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スノーピークランドネストドームM

【本音レビュー】スノーピーク「ランドネストドーム M」の特徴・設営方法・サイズ感を徹底チェック

※本記事には一部プロモーションが含まれます

スノーピークの「ランドネストドーム M」を徹底レビュー。エントリーモデルの金字塔とも言われているそんな人気モデルですが、2025年4月にさらに求めやすい価格(29,800円・税込)で再販がスタート!そこで今回は、ランドネストドームMならではの設営のしやすさや高い居住性などを編集部が検証してみます。

スノーピークの「ランドネストドーム M」の特徴は?

スノーピークの「ランドネストドーム M」は、2023年4月に発売され、2025年4月の再販でも話題になった3〜4人用のドーム型テントです。
インナーテントを設営した状態のランドネスト
素早く自立させられる「逆Y字型のメインフレーム」による設営のしやすさや、前後左右が「対称」なスタイルによる汎用性の高さ、さらに「多数のメッシュパネル」による快適な空間など、エントリーモデルとしての位置付けながらも高い実力を備えているのが特徴です。 さらに、高スペックながらも求めやすい価格(29,800円・税込)とされているのも、多くのキャンプ好きが支持している理由の一つではないでしょうか。

本音レビュー!ランドネストドーム Mの「使用感」や「注意点」など

「1人で簡単に張れた」「強風の中でも耐えられた」との口コミが見られるランドネストドーム Mを、hinata編集部が実際に設営〜撤収を行い、その使用感をチェックしてみました。 以下の点に着目し、おすすめのポイントや注意点を本音でレビューします。
  • 持ち運びやすさ
  • 設営のしやすさ
  • 居住性の高さ
  • 機能性の高さ

ランドネストドーム Mのおすすめポイント

  1. しっかりとした収納バッグで持ち運びやすい

  2. ペグ打ちまで15分で完了!初めてでも楽らく

  3. 大人3人程度で過ごすには十分な広さ

  4. メッシュ窓やベンチレーションなど基本の機能は完備

【持ち運びやすさ】しっかりとした収納バッグで楽々

収納状態のスノーピークランドネストを地面に置いた様子
ランドネストドーム Mの収納バッグの大きさは幅21×奥行き70×高さ25cmで、容量にするとおよそ37L。2〜3泊用の旅行バッグほどの大きさです。
収納状態のスノーピークランドネストをスタッフが持った様子
家族4人で快適に過ごせる広さを実現しているモデルなので、重量は8.7kgと重く感じる人も多いかもしれません。 とはいえ、肩がけしやすく安定感を得られる収納バッグのデザインも手伝って、実際はそれほど運搬にストレスを感じることはありませんでした。
車に積んだ状態のスノーピークランドネスト
収納サイズは21×70×25cmなので、SUV車の幅100cmのトランクにスノーピークのシェルフコンテナ25や焚き火台Mなどのほかの荷物と共に無理なく積載できました。 上に同シリーズのタープを重ねても高さに余裕があるほど。荷物が少なければ軽自動車でも問題なく運搬できるはずです。

【設営のしやすさ】15分でペグダウンまで完了

スノーピークランドネストの部品一式
セット内容は以下のとおり。 上段左から
  • インナーテント
  • フライシート
  • センターフレーム×1
  • Cフレーム×2
  • Aフレーム×2
下段左から
  • 収納バッグ
  • ジュラルミンペグ21cm×14
このほか
  • 自在付ロープ3m×6
が付属します。
センターフレームにAフレームを差し込む様子
写真上はセンターフレームにAフレームを接続している様子です。 フレームはいずれもショックコードが内蔵されているので、バラバラになったりすることもありません。また、フレームの接続時も硬い箇所もなく強い力が必要なシーンは皆無でした。
ランドネストのフレーム
テント設営時は、写真のようにセンターフレームの両端に逆Y字のAフレーム、両サイドにCフレームを配置します
フライシートの各スリーブにそれぞれ対応するポールを通して、ペグダウンするだけ。 ランドネストドーム Mならではの「逆Y字フレーム(Aフレーム)」のおかげで早い段階で自立させられるので、設営作業がとてもスムーズ。この日初めての作業でしたが、約15分で主要な箇所のペグダウンまでを終えられました。
フレームのみで自立するランドネスト
ランドネストドーム Mは、フライシートとインナーテントを用いる「ダウブルウォール式」が採用されています。 シングルウォール式と比べて内部に結露が発生しにくく快適に過ごせるので、家族でゆっくりキャンプ時間を楽しみたいキャンパーにぴったり。
シェルター状態のスノーピークランドネスト
また、インナーテントは簡単に脱着できる「つり下げ式」とされているので、写真のようにインナーテントを取り外してリビングスペースとして使うことも可能です。 日中は奥行き450cmの広いスペースで楽しんで、日暮にインナーテントを設置して就寝にそなえる。なんていう使い方もいいかもしれません。

【居住性の高さ】家族4人で就寝できるちょうどよさ

ランドネストの見取り図

出典:Amazon

インナーテントはフライシートの約6割程度を占める奥行きが確保されています
奥行き450mmの本体に奥行き265mm×幅265mmのインナーテントの組み合わせで、大人2人×子ども2人の4人家族でのキャンプにちょうどいい広さが確保されています。
スタッフ2人がテント内で座る様子
ワンポールテントのようにセンターポールもないので、インナーテント内でも中央にテーブルを置いて家族の時間を楽しむことも可能です。
前室にスノーピークシェルコンテナ2台とギアケースを置いた様子
こちらは、前室にスノーピークのシェルフコンテナ25(幅32.5×奥行き52×高さ21cm)とマルチコンテナL(幅18×奥行き54×高さ16cm)を置いた状態です。このほかに、50L程度のクーラーボックス・コンパクトローテーブル・ローチェア1台もレイアウト可能でした。 また、別売のアメニティードーム用アップライトポールでキャノピーを跳ね上げれば、リビングスペースを拡大することも。

【機能性の高さ】メッシュ窓やベンチレーションで快適

インナーテントの窓
ランドネストドーム Mのインナーテントには前後合わせて2カ所の出入り口が設けられています。 また、インナーテントには三角のメッシュ窓もデザイン。フライシートにも同じ場所に三角窓がレイアウトされているので、高い通気性が実現されているというわけです。
ランドネストの表面素材
PUコーティングされた75Dポリエステルタフタが採用されたフライシートは、1,800mmミニマムという十分な耐水圧も確保されています。 撥水加工に加えてUVカット加工も施されているので、日差しが気になる人も安心できるはず。そのうえで完全な遮光素材ではないので明るい室内で過ごせるのもいいところです。

ランドネストドーム Mの設営・撤収方法

ここからは、ランドネストドーム Mの設営と撤収の手順を紹介します。キャンプ場へ行く前に予習しておきましょう。

設営の手順

スノーピークランドネストを設営する手元
黒色のマークが付いているスリーブにセンターフレームを差し込みます
  1. フライシートを地面に広げる
  2. センターフレームを繋げる
  3. 黒色のマークがついているスリーブにセンターフレームを差し込む
  4. Aフレームとセンターフレームを接続し、Aフレームを内側のグロメットに差し込む
  5. 反対側も同様におこなう
  6. Cフレームを前方のスリーブに差し込み、Cフレームを外側のグロメットに差し込む
  7. 後方も同様におこなう
  8. プラスチックフック10カ所をフレームに固定する
  9. テントの中央、前後の順でペグダウンする
  10. ガイロープをペグダウンする
スノーピークランドネストのインナーテントを引っ掛ける様子
フライシートの内側ににインナーテントを引っ掛けて完成
フライシートを設営したら、インナーテントを10カ所のフックへ引っ掛けて完成です。3種類5本のフレームしか使用しないので、複雑さを感じずに設営できるはず。テントを初めて扱う人やブランクのある人でも、公式動画も合わせて確認すれば完璧です。

撤収の手順

ランドネストを収納する様子
  1. インナーテントをはずしてたたむ
  2. ペグを抜き、プラスチックフックを外す
  3. 2本のCフレームをグロメットからはずし、スリーブから抜く
  4. 2本のAフレームをグロメットから外す
  5. センターフレームとAフレームをはずし、スリーブから抜く
  6. フライシートをたたむ
この日は少しの降雨に見舞われましたが、インナーテントを外したあとシェルター状態のフライシートの下で作業できたのでストレスを感じませんでした。 後日フライシートを乾燥させてから収納バッグに収納しましたが、生地がしっかりしていて扱いやすく、左右対称なのでたたみやすい印象でした。 収納バッグもサイズに余裕があるので、ある程度ラフに入れてもファスナーが閉まらないというようなこともありませんでした。

編集部の本音レビューは「これ欲しい!合格!」でした

今回は、設営したりテント内で過ごしたりしてみましたが、hinata編集部もすっかり「これ欲しい」「次買うならこれ」なんていうふうに、想定以上の魅力に気がつきました。 特筆すべきは設営のしやすさ。フレームが入り組んでいて複雑そうにも見えていましたが、実際は前後を気にせず手順も非常にシンプル。ランドネストドーム Mを初めて扱った女性スタッフ1人でも15分程度で設営できたことはうれしい誤算でした。 また、絶妙なカラーリングや流れるような曲線を描くスタイリッシュなフォルムなど、ルックスの良さもスノーピーク製品ならでは。機能性にもビジュアルにも優れたランドネストドーム Mは引き続き注目の的になりそうです。 ※記事内の情報は2024年6月時点のものです

今回紹介したアイテム

商品画像ランドネストドーム Mアメニティドームアップライトポールセットランドネストドーム M
商品名ランドネストドーム Mアメニティドームアップライトポールセットランドネストドーム M
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