子どもとキャンプ場で100均アートに挑戦!親子で楽しむオリジナルランタン作り〜チャレンジ編〜
2021.11.29ノウハウ
100均や自宅にあるもので材料が揃い、手順も紙に絵を描き瓶に入れるだけと、とっても簡単なオリジナルランタン作り。レクチャーいただいたのは、大型フェスのオブジェ製作や、お祭りの総合演出などで知られるアーティスト、majioさんです。さっそく子どもたちと材料選びから、キャンプ場でのオリジナルランタンを作りに挑戦しました。
制作者
hinata編集部 朝倉奈緒
ファッション誌の広告営業、音楽業界であれこれと経験し、出産を機にフリーランスへ転身。フェス取材や夫が出演するキャンプインフェスへの同行を重ねてキャンプの経験値を上げ、hinata編集部へ。気づけば夫婦でのキャンプ歴12年目。主にファミリー、料理系の記事を担当。
もっと見る
“ねぶた”のアイデアを応用したオリジナルランタン
アーティスト
majio(マジオ)
これまで、サマーソニックなど大型フェスへのオブジェ提供、青森むつ市・地域のお祭り「ミナカダ祭」の演出・プロデュース、都市型水族館『カワスイ』のウォールアート、都内の新設保育園の全アートワークなど担当。クラブやカフェ、イベント会場から、地域や公共施設まで、幅広い場所で注目を集めるアーティスト。 ドローイングをベースに、ライブペイント、版画、映像作品、デザイン、演出など、その表現方法は多岐にわたる。
材料や画材選びからスタート
100均でピッタリなものを探そう
制作活動は、画材などの材料選びも大切。キャンプの前に、子どもたちと某100円均一ショップへ買い物に行きました。まずは、容器を探します。
さすが、大きさも種類も豊富で迷います。ガラスの瓶より軽くて扱いやすい、プラスチック容器を発見。
こちらも大きさがふたつあり、先に選んでいたLEDランタンクリスタルを試しに入れてみました。写真のものより、一回り小さいサイズがシンデレラフィットしたので、そちらに決定。
画材も自分で選ぶから楽しい
絵の具やクレヨン、色えんぴつ、水性・油性のカラーペンと、画材屋さん顔負けの品ぞろえ。子どもたちも「これよさそう」「でも、こっちもいいかも」と真剣に選びます。
majioさんからは、水性のカラーペンを推薦されていたので、10色入りのものを選びました。あとは、半紙(清書用)を購入して買い出し完了です。
お家で試作大会
子どもたちが、お家で「試しに作ってみたい!」と意気込みを見せてくれたので、試作することに。いつもはテレビを見たがりますが、材料を一緒に買いに行ったことで制作のモチベーションが上がったようです。
テーマは「うみのなか」。夏休みに海辺でキャンプしたときのことを思い出しながら、海の生き物を描きました。
中学生のお兄ちゃんは、さすがの画力。くじらをベースに、さらさらと海中のイメージを紙に展開していきます。
1枚仕上げたあと、2枚目、3名目…とものすごい勢い。会話もほどほどに、果物や模様、お花など、それぞれ好きなものをシリーズ化して描いていきました。
ダイソーのイラストマーカーが優秀!
100均で買った水性のカラーペンに加えて、自宅にあったものも使用。
・左側の黒4本…ダイソーの『FLUENTLY』というイラストマーカー。速乾性があり、柔らかな発色で、絵の具を使ったような仕上がりに。2本で100円。
・右側の白5本…フライングタイガーの『DIYコットントートバッグ』に入っていた油性のカラーペン。発色が良く、ビビッドな仕上がりに。コットントートバッグとセットで300円。
※テーブルに色移りする可能性が高いので、半紙の下に厚手の紙を敷くことをおすすめします。
お部屋でも素敵なインテリアに
絵が描き終わったら、半紙を容器に詰めてライトを灯してみました。絵がパッと浮かび上がり、なかなか良い雰囲気です。子どもたちからも、「わぁ、きれい!」と歓声が。
キャンプ場で実践
キャンプ当日。いよいよキャンプ場で実践します。制作活動の前に、まずは腹ごしらえから。お昼は簡単なものでさっと済ませ、明るいうちに作業をはじめられるよう段取ります。
青空の下での制作
お家とも学校の教室とも違う野外でやるお絵かきは、なんだか新鮮。目の前に見える木々や花、空の絵を描くのもいいですね。
半紙は風に飛びやすいので、押さえが必要。水性のペンでも、下のテーブルに色移りしてしまいましたが、アルコール配合のウェットティッシュですぐに落ちました。
オリジナルランタン完成!
外でも黙々と絵を描き上げ、各々の気持ちを込めた作品が完成。前に作ったランタンも持ってきました。テーブルライトやテントの目印、たくさん作ってテントの周りにデコレーションしてもかわいい。
いつもと違う環境での制作活動は楽しかったよう。達成感もあり、ご満悦の様子です。暗くなるのが楽しみ。
11月の中旬、16時をすぎるとキャンプ場は徐々に暗くなってきました。森の中にランタンを並べ、ライトを灯すと…。真っ暗な闇の中で色とりどりの絵が浮かび上がり、とってもロマンチック。
majioさんレビュー
みんなで作ったオリジナルランタン。写真を送り、majioさんにもコメントいただきました。
キャンプの思い出作りに
自然の中で、解放された子どもたちの感性を、作品に残せたらいいな、とチャレンジしたオリジナルランタン作り。材料の買い出しから制作、明かりを灯すところまでを一緒に取り組むことで、楽しさが倍増しました。
作品にキャンプ場の名前と日付を入れて、キャンプの思い出とともにひとつずつ増やしていくのも楽しいですね。自由な発想で、ぜひ作ってみてください。