ペレットストーブのおすすめを紹介!キャンプにぴったりの暖房器具!
キャンプでも使えおしゃれでエコな暖房器具として有名なペレットストーブですが、どのような特徴があるのでしょうか。今回の記事では、ペレットストーブの特徴やメリット・デメリット、基本的な使い方を解説していきます。機種選びで後悔しないために注意点やおすすめを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください
ペレットストーブとは?薪ストーブとの違い
「ペレットストーブ」と言われても薪ストーブとの違いにピンとこない人もいるのではないでしょうか。ここでは、ペレットストーブの特徴や薪ストーブとの違いを解説していきます。
「木質ペレット」が燃料のストーブ
ペレットストーブは薪ストーブとは違い、「木質ペレット」を燃料として使用するストーブです。木質ペレットとは、乾燥して細かくした木材を、圧力をかけて成形した燃料のこと。
着火性に優れ、化石燃料に比べて二酸化炭素の排出量も少ないため、環境に良い燃料として知られています。
キャンプへ持って行けるタイプも
ペレットストーブは電力で点火するタイプや、自動で燃料を供給してくれるタイプなどさまざまな製品があります。また、電源不要なタイプや折りたたみ式といった、屋外で使用しやすいモデルもあり、キャンプでの暖房器具としても最適。注目を浴びています。
小型のウッドストーブでも木質ペレットが使える
「ペレットストーブ」と名前の付くものでなくても木質ペレットを燃料にできる場合があります。薪と木質ペレットを兼用できるストーブもあれば、小枝や落ち葉を燃料にする「ウッドストーブ」で使用できるモデルも存在します。
たとえばアメリカの人気メーカー「ソロストーブ」のウッドストーブ。小型で木質ペレットの使用も可能なため、ソロキャンプでも使用することができます。
ペレットストーブのメリット&デメリット
ペレットストーブにはどのような魅力があるのでしょうか。ここではペレットストーブのメリット、そして知っておきたいデメリットも紹介します。
ペレットストーブのメリット
【ペレットストーブのメリット】
- 環境にやさしい
- 煙突不要
- においが少ない
- 料理を作れる
- 自宅に設置すれば補助金がもらえる自治体も
ペレットストーブは化石燃料ではなく
間伐材やおが屑などを使用した燃料なので環境にやさしい点が特筆すべきメリット。煙が少ないため、排煙などを設置すれば大掛かりな煙突は必要なく、においも気になりません。
また、自治体によっては自宅にペレットストーブを設置することで
補助金をもらえる場合も。地域により条件は異なりますが、お得に設置することができます。ぜひ事例を参考にしてみてください。
ペレットストーブのデメリット
【ペレットストーブのデメリット】
- 近隣への配慮は必須
- 燃料費は化石燃料より高い
- 自宅設置の初期費用が高い
- 定期的なメンテナンスが必要
煙の少ないペレットストーブとはいえ、自宅に設置する場合は
近隣への煙の配慮が必要。また、薪ストーブや石油ストーブに比べ運転中の音がうるさいモデルもあるため、場合によっては
騒音対策も必要です。
また、燃料費は薪ストーブよりも安価なものの、
石油や灯油と比べると高価。長時間使用する場合は燃料費が気になるかもしれません。
また、自宅に設置をする場合はストーブ本体だけでなく配管の設置も必要となるため一定の初期費用がかかります。屋内用は本体価格が20~100万円前後、取り付けに10~40万円前後と、エアコンなどの暖房器具と比べると格段に高価。補助金などはしっかりとチェックしてお得に取り付けましょう。
また、定期的なメンテナンスも必須。灰受けや燃焼皿、ガラス窓は週に一度清掃が必要です。また、見逃しがちな熱交換部や燃料タンクも定期的に清掃を。排煙筒は使うほどに劣化するため点検が必要。
さらに湿気た木質ペレットを使用すると燃焼効率が下がるため、木質ペレットも適切に保管することが大切です。
何かとお金がかかるし手がかかる…という印象を受けるかもしれませんが、体の芯まで温まり、癒し効果も抜群のペレットストーブと過ごす時間は至福。メンテナンスに手間をかけてあげることもまた楽しみの一つなのかもしれません。
ペレットストーブの基本的な使い方
ここでは、
ペレットストーブの基本的な使い方を紹介します。以下の手順通りに進めていけば問題ありません。
ペレットストーブの使い方
- 本体にある燃料タンクに木質ペレットを入れる
- 燃焼ポットに灰が溜まっている場合は除去する
- スイッチを入れて、着火ヒーターを熱する
- 木質ペレットに火がつき始めたら、無色透明の煙が出てくる
- 使い終わったらスイッチをオフにする
スイッチを入れれば、給排気のファンと熱量供給のスクリューが回り始めるのでチェックしておきましょう。スイッチをオフにしても、20分〜30分は給排気のファンは回り続けます。
種類によっては
ファンの回る音がうるさい場合もあるので、選ぶ際には注意しましょう。
ペレットストーブ選び・設置の3つのポイント
念願のペレットストーブを購入した後に、「思っていたのと違った」と後悔してしまう人は少なくありません。ここでは、ペレットストーブで後悔・失敗しないために注意すべきポイントをまとめていきます。
運転音をチェック!うるさい場合も
電源を使用するタイプのペレットストーブは、運転音がうるさい場合があります。温風を強くすることで音がうるさくなることもあるので、注意が必要です。
ほかにも、木質ペレットの自動投入機能がついたストーブの場合、投入するたびに音が鳴ります。音に敏感な人だと「音がわずらわしい」と感じるケースも多いので、口コミなどを確認してから購入するかを検討すると良いでしょう。
設置場所の環境を整える
自宅にペレットストーブを設置する場合、家の気密性や断熱性が高いかをチェックしておきましょう。
気密性や断熱性が低い家でペレットストーブを使用した場合、外の冷たい空気が部屋の中に入り、暖かい空気が一気に冷えてしまいます。部屋の中を暖かい状態に保つためにも、高気密・高断熱の部屋に設置するようにしましょう。
安全対策を行った上で設置をする
ペレットストーブを利用する場合、本体や排気口は高熱になります。あやまって触ってしまうと火傷の危険性もあるので、しっかりと安全対策を行った上で設置をしていきましょう。
対策方法として、ペレットストーブの周りに安全柵をつける方法があります。またキャンプ場で使用する際は、子どもが触らないように常に近くで大人が見守るようにしましょう。
キャンプにおすすめなペレットストーブ6選
ペレットストーブは外に持ち運んでキャンプでも使用できるモデルもあります。ここからはキャンプで使える小型ペレットストーブを紹介します!
本体は
電子レンジほどのサイズ感で持ち運びしやすく、肉や魚、ピザやトーストなどを焼ける
グリルも搭載。上部で調理や湯沸かしもでき、寒い時期のキャンプがより一層楽しくなるアイテムです。
【基本情報】
- サイズ:58×36×(h)143cm(煙管4本設置の場合)
- 収納サイズ:55.5×28.5×40.5cm
- 重さ:16.6kg
- 耐荷重:200kg
わずか5分で組み立てできる、ソロキャンプにも最適なペレットストーブです。屋外で2mほど離れて使用していても、下半身からゆっくりと暖めてくれます。天板の上にはフライパンや鍋が置けるので、
料理をつくることも可能です。
【基本情報】
- サイズ:約20.3×55×285cm
- 収納サイズ:約20×55×37cm
- 重さ: 約9.1kg
二次燃焼を可能にした送風ファンが内蔵され
、20,000BTUの高出力に対応したペレットストーブです。
内蔵バッテリーへのUSB充電もでき、使い勝手の良いストーブ。別売りのヒーターアクセサリーを取り付ければ、暖をとりながら簡単な料理をつくることも可能です。
【基本情報】
- サイズ:36.5×30.1×30.1cm
- 重さ: 約4.1kg
クラファンで生まれた
、600gの燃料で約45分燃え続けるコンパクトなペレットストーブ。水皿や収納バッグはダイソー商品がシンデレラフィットするというのもおもしろいポイント。赤く美しい炎を生み出します。
【基本情報】
- サイズ:13×13×(h)40cm
- 収納サイズ:13×13×18cm
- 重さ:2kg
木質ペレットを燃料として使えるタイプのウッドストーブ。ソロ〜デュオで使いやすい大きさで、
950mlの水を6分程度で沸騰させることが可能です。二次燃焼の力で燃料を燃やし尽くすので後片付けも簡単。
【基本情報】
- サイズ:直径13×20cm
- 収納サイズ:13×13×(h)14cm
- 重さ:467g
自宅用のペレットストーブおすすめ5選
ペレットストーブを自宅に設置して、家の中におしゃれな空間を作りたいという人は少なくありません。ここでは、自宅用のペレットストーブを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
無電源で家の外にも設置できるペレットストーブです。二次燃焼システムを採用しているので、煙が出ず、臭いの心配もありません。
キャスター付きで移動が簡単にできるので、屋内外好きな場所に設置できます。
【基本情報】
- サイズ:約54.6×52×211.8cm
- 重さ: 約90kg
美しい装飾で
薪ストーブをイメージさせるペレットストーブになります。鋳鉄ならではの重厚感があり、オプションで煙突を設置することも可能です。安全装置として、
「点火安全装置」や「燃焼制御装置」などが備えられているので、家の中でも安心して使用できます。
【基本情報】
- サイズ:約274.8×79.1×67.9cm
- 重さ: 約170kg
コストパフォーマンスに優れたペレットストーブです。シンプルなセラミック外装が特徴的で、イタリアならではのハイセンスなデザインを採用しています。
タイマー機能も内蔵されており、利用したいタイミングで自由に着火することも可能です。
【基本情報】
- サイズ:約46×49×99cm
- 重さ: 約130kg
木質ペレットだけでなく、
薪も兼用できるストーブです。二次燃焼機能が搭載されており、きれいな排気を実現しています。天板温度は約300℃となっており、鍋料理をつくることも可能です。
【基本情報】
- サイズ:約45×40×78cm
- 重さ: 約86kg
デザインがおしゃれで、イタリアンストーブメーカーでも有名なMCZ社が作ったペレットストーブです。点火から火力調整、消火までを操作パネルにあるスイッチ1つで簡単にできます。
7つの安全装置が搭載されており、災害時に起こる二次被害を防ぐことも可能です。
【基本情報】
- サイズ:約52×53×105.7cm
- 重さ: 約135kg
お気に入りのペレットストーブを見つけよう!
ペレットストーブは木質ペレットを使用した、環境に優しいストーブ。薪ストーブよりも煙や匂いも出にくく、小型のペレットストーブを選べば外に持ち出すことも可能です。
寒い冬を乗り越える際に役立つアイテムでもあるので、冬キャンプを最大限楽しみたい場合はぜひ利用を検討してみてください。