【今日のキャンプ用語辞典】今さら聞けないテントの「シングルウォール/ダブルウォール」とは?
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テントの結露対策!結露させない方法・結露したときの対処法を紹介!
2024.02.13ノウハウ
朝起きると結露でテントがびしょ濡れ!そんな経験はありませんか?冬のキャンプに多い結露ですが、発生の条件が揃えば冬以外でも結露は起きます。テントが結露しても慌てることのないように、結露について知っておきましょう。この記事では結露の原因や対策、結露したときの対処法を紹介します。
制作者
川瀬アヤ
キャンプ歴5年。3人の息子や友人とのオートキャンプがメインです。愛車のJEEPで向かう近場キャンプも、フェリーで向かう離島キャンプも最高!カップラーメンとネトフリで過ごす、脱力系スタイルがお気に入りです。相棒はスノーピークの焚火台Mと、ナンガのオーロラライト450DX。長く使うほど味が出る、武骨で丈夫なギアが大好き。ビンテージも気になります。昆虫採集を楽しめるキャンプ場や楽器演奏OKのキャンプ場を日々開拓中!
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もくじ
テントの結露はなぜ起こる?
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おもに冬など気温の低い時期に起こる結露。結露による水分を放置するとテントがカビてしまったり、冬場は結露がそのまま凍ってしまったり…。結露はテントにとってダメージを与える原因になります。それでは結露とは一体どういうときに起こるのでしょうか?
温度差
テントに付く結露は、テント内の水蒸気がテントの表面で冷やされて水になったものです。テントの中と外の温度差が10℃ほどになると結露が発生し、その温度差が大きくなればなるほどたくさんの水滴が付くようになります。
湿度
また、結露の発生にはテントの中の湿度も大きく関係しています。人の汗や呼吸から排出される水分や、キャンプサイトの地面からくる湿気がテントの中に溜まり、その水蒸気が冷やされて結露となります。テント内の湿度が高ければ高いほど、テント内外の温度差が少なくても結露が発生しやすくなります。
素材
結露は一方の冷気がもう一方に伝わることによって、温かい側の水蒸気が急速に冷やされて発生します。冷気が伝わりやすい、つまり熱伝導率の高い素材は結露しやすいのです。また、素材そのものに吸水性があると表面の水滴を吸い取るため結露は起こりにくくなります。
結露対策しやすい場所は?
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水辺より林間
結露の原因には湿気が大きく関係することから、湖畔など湿気の多いサイトでは結露が起きやすくなります。結露を少しでも減らすには、水辺から離れたサイトや朝陽のよく当たるサイトを選ぶのがおすすめです。
電源サイト
結露にはサーキュレーターなどの電化製品を使って対策することが効果的です。電化製品を使う際にモバイルバッテリーを使用することもできますが、電化製品によってはパワーが不足したり、季節によってはバッテリーの消耗が早かったりと心配もあります。可能であれば電源サイトを使用するのがおすすめです。
結露させない方法
換気
結露を防ぐには、内外の温度差を小さくすることと湿気をテントの中にため込まないことが大切です。定期的な換気を行う際にはサーキュレーターを使って空気の流れを作ってあげるといいですよ。
新聞紙
テントのフロアや玄関、ギアの下などに新聞紙を敷いておき、結露する前に湿気を吸わせてしまうのもおすすめです。また、結露してしまった場合には新聞紙を揉んで柔らかくすればテントの拭き取りにも便利。補助的な方法にはなりますが、朝刊1日分だけでも荷物に忍ばせておくとなにかと便利です。
除湿剤
除湿剤で湿気を吸い取るのもおすすめ。置き型の除湿剤や、つり下げ式の除湿剤をテントにいくつか置いておくと、どんどん湿気を吸ってくれます。
除湿機
結露しにくいテントはある?
ダブルウォールテント
シングルウォールテントは内外の温度差に加え、気密性の高さから結露が起きやすくなります。しかしダブルウォールテントならフライシートとインナーテントの間に空間ができることで温度差を緩和することができ、結露ができたとしてもフライシートの内側に発生するため、インナーテントの中までは濡れにくくなります。
TC素材
TC(ポリコットン)素材は熱を伝えにくいため、テント外の冷気を内側へ伝えづらく結露の発生を軽減させることができます。また、吸水性に優れているので水滴になりにくいのもポイント。しかし吸水するぶん生地が重くなることと、乾かすのが大変というデメリットもあるため、水分をこまめに拭き取ってあげることは大切です。
ベンチレーション付き
テント内にこもった湿気を外に出したり、テント内外の温度差を小さくするためには換気が必要です。ベンチレーション(換気窓)付きのテントなら換気を効率よく行うことができ、温度や湿度を調整することで結露を防ぐことができます。
ダブルウォール・TC素材・ベンチレーション付きのテントを紹介!
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結露してしまったら
まずはやわらかい速乾タオルや雑巾、新聞紙でよく拭き取りましょう。生地を傷めないためにもゴシゴシ拭き取らずに、面を当てて水分を吸わせるようにしながら拭いていきます。その後、サーキュレーターで風を通しながらよく乾かすのもポイント。晴れた日であれば早めにテントを分解し、裏返しにして乾かすのもいいですよ。
シングルウォールでもやれることはある!
シングルウォールのテントは結露しやすいとお伝えしましたが、結露の原因をできるだけ取り除けばシングルウォールでも結露を抑えることは可能です!テントの上にタープを張り、テントと外気の間に空気の層をつくることでテントへ冷たい空気が伝わるのを防ぐ方法です。この際タープはしっかり張って、テントとの間に空気を含ませるのがポイントです。
結露対策をして楽しい時間を過ごそう!
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特に気温が低い時期の悩みごとである結露。朝起きてテントがびっしょりだと一日のスケジュールにも支障が出てしまいますよね。結露の対応に時間を取られないためにも、しっかりと結露対策をして楽しいキャンプの時間を過ごしましょう!
今回紹介したアイテム
商品画像 | ||||||
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商品名 | アイリスオーヤマ サーキュレーター | オカモト 水とりぞうさん | Hysure 除湿機 Q1 | DOD カマボコテントソロTC | テンマクデザイン パンダTC+ | TOMOUNT ワンポールテント 1.7m |
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