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セリアのウォータージャグの画像

セリアの「ウォータージャグ」がキャンプの万能選手すぎました【100均ギア傑作選vol.19】

「キャンプ用品をあれもこれもとそろえていると、いくらお金があっても足りない…」。そんな悩めるキャンパーの心強い味方が均一ショップです。100円、300円だからとあなどることなかれ。大手アウトドアブランドに劣らない、ハイクオリティのアイテムが目白押しです。連載企画「100均ギア傑作選」、第19回はセリアの「ウォータージャグ」を紹介します!

毎月16日掲載「100均ギア傑作選」

毎月16日掲載「100均ギア傑作選」では、Instagramで見つけた知られざる名品を紹介しています。取り上げるアイテムは全て均一ショップで手に入るので、ぜひお試しあれ!
セリアのウォータージャグの画像

出典:Instagram(@u_t0m0n0)

2023年に発売されたセリアのウォータージャグ
今回紹介するアイテムのセリア「ウォータージャグ」は、数年前に発売されてすぐ、「キャンプでちょっと手を洗いたいときに使える」「子ども用のミニサーバーにちょうどいい」「蛇口部分がDIYの部品になる」などの汎用性の高さからSNS上で人気が爆発。 品薄、欠品状態が続きましたが、2023年には、ジャグにプリントされていた「Outdoor CONTAINER」の文字とティピーテント型のロゴを削除したシンプルなデザインが発売されたことで、改めて注目を集めています。 さっそく、Instagramで見つけた新旧デザインの愛用者たちに聞いた、ウォータージャグの魅力や使い方を紹介していきます!

コンパクトなサイズ感と軽量ボディは「子ども用」に最適

セリア「ウォータージャグ」の魅力は、何と言ってもコンパクトなサイズ感と軽量ボディにあります! 容量は1.75リットルと飲みきりにちょうどよいサイズ。@t.camp.1121さんは、子ども用の飲み物ジャグとして使っています。「小さい子でも、片手で蛇口をひねれば簡単にコップに水が注げるところが気に入っている」と教えてくれました。 たしかに、2Lのペットボトルから子どもが自分でドリンクを注ごうとすると、まず重いペットボトルを持ち上げて、さらにコップに狙いをさだめて注ぐとなると結構ハードルが高そうです。 本体はガラスではなく、軽量のPET素材でできていることもポイント。同じく子ども用に使用している@u_t0m0n0さんは、「万が一落としてしまってもガラスではないので怪我の心配が軽減される」と語ってくれました。

ちょい飲み、ちょい足しが楽しくなる「焼酎サーバー」として活用

子ども用ならいざ知らず、大人用としては1.75リットルはちょっと少ない?いえいえ、使い方次第では、大人だけの楽しみ方を満喫できます。 @t.sotoasobiさんは、焼酎サーバーとして愛用中。ウォータージャグスタンドは、4本のペグとヒノキ材を使ってDIYしたものです。 お気に入りの飲み方は、自家製梅干しをいれた焼酎の水割り。スタンドには、ジャグのほかに梅干しを入れた小瓶と、ナッツや乾物が入った小瓶、スノーピークのマグカップを常備して、ちょい飲みを楽しんでいます。 飲み進めるうちに濃さが変わりがちな梅干し入りの焼酎水割りでも、このジャグとサーバーのセットがあれば焼酎のちょい足しも簡単そう。 ジャグを複数個買いそろえて、お気に入りのお酒を入れておけば、自分だけのドリンクバーが完成。このセットは、吞んべえにはたまりません!

飲み物以外の使い道!「手洗いジャグ」

飲み水とは別に水道水を入れて置いておけば、ちょっと手を洗ったりできる洗面所のできあがり。こんな使い方をしているのは、@t.camp.1121さん。 近くに消毒スプレーやハンドソープを用意しておけば、いつも手先を清潔に保っていられます。直径約11.6cm、高さ18.1cmの寸法も大げさじゃなくっていい感じ。

車中泊のシンクにも収まる!「夜の歯磨き用」として便利

バンライファーである@nemuten0514さんは、キャンピングカーのシンクの中に片付けられる大きさで邪魔にならないところがお気に入り。 寝る前に歯磨きをする際も、ジャグに水を汲んでおけば、わざわざ車のバッテリーを使って水道を出さなくてもいいのが高ポイント!

蛇口だけを別アイテムと組み合わせるキャンパーも!

ウォータージャグ購入時は、本体と蛇口が別になっています。この蛇口パーツに目をつけたのが@gdbambooさん。
ソロツーリングキャンパーゆえに、ギアの積載量は気にする部分。「とはいえ、炊事場が遠いキャンプ場の場合は、容量の大きいウォータージャグが欲しい…」。そんな中、思いついたのが、折りたたみ可能な5Lのウォーターバッグに蛇口をつける案だったそう。 ハンギングラックにぶら下げて使うことで、片手で蛇口を開けながら作業ができるシステムをつくっています! 以前使っていたジャバラ式のウォータージャグは蛇口の漏れが気になっていたそうですが、セリアの蛇口は一晩経っても中身が漏れていないとお気に入りです。
ソロキャンパーの@takaaki_o373さんは、4Lのポリタンクと合体! キャップ式のポリタンクは、そのまま使うとなると、片手でタンクを傾けてもう片方の指先を洗うぐらいしかできず、ちょっと不便。キャップから蛇口に替えたことで、両手が空いた状態で水を使えるようになりました。 なお、蛇口のパッキンには耐油性がないので、灯油などの燃料は入れられません。最初は問題なく使えるように思えても、知らないうちに漏れなどが発生する場合があるため、安全面からも使用は控えましょう。

水の出がもう少し良くなれば言うことなし!?

税込110円と、かなりお得感のある「ウォータージャグ」ですが、あえて、もう一歩な部分を挙げるとしたら何があるのでしょう。 愛用者の声に多かったのは、蛇口から出る水の量が少ないこと。「水の出がチョロチョロなので、もっとドバドバ出てくれたほうが作業しやすい」という意見が目立ちました。 商品の性能については、「購入してから2年ほど経っているが問題なく使える!」「購入して1日で蛇口から水が出なくなった...」という相反する声が挙がっていました。 商品によってクオリティのばらつきはありそうですが、ウォータージャグが110円で購入できると思えば、冒険してもいいかもしれません。

次回(9/16)もお楽しみに!

コンパクトなサイズ感と軽量ボディが魅力なセリア「ウォータージャグ」は、子ども用、手洗い用、お酒用、DIYパーツ用とかなり汎用性が高い商品!自分のアイデア次第でまだまだ使いどころはありそう。セリアで見かけた際は、ぜひ、手に入れたいアイテムです。

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