ガソリン200円超え目前!?キャンプ回数を減らさないための「賢いテクニック」とは?
ガソリンがとにかく高い昨今。このままいくと1Lあたり200円以上になる可能性も…とされており、クルマを使うキャンパーには大きな問題です。とはいえ、大好きなキャンプは我慢したくないのも事実。そこで取り組みたいのが、かさむ交通費をカバーするための「節約」や「キャンプスタイルの見直し」です。今回はキャンプの回数を減らさずに楽しむためのテクニックを紹介!ぜひ参考にしてキャンプを楽しんでみてください。
200円代も!?オートキャンプ派を襲う「ガソリン代の高騰」
原油価格の上昇や円安の影響などで、どんどん値上がりするガソリン価格。
1990年からのガソリンの小売価格の推移を見ても、最近の値上がり幅は大きく、もう少しで200円台に突入しそうな勢いです。特に、クルマを使って頻繁にキャンプに行く人は、交通費がかさむことで頭を悩ませているのではないでしょうか?
例えば、月に2回、往復200kmのキャンプ場まで燃費20km/Lのクルマで出かける場合、1Lあたり182円で計算すると3,640円(2×200÷20×182)かかることに。これを1年間続けると43,680円!
ガソリン価格が130円/Lほどだったころと比較すると、その差は12,000円以上にもなり、頻繁にキャンプに行くのをためらってしまうほどです。
「日本オートキャンプ協会」や「人気キャンプ場」も警鐘を
さらにこのガソリン価格高騰は交通費だけにとどまらず、ギアやキャンプ場利用料の値上がりにも影響を及ぼしています。
一般社団法人 日本オートキャンプ協会に話を伺ったところ、最近はガソリンやその他原材料費が高騰していることから、キャンプ用品の価格が改訂される動きがあるとのことです。また、関東の某オートキャンプ場への取材では、キャンプ場で利用できるシャワー室などのボイラーの値上がりを感じていることも教えてもらいました。
つまり、ガソリン価格が上昇することによって、ギアの購入費やキャンプ場の利用料金も上がる可能性があり、キャンプにかかる費用がどんどんかさんでしまう事態になりかねません。
とはいえ、大好きなキャンプは回数を減らさずに自由に楽しみたいもの。そこで、出費をなるべく抑えつつ、キャンプを満喫するための節約術をチェックしてみましょう!
【解決法その1】「キャンプ場選び」で出費を抑える
県営や町営などの公営のキャンプ場なら、民間企業が運営するキャンプ場よりも比較的利用料が安く抑えられるのでおすすめです。場所によっては無料で使える施設も!
目的地の県や市町村のホームページなどで探したり詳細情報を調べられます。
また、グループやファミリーなどでキャンプをする際には、人数計算式ではなく「区画単位で料金が設定されているキャンプ場」を選ぶのも一つの手。人数が増えるほど利用料金が上がる人数計算式と異なり、人数が増えるほど1人あたりの利用料金を安く抑えることができます。
キャンプ場を選ぶ際には、無料で使える設備があるかも要チェック。
敷地内に無料の浴場やシャワールームが併設されているキャンプ場もあるので、温浴施設への交通費や入浴料金を抑えることができます。
【解決法その2】「消耗品」の削減で費用を抑える
キャンプでは多くの消耗品を使う人も少なくないはずです。これらの出費を抑えるのも賢い財テク。ここからは、簡単にはじめられる代表例を紹介するので、あなたのキャンプでも実践してみてください。
使い捨てから「繰り返し」へ
キャンプのたびに使う消耗品を、使い捨てではなく「何度も使えるアイテムに変える」のもおすすめです。
例えば、紙皿や紙コップ、割り箸などをプラスチック製や木製、金属製のものに置き換えたり、灯油やパラフィンオイル、ガスを使うランタンをソーラー充電式のLEDランタンに変えたりといった工夫をすれば、消耗品の購入費用を抑えることも可能です。
「無料の薪」を活用する
焚き火に欠かせない薪。自治体や森林組合によっては、土地の整備などで発生した木材をカットし、薪として無料で配布している場合もあります。
入手場所や方法は団体によって異なるので、各自治体のホームページなどをチェックしてみましょう。無料で薪を手に入れられれば、800〜1,000円ほど節約できるチャンス!
道中の「安いお店」で食品や薪を手に入れる
キャンプ場へ向かう道中に、食材を安く購入できるお店がないかチェックすることも大切です。
農産物直売所や道の駅に並んでいる野菜や果物は、農家から直接仕入れたものが多いため、安く購入できる場合が多くあります。また、ディスカウントストアや、激安で定評のあるローカルスーパーも要チェック。キャンプ飯に欠かせない肉や魚を安く手に入れられることもあります。
また薪やスウェーデントーチ用の木材を、道の駅や組合直売所などで購入できることも。キャンプ場に向かう前に確認するのがおすすめです。
ギア購入費を抑える
先述のように、ガソリン価格の高騰はギアの値上げにも影響を及ぼしています。そのため、それらの購入費を抑えることでキャンプの費用を大きく節約できるはず。
そこでおすすめしたいのが「ギアのレンタル」です。
初期費用や追加費用を抑えながら気になるギアを使えるうえ、キャンプスタイルや人数が変わっても柔軟に対応できるメリットもあります。保管場所の確保やメンテナンスの必要がないのもうれしいところ!
hinataレンタルなら、キャンプ場でも受け取りや返却ができ、シーズンや用途に合わせたセット商品も豊富にラインナップされているので、使いやすさ抜群です。
また、進化を続ける「100均ギア」も見逃せません。最近は、焼き網や紙皿などのキャンプに欠かせないアイテムだけでなく、メスティンやスキレット、ランタン、キッチンウェアなどなど、キャンプを快適にする便利グッズも多く登場しているので、近くの100円均一ショップをのぞいてみましょう!
エコに移動!「公共交通機関」で行けるキャンプ場4選
電車やバスで行ける施設を選ぶのも、ガソリン代を抑える方法の一つです。特にソロやデュオなど、人数の少ないキャンプであれば交通費を節約できるはずです。
氷川キャンプ場(東京都)
東京都の奥多摩町にある「氷川キャンプ場」は、
JR青梅線「奥多摩駅」から徒歩約5分のところにあるスポット。
新宿から約2時間と、東京都心からのアクセスの良さも魅力です。
多摩川のほとりで設営でき、川のせせらぎを聞きながら、のんびりとキャンプが楽しめます。
【基本情報】
- 所在地:東京都西多摩郡奥多摩町氷川702
- 電話:0428-83-2134
- チェックイン:[テントサイト]8:00〜16:00
- チェックアウト:[テントサイト]12:00
- 料金:[テントサイト]1人1泊2,000円(小学生以上・税込)(GW・夏季は2,500円)
スプラッシュガーデン秩父(埼玉県)
「スプラッシュガーデン秩父」は、
秩父鉄道秩父本線「皆野駅」からタクシーで5分ほどのところにあるキャンプ場です。
荒川のほとりにある7,000平方メートルもの敷地内で、のんびりと自然を満喫できます。
hinataレンタルのアイテムを同施設で受け取り・返却できるのも魅力!手ぶらキャンプをしたい人にもおすすめです。
【基本情報】
- 所在地:埼玉県秩父市小柱326-2
- 電話:0494-62-3399
- チェックイン:13:00~17:00
- チェックアウト:11:00
- 料金:3,740円(デイキャンプ・税込)〜
関西サイクルスポーツセンター(大阪府)
大阪府にある「関西サイクルスポーツセンター」は、なんば駅から南海高野線で約30分の
「河内長野駅」からバスで約25分のところにある施設。
敷地内には、
キャンプ場のほかにサイクリングコースやアトラクション、プール、レストランなどもあるので、子どもとのキャンプにもおすすめです。
【基本情報】
- 所在地:大阪府河内長野市天野町1304
- 電話:0721-54-3101
- 営業時間:[月〜土]10:00〜17:00、[日・祝]9:30〜17:30
- 料金:[デイキャンプ](BBQテーブル1卓使用料金)3,500円〜(税込)
- ※関西サイクルの入場料が別途必要
笠置キャンプ場(京都府)
京都・三重・奈良の境目に位置する「笠置キャンプ場」は、
JR関西本線「笠置駅」から徒歩約5分のスポットです。
中学生以上の大人は日帰り500円、1泊2日1,000円で利用できるリーズナブルさも魅力。
笠置町はロッククライミングの聖地としても知られており、キャンプと合わせて楽しむのもおすすめです。
【基本情報】
- 所在地:京都府相楽郡笠置町笠置佃
- 電話:0743-95-2011
- 受付時間:8:00〜17:00
- 料金:[大人・日帰り]500円(税込)、[大人・1泊2日]1,000円(税込)
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賢く節約してキャンプライフを楽しもう!
止まらないガソリン価格の高騰をカバーする節約術はたくさんあり、工夫次第でキャンプを楽しめます。キャンプの回数を減らさずに続けるためにも、できるところから少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。
hinataでは、皆さんの「キャンプ節約術」を募集中!おすすめの方法があれば、ぜひインスタグラムなどで
@hinata_outdoorをメンションして教えてくださいね!
取材協力:
一般社団法人日本オートキャンプ協会