キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜
ダイソーのとんぼブローチの画像

"ジェネリックおにやんま君"と話題…!?ダイソーの「とんぼブローチ」【100均ギア傑作選vol.18】

「キャンプ用品をあれもこれもとそろえていると、いくらお金があっても足りない…」。そんな悩めるキャンパーの心強い味方が均一ショップです。100円、300円だからとあなどることなかれ。大手アウトドアブランドに劣らない、ハイクオリティのアイテムが目白押しです。連載企画「100均ギア傑作選」、第18回は夏キャンプのお助けアイテム、ダイソーの「とんぼブローチ」を紹介します!

夏のキャンプは虫対策必須!

夏のキャンプのお悩みといえば、どこからともなく飛んでくる虫たちの存在。特に蚊やブヨは、周りをブンブン飛び回るだけでなく、ときには攻撃してくることも…。できることなら、簡単になんとかしたいものです。
今回紹介するアイテムのダイソー「とんぼブローチ」は、帽子やカバンなど身の回り品につけるだけで虫が近づきにくくなるアイテムとしてSNSを中心に注目を集めています。 リアルなトンボさながらの見た目は、インパクト大!キャンパーの中では定番の「おにやんま君」のジェネリック的アイテムとして、発売直後から一気に話題が広がりました。実際に使用した人のなかには、色を足したり、パーツを変えたりして、自分好みの活用方法を生み出している人も。 さっそく、Instagramで見つけた愛用者たちに聞いた、とんぼブローチの使い方を紹介していきます!

ほかの虫をビビらす大きなトンボ型のブローチが「ダイソー」で手に入る!

それにしても、トンボ型だとなぜ虫が来なくなるのかからおさらい。 「とんぼブローチ」の大きさは、体長9.5cm。一般的なトンボの体長は5cm前後が多い中、2倍近くもあるビッグサイズです。目はグリーンで、体色は黒をベースに腹の先端にかけて黄色の点々があるデザイン。 おそらく日本最大のトンボ「オニヤンマ」がモチーフであることがうかがえます。
オニヤンマの画像

出典:PIXTA

オニヤンマ
オニヤンマといえば、ガやハエにはじまり、アブやセミ、ときにはスズメバチまで捕食する虫界最強のハンター。ほかの虫から恐れられる存在です。 そんなオニヤンマに似たデザインとカラーのとんぼブローチを身につけておけば、虫が寄り付きにくくなるのもうなずけます。

帽子につけて、登山やキャンプに大活躍!

野外のさまざまなシーンで大活躍しそうなとんぼブローチ。@yokotetsu1031さんは、ザ・ノース・フェイスのホライズンハットの後頭部に付けて山登りを楽しんでいます。 これをつけると「登山中や山頂で虫に襲われにくくなる気がする」と教えてくれました。虫によっては二酸化炭素や涙に含まれるたんぱく質を狙って寄ってくるヤツらもいるようなので、帽子や服の首もとなどにつけておくのは得策かもしれません!
ダイソーのとんぼブローチの画像

出典:Instagram(@yokotetsu1031)

腹の先端の黄色をテープで補強したとんぼブローチ
実物のオニヤンマと比べたときに、しっぽ(腹)の黄色帯が薄く感じたということで、色付けテープで補強も施しています。黄色と黒のコントラストがはっきりして、オニヤンマにぐっと近づいた印象。 あとは目の光沢があれば...と、課題を残しつつも一緒に山へ連れて行っているようです。
@cd_camperさんは、キャンプに行くときに帽子につけて使用しています。比較的シンプルかつブローチの色と被らない帽子につけると、コーディネートのアクセントに!? とはいえ、実際使ってみての感覚は、虫対策になったかどうかよくわからなかったとのこと。もしかすると、行った先に虫がどれだけいるかによっても感じかたは違ってくるのかもしれません。

本体に紐をくくりつけてぶら下げる、ほったらかし作戦もあり!

手作りトンボの画像

出典:Instagram(@ichigo4689)

手作りオニヤンマ
気になるところへぶら下げておけば、ほったらかしで虫から守ってくれる。こんな使い方をしているのは、@ichigo4689さん。 山で大量のブヨに襲われそうになった経験から、黒いストローやクリアファイルでオニヤンマを自作。虫がきてほしくない庭や畑、玄関、勝手口、ベランダ、洗濯干し場の上などにつるして使ったところ、絶大な効果を感じたそう! 特に、庭で飼育しているメダカの鉢は、毎年ユスリカが大量発生して悩みのタネ。ところが上からつるすと、鉢はキレイに保たれ、掃除したときに発見した赤虫(ユスリカ類のボウフラ)はたったの1匹でした。 これは、ダイソーのとんぼブローチにも応用できそう。本体に紐をくくりつけてつるしてみるのも手かも。アウトドアだけでなく、日常生活でも使えるのは魅力的です!

赤を黒へ塗装!個人のセンスが光るリメイク技

ダイソーのとんぼブローチには黒のほかに赤もありますが、黒のほうが人気なようで品薄状態。それを逆手にとったのが@ichigo4689さん。 なんと、赤を黒く色塗りをしてオニヤンマ風にリメイク
羽根だけは塗り替えることができなかったそうで赤のままですが、オニヤンマのトレードマークの緑色の複眼と腹の黄色帯は完全再現! キャンプ場や山、川、玄関、ベランダ、畑、庭、ワンちゃんを見守ってくれているようです。

100円だから大量購入で無敵のキャンプサイトをつくれる!

ダイソーのとんぼブローチの画像

出典:Instagram(@ichigo4689)

赤から黒へリメイクされたとんぼブローチたち
野外でかなりお役立ちな様子のとんぼブローチ。これでお値段が100円となれば、大量購入してもお財布が痛くないのがうれしいところ。 何匹もそろえて設置しておけば、恐怖のスポットとしてほかの虫たちに知れ渡り、寄り付かなくなるかもしれません。無敵のキャンプサイトをつくることも夢じゃない!

思わぬうれしい効果も

オニヤンマの画像

出典:PIXTA

@ichigo4689さんによれば、とんぼブローチを庭にぶら下げていたところ、本物のオニヤンマが遊びに来てくれたそう。これは、虫が特段好きでなくても心が温かくなるエピソードではないでしょうか。 ほか、皮膚が弱い人の虫対策にも有効。使い方は、被服につけたりつるしたりするだけなので、虫除けの薬剤を肌に直接塗ったり吹きかけたりするよりも安心です。

あとは、流通が安定すれば完璧

「今話題のとんぼブローチをゲットしたと思ったら、よく見たらアカトンボ?」と話すのは@dog_hikersさん。どうやらダイソーのとんぼブローチのうち、赤色のほうが入手しやすい模様。 @ichigo4689さんは「最近は、探してもなかなか見つからないので、流通が安定するとよさそう」とコメントをくれました。

次回(8/16)もお楽しみに!

リアルな見た目の「とんぼブローチ」は、キャンプや登山などアウトドアに活躍するだけでなく、ベランダや庭、畑など日常環境からも虫から守ってくれる万能アイテム! 夏の外遊びのおともにぜひ、手に入れてみてください。

100均ギア傑作選

専門店顔負けの本格キャンプ用品がそろう100円ショップ、300円ショップで見つけた、キャンプに使える便利アイテムをショップごとに紹介します。


特集・連載


あわせて読みたい記事