キャンプ場で子どもと100均アートに挑戦!親子で楽しむオリジナルランタン作り〜レクチャー編〜
2021.11.25ノウハウ
キャンプ場で、子どもたちと何をして遊びますか?定番のフライングディスクやバドミントン、近くの森へ探検もいいけれど。たまには自然の中で解放された子どもたちの感性を作品に残す、創作活動をしてみては?開放感抜群の環境で取り組むアート体験は、日常では生み出せない作品が誕生することも。今回大型フェスのオブジェ製作やお祭りの総合演出など、多彩な才能を発揮するアーティスト、majioさんに監修いただき、100均で叶うオリジナルランタン作りに挑戦しました!
制作者
hinata編集部 朝倉奈緒
ファッション誌の広告営業、音楽業界であれこれと経験し、出産を機にフリーランスへ転身。フェス取材や夫が出演するキャンプインフェスへの同行を重ねてキャンプの経験値を上げ、hinata編集部へ。気づけば夫婦でのキャンプ歴12年目。主にファミリー、料理系の記事を担当。
もっと見る
アーティスト、majioさん直伝!オリジナルランタン
キャンプ場に到着早々、テント設営から夕食準備、焚き火をしていたらあっという間に初日が終わる…なんてことも多々。せっかくキャンプ場に来ているのだから、大人がくつろぐ時間もほどほどに、何か思い出に残る作品を子どもたちと作るのもいい。ということで、アーティストのmajioさんに、キャンプ場で子どもと楽しめる創作アイデアを依頼。オリジナルランタン作りを考案いただきました。
majio(マジオ)
これまで、サマーソニックなど大型フェスへのオブジェ提供、青森むつ市・地域のお祭り「ミナカダ祭」の演出・プロデュース、都市型水族館『カワスイ』のウォールアート、都内の新設保育園の全アートワークなど担当。クラブやカフェ、イベント会場から、地域や公共施設まで、幅広い場所で注目を集めるアーティスト。
ドローイングをベースに、ライブペイント、版画、映像作品、デザイン、演出など、その表現方法は多岐にわたる。
青森“ねぶた”が、アイデアの原点
majioさんが実際にイベントで制作した作品
このオリジナルランタンは、青森県出身のmajioさんが、いろいろなイベントで空間演出をしている際に、照明&アートで空間を彩りたいと“ねぶた”から着想を得て閃いた作品が原点。今回hinataの読者用に、簡単に創作できるようアレンジしてくれました。
オリジナルランタンの作り方
ではさっそく、majioさんに、オリジナルランタン作りの手順をレクチャーいただきましょう。
材料は全て100均。1個あたり300円程度
材料(全てダイソーで購入)
・瓶…大きさや素材はお好みで。今回は軽くて割れにくいプラスチック容器を使用
・LEDランタンクリスタル(単4乾電池別売り)…100均に色々な種類の小型ライトが売っているので、光量や電球色によってお好きなものを。
・半紙(清書用)…色紙でもOKですが、なるべく和紙のように光を通しやすいものがおすすめ。今回は、100均で手に入りやすい半紙を使用
・水性ペン…油性ペンでもOK
瓶など透明な容器と、容器に入るサイズのライトがあれば、あとは自宅にあるカラーペンや紙で作れます!
ステップ1. 半紙に絵を描く
縦が容器の高さ、横が円周の長さに半紙を切り、絵を描きます。発色の良い色を使い、できるだけ紙いっぱいに描くのがポイント。
ステップ2. 紙を容器にはめる
紙を容器に沿うようにまるめ、ふたの部分が下になるように、逆さまに敷き詰めていきます。
ステップ3. ライトを容器にイン
LEDランタンクリスタルの上部を取り外し、下のライト部分だけを容器に設置。この方が光量が強く、絵がきれいに透けて見えます。
完成!
ふたを閉じて完成です。今回使用した瓶型のプラスチック容器とLEDランタンクリスタルがシンデレラフィット!でした。瓶や容器より、中に入れるライトが小さければ問題ありません。
本格的な画材で作ってもらいました!
せっかくなので、本格的な材料での作り方も教えてほしいとお願いしたところ、希少な和紙にロウと染料で色付けするので、素人ではなかなか手に入りにくい画材なのだとか。手法も、ろうけつ染めとねぶたのロウ書きをかけ合わせた、独自のスタイルで行っているそうです。奥が深い!
オリジナルランタンと同じ手順で、majioさんが使っている和紙や画材で作ってもらいました。
より大人っぽい雰囲気のランタンのできあがり。
100均でお手軽に材料を揃えるのもよし。ときには紙や画材を色々と自分なりに変えてみるのも、新しい発見があり面白そうですね。
次回は、実際に子どもたちと材料を選び、キャンプ場でオリジナルランタン作りに挑戦します。どんな作品が生まれるでしょうか?お楽しみに!