がほしい人や、子どもが座りやすい椅子がほしい人にイチ押しの「レジャー椅子」(税込220円)。コスト重視の人にもおすすめです。

全体的にとてもコンパクトな印象です。座面のシートを測ったところ、幅20cm、奥行き19cmでした。「かなり小さいけど、ちゃんと座れるの？」と不安になるほど。 大人がゆったり座れるサイズではありませんが、小型で持ち運びに適しているので、フェスやイベントなどの人が多い場所でも便利に使えそうなアイテムです。

折りたたむとA4サイズと同じくらいの大きさ(約縦31cm×横24cm)になりました。撤収時はワンアクションで簡単に折りたため、わずか約2.5cmの薄さになります。大きめのトートバッグやリュックならすっきりと収まるコンパクトサイズです。

アウトドアブランドの製品や、先ほど紹介したダイソーのアームチェアに比べると、耐荷重は50kgとスペックはやや劣りますが、子どもが座るには十分な強度があります。大人が座るときは、体重に注意することはもちろん、勢いよく座ったり立ったりするのは避けた方が良いでしょう。

上から体重をかけて強く押してみたところ、フレームが曲がったりきしんだりすることはありませんでした。

耐荷重は50kgで、サイズも小さいため「腰掛けたら、ぐらつくのでは？」と思いましたが、実際に座ってみるととても安定感があり、安心して座れました。ただし、耐荷重未満の筆者が座った場合の感想なので、50kg以上の人が座ると不安定になるリスクも頭に入れておきましょう。

座面のシートは、1,100円(税込)のアームチェアに比べると薄く感じましたが、生地はパリッと張りがあって強度は感じられ、伸びたり簡単に破けたりするほどの薄さではありません。

シートはポリエステル素材で、撥水加工は施されていません。水をかけたところ、はじかずに染み込んでしまい、乾くまでに少し時間がかかりました。

コンパクトに折りたためる「背もたれ付レジャー椅子」(税込330円)は、ゆったりとくつろぎながら過ごしたい人にぴったりのアイテムです。子ども用としてはもちろん、大人も使える強度があります。

高さ約19cmの背もたれが付いているのが最大の特徴です。上半身を全て預けられるほどではありませんが、実際に使ってみると腰が支えられるだけでとても楽に感じました。座面のサイズは幅22cm、奥行き20cmです。 先ほど紹介したレジャー椅子より幅、奥行きともに座面は1〜2cm大きく、少しでも座面の広い椅子がほしい人はこちらがおすすめ。

折りたたむと幅32cm、奥行き27cm、厚さは4cmになりました。背もたれのないレジャー椅子よりわずかに大きいものの、車に常に積んでおいても邪魔にならないコンパクトなサイズ感です。

耐荷重は50kgのため、子どもなら安心して使用できそうです。筆者(成人女性)が座ってもぐらつきませんでした。

小型の椅子ですが、安定感は十分にありとても座りやすく感じました。しかし背もたれに体重をかけすぎると簡単にバランスが崩れてしまったため、勢いよくもたれかかったり、脚を浮かせて座ったりするのは避けた方が良いでしょう。

フレームはスチール、シートにはポリエステルが採用されています。背もたれにもたれかかってもフレームがギシギシときしむことはありませんでした。シートはやや薄く感じるものの、しっかりと張りがあり体重を支えてくれる強度があります。

シートに撥水加工は施されていないため、水をかけると染み込んでしまいました。

ダイソーの椅子とあわせて使うことで、アウトドアがさらに快適になるおすすめのアイテムを紹介します。

椅子の肘掛けに取りつけられるアームポケットです。スマホやモバイルバッテリー、ライターやナイフなどの小物を入れておくのに役立ちます。裏面に2カ所スナップボタンが付いており、簡単に取り外しが可能です。

220円(税込)から購入できるダイソーの椅子は、コストを抑えられることに加え、安定感がある丈夫なつくりで、アウトドアで活躍間違いなしのアイテムです。小型の椅子は子ども用にぴったり！コンパクトに収納できるものばかりなので、自宅での収納にも困りません。手軽に購入できるアウトドア用の椅子がほしい人は、ダイソーのアイテムをチェックしてみてください。