みなとみらいの夜景を見ながら親子でアジ釣り!「のべ竿アジング」のススメ【サイトウ家の身近アウトドア】
2022.05.02ノウハウ
職業「初心者を釣り好きにする人」という釣りコーディネーター、サイトウリュウヤ氏が、アウトドアライフとその血を受け継ぐ長男・次男の成長について紹介する連載「サイトウ家の身近アウトドア」。四季折々の釣りやキャンプはもちろん、自然に恵まれた埼玉・飯能での子育てについて語ります。今回のテーマはアジをルアーで釣る「アジング」。仕事終わりの平日夜にサクッと行ける「アーバンフィッシング」に挑戦してみませんか?
制作者
サイトウリュウヤ
釣り堀カフェキャッチ&イートのディレクター。アウトドア誌GOOUTの釣りコーナー「GOOUT釣り部」によく出てる人。アウトドアブランド「ネイタルデザイン」が運営するNATAL DESIGN XPERIEの釣りの先生。お仕事は、日々、釣り初心者の方を「釣り人」にすること。釣り好き、と言うか釣り道具好き。カッコいいと思う道具でスタイルのある釣りをすることがテーマ。「いっぱい釣る」よりも海、川、湖で「楽しく釣る」を重視。埼玉県飯能市在住。2児の父。
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気軽にふらっと行ける「アジング」がテーマ
どうもみなさまこんにちは!
だいぶ暖かくなり、世の中はゴールデンウィークですね。
サイトウ家はというと、大型連休はお父さんのお仕事がMAXで忙しい「父不在週間」なのが基本となっています。
まあそれはそれで、子供たちはのびのびと外遊びをしてくれているので、何の心配もないですが、奥さまにはご迷惑が掛かっているのも事実。
「嫁よ、子供たちを頼む。」
と強気に書いては見たものの、本心では、ごめんね。。。って気持ちで一杯だったりもします。
そんな第3回の今回のテーマは「アジング」。 ただのアジングではなくそこはサイトウ家らしく「お手軽」を頭につけていきたいと思います。
▼前回の記事はこちら
アジをルアーで釣る、それがアジング
「初心者向き」ではあるものの、「めちゃ簡単」なわけではない
アジングの道具
一般的に、アジングというのはアジをルアーで釣ることを言います。
ライトなルアーロッドに、小型のスピニングリール、そして極細の釣り糸に極小のジグヘッド(オモリのついた針)に小型ワームというのが、基本の釣り道具となります。
「初心者にも人気!お手軽簡単!!!」と釣り業界ではそんな位置づけな釣りですが、正直、実はそんなに簡単でもなく、なかなか奥深い釣りだったりもするんです。 少しでも風が吹けば、軽いものを投げて釣るというのはなかなかの困難です。
飛ばないわ、糸は絡まるわ、結構なトラブルに見舞われ、気が付けば釣りが嫌いになっちゃう。。なんてことも結構あるみたいです。
現に、僕のところに相談してくる方々も、かなりの数こんな質問があります。
「アジング、、、、釣れません、、、。」
簡単だと思って始めたのになかなか釣れないとなると結構ダメージ大きいですよね。 という訳で、まず、関東圏の港湾部でアジングという釣りを成立させるために大切な3点を書かせていただきます。
アジングの鉄則3か条
1.アジは回遊魚。いつでも同じ場所にいるわけではない。
※コレ、重要です。1か所にとどまらず、アジ探ししてみてください。 いる場所を見つけないと始まりませんので。魚が居なきゃ釣れません!
2.糸が太すぎると軽いジグヘッドが使えない。重いジグヘッドだとそもそも釣れない。
※ここ最近減ってきましたが、関東圏の釣具店のアジングコーナーに置いてあるジグヘッドはなぜか基本重めです。 関東圏、特に東京湾でよく使うジグヘッドの重さは0.6g~1gです。
ちなみにラインはエステルの0.25号にリーダーでフロロカーボンの3ポンドというのがマスト。 重すぎるジグヘッドと太すぎるラインはご法度です。
3.そもそも遠くに飛ばそうとしない。アジは意外とすぐそこにいる。
※よく見かけるのが、ちからめったら遠くに飛ばそうとしている人です。
が、実はアジは足元にいたりします。
遠くに投げる前に近場を丁寧に。をテーマで釣りしてみてください。
そして、この3つを忠実に守れば、実はアジングはリールのついてない竿でも出来ちゃうんです。
それが今回ご紹介する「のべ竿アジング」です。
息子たちと横浜・みなとみらいにアジングへ
舞台はみなとみらい駅すぐそば
今年もそろそろ釣れるかな?という感じで、家族でアーバンフィッシングしてきました。
大都会YOKOHAMAでアーバンのべ竿アジングです。
さあ、去年は超釣れたんですが、今年は釣れるんでしょうかね??
みなとみらい線みなとみらい駅から徒歩5分ほど。パシフィコ横浜裏手の桟橋にやってきました。
この場所、実は釣りが出来ちゃう場所。
が、事故防止などの点から、特殊なルールがあります。
▲コチラ。
投げ釣り(ルアー含)が禁止なんです。
そこで登場するのが、リールを使用しないのべ竿なのです。
ちなみに管理者の方に電話で問い合わせてみましたが、のべ竿で釣りをするのはOKとの返答いただきましたので、これで晴れて堂々とアジングできちゃいます。
肝心の釣果はいかに!?
▲そして、コチラ。
この写真は去年の今頃の写真ですが、家族4人で60匹ほど釣れました。
が、今年はというと、、、、、。
なんとか長男のタイガがちびタチウオを。
本命のアジは弟のゼンが。
…とちょっとまだ早かったかなぁって感じで、釣れた魚は2匹と少なかったですがそれでも家族で楽しい時間を過ごすことが出来ました。
では、具体的にのべ竿アジングって何が必要なの??というのを書いてみます。
アジングの基本装備と仕掛けの作り方
のべ竿アジングの道具一式
- 3.6m前後の軽いのべ竿 ※Go-Phish/Slow Time I’m happyを使っています。(唯一のこの釣り専用ロッド)
- ジグヘッド ※オーナーばり/豆アジ弾丸(0.4g、0.6g、0.8g)
- 道糸(フロロカーボンライン) ※サンライン/FCスナイパーBMS(2lb)
- ワーム ※タケダクラフト/アジのエサ(1.5in数色)
誰でも作れる基本の仕掛け
仕掛けは簡単。
道糸の先端にチチワを作り、竿と同じ長さで切ります。
そして、先端にジグヘッドを結び、ワームを刺す。
注:ワームはまっすぐに。曲がってると釣れません。ワームのゆがみは心のゆがみ。
そこに便利アイテムのこちら。
オーナーばり/ベスト回転仕掛巻
もともとはアユ釣り用の仕掛け巻として売られていますが、ジグヘッドをつけたまま収納できるので超便利です。
ワームもジグヘッドも小型ケースに収納。
道糸も予備の使う分を小さなボビンに巻き替えて、こんな感じです。
なんてコンパクトなんでしょう???
そして、最近よくやっているのが、アウトドアエプロンを釣り用のバッグとして使うスタイル。
これ、非常に便利です。 服も汚れないし、一石二鳥!!
という訳で、ここ最近の僕のべ竿アジングスタイルはこんな感じにまとまってます。
ネイタルデザインの「ホルターエプロン」に、ハサミやアジばさみ、プライヤーなどをセットして、必要小物と竿をポッケに入れて、完全手ぶらなお気軽スタイル。
都会の風景にいい感じに溶け込めてるんじゃないかと自分では思っています。
という訳で、これからアジングシーズン本番。
皆様もご家族でお気軽アジングチャレンジしてみてはいかがでしょうか??? 道具がのべ竿になるだけで、お父さんの釣り時間急増しますので!!
では、本日はこの辺で。
サイトウ家の身近アウトドア
職業「初心者を釣り好きにする人」という釣りコーディネーター、サイトウリュウヤ氏が、アウトドアライフとその血を受け継ぐ長男・次男の成長について紹介する連載「サイトウ家の身近アウトドア」。四季折々の釣りやキャンプはもちろん、自然に恵まれた埼玉・飯能での子育てについて語ります!