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いぬ部

【#hinataいぬ部】始動。お出かけ不安なワンコのそと遊びデビューをプロがサポート!

2023.04.11ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

「犬とキャンプに行きたいけれど、吠え癖や脱走が気になってなかなか実現できない…」という飼い主さん、いませんか? 特に、中型犬以上は周りの目も気になってなかなか外で遊ばせられない、という人が少なくないようです。そこで、すべてのワンコが楽しめるそと遊びを提案しよう!と発足したのが連載「#hinataいぬ部」。読者参加型で、キャンプに限らない「犬とのアウトドア」を広めます!

先輩キャンパーに聞いた「犬連れキャンプ」のお悩みあるある

Out Tail Dog Camp犬とのキャンプ風景
やっぱり犬連れアウトドアのあこがれといえばキャンプだと思いますが…じつは、結構ハードルが高い! なぜなら、知らない場所、知らない人や犬がいる、獣の匂いがするなど、キャンプ場は犬にとって未知の世界すぎるんです。 そこで、まずは先輩犬連れキャンパーに「犬連れキャンプあるある」をヒアリング。ワンちゃんとのそと遊びを知り尽くす「Out Tail Dog Camp」の松崎暢之さんと、愛玩動物飼養管理士であり、日本犬のブリーダーもしている筆者がお悩みに答えます。 これから犬とのキャンプを考えている人、今も犬連れキャンプをしているけれど困っている人、ぜひ参考にしてみてください。

この2人が答えます!

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Out Tail Dog Camp

松崎暢之さん

全サイトドッグフリー区画サイトのキャンプ場「Out Tail Dog Camp」(千葉県館山市)とドッグギア専門の「Out Tail Dog Outdoor Gear」(同木更津市)オーナー。愛犬・ジョナが3歳で若年性白内障を患ったことをきっかけに、目が見えているうちにたくさんの景色を見せてあげようとキャンプを始める。経験に基づいた犬とのアウトドア生活を豊かにする知識が豊富で、書籍「愛犬と楽しむキャンプ徹底サポートBOOK」も監修。

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hinata編集部

舟橋 愛

乗馬のインストラクター、制作会社などを経て編集ライターとして独立。幼少期からずっと犬と暮らしているが、甲斐犬に魅せられて2020年に房総半島に移住し、本業の傍ら、保存のために甲斐犬のブリーダーをしている。現在、一緒に暮らす犬は7頭。休日は自然の中で遊ぶことが大好きな犬達と共に房総で野山を満喫中。愛玩動物飼養管理士2級、ペット共生住宅管理士。

【お悩み1/鳴き声】周りに迷惑をかけそうで気が気じゃない!

犬が吠えているところイメージ
よその人や犬が通る度に吠えちゃうのは犬にとって当たり前。犬専用のドッグフリーサイトなら犬も自分のテリトリーで比較的安心して過ごせます
hinata読者や筆者の友人に聞いた犬連れキャンプ一番の悩み…。それは何といっても「鳴き声」!
  • 夜、人の気配や声に反応して吠えるので、他の人への迷惑を考えてしまう
  • 人にワンワン吠えてしまうのでうるさくして迷惑になっちゃいそうで連れていけない
  • 誰にでも吠えてしまう(@megumi7159)
…などなど、鳴き声に悩む声が続々と届きました。
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hinata舟橋

吠えるのは、犬にとっては「家族を守ろう」っていう行動だったり、「異変を知らせよう」っていう行動だったりするわけですが…やっぱりキャンプだと周囲に迷惑を掛けそうで気になりますよね。
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松崎

そうですね、犬専用じゃなく、「犬OK」で犬連れじゃない人もいるキャンプ場の場合は特に。キャンプって、静寂を求めてくる人も多いわけですから。なので、一番のおすすめは犬専用キャンプの区画サイト、できればドッグフリーサイトを選ぶことです。他と仕切られていることで犬が「ここが自分の家」と認識しやすいから安心するし、みんな犬連れなら多少吠えてもお互い様ですから。
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hinata舟橋

なるほど、犬の縄張り意識を利用するんですね!普通のキャンプ場なら、テントを設置したあとに暫くサイトの通り側に座って、犬と一緒に前を通る人や犬を眺める時間を設けるのがおすすめです。「ここは色々な人や犬が来る場所」と犬に理解させる。前を通る人や犬への反応がなく大人しくできていたらおやつをあげて、楽しく環境に慣らしてあげてください!

【お悩み2/天候や音】環境によって犬が思い切り楽しめないことが…

ドッグコットで寝る犬
松崎さんの愛犬ジョナ。家でもソファの近くにコットを置いて居場所として教えてあげているから、キャンプでもコットがくつろぎの場になっているそう
続いては、雨の時やキャンプ場周辺の音などによるお悩みです。
  • 水はけの悪いところや、夜露・朝露でドロドロになる。獣除けの発砲音にびびる(@umekorainさん)
  • 雨だと遊ばせられない、トイレに困る
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松崎

雨の日でも気にしないワンちゃんなら、ドッグランなどで遊ばせても全然OKだと思います。また、テントにいる時は、コットを使うと足やおなかがドロドロにならなくていいですよ。コットの上で落ち着けるように普段からソファなどで練習しておくのがおすすめ。あと、車が付けられるサイトなら、サイドカータープで人の居場所、車の中に犬のスペースを作ってあげてもいいですね。
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hinata舟橋

獣の威嚇発砲は、周辺でそういうものがあるかをキャンプ場に事前に聞いておくと安心です。シーズンだと、花火の音なんかもびっくりしちゃうので要確認。不意の大きな音でワンちゃんが逸走してしまうこともめずらしくありません。また、トラウマになるくらい苦手な子もいるので、そういう場所は犬と行くのは避けるのが無難です。

【お悩み3/誤飲・犬や子どもの越境】うちの子悪くないのに…。防ぎきれない外的要因

続いては、自分や犬に非はないんだけど…という、モヤッとするお悩みです。
  • 犬エリアなのによその子どもがサイト内をうろちょろ通って、噛むんじゃないかとヒヤヒヤしました(@kaiken_raitsukiさん)
  • キャンプ場で許可されていないのにノーリードの犬や未係留の犬がいることが…。突然侵入されて、『うちのテリトリーに入るなー!』って我が家の犬(こちらは係留状態)が激オコしてギアの一部を破かれたことがあります(@muniriruさん)
  • 他のキャンパーがこぼしたであろう物を拾い食いするのが嫌ですね
犬とのキャンプ風景

出典:Instagramu(@muniriru)

ノーリードの犬にサイトに侵入されて、ギアを破いてしまったという結ちゃん。テリトリーに他の犬が来れば、やっぱり警戒しちゃいます
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松崎

フリーの犬や子どもの侵入、ヒヤッとしますね。これもドッグフリーの区画サイトなら解決できるんですよね…。僕もキャンプ場でこういった問題や吠えてしまうという問題があって、自分でドッグフリー区画サイトを作ろうと思ったので。
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hinata舟橋

拾い食いや誤飲も怖いですね。@muniriruさんからは、輪ゴム、飴の包み紙、たばこの吸い殻などが落ちているものの代表格だという意見もありました。テント設営の前にまずサイト周辺のごみ拾いからするそうですよ。
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松崎

サイトの撤収時に、後から来る人や犬の事を考えてゴミはちゃんと持ち帰るのは犬連れキャンパーには特に大事なマナーですね。あと、自分の犬がゴミを漁ってしまうこともあると思います。キャンプ場はカラスが来ることも多いので、ゴミ袋は犬が届かない、かといって高すぎない場所で人の目が届くところに結んでおくのがおすすめ!串とか爪楊枝とか、ケガの元になるようなものもあるので犬が取り出せないように工夫しましょう。
犬が落ちた串を加えているところ
匂いの付いた串は犬も興味津々。飲み込まないよう気を付けて!

【お悩み4/脱走】いつの間にかフリーになってる!寿命が縮まる案件

リードを切って脱走する犬
テントの中から脱走、リードを噛み切って脱走…。ワンちゃんの好奇心は止められない!?
これも声の多かった「脱走」です。愛犬が怪我をしたり、よその人や犬に怪我をさせてしまったりするかもしれないと、お出かけ先でかなり焦る事案ですね。
  • テントの隙間からの逃亡。テントのファスナー数センチをむりやり出ていった
  • テントから知らずと出ていってしまった時はどうしようかと思いました。すぐ戻ってきたので無事
  • ポールに繋いでおいたのに、リードを噛み切って脱走していたことがある
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hinata舟橋

気になる匂いがしたり、キャンプ場などでは野生動物などの気配を感じたりすると本能的に追いかけようとしてしまうことも。不安がある子は、安全を第一に考えてテントの中でもケージやサークルに入れておくのがベストです。また、紐のリードはその気になれば噛み切ってしまうので、係留する場合はワイヤーや鎖がおすすめ!
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松崎

自由にさせてあげたい場合はやはりドッグフリーの区画サイトがおすすめ。テントの外にも囲いがあるので安心です。また、うちの場合もそうですが、犬専用キャンプ場だと他のお客様も捕まえるのを手伝ってくれたりするので、それも精神的にかなりラクかと思いますよ。

【お悩み5/留守番】ソロキャンで飼い主がテントを空けたい時はどうする?

最後はソロキャンや多頭飼いのキャンパーさんをメインとした、テントを空ける時のお悩みです。
  • ソロキャンでトイレや売店、シャワー利用時にテントに一人残しておくのが不安
  • 愛犬とのソロキャンで夜中のトイレ問題。テント内に愛犬を置いていく?多頭飼いなので…
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松崎

テントの中やサイトに犬だけを置いていくのは絶対NGですが、ソロキャンプだとそこが難しいところ。同行させられない場合は、テントの中でケージなどに入れて出られない工夫をしてから手早く用事を済ませましょう。
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hinata舟橋

多頭飼いでテントにケージがそんなに入らない…とかなら、車の中でお留守番してもらうのが安心。ケージで移動している子はケージで、車内に犬用スペースを作っているならその場所に。いつもと同じ環境にしてあげれば犬も落ち着きます。ただし、車内温度が上がる季節や時間帯は木陰に置く、窓を少し開けておく、大きな保冷剤を一緒に置いてあげるなど、くれぐれも熱中症に気を付けて!
犬をケージに入れているイメージ
ソロキャンではテントを離れる時、ケージに入れて。車が付けられるサイトなら、車の中にケージを入れた方が自分の家の匂いがしてより安心します
車の中でお留守番する犬のイメージ
@jasmine_lupinさんの愛犬ジャスミンちゃん(奥)と@lea.ribenaさんの愛犬レアちゃんはシートに敷いたクッション+リードで移動。こんなふうに普段から慣らしておけば外出先でのお留守番も安心!

他にもある!犬連れキャンプで気を付けたいあれこれ

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松崎

キャンプ場で他のワンちゃんとすれ違ったり、併設のドッグランで遊んだりする中で、吠えたり喧嘩になる時もあると思います。そんな時、とにかく飼い主が制止できるかどうかというのはとても大切。声で「ダメだよ」だけじゃなく、ちゃんと犬同士を離して対処してください。
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hinata舟橋

一瞬で大怪我になることもありますからね。また、キャンプ場のドッグランで遊ばせるとき、いきなりフリーにせずにまずはリードを付けた状態でご挨拶させるのも大事。危なさそうと思ったら無理に遊ばせずにお散歩に切り替えるのも飼い主さんの判断として大切です。
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松崎

あとは、チェックインもできれば早めがおすすめです。明るいうちに入って、犬に環境に慣れさせてあげるとその後がスムーズ。キャンプ場周辺で遊びたい、立ち寄りたい!という気持ちももちろんあると思うのですが、翌日の午前中、早めにチェックアウトして遊びに行くというスケジュールに切り替えると人も犬も余裕が出ますよ。
犬同士を挨拶させているところ
初対面のワンちゃんとはまずリードを付けてご挨拶。喧嘩になったら、飼い主がきちんと制止しよう
Out Tail Dog Camp上から見たところ
早めにチェックインすれば、キャンプ場周辺をお散歩したり、犬とドッグランで遊んだりと人間もゆっくり過ごせる
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hinata舟橋

最後に、犬も人もキャンプやアウトドアを楽しむ心構えって何でしょうか?
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松崎

キャンプにプラスして、フリスビーや水遊びなど、ワンちゃんも楽しめる共通のアクティビティを取り入れるといいですね。あとは、今年初めて犬とのキャンプにチャレンジする人こそ、ドッグフリーの区画サイトでデビューしてみてください。犬連れキャンプで困るほとんどのお悩みがカバーされる上、ワンちゃんをフリーにしておいてテントの設営ができるから、キャンプ初心者にも安心です。
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hinata舟橋

ワンちゃんとのキャンプは予想外の連続。まずはドッグフリーの区画サイトで慣れてから、愛犬に合わせたアレンジをしていけばよりキャンプやアウトドアが楽しめそうですね!
Out Tail Dog Campの全景

出典:Out Tail Dog Camp

松崎さんが愛犬も楽しめるようにと作ったOut Tail Dog Camp館山。山の斜面を利用し、高低差で犬も人も目が合わないようになっているため、プライベート感を確保。犬も区画の中で自由に遊べてストレスフリー!

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「#hinataいぬ部」では、基本的にに月2回、「みんなでつくる犬との外遊びガイド」をコンセプトに、犬とのそと遊びに関する情報を更新予定。 おすすめギアやお出かけスポットなどの情報、犬とのお出かけでこんなことが知りたい!ということがあればぜひInstagramで「#hinataいぬ部」のハッシュタグを付けて投稿お願いします。情報と共に愛犬の写真を投稿してくれたら、記事で紹介させてもらうかも!? Instagram(@hinata_outdoor)と#hinataいぬ部もぜひフォローよろしくお願いします!

今回紹介したアイテム

商品画像KingCamp犬用 ペットベッド愛犬と楽しむキャンプ 徹底サポートBOOK
商品名KingCamp犬用 ペットベッド愛犬と楽しむキャンプ 徹底サポートBOOK
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