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スノーピークのランドネストとタープ

【徹底レビュー】スノーピークのドームテント「ランドネスト」!設営のコツや使用感などをチェック

※本記事には一部プロモーションが含まれます

スノーピークの「ランドネストドームM」の使用感をhinataスタッフが徹底検証しました!スペックや特徴、設営・撤収方法に加え、使用するうえでの注意点も解説します。同シリーズのタープやマットシートセットなど、オプション品にも注目です。

話題の新星!スノーピークのランドネストの特徴は?

スノーピークのランドネスト
スノーピークのランドネストドームMは、2023年6月に発売された3〜4人用のドーム型テントです。設営のしやすさや汎用性の高さから話題の新星として注目されており、これからキャンプ場で見かけることも多くなりそう。そんなランドネストドームMはどのような特徴があるのでしょうか。

徹底レビュー!使用感や注意点など

「1人で簡単に張れた」「強風の中でも耐えられた」との口コミが見られるランドネストを、hinataスタッフが実際に設営から撤収までおこない、その使用感をチェックしました。以下の点に着目し、おすすめのポイントや注意点を本音でレビューします。
  • 持ち運びやすさ
  • 設営のしやすさ
  • 居住性の高さ
  • 機能性の高さ

ランドネストドーム Mのおすすめポイント

  1. しっかりとした収納バッグで持ち運びやすい

  2. ペグ打ちまで15分で完了!初めてでも楽らく

  3. 大人3人程度で過ごすには十分な広さ

  4. メッシュ窓やベンチレーションなど基本の機能は完備

【持ち運びやすさ】しっかりとした収納バッグで可搬性抜群!

収納状態のスノーピークランドネストを地面に置いた様子
ランドネストの収納バッグの大きさは幅21×奥行き70×高さ25cmで、容量にするとおよそ37L。2〜3泊用の旅行バッグの大きさです。
収納状態のスノーピークランドネストをスタッフが持った様子
収納時のランドネストは大きくて重そうに見え、実際に8.7kgの重さがあります。しかし持ち上げてみると「フレームなどの部品が軽量化されているのか、大きさのわりには重く感じない」との声が聞かれました。収納バッグは肩掛けができて運搬しやすく、しっかりとしたつくりなので安定した状態でテントを運べます
車に積んだ状態のスノーピークランドネスト
SUV車のトランクにも問題なく積載できました。下にランドネストを積み、その上に同シリーズのタープを積んでもまだ高さに余裕があります。荷物が少なければ軽自動車でも問題なく積み込めそうです。
車に積んだ状態のスノーピークランドネスト
トランクの幅はおよそ100cmあり、左端にスノーピークのシェルフコンテナ25、右端にスノーピークの焚き火台Mを置いてその間にすっぽり収まりました。チェアやテーブルと違って柔軟に形状を変えられるので、難なく積載可能です。

【設営のしやすさ】ペグ打ちまで15分で完了!初めてでも楽らく

スノーピークランドネストの部品一式
セット内容は以下のとおり。 上段左から
  • インナーテント
  • フライシート
  • センターフレーム×1
  • Cフレーム×2
  • Aフレーム×2
下段左から
  • 収納バッグ
  • ジュラルミンペグ21cm×14
このほか
  • 自在付ロープ3m×6
が付属します。
センターフレームにAフレームを差し込む様子
写真上はセンターフレームにAフレームを接続している様子です。フレームはいずれもショックコードが内蔵されているため、設営の際バラバラになったり途中で抜けてしまったりすることはありません。また、フレームの接続に関しては硬い部分もなく、強い力を必要とする箇所はありませんでした
ランドネストのフレーム
センターフレームの上下にAフレーム、両サイドにCフレームを配置した状態です。
フレームのみで自立するランドネスト
多くのテントがインナーテントを先に設営してからフライシートをかぶせる手順を採用していますが、ランドネストの設営手順は特徴的。先にフライシートをシェルター状に設営してから内側にインナーテントをセットします。 フライシートはこの状態で自立する(写真上)ため、インナーテントを設置せずにシェルターとして使用することも可能です。
ペグダウンする様子
テントの周囲8カ所と、ロープ6本にペグを打てば、フライシートの設営完了です
シェルター状態のスノーピークランドネスト
フライシートだけを設営した状態です。日中は450cm奥行きのある広いシェルターとして使用し、日が暮れる前にインナーテントを設置して就寝にそなえるという使い方ができそう。 ここまでにかかった設営時間はわずか15分ほど。説明書や動画での予習はしていたものの、初めて実物を扱うスタッフが設営しましたが、部品の数が少なく強い力を必要としなかったため非常にスムーズに進みました。2人でおこなわなければいけない手順もないため、3〜4人用のテントですが1人でも設営できます。

【居住性の高さ】大人3人程度で過ごすには十分な広さ

ランドネストのインナーテント
フライシートの内側にあるフックへインナーテントをつり下げれば、あっという間に居室が完成します
ランドネストの見取り図

出典:Amazon

インナーテントはフライシートの約6割程度を占める奥行きがあり、残りの4割を広い前室として使用できます
インナーテントを設営した状態のランドネスト
フライシートのすそには冷気を防ぐスカートは付属していません。しかし保温効果の高いダブルウォールタイプなので、極寒を除けば冬場でも十分快適に使用できそうです。
スタッフ2人がテント内で座る様子
居室空間は2人でくつろぐには十分の広さがありました。ワンポールテントのようにセンターポールもないため、中央にテーブルを置いて団らんできます。大人4人で寝転ぶと寝返りをためらうくらいの窮屈さにはなりますが、大人3人または大人2人と子ども2人のグループであれば横になっても快適に過ごせそうです。
前室にスノーピークシェルコンテナ2台とギアケースを置いた様子
前室にスノーピークのシェルフコンテナ25(幅32.5×奥行き52×高さ21cm)とマルチコンテナL(幅18×奥行き54×高さ16cm)を置いた様子です。まだまだ余裕があり、このほかにも50L程度のクーラーボックスやコンパクトローテーブル、ローチェア1台は置ける広さがあります。荷物置き場としてもリビングスペースとしても有効活用できそうです。 また、別売のアメニティードーム用アップライトポールを使えば、キャノピーを跳ね上げてタープとして使うこともできます。ランドネスト1張でドームテントとしてもシェルターとしても使用でき、タープの代わりにキャノピーも使えるため、非常に汎用性の高いテントだといえるのではないでしょうか。

【機能性の高さ】メッシュ窓やベンチレーションなど基本の機能は完備

インナーテントの窓
ランドネストのインナーテントは出入り口が前後合わせて2カ所あり、サイドには三角のメッシュ窓が付いてます。フライシートにも同じ場所に三角の窓があり、両方開けることでテント内の通気性を保ちます。
スノーピークランドネストのベンチレーション
ベンチレーションは2カ所あり、テント内の熱気を逃して換気できます
ランドネストの表面素材
フライシートはPUコーティングされた75Dポリエステルタフタが採用され、耐水圧は1,800mmミニマムを誇ります。撥水加工のほかUVカット加工も施されており、日焼予防が可能です。しかし遮光素材ではなく、光がインナーテント内まで侵入する点は季節や時間帯によって気になる可能性があります。インナーテントの中が暑くなる可能性もあるため、テントを張る場所に気をつけて十分に換気するようにしましょう。

設営しやすく汎用性が高い、幅広いユーザーにおすすめのテント

実際に設営したりテント内で過ごしたりしたところ、スタッフもすっかり「これ欲しいかも」「次買うならこれがいい」とランドネストの魅力の虜になってしまいました。特筆すべきはやはり設営のしやすさ。フレームが入り組んで見えるため一見構造が複雑そうですが、実際は前後を気にせず手順も非常に簡単。テント自体の設営には慣れているものの、ランドネストを初めて扱った女性スタッフ1人でも15分程度で設営できたことは注目すべきポイントといえます。 また、絶妙なカラーリングや流れるような曲線を描くスタイリッシュなフォルムなど、見た目の美しさもスノーピーク製品ならでは。機能性にもビジュアルにも優れたランドネストは引き続き注目の的になりそうです。

ランドネストドーム Mの設営・撤収方法

ここからは、ランドネストの設営と撤収の手順を紹介します。ランドネストを購入したら、キャンプ場へ行く前に予習しておきましょう。

設営の手順

スノーピークランドネストを設営する手元
黒色のマークが付いているスリーブにセンターフレームを差し込む様子
  1. フライシートを地面に広げる
  2. センターフレームを繋げる
  3. 上部の黒色のマークがついているスリーブにセンターフレームを差し込む
  4. Aフレームとセンターフレームを接続し、Aフレームを内側のグロメットに差し込む
  5. 反対側も同様におこなう
  6. Cフレームを前方のスリーブに差し込み、両橋をCフレームを外側のグロメットに差し込む
  7. 後方も同様におこなう
  8. プラスチックフック10カ所をフレームに固定する
  9. テントの中央、前後の順でペグダウンする
  10. ロープをペグダウンする
スノーピークランドネストのインナーテントを引っ掛ける様子
フライシートの内側にあるフックへインナーテントを引っ掛けている様子
フライシートを設営したら、インナーテントを10カ所のフックへ引っ掛けて完成です。3種類5本のフレームしか使用しないため複雑さを感じずに設営できます。テントを初めて扱う人やブランクのある人でも、公式動画で予習すれば安心です。
インナーテント内は直接座ると地面のゴツゴツした感触が伝わってきます。不快というほどではありませんが、就寝時にはマットやコットを敷く方が良いでしょう。またはランドネスト専用のマットとグランドシートが販売されているので、あわせて購入しても良さそう。インナーテント内をマットで敷き詰められるため、純正ではないマットを敷くことでできる隙間や段差が生まれません。子ども連れでのキャンプには特におすすめのアイテムです。

片づけの手順

ランドネストを収納する様子
  1. インナーテントをはずしてたたむ
  2. ペグを抜き、プラスチックフックを外す
  3. 2本のCフレームをグロメットからはずし、スリーブから抜く
  4. 2本のAフレームをグロメットから外す
  5. センターフレームとAフレームをはずし、スリーブから抜く
  6. フライシートをたたむ
この日はにわか雨に見舞われましたが、インナーテントを外したあと、シェルター状態のフライシートの下でインナーテントをたたむことができたので雨は気にならず快適でした。同様に、隣に張っていたタープやこまかい荷物もフライシートの下で片づけて、最後にフライシートをふんわりと畳んで撤収しました。 後日フライシートをよく干したあと収納バッグへ収納しましたが、生地がしっかりしていて扱いやすく、左右対称なのでたたみやすい印象でした。収納バッグもサイズに余裕があり、押し込まないとファスナーが閉まらないというようなこともありません。

充実のオプションラインナップ

ランドネストMには同シリーズのタープが発売されています。連結させて張ればより広いリビングスペースを確保できて快適です。また、お得なテントとタープのセットも販売されているので両方そろえたい人はぜひチェックしてください。
スノーピークランドネストMとタープを組み合わせた状態
タープのすそとランドネストの入り口の高さをそろえて立てるのがおすすめです。特別な部品を使わなくてもタープのカーブとランドネストの入り口がフィットして、連結状態をつくり上げられます。
ランドネストタープの下でくつろぐ様子
スノーピークのIGTスリム(テーブル)を中心に配置してサイドにローチェアをレイアウトしたところ、スペースにはまだまだ余裕がありました。4人用のテーブルチェアセットが置けるほどの広さなので、食卓を置いてリビングスペースにするとちょうど良さそうです。もちろん1人でゆっくりくつろぐ空間としても、広くて快適でした。
本来ランドネストMは定価51,700円(税込)、タープセットが定価37,400(税込)で合計89,100円(税込)のところ、セットなら定価80,300円(税込)で、8,800円も安く購入できます。ゆくゆく両方そろえたいと考えている人はぜひセット購入を検討してください。
その他、ソロ〜デュオ用サイズのランドネストドームSサイズや、ランドネストドームMに使えるインナーソロテントなど、さまざまなオプションが充実しているのでぜひチェックしてください。

ランドネストは設営のしやすさと居住性の高さが良い!

ランドネストドームMは、女性1人でもわずか15分程度で設営できるほど簡単な点が魅力的でした。またスノーピークらしいカラーリングや、曲線美が強調されたフォルムなど見た目にも満足のアイテムといえそうです。これからキャンプをはじめる人にもベテランの人にもおすすめなランドネストで、キャンプをより一層楽しみましょう。 ※記事内の情報は2024年6月時点のものです

今回紹介したアイテム

商品画像ランドネストドーム Mアメニティドームアップライトポールセットランドネストドーム Mランドネストドーム M マットシートセットランドネストタープ セットランドネスト M テントタープセット
商品名ランドネストドーム Mアメニティドームアップライトポールセットランドネストドーム Mランドネストドーム M マットシートセットランドネストタープ セットランドネスト M テントタープセット
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